憑依でチート特典付の大日本帝国だけど・・・。   作:konndou

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今回から2です。

ゲート、ゼロ使のアンケート答えてくれてありがとうございます。
まだまだ、書いてくれて構いませんので皆さん良ければ書き込みお願いします。

ではどうぞ。






第三十四号「ガッセナール挙兵」

「まさかまた再集合する事に成るとは思わなかったな・・・」

はははと苦笑いする義勇軍第3中隊第7小隊の面々。此度のガッセナール家の反乱で義勇軍が再結成させ解散して2年経っていないので先の帝国戦と同じ感じで編成されているが。

 

「まさか再結成されるとは思わなかったな。確かに」

 

「まぁ殆どメンバー欠けてないの内の小隊だけですけどね・・・。」

 

「仕方ないだろ。戦後に故郷に帰った連中も多いからな。俺たちみたいに直ぐ集まれる方が可笑しい」

 

「居ないの海外に居るロージーさんと産後で戦闘不能のアリシアさん、北部に居るザカさんだけですもんね」

 

「実際はアリシアは戦闘は厳しいからバーロットの補佐やってるし、ザカの奴も明日にはココに戦車付きで着くからな。居ないのはロージーの奴位だ」

 

「ロージーさん来れないんでしょうか?」

 

「難しいな。ロージーが歌手として売れて戦場に出にくいだろうと言うのを置いて、現状ガリアに戻ってくること自体がかなり大変だ。」

 

「そんなに混乱しているんですか連邦?」

 

「みたいだね。まぁ連邦首都が消滅して連邦加盟国のトップとかが死亡とか混乱しない方が可笑しい」

 

「何が有ったんでしょうか?」

 

「分からないな。帝国でも首都で何かあったみたいで、混乱しているみたいだし」

 

「うーん。まぁここまで第7小隊の面々が集まれているだけ感謝しましょうよ」

 

「そうですわね」

 

「だろうな。実際戦闘できるだけの人間居るの1・2・6・7だけだからな」

 

「第3・4・5はそもそも他に小隊に兵やって欠番状態ですしね・・・」

 

「そして、現状、戦闘可能なのはうちと第2だけだ。他の2つはもう少し訓練とかで時間が掛かる」

 

「はぁ、どうしてこんなことに・・・」

 

「ぼやくな。そもそも隊長だって一波乱は有るかもとは思ったが、義勇軍が編成される事態になるなんて予想できなかったんだ」

 

「帝国、連邦はちょっかい出せ無さそうなのに・・・」

 

「ある意味俺たちが編成されてる理由『帝国』の所為だがな」

 

「ガッセナールが強気な理由を考えるべきだったな・・・」

 

「こう考えると戦中から繋がっていたんだろうな・・・」

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 

 

 

 

征歴1937年1月

ガッセナール家反乱 『ガリア内乱勃発』

 

ガッセナール家当主、バルドレン・ガッセナールが長年に渡り自国民を騙し続けた事、先の大戦での大公家の指導力の無さ・傀儡ぶり、貴族の腐敗の深刻さ、重ねそれを抑えられない大公家に対して力なき王は不要としランドグリーズ家の排除、ガリアの革命を目指し政府に対して挙兵。

 

【原作と違い挙兵の時点でギルベルト・ガッセナールが息子のバルドレン・ガッセナールに正式に伯爵家を相続させておりバルドレンがガリア革命軍の総統である。コレはバルドレンが日本と密接、先の戦争で自領の南部で名を馳せた為にギルベルトが息子に当主の座を譲っている。

そして、革命軍の目的も違う。原作ではダルクス人のランドグリーズ大公家排斥、ダルクス人浄化だが、この世界では無能な連中の排除が目的に成っている。

その為、原作とは違い貴族の味方はかなり少なく、反乱の規模も原作よりも反乱当初はかなり小さかった】

 

その為、当初は名門貴族の地方反乱程度の認識だったがすぐさま認識を改める事に成る。

原作とは違い貴族の味方は少ないが居ない訳でなく、味方したのも有能な物と、本当にガリアの未来を憂いている物なので結束はかなり強固な物であったし、バルドレン旗下自体が日本装備の精鋭だったので反乱討伐軍は迎撃に出たオドレイに対して完膚なきまでに叩きのめされた。

そして、反乱討伐軍は敗退すると南部方面軍が各所で反乱に参加しガリア革命軍に合流した。

コレはバルドレンの戦中の南部戦での名声と、戦後に南部方面軍総司令官に成った事が大きい。

南部方面軍総司令官に就任は北部、中部の士官の人的資源の損害がヤバい域だった所に日本が賄賂送ったのが大きい。

そして、人的資源の損害がヤバいにも関わらず上層部は腐敗しているので南部からの北部、中部への移動した人間は能力よりも自分の言う事聞くかが優先であった。

 

そんなのを優先的に南部から引き抜いた結果、南部に残ったのは自分達の言う事を聞かなそうな司令官とそのお供達と成ったが、見方を変えると戦中にバルドレンが引き抜いた有能な人間、北部・中部で弾き物にされ島流しにされた人間、有能な指揮官目当てで南部に配置換え希望を出し南部に来た人間、バルドレン直属、オドレイ直属、ネームレス、南部司令部直属とバルドレン派閥の温床と成ってしまった(笑)

 

その為討伐軍はバルドレン派で無い人間ばかりでオドレイが南部の反バルドレン派を壊滅させると各地でバルドレン派が反乱を起こし革命軍に流れて行った。

流石にこの事態にヤバいと感じた政府は中部方面軍に総動員を掛け南部の侵攻を防いでいる。

と言っても首都は地の利で何とかなっているが革命軍と正規軍が戦闘をすると突発的な戦闘、小規模な物も合わせると正規軍の勝率は1割に届かない有様であり、まさに肉壁で侵攻遅らせている状況である。

因みにこの間に南部はほぼ陥落。

南部に居た貴族は無能な物は処刑されまくっている。と言うか捕まえた貴族家は50を超えるがバルドレンが助命を許したのが僅か3家。腐敗ぶりが良く分かる。

因みに捕まった貴族は大部分は『ハッハッハ、ガッセナール家の反乱なんか長続きする訳ねーじゃん?逃げる?馬鹿じゃね』で3家は領民捨てて逃げれるか的な感じである。

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

そして、ガリア(政府)に予想外の情報が入る。

 

日本が裏切って、革命軍に付いた。

 

そもそも味方した覚えはないが簡単に説明しよう。

日本の大使が、南部軍が離反しが革命軍に合流し始め慌てて居た所にやって来た。

簡単に言えば

 

「ガリアに協力しましょうか?」である。(因みにガリア政府とは言っていない。)

 

政府はこの来援に大喜びで即答した。

日本の大使は『では本国に伝えます』と言い大使館の人間を全員連れて帰国して行った。

そして、勝ったなと調子乗ったガリア政府は北部方面軍に総動員かけたりはしなく、中部方面軍に死守を命じた。

 

そして、日本の大艦隊、大輸送船団がガリア領海に侵入し、護衛のガリア海軍艦隊を漁礁に変えてガリア革命軍の支配下の港に入港した。

『あるぇ――――』

 

どういう事だと慌てたガリア政府だが確かめようにもガリア政府の支配域に日本人は1人も居らず、後日戦場に出て来た日本軍からの攻撃でようやく敵だった事を納得した様だ。

因みにガリア艦隊攻撃の時点で宣戦布告していたのだが、艦隊の通信手は死ぬまで気が付いておらず、宣戦布告書もガリア政府の外交書類の中に埋もれていたと言う呆れて物も言えない状況である。

 

そして、暫くだまし討ちだーとガリアのアホ共が騒いでいたが、バルドレンは冷静に宣戦布告文書を上に言い忘れて誤魔化しているか、無くしたかだろうと思っていたので無視した。

 

 

慌てた政府は急ぎこれ以上の日本の支援をガッセナールに行わせないように通商破壊、海上封鎖を行うが、ガリア海軍の戦闘行動が本来通商破壊でまさにガリア海軍のお家芸であるが相手が悪かった。どちらかと言うと陸軍国な為に海軍は装備の更新が遅れており艦数もそこまで無い。

 

一般的な巡洋艦のスペックが

全長 174m 全幅 24.6m 排水量:12,000t 最高速度 35ノット

武装 30.5cm単装砲塔2基20.3cm連装砲塔1基副砲4基

とかなりしょぼい上にどう考えてもこの装備からして三景艦やガンクート、ネルソン級、バージニア級臭が凄い。

一部の艦は奮戦したが輸送船に打撃を与える事無く輸送艦の護衛の金剛型、高雄型戦艦、潜水艦に漁礁に変えられ最早作戦行動すら取れないまでに叩きのめされた。僅か1月足らずである。

 

 

海軍が頼りに成らないので大急ぎで大西洋連邦に救援要請を送ったが向うは向うで大混乱であった。

なにせ連邦首都が消滅し連邦議会に出席していた各国首脳陣、高官が皆死んでしまい各国大混乱であった。

軍は帝国に対しての優勢だったがこの非常事態に進撃など出来ず、戦線の構築と帝国の逆襲対策に大忙しである。

対する帝国も首都が消滅し皇帝が死亡。

醜い後継者争うが勃発した。

まぁこの騒動は元凶は日本だけどね。

連邦が横やり入れれない様にしてやった。

いや、しかし帝国で皇太子が生き残るのは予想外だった。まさか帝都に居ないとか・・・。

まぁ連邦も帝国も各国で主導権争い、と後継者争いが忙しくてガリアの内乱にて出す余裕ないから良いか。

いやー制空権、防空戦とかの概念無いから首都に水爆落とすの超簡単だったわー。

 

さて、ガリアは連邦からの援軍が望めないので焦った。その頃には海軍も壊滅しており海外脱出も厳しい。

ケツに火が付いたのか大急ぎで北部方面軍に総動員を掛け、義勇軍を編成した。

内乱なのに義勇軍?とも思うが日本も居るからゴリ押しで編成したがどうなる事やら・・・。

 

 

 

 




koikoi様の感想の返信 

壱代様とコーデリア姫は日本に対してどの様に思っているでしょうか?
義勇軍とネームレスのこの世界での戦後が気になります。
帝国の今の心境が気になります。(特にマクシミリアンの兄)

A、壱代様は強力な同盟国、津島皇国の人間とも人種、文化的に近いので基本好感的です。
(後、両国の皇室間で婚姻の話も進んでいます。)
コーデリア姫も情けない自軍に代わりこの戦争での協力に感謝する声明を戦後出して居ますが実は戦後から日本はとんでもない事しています。(南部)

義勇軍は解隊されたので大抵の人間は原作通りの戦後を送っています。
ネームレスは現在再編中です。グスルグが抜けたり退役した人間も居る為。
なお、戦後半年ほどでバルドレンが南部ガリア軍に引き抜きます。
2ではガッセナール側、ガリア革命軍で参戦します。
ネタバレですがエイリアスはこっち側ですし、リエラもコッチ、アリシア戦闘不能。
・・・。
正規軍と義勇軍詰んでね?

帝国はマクシミリアンの馬鹿たれの所為で押されているのであの疫病神がーです。
後に皇室、貴族ではマクシミリアンは忌み名になります。



マクシミリアンは最期になにを思っていたでしょうか?
共和国の上層部と民衆の対日感情が気になります。
学園生達の対日感情が気になります。


A,マクシミリアン最後ですがマーモットの索敵外から打ち込まれ命中、弾薬庫、大 爆 発 なのでこのままランドグリーズに到着したら勝つる的な事思ってたんじゃないかなー

共和国上層部はこのままこちら側に着かせガリア方面からも挟撃したいと思っています。
民衆は帝国アレルギーです。上層部は民衆ウゼー状態ですね、なまじコッチ優勢なので
因みに核攻撃後はそれどころでは無く再び戦線が膠着し双方内ゲバしています。

学生ですがユリアナ達1の時点でランシール居る組は南部でユリアナが直接率いた面々は日本軍見ているので日本ツエ―状態、敵対する事の愚かさ認識しています。
逆に戦後入って来た組や見ていない組と日本軍に対して後に認識の違いが出てきます。
なお、ランシールはこの時点では南部の数少ない落ちていないガリアの拠点です。



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