今回は葉山vsキリトのバトル前編ってところです。
sideシャド
まさかキリト君と戦うとは、、、
勿論、殺せば攻略に支障が起きてしまうが、殺される訳にはいかない。
なんとかして逃げ出したいものだな。
sideキリト
〜恩恵の林〜
まさかこんな所で《シャド》に出会うとは思わなかった。
顔はさっき飛んできたアルゴからのメッセージで確認したから間違いないだろう。
こいつは何人ものプレイヤーを殺してきた。
そう思うと許せなくなる。
なぜこんなデスゲームの中でそんな感性を持つことができるんだ?こうゆうやつのせいで悲しむプレイヤーが・・・
「うあぁーー!!」
俺はシャドに向かって走りだす。
二本の剣を使い連撃をするが思っていたよりも強い。
ちなみに俺はユニークスキルを60層で手に入れた。
《二刀流》それが俺のユニークスキル。
二本の剣を持ちスキルを放つことができる。
種類は2つ
片手剣スキルを片方で行いスキルが終わるタイミングでもう片方の剣でスキルを放つ”剣舞連携”
もう一つは、”二刀流”という同時に二つの剣を使うスキル。
このユニークスキルによって攻撃力は単純計算で倍になる。そして、剣舞連携は隙が少ない。
超攻撃的スキルだ。
くらえぇ!!
俺はホリゾンタル・スクエアを右と左で交互に発動し合計8連撃の剣技をするがシャドは冷静に捌いていき、一発掠っただけだった。
「キリト君、君がユニークスキル持ちだったとは知らなかったね。次はこっちからいかしてもらう。」
シャドは腰のポーチから投擲用の杭を投げてくる。
シュウン!!
杭は赤いエフェクトに包まれ徐々に形が丸くなっている。
形が変わった!?
俺は剣を盾代わりにし謎の球体を防ぐが・・・
ドォカァーン!!
その球体は爆発し俺は飛ばされ木に背中を打ち付ける。
どうゆうことだ?
シャドは続けて3つの杭を投擲してくるが再び球体へと形を変え飛んでくる。
俺は急いで回避をするが再び爆風で飛ばされる。
「なんのスキルだ?、、、お前もユニークスキルを持っているのか?」
「・・・・あぁ、そうだよ。」
一体何のスキルなんだ?
爆弾製作か?
考えられるものは少ない。
俺はシャドに向かって走る。シャドは杭を投げるが今度は変化をしない。
今だ!!
俺は《体術》スキル ”飛脚” で一気に間合いを詰めて二刀流スキル ”シグナス・オンスロート”を放つが・・・
カキン!!、、、パァンリィーン!!
俺はさっきまでなかったはずの盾によってスキルを防がれていた。盾は消滅したが俺はスキルの反動で動けない。
なんでだよ!?
俺はなす術なくソニックリープで斬られる。
「カアァハッ!!」
これのHPは残り5割。ちょうど半分。
「はは、なんのスキルか教えてくれないのか?」
本当に強いスキルだ、未知が故に対策が練れない。
「教えてもいいけど、キリト君。君のも教えてほしいな。」
「・・・・はあ、二刀流。それが俺のユニークスキルだ。」
「僕のユニークスキルは《錬金術》。大体の想像はつくだろう。」
錬金術!?それで、杭から爆弾を作ったりしていたのか。
「さっきの盾は?」
「そうなんでも言うわけがないだろ。」
やはりそう簡単に言わないか。
盾のトリックと錬金術の対策を考えながら少しでも聞き出せれるように話を続ける。
sideハチマン
俺は今焦っている、どこだ?どこにいるんだ?
葉山隼人はどこにいるんだ?
俺はアルゴから送られたメッセージに添付されていた葉山の写真を再び見る。
どう見ても葉山だ。
ユキノも葉山が来ていることを知らなかったのか?
ピコンッ!!
再びメッセージが届く。アルゴからだ。
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シャドの居場所が分かっタ。
どうやら62層の恩恵の林らしい。
それで今のキー坊の場所をフレンド追跡で見たら同じ恩恵の林にいるんダ。
もしかしたら、戦う可能性もあル。
ハチ、お前もそこに行っテきてくレ。
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なに!?
キリトと葉山が同じ場所に・・・
もしキリトがさっきのアルゴのメッセージを見ていたら戦うのは避けられない。
俺もフレンド追跡を見てみるとキリトが、恩恵の林にいるのが分かる。
「アスナ、クラディールの処罰は任せる。俺は62層に行く。あとは頼んだ!!」
「ちょ、ハチくん?」
俺はアスナの呼び止めをスルーし全速力で恩恵の林に向かって走り出す。
頼む、間に合ってくれ。
始まってしまった、葉山vsキリト。
止めなければいけないもののために八幡は走る。
間に合うのかー!!
てか、葉山のユニークスキルは強いわー!!
感想等待っています。