憑依でチート特典付の大日本帝国だけど・・・。   作:konndou

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今回はクロス先募集に書かれたこの作品です。

自分も個人的に好きな作品だったので書きやすかった。

あと、書きやすかったので次回もこの作品でもう一本書きます。
ただし、完全に最後までネタオンリーですが


番外編『単発ネタ 魔弾の王と戦姫』その1

 

テナルディエ近衛「あれ?陛下まだ生きてる。ガヌロン山本毒盛ってないのか?」

 

ガヌロン山本「そりゃ原作前だし」

 

ボードワン(宰相)吉田「時期的原作の少し前みたいだ。丁度原作最初の出兵計画の書類が上がって来た」

 

「「ほ――」」

 

陛下陛下「扱い酷くね?、と言うかテナルディエ近衛とっとと反乱起こせ。原作始まんねーだろ」

 

テナルディエ近衛「陛下陛下。それは酷いでしょ流石に。てかそれがガチなら俺が毒盛るぞ?」

 

ガヌロン山本「あ、ゴメン。俺普通に人間だからコレ原作版じゃなくてアニメ版だわ」

 

ココでまさかの事実が判明。

てかそれだと内乱以降どうなるのか完全に謎じゃん。

 

 

補足:『魔弾の王と戦姫』ですが原作文庫版とアニメ版では重要設定の有無の変更が有り、その結果、アニメの最終回後を原作通り進めるのは無理な状況となっています。

 

 

その結果可能な限り原作知識を有効利用する方向に話は進み

(有効利用であり原作通りでは無いのはテナルディエ近衛が頑張って方針変換した)

 

その結果裏でボードワン吉田が色々裏方仕事をしつつもまずは原作の最初、『ディナントの戦い』に挑む事と成るが・・・。

 

 

「で?どうする?ティグル様捕まるように頑張る?」

「でもそれだと大敗だぞ?アカンやろ」

「そもそも勝とうにも勝てる気がせん。俺らだぞ?」

「安心しろ。そんな事もあろうかと勅でロランを騎士団ごと呼んだ」

「このアホ国王。隣の国の国王よりもアホになったか。ロランが守ってる国境線の防衛どうすんだよ?」

「アホ言うな。問題ない、原作でも暫くは大丈夫だった」

「うわぁ」

「あと一応ロランと近衛と山本の3人が居る事態で他国には抑止力になるらしい」

「うわぁ」

「ないわー」

「知らないと言うのは素晴らしい」

「うん。と言うかティグル様捕まるの自体アカン。アウトな。お前ら忘れたか?ティグル様をとっとと王にして楽隠居するの」

「そうやった」

「でもティグル様捕まらんと原作が「げ」位になりかねんぞ?」

「お前ら馬鹿だな―。ティグル様が捕まるんじゃなくてティグル様『が』捕まえればいいんだよ」

「おい」

「良いやんか。戦姫捕まえれば武功だし、メインヒロインゲットだし」

「まぁ確かにその内捕まってくっ殺なるけど、流石に捕まるのが早過ぎると思います」

「その内が原作何巻分先の内容だよ」

「くっ殺は今は良い。どうせ捕まえたらティグル様に褒美でエレン下賜するし。後はティグル様に丸投げすれば問題ない」

 

 

と言うティグル様に武功を稼がせとっとと王位につかせ自分達は楽隠居するために『エレオノーラ捕獲作戦』が実行に移される事と成った。

 

 

その結果・・・。

 

 

 

 

 

『ディナントの戦い』

 

ブリューヌ王国とライトメリッツ公国との戦い。

 

ブリューヌ王国は総大将にテナルディエ公爵、副将にガヌロン公爵を置き、その他諸侯に王国騎士団も複数動員しライトメリッツ領へ進軍を開始した。

その兵力も6万を超え、『黒騎士』の異名を持つロランを筆頭としたナヴァール騎士団を始め精鋭も複数参加していた。

 

それに対してライトメリッツ公国は兵力を総動員しても敵総兵力の10分の1程度。

籠城策もこの兵力差では意味を見出せず、公国領内に敵の侵攻を防ぐ意味も含め野戦を選択した。

 

なお、このブリューヌの本格侵攻を前にライトメリッツ側は普段は仲の悪いオリミュッツ公国やジスタート本国に増援を要請してはいたのだが、オリミュッツはテナルディエ公爵との関わりの所為で板挟みとなってしまい動けず、ジスタート本国に至ってはブリューヌの情報かく乱にまんまと引っ掛かり、原作の兵力よりもやや少ない程度と言う虚報にまんまと引っ掛かり、ライトメリッツの使者に嫌味を言って帰らせるだけであった。

 

その為完全に孤軍状態のライトメリッツ公国であった上に戦いでも『 原 作 知 識 の 所 為 で 』奇襲が完全に読まれており、突撃を敢行するも逆にそのまま半包囲されてしまい退路もナヴァール騎士団に塞がれ完全に包囲、飛び道具(弓以外)での包囲殲滅の目に合うがエレンが包囲網の一部を崩すことに成功し辛くも全滅こそ免れはしたもののライトメリッツ本土に帰還できた兵は出撃時の10分の1以下であり、その中に公主エレオノーラの姿は無かった。

 

 

 

 

その後・・・

 

【ブリューヌ本陣】

 

エレン(捕縛状態)

 

 

「どうだ!銀閃の風姫。我が『ブリューヌ軍のエース』ティグルヴルムド・ヴォルン伯爵の力は」

「ハハハ。声も出んか、我が国『最強の勇者』ティグルヴルムド・ヴォルン伯爵の力を目の当たりにして」

「そうだろう。『貴様を倒した』男だからな」

 

「「「ハハハハハ」」」

 

 

 

てぃぐる様「(おい馬鹿ヤメロ)」(^q^)

 

やったぜ!ティグル様大活躍だ。アルサスの皆も大喜びだ。

(実際、殿のエレンを落馬させ→気絶→捕縛したので言い逃れもできない)

未来の嫁さんも熱い視線を送っているぞ(白目)

ん?できれば関わりたくない?

残念。既に君に下賜されて君がお世話することが決まっているのだよ。

ほら周りを見たまえ、部下も大貴族にここまで自分の主が評価された上にココまでの武勲を挙げた事に号泣しているぞ。うん。亡き先代にもいい報告ができるとの事だ。

ただ、バートラン?お前の主様すさまじく顔色悪いの気がついてやれ。

 

 

 

 

 

 

ディナントの戦いの後休息再編を行ったブリューヌ王国軍はそのままライトメリッツ公国全土を平定した。

公都において残存兵力と共に離脱できたリムアリーシャ率いる一部の兵が抵抗を試みたがエレオノーラの無事と地位の保証が約束されていた為に降伏した。

 

 

この一連のディナントの戦いから始まる対ライトメリッツ戦。

通称『ライトメリッツ戦役』は結果としてライトメリッツ公国の錦をブリューヌ王国へ変えると言う結果で集結した。

その結果如何に戦姫の治める各公国にかなりの裁量を与えているとはいえ完全にやらかしてしまったジスタート王国はその威信を大きく傷つける事と成り、ライトメリッツ奪還へと動き出しブリューヌ王国も当然迎え撃つべく動き出すのであった。

 

 

戦いは未だ終わりを見せないでいた。

 

 

 

 

 

因みに我らがティグル様は嫁の機嫌がすこぶる悪いのでそれを宥めつつデレさせるのに忙しくそれどころでは無かった。

 

なお、飛び道具が投石だったこともありライトメリッツ兵が鎧をちゃんと装着していた為負傷者多数成れど死者が其処まで出無く捕虜として丁重に扱われていたので何とかなった。

今ではフラグを構成しつつ良好な関係となっている。

 








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