浮遊城でも俺の青春ラブコメはまちがっている。   作:空奏葉

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どうも遅くなりました。

最近忙しいです。とほほ


本文どうぞ。


24話 〜彼らは悪魔に挑む〜

俺は今アスナに連れられて最前線の迷宮区にいる。

 

シュゥイィーーン!!

 

「くらえ!!」

 

シュゥイィーーン!!

 

「はぁぁーー!!」

 

 

パァンリィーン!!パァンリィーン!!

 

 

はあ、はあ、しんどい

 

 

「最近Mobが強くなってきてるね。」

 

 

その通りだ。最近のMobは今まで以上に動きのパターンが増えてきた。

 

頭が良くなってきてるのか、作戦をたててくる奴もいる。

 

 

「あぁ、そろそろボス部屋見つかる感じだな。」

 

 

「そうだね。」

 

 

マッピングが大分終わっていたのでそろそろ見つかるはずだ。

 

そんな話をしながら歩いていたら、どデカイ部屋の扉が目の前に広がる。

 

見てるだけで退きそうになる。

 

「どうする?少し見てみるか。」

 

「う、うん少しだけね。」

 

 

情報が少しでも有りたい俺たちは姿だけでも見ようと扉を開けることにした。

 

ギイィィィィ

 

 

重たい扉をゆっくりと開け中を確認する。

 

ボォ!

 

部屋の光がつき中心にいるボスの姿が見える。

 

まさに悪魔というべきだろう。

どデカイ剣を持ち立っている姿に呆気をとられる。

 

「グゥワァァァーー!!」

 

 

名前を確認する。

 

ザ・グリーム・アイズ.....か。

 

 

「きゃあぁーー!!」

 

「....え!?」

 

グイッとアスナにフードを捕まれ引きずられていく。

 

どんな攻撃するか見たかったのに。

 

アスナに言おうとしたがあまりに必死に走っているため恐らく話を聞かないだろう。

 

 

俺は力を抜き、アスナにただ引きずられていくのだった。

 

迷宮区の入り口にきた辺りでアスナはようやく落ち着く。

 

「アスナ、ちょっとビビりすぎ。」

 

「だって怖いんだもん。」

 

 

だもんって可愛いな。

 

「あれ?ハチマンじゃないか。」

 

俺とアスナのもとにキリトが近づいてくる。

 

どうやらキリトとクライン率いる風林火山というギルドで共に攻略しようとしていたらしい。

 

俺はさっき会ったことを話し、マップを二人にも送る。

 

「アスナのこのビビり様だ、対策はしっかりしないとな。」

 

俺とキリトは攻略に必要な人数や作戦を少し話合う。

 

 

すると後ろから集団で歩いている連中がくる。

 

あれは、アインクラッド解放軍か。

 

その中の隊長らしき奴が俺たちの所へくる。

 

「我々はボス部屋を探している。マッピングが済んでいるなら是非分けて欲しい。」

 

こいつら挑むつもりか?

 

「ボスに挑もうとしているならよしとけ。

全滅するぞ。」

 

「我々に敗北はない!!」

 

 

おぉう、どこからくるんだその自信。

 

まあ渡すのもまた一興か。

 

「いいぜ。渡してやるよ。」

 

「おい、いいのか?苦労したんだろ?」

 

クラインが反論するが構わない。

 

「別にいい、こいつらも自分の実力ぐらい分かってるだろ。」

 

「なんだと貴様。それは我々に対する挑発か?」

 

「はいはい、渡してやったんだから、どっか行け。」

 

 

一応貰った側なので、特に文句は言えないのか舌打ちをして迷宮区に入っていく。

 

 

「ハチくん、やっぱり心配だよ。あの人たちきっとボス部屋に入るよ。」

 

 

まあ俺は別にいいけどな。

 

アスナが心配そうな顔をしているのを見てられない。

 

「分かったよ、ついていくか。こっそり。」

 

 

はあ、マップ渡すんじゃなかったな。

 

 

後ろからついていく。気づかれないように遠くからだ。

 

 

うわぁーー!!

 

 

悲鳴が聞こえた。

 

「まさか、部屋に入ったのか?皆んな急ぐぞ。」

 

キリトは先に走っていく。

 

 

俺たちも後を追いかける。

 

 

扉が閉まっているのを開け中に入るとその光景は映る。

 

軍の一人がこちらに飛んでくる。

 

さっきの隊長さんだ。

 

「そんな、、、馬鹿な。」

 

パァンリィーン!!

 

 

目の前で消滅した。

 

以外だったのがこいつが消滅しても全く動じなかったことだ。

 

 

俺はいつからなにも感じなくなったんだろうか。

 

 

「いやぁーー、!」

 

アスナが走ってボスに突っ込んでいく。

 

 

「ア、アスナぁ!!待て。」

 

俺も後を追いかける。続いてキリト、クラインもボスに挑む。風林火山は援護を呼びに行く。

 

「キリト、援護頼むぞ。」

 

ノヴァ・アセンション!!

 

片手剣のなかでもトップクラスのスキル。

 

怒涛の10連撃を放つ。

 

が、敵は怯む様子を見せずに逆に敵の一振りで蹴散らされる。

 

つえーな。

 

 

その後10分間死闘を続けせるが。

 

段々とこちら側がおされていく。

 

 

俺も疲れてきたせいで集中力が・・・

 

「きゃあ!!」

 

アスナ!?

 

アスナが

 

倒れこんでおりグリームアイズがスキルを構えている。

 

 

はあはあ、させない。お前なんかに俺の本物を奪わせわさせない。

 

”操者”

 

俺はボスと離れている分、力を込めて操者を使う。

 

止まれぇ!!

 

グリームアイズは僅かに止まる。

 

さすがに行動を止めることは出来ても。操るのは出来ないか。

 

アスナは止まった間にボスから離れる。

 

「ありがとうハチくん。」

 

「気にするな。・・・・っぐ。」

 

激しい頭痛と目眩がする。

 

これはなかなかキツイな。

 

「ハチくん大丈夫?」

 

 

大丈夫だ。アスナだけは守る。

 

まあ、言わないが。

 

 

「大丈夫だ・・・多分。」

 

「ハチマン、少し耐えてくれ。」

 

「あれするのか?」

 

「あぁ、」

 

「あれってなんだよ?」

 

そーいや、クラインとアスナはまだ知らなかったな。

 

今は答える時間がない

 

「時間稼ぎをするぞ、10秒でいいか?」

 

「あぁ、頼む。」

 

10秒というのは短く感じるが。その間、キリトという大きな穴ができ、たった3人でボスの相手をするのだ。これは結構キツイ。

 

俺は攻撃はせずに敵の大剣を弾くことに専念する。

 

アスナにターゲットを向けようとしたら攻撃をしこっちに向けさせる。クラインも同様にな。

 

 

「ハチマン、助かった。行くぞ。」

 

キリトがようやく準備ができたようだ。

 

手には二本の剣を握っている。

 

キリトのユニークスキル《二刀流》だ。

 

「はあぁ、!!」

 

キリトの超連撃で目に見て分かるようにボスのHPが減っていく。

 

 

やるなキリト。なかなかの火力だな。

 

 

「スターバースト・ストリーム!!」

 

 

キリトは16連撃のスキルを放つ。

 

最後に強く刺す。

 

しかし、ボスのHPは全体の5%ほど残っている。

 

キリトは反動で動けない。

 

 

まずい!!

 

 

グリームアイズはスキルを放つ準備をしている。

 

 

あれを使うか・・・。

 

 

 

 

 

”操者”スキル《自己支配》




ハチマンの使う自己支配とは!?

皆んなを守れるのか!?

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