憑依でチート特典付の大日本帝国だけど・・・。   作:konndou

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帝國兵「軍曹殿、大丈夫なんでしょうか?」

一等兵「ケンカ売ったから買って、100倍返しにしただけ」

軍曹 「大丈夫だ問題ない」

少尉 「軍機的にもなw」

大尉 「弱肉強食」

少佐 「燃やすくらいなら奪う」

大佐 「歴史的価値なんか無いから問題ない」

少将 「時代は変わるもの」

大将 「犠牲を減らしつつ、臣民の血税を減らすためだから問題ない」

元帥 「外交的に見ても条約違反では無い。時代背景的にもな」

大元帥「なんか合ったら大本営のせい」

大本営「皇室予算減らすぞ」



第十一号「皇軍に自重の文字無し」

 

 

3か月後。

 

 

大本営

 

陛下「いやー、マジで消化ゲームだったな」

 

永田「ホントですね。確かに周りよりかは進んだ技術を持っていましたが、正直毛が生えた程度でしたね」

 

石原「初戦で我が軍の精強さを蛮族どもに見せつけるとかで城塞都市から出撃してきて野外決戦を挑んで来た時は派遣陸軍司令部が陥落しそうでしたね? 腹筋的な意味で…」

 

梅津「まさかの2万ちょいで13万に対し野外戦を挑むとか思わんかったな―」

 

富永「しかも奴隷兵と正規の騎士団で恰好が違いすぎたから奴隷部隊の司令官をスナイプして目立つ正規軍を爆撃、砲撃で終わりましたからねー」

 

 

 

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ウハルテン王国軍南方軍将軍

 

将軍「よーし、奴隷部隊をとっとと突っ込ませろ。その後に第一並び第二騎士団は突撃、第三、第四騎士団は右翼、左翼に陽動を掛けろ」

 

部下1「将軍、相手の兵力が想定以上ですが作戦に変更は?」

 

将軍「ふん、あんな名前も知らんような国の連中があれ程大量の正規軍など動員できるか。大方奴隷や農奴、懲罰部隊に農民共を大量徴兵してガワだけ良くしただけであろう」

 

騎士1「全く、数を揃えたら良いとでも思っているのでしょう」

 

騎士2「これでは今季のあやつらは重税でしょうな」

 

将軍「馬鹿が時期も考えずに集めたのであろう。これでは今季の収穫は激減であろう」

 

部下1「敵ながら哀れですな」

 

将軍「フン、哀れな蛮族に我が国の力を思い知らせてやれ。全軍突撃だ」

 

 

 

 

―――――――――――― 

 

 

 

てーこくぐん

 

部下1「今村将軍、ご命令通りに奴隷部隊の指揮官らしき者を続々と始末できています」

 

部下2「未だ気が付かんの相手さんは?」

 

部下3「未だに狼煙ですからね相手、一緒に伝令も始末していますから」

 

今村「しかし、よく伝令が分かるな?」

 

部下3「馬乗って駆けまわっていますから、未だ気が付いて無いでしょう」

 

今村「で、砲撃部隊は?」

 

部下2「ハッ、全部隊砲撃準備完了。後は航空部隊の到着を待つだけです」

 

今村「よし、敵に動きが有るか、航空部隊到着後にあのド派手な騎士団らしき所にぶっ放て」

 

 

 

 

 

――――――――― 

 

 

 

 

 

残念ながら王国軍騎士団に活躍の機会は無かった。将軍最後の言葉である「全軍突撃だ!!」の後に騎士団が少々動いた程度で帝国陸軍並び海軍航空隊が到着し、陸軍部隊との同時爆撃及び砲撃が開始された。

奴隷部隊は貧弱な鎧や錆びた槍、剣で突っ込んできたが、帝国軍前衛に届く前に突然後ろが大爆発、自然と足は止まって呆然となり、気が付いた時には帝国陸軍に包囲されてしまい、降伏と言う形に決着がついた。指揮官もスナイプされており、徹底抗戦を叫ぶ者はいなかった。

 

その後、爆撃後でも無事だった僅かな生き残りも介錯したり逃げた者は戦車でミンチにし、捕虜にした奴隷を解放者辻に押し付けて全軍城塞都市に進撃。

城塞都市に到着し全方位を包囲した後は降伏を促したが、城塞都市の上に例の大砲モドキが有る為か降伏せず、出撃した者は外で全員が名誉の戦死を遂げたのに徹底抗戦の構えであった。

 

とっとと都市ごと爆撃で瓦礫の山にするなり毒ガス撒くなりしたかったのだが、今後の戦略上ココは出来るだけ無傷で手に入れたい為に残念ながら却下。

(理由はココに総司令部置くためと、ココを扶桑領の最北として北の守りの拠点とする計画の為)

そんで大砲モドキ…正式名所は魔砲爆投機らしいが、射程距離が残念な為に被害は未だケガ人しか出ず、それでも威力は結構あるので攻めあぐねるかと思ったが、弱点がまさかの火縄銃と同じだった。

それでも雨の日に攻めると濡れてしまい嫌なので、とっとと砲台にロケランをぶち込んで沈黙させた。

それと同じ方法で東西南北の門も吹き飛ばし、そこに義勇軍が到着。

義勇軍は先の戦いで捕虜となった奴隷達の中で戦闘可能な者を扶桑領にて基本完全不要な防具及び武器を在庫処分目的で装備させて編制した、兵力16000程の辻大佐を司令官とする部隊である。

 

(野戦の敵部隊比率)

奴隷部隊 17000

騎士団1 2000

騎士団2から4 各1000から1500

 

奴隷部隊が好待遇で扱われると言う情報と真面目に働けばいづれ解放されると言う情報に内部の奴隷が蜂起、城塞都市の戦力など正規軍は騎士団1つのみで大体1000人位、残りは奴隷で5000人。

 

そこに辻隊長以下義勇軍全軍が城塞都市に突入し、壮絶な内部戦の末に陥落した。

 

因みに帝国軍は内部の安全確認、並び死体除去が完了後に入城した。

 

 

 

 

――――――――――――――― 

 

 

 

 

城塞都市を『六稜郭』と命名。その名前通り、施設を増設中。

 

そして商人から聞いた情報や噂、そして偵察から国王が大動員を掛けたらしい。

馬鹿では無いので大軍を以って一撃で終わらせようと決めたらしく、現在兵力を王都に集結中らしい。

農耕期な為に正規軍や騎士団、各貴族軍が主力との事。

逆に農民は少なく、数は最大動員には及ばないが正規の軍が大部分な為に練度十分な精鋭だけらしい。

 

 

まぁ、あらかた揃ったところで王都全域に即死性の毒ガスを大量にばら撒いてやった為、彼等とは戦って無いから詳しい事はどうなのかは知らんがな。

 

 

その後、全軍で王都に侵攻。

 

やはり生存者など碌に見つからず、一面死体だらけであった。

因みにだが、王都には奴隷が基本居ない。

「汚らわしい奴隷を神聖な王都に近づけるとは何事か」との事。

ココに王都が建立して200年も経過して無い癖して…

 

王都は死体だらけな為、義勇軍も動員した全軍で処理し、大急ぎで王都で略奪しまくった。

因みにだがこれでも皇軍である。大事な事なのでもう一度言うが、皇軍である。

節度と軍機を保ったまま、略奪を効率的に指示を仰ぎながら実行している。

因みにこの命令は大本営からの最重要命令である。

絶対王政な為に金庫には金銀財宝が山の様に積まれていた。しかも今は集結中の貴族達が持って来た軍資金諸々も付いてくる。

書物、書類等は後で調べるから王城、貴族邸にあった物を全て回収。

取りあえず動かせるものは全て回収、後で必要に成ったら困るしね。

動かせないものは工兵でバラして輸送。王城は六稜郭の増設資材として解体中。

貴族邸も騎士団本部も王立図書館も最早中に何も無い、外にも置物一つ無い。

王立図書館など最早基礎しかない。大理石製であった為にバラされた。

そして考え付く限り分捕り、王城の下に遺跡がーとかも無かったので

最後に放火して扶桑領へと帰投した。

 

 

 

尚、周辺諸国では王国の王都民が一夜で一人残らず死んだのは天罰だからと言っていた。

 

なお、内乱時に王都を支配下にすべく、侵攻して来た貴族が見たものは変わり果てた王都と基礎しかない王城跡地であった。

 

 

 

―――――――――――――― 

 

 

 

山本「いやー儲けましたな」

 

永田「はい、作戦通りでした。絶対王政な事も有って王が財宝貯め込んでいる事いる事」

 

山本「その後も良い具合に貴族も一掃できましたしねー」

 

吉田「大蔵省が財宝の集計で死にそうですけどね」

 

小磯「近衛師団で守ってるから問題ないでしょうし、ゆっくりやりましょう」

 

石原「因みに王族は全滅。王都に居た貴族のほぼ当主の皆さんは自軍の精鋭と共に全滅した為に壮大な内ゲバを開始しました」

 

本間「その上にこっちが奴隷を超優遇してるから奴隷も反乱しまくり」

 

石原「そしてこっちはこの時期に奴隷の価値が落ちたので商人から買いたたきまくり」

 

永田「奴隷を優遇し、いずれは解放してやるのキャッチフレーズでやってるから帝国の評判の上昇っぷりがやばいわー」

 

小磯「最初に仕掛けてきた領主残党、騎士団(笑)、+αで被害を受けた連中とかは奴隷にしてシベリヤ送りですけどねー」

 

石原「ただ、流石に六稜郭周辺の治安やばいって今村が言ってたから一個師団ほど治安維持で送る事に成ったがな」

 

梅津「と言う事で本間君頑張れ」

 

本間「なんで俺!? 他にも未だ出番無い奴要るでしょ設定的に? てか、国境周りの仕事なら牛島にやらせましょうよ、あいつ正にこう言うの得意でしょ?」

 

梅津「牛島はぎっくり腰で牟田口は風邪だ。コッチの馬鹿じゃ無いから引いたんだよ」

 

井上「オイ、行くぞ。後はお前だけで全員横須賀にスタンバイしてるぞ」

 

本間「てか、司令官居ないなら東条は? アイツも大丈夫でしょ? 今ギルドが国境の治安悪化で北部での仕事に力入れてるって言うし」

 

梅津「東条は負傷だ、名誉(笑)のな」

 

本間「どうしたし、東条?」

 

梅津「しょぼい魔法を頑張ってレベル上げしてたら暴発した」

 

本間「東条ェー」

 

山口『多門丸インパクト』

 

本間『本間は気を失った。本間は簀巻きにされて輸送船に放り込まれた』

 

 

 

―――――――――― 

 

 

 

永田「んで…司令官殿も行った事ですし…てか、国境はさて置き、隣国どうなの? それよか司祭はどうなった?」

 

近衛「今村が会ったが、蛮族共のせいで大変そうなので出直しますだと。なんかあの国と仲悪かったせいでこっちに好印象らしい」

 

吉田「思わぬ副産物」

 

 

 





うんたら教信者「司祭様ようやく次回出番ですよ。多分」

うんたら教司祭「多分かい」

うんたら教信者「ハイ、作者次第です」

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