憑依でチート特典付の大日本帝国だけど・・・。 作:konndou
初めてこの話を読む方は昔ここら辺に「蒼海の世紀編があったんだー、へー」位で多分大丈夫な筈です。
『楠叙動乱』
後の世で、\(^o^)/(楠叙人の頭の内部)や、ヴェラヤノーチ(キリル3世)に転生すれば最悪もっと南下で虐殺プレイなどと評される楠叙動乱であるが動乱の原因は分かりやすい物の、中身は失笑な物であった。
始まりは旧楠叙領。今で言うヴェラヤノーチの南下で分捕られ重税で地獄な地域であった。
人々は明日の食料と自由のために立ち上がり、それは旧楠叙領全域に拡散したのだが・・・。
何故かココで栄光ある楠叙人が――とか、神聖な楠叙領から―――と、なんか変なのが早々に加わってきて可笑しくなった。
これは純粋に楠叙王朝が自領奪還や列強からの影響力排除を狙って要らん茶々を入れたのだが、その代償はあまりにも重かった。
まず、明日の自由と飯の為に立ち上がった楠叙人達は問答無用でぶっ殺されるか、鉱山送りにされた。
コレはかつての対日戦(間違ってもヴェラヤノーチ人は対津戦とは言わない)で荒廃した土地の自国民を豊かな土地に移住させるべく、コレを機に原住民の排除を行ったからである。
なお、この排除は徹底されており、文字通りにこの地がヴェラヤノーチになったほどであった。
そしてこのヴェラヤノーチの大虐殺の死傷者であるが、現在に至ってもその数不明である。コレはぶっちゃけヴェラヤノーチが殺し過ぎた上にその数など数えていないのもあるが、この地より逃げてしまった人間も多い為にその所為で分からない物もある。
ただ、逃げた人間がみな生きているとは限らないが・・・。
因みにだがこの時、時の津島皇国外務省が外国の情報等や軍の諜報員からの情報を纏め、津島皇国軍部と検証した結果、まさかの最悪だと軽くスターリン越えしていることが判明し。
大本営
「スターリン超えたwww」
「ショタ帝政国家なくせしてクソ紅い(笑)」
「500万人程度誤差マジでをやるとは」
な感じで余裕ぶっこいてたのに対し、
津島皇国は数年前の戦争であれだけ国家規模で痛めつけられたのに、これだけする余力が数年で普通にあるのかと震え上がっていた。
と爆笑の大本営とは正反対であったのが楠叙上層部。
そう、まさかのヴェラヤノーチがこの楠叙人の蜂起を口実に首都にまで迫ってきているのであった。
一部はこの状況で別の意味で大爆笑しているが、現在首都では皇帝から下民まで大混乱であった。
後に分かった事であるが、何せこのヴェラヤノーチの南下の目的が楠叙北部のヴェラヤノーチと隣接している領土の割譲と、首都での略奪を目的にしていたものであったから。
そしてこの時、時の皇帝は一つの決断をした。
「他の列強に助けを求めるべし」
メンツやらを気にするこの国の皇帝としてはこの状況下とは言えこの決断が早期に出たのは奇跡であろう。
だが、ココで悲しかな。ここで中華クオリティーが発揮されてしまう。
一言で言えば。
「うん。この状況下で国際社会や列強に助けを求めるのは良いだろう。でもさ・・・。他国の軍隊を無条件で国内に入れて自由行動「おkだお」はアカンだろ」
当然ながらどこぞの正義の味方の如く楠叙を助けるはずも無く。
楠叙を助けに!いざ!の掛け声のもとに、自国民保護と自国権益の保護に邁進した。
そして楠叙の首都が業火と略奪と奴隷狩りでこの世の地獄となり、ヴェラヤノーチ隣接領がヴェラヤノーチ色に染まっていき、各種列強利権の地域が地域ごと他国にされ、挙句の果てはヴェラヤノーチ以外の隣接列強も領土拡張を始めた頃、各国からすれば堪った物では無い情報が入って来た。
『津島皇国領リャオトン半島にて暴動発生』
「おい馬鹿!津島皇国はどうでも良いが、下手すりゃ―日本が来るじゃねーか!?」
と、列強上層部は各国ともそんな状態であった。
なお、首都を抑えたヴェラヤノーチは「とっととリャオトンの止めろ!」と必死であったが皇帝以下既にムリポの状態にまでなっており、キレたヴェラヤノーチの司令官に皇帝一同、利用価値がありそうでだおとっておいた人間が皆殺しにされる事に成るがそんなのは些細な問題であった。
そして反津島がその場のノリで火が付いたリャオトン半島であったが、当然ながら現地の津州人を保護するべく早々に津島陸軍がやって来た。
しかもおまけで日本海軍まで連れて。
なお、大日本帝国海軍は「当然誰かさんには無断で」横須賀や呉等で暇にしていた艦で艦隊を編成し派遣した。どう考えても過剰兵力。
なお
「おい、旗艦どうする?」
「今回空母使っておkらしいけんうちの嫁やろ?」
「ハァ?!俺の嫁の方やし」
「ハァ?!」
「アッ?!」
「馬鹿言え。退院したばっかでキツイけん今回は正々堂々じゃんけんで決めるぞ」
「先に3回勝った奴ので行くぞ」
「最初はグー!からな」
「「「・・・・」」」
「「「最初はグー!じゃんけん―――
なお、勝者近藤。
同時にこの艦隊の運用で苦労するのも近藤。
長門型2
史実1,2,5航戦
護衛の水雷戦隊
津島皇国陸輸送の輸送艦群
その護衛の駆逐隊
そして近藤が苦労してたどり着き。海と空と陸で無双をリャオトン半島で始めたのだが、ココで蒼海決戦の各国すら予想だにしなかった事態が発生した。
『津島皇国にて内乱勃発』
数年前の内乱の残り火が再び燃え上がった。