浮遊城でも俺の青春ラブコメはまちがっている。   作:空奏葉

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ハチマン対ナイクついに決着。



それではどうぞ!


31話 〜決戦 ハチマン編 後編〜

HPは残り少なく、右足は部位切傷という状態で俺は勝つための術を考える。

 

奴の策略にはまってはダメだ、ユニークスキルでも、だめだ、これ以上くらう可能性を作ることになる。

 

確実に決める必要がある。

 

 

だが、チャンスはある。

 

 

 

「トドメだ!」

 

 

ナイクは再び突進してくる。

 

 

おそらくオリジナル・ソードスキルを使ってくるだろう。

 

 

だが俺はそれを今回は利用さしてもらう。

 

 

シュウィーン!!

 

 

 

敵は11連撃の突きをしてくる。

 

 

一度見たことのあるスキルだ、まだかわすことはできない訳ではない。

 

 

鋭い突きを紙一重でかわしていく。

 

シュン!!シュン!!シュン!!シュン!!シュン!!シュン!!シュン!!シュン!!シュン!!シュン!!

 

 

そしてラストの一撃が飛んでくる。

 

 

俺はこのチャンスを狙う。

 

 

ナイクの使うオリジナル・ソードスキル《イレブン・リニアー》のラストの一撃は最も威力が高く速い。

 

だがその分かわされた時のリスクも大きいのが分かる。

 

ナイクの全体重を乗せた一撃は俺の腹を軽く擦り空を切る。

 

さあ、ここからは俺のターンだ。

 

 

俺は剣をナイクの横腹に刺す。 グサッ

 

「ぐうぁ!」

 

俺はそのままナイフを出しナイクの右目切り裂く。

 

これで一時的に敵の遠近感を失わすことができる。

 

 

これでナイクは俺の攻撃をかわすことが難しくなる。

 

 

決めてやるよ。

 

”操者”《自己支配》

 

筋力 Level.7

 

 

オリジナル・ソードスキル!!

 

 

 

まあ、剣技だけじゃないがな。

 

 

 

《ナイフ・オブ・ギルティ》

 

 

俺は右目を抑えているナイクのアゴを体術スキル《剛脚》で蹴り上げる。

 

 

ナイクは高く上がる。

 

 

次に腰のナイフを落ちてくる限界まで投げ続ける。

 

自己支配で筋力を大幅に上げてるため威力は投擲スキルに負けない、そしてスキルじゃないためスキルによる反動を受けないため何度も投げ続ける。

 

 

グサッ!!グサッ!!グサッ!!グサッ!!グサッ!!グサッ!!グサッ!!グサッ!!グサッ!!グサッ!!グサッ!!グサッ!!グサッ!!

 

 

剣を鞘にしまい両手で投げる。

 

13連撃のナイフの雨はナイクというプレイヤーに被弾し痛々しい音がする。

 

 

 

 

 

「・・・くっ、」

 

 

 

弱々しく悲鳴をあげながら墜落してくるナイクに最後の一撃を放つ。

 

 

「これで終わらす。おまえが死んでも俺に罪はない」

 

 

最後に放つヴォーパル・ストライクを含めて俺のオリジナル・ソードスキルは終わる。

 

これで心臓を貫けばナイクは確実にHPが削られるだろうが俺は完全に殺す気だ。

 

 

ズキッ!!

 

 

僅かに右足に痛みが走る。

 

 

 

俺はヴォーパル・ストライクを止めずにそのまま貫く。

 

 

ズウアァー!!

 

 

右足に感じた痛みのせいで少し狙いが外れるが肩を貫きナイクは二度回転をし地面を転がる。

 

 

「はあ、はあ、、、。もうお前は左手を使えない。降伏しろお前の負けだ。」

 

 

 

俺は自己支配の反動の頭痛と目眩で頭を抑えつつ転がっているナイクに言い放つ。

 

 

ナイクのHPは肩を貫いたとはいえ、その連撃で残り1割のレッドゾーンにまて達している。

 

 

「・・・・・・参った。」

 

 

やはり死の恐怖によるものだろうかナイクは左手を押さえ膝を着いて俯いている。

 

 

流石に負けを認めているプレイヤーを殺すほど残忍ではない。

 

こいつは今までプレイヤーキルをしてないためまあ罪は軽いだろう。

 

「んあぁ、もういい、さっさと牢獄に行ってもらうがその前に一つ聞いておきたいことがある。」

 

 

「・・・・」

 

 

「お前らのリーダー、、、ケイトというプレイヤーはどこにいるんだ?」

 

 

「言うことはできない。」

 

 

「言わなきゃお前もケイトも殺すと言ってもか?」

 

 

 

「・・・・ケイトは優秀なユニークスキルを持っている。負けることはあり得ない。」

 

 

 

「ったく、、、」

 

 

 

口を割らないと踏んだ俺は転移結晶でナイクを牢獄に転送する。

 

 

 

ナイクはどこにいるんだ?

 

 

キリトか?ユキノか?アルゴか?

 

 

まあ俺以外の奴には護衛がいるから大丈夫だと思うが。

 

 

 

 

”全員無事でいてくれよ”

 

 

 

 

柄にもなくハチマンはそう呟く。

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

sideユキノ

 

 

護衛をつけフィールドにいると2人のプレイヤーに止められる。

 

「貴方たちは誰かしら?」

 

 

 

「ケイト、私一人で十分よ。」

 

 

「チナミ、負けそうになったら迷わずに下がるといい。」

 

 

 

「あら、貴方たちは質問に答えることもできないのかしら。やはりプレイヤーキルを行おうとしているお馬鹿さんには難しい質問だったかしら?」

 

 

 

「この女!!舐めないでもらえるかしら!!」

 

 

チナミというプレイヤーは細剣を持ち突進してくる。

 

 

本当に愚かね。

 

 

ビシュ!!ビシュ!!

 

チナミは足と腕を切られる。

 

「あれ?立てない。それに足が寒い。」

 

 

ユキノに切られたチナミというプレイヤーは転び立ち上がらない。

 

 

「どう?立ち上がれないでしょ?」

 

 

「どうゆうことだ?毒か?」

 

 

 

「ふふっ、チナミさんどうしたのかしら、私に一発もなにも出来てないわよ?」

 

 

「っく!」

 

 

「種明かししてあげるわ。」

 

 

「私のユニークスキルを教えてあげるわ。

 

私のユニークスキルは《凍結》。切った部位を一時的に動けなくする。ケイトさん、貴方のユニークスキルも教えてもらえないかしら?」

 

 

 

 

 

 

 

 

「すぐに分かるさ。」

 

 

ケイトは肩をすくめ答える。

 

 

「貴方には降伏してもらうわ。」

 

ユキノは刀をケイトに向ける。

 

ケイトは左手に金属の盾を右手には片手剣を握る。

 

 

 

 

「理想の世界を失わせさせない。」

 

 

ケイトは小さく”アカリ”と言う。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

今回の本編はここまでになります。

 

 

今からはオリジナル・ソードスキル(OSS)について説明したいと思います。

 

以後、OSSと略します。

 

えーまず、OSSの取得条件は70層にある、修行の館にてクエストを全てクリアすることでOSSを使えます。

 

所持数は1人ひとつで他者のプレイヤーからもらう際は自分のOSSを捨てる必要があります。

 

 

OSSは一定の時間の剣技を記録し威力を増大させてスキルとして使用できます。

 

まあつまり普通の攻撃よりは威力が高くなります大体ソードスキルぐらいの威力。

 

 

また、一度記録し登録すると録り直しができないです。

 

 

本編のナイクというプレイヤーがそれを利用し二刀流をしましたが、あれはまあ、ひとつしか登録できないという意味ではキリトの二刀流の劣化版のようになります。

 

 

記録時間は限られてるため頑張っても剣を使った攻撃は12連撃ほどしか録れません。

 

そうゆう面で差別化しています。

 

さらに言うなら、威力も二刀流のほうが高いです。

 

 

スキルコネクトも二刀流スキルにしか出来ません。

 

 

 

 

こんな感じでどうでしょうか?

 

 

ちょいちょい説明はしたいと思います。




ユキノの凍結のスキルの能力をついに宣言!!


そしてケイトのユニークスキルは一体!?


感想等待っています。

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