本文いきます。
護衛をつけてから2日目の朝
今のところ他の奴らも襲われたという話は聞いていない。
まあ俺は護衛つけてないんだけどな。
部屋にこもっておく事も出来ないので今日もレベリングに出かける。
何かあったときに助けにいけるようターゲットとされているメンバーは全員同じ層でレベリングをする。不自然にならないように最前層の中でもバラバラの散らばる事にする。
「じゃあ、ハチくん。気をつけてね。」
「あぁ、そっちも気をつけろよな。」
俺は中央街で別れを告げそれぞれのフィールドに行く。
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今日俺は《光景の林》にいる。見渡しが森よりは良く。襲われた時に対処できるようにしておく。
それにしてもこの場所にしてよかった。昨日は森だったから不意打ちされたやばいと思っていたが今日で良かった。
何故今日って分かったかというと俺の索敵スキルのおかげだと言えるだろう。
敵はやはり4人か、、、
「おいおい、そんなバレバレの尾行でバレてないと思ってたのか?」
俺の言葉で観念したのかゾロゾロと出てくる。
「俺になにか用か?ってまあ知ってるけどな。」
4人の中で忍者のように口を隠しているやつが他の3人に命令する。
「やるぞ。」
その途端4人の内2人がこちらに攻撃を仕掛けてくる。
2人の武器は両手剣と片手剣だ。
敵の数が多い分ユニークスキルを使って目眩頭痛なんかしてる暇はない。
が、殺されては元も子もない。
”操者”
スキルを発動している両手剣の方に操者をし、そのスキルを片手剣の方に当てさせる。
片手剣の奴は不意をつかれたのか思いっきり飛ばされ頭から木に突っ込む。
ドカァ!!
敵のレベルが高かったせいで操れはしたがリスクが少し大きい。
くらっ
目眩と頭痛で頭を抑える。
「うらぁー!!」
操り終わった両手剣の奴は今度こそ俺に斬りかかってくる。
「く、、うぅ、、」
目眩のせいで剣を受け止めずにかわすことに専念するが、体勢が崩れ地面にこける。
「今だぁ!!」
待機していた2人の内のリーダー格じゃない方が走ってくる。
武器は片手棍だ。
うぅ、よし、治ってきた。
体術スキルで片方の足を払う。
よし、
レイディアント・アーク!!
片手棍を持っているプレイヤーの腰から肩にかけて切り上げる。
切り上げられたプレイヤーは軽く宙に浮く。
俺は続けてバーチカル・アークを放つ。
「ぐぁー!!」
片手棍の奴のHPはレッドゾーンに入り降参したのか剣を置き膝をつく。
ヴォーカル・ストライク!!
一気に体を後ろに向け、立ち上がったばかりの両手剣の奴の心臓の位置を貫く。
HPは一気にレッドゾーンに入る。
「くそっ、ま、参った。」
こちらも勝てないと悟ったのか降参する。
ふぅ、後リーダー格のやつとさっきの奴は、、、、、、どうやら木にぶつかった時に気絶したようだ。
俺は3人を一箇所に集め、監獄行きの転移結晶で、転送する。
「さあ、さっきから全然動いてないけど、後はお前だけだぞ。降参するか?」
「するわけがないだろ。それにしてもお前は強いな。3人の猛襲を受けて全くダメージがないとはな。」
「はっ、ぼっちは観察力が高いんだよ。お前らの攻撃は威力はあっても単純すぎる。お前らPKに慣れてないだろ?」
「そんな事も分かるとは、ぼっちも侮れんな。」
「まあそんなとこだ。お前、名前は?」
ケイトだったら説得してみるか。
「??、、ナイクだ。」
違ったか。
「じゃあ、行くぞナイクとやら。」
「一度本物の前線のプレイヤーと戦ってみたかった。」
そういってナイクは剣を出す。
彼は短剣を使うようだ。見た目通り忍者のような剣だ。
な!?
彼は短剣を二本出す。ユニークスキルの二刀流を持っていないからスキルを使えないのに一体なぜ?
遊びのつもりか?
「これが俺のスタイルだ。」
だが、、、油断はできんな。
もっとバトルシーンを迫力のあるものにしたいと思います。
ハチマンっぽくするのが難しい。
感想等待っています。