転生して主人公の姉になりました。SAO編   作:フリーメア

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ボスの名前が他の小説の人とかぶっていると思いますが決してパクリではありません


五十層攻略

 今攻略組は第二クオーターポイントの五十層を攻略に来ていた。

 第一クオーターポイントの二十五層では主に『軍』が大打撃を受け軍のほとんどのプレーヤーが攻略組から撤退したが中には残っているプレーヤーもいる。

 軍のギルドリーダーのシンカー、リーダー補佐のディアベル、副リーダーのキバオウ含めた十人ほどだ。

 ちなみにキバオウだがあれから考えが変わったのか普通にキリハ達に接してくるようになった。

 

 

 五十層のボスの名前は『The Gate keeper(ザ・ゲートキーパー)』、意味は『門番』。姿は、簡潔に言えば一つ目の巨人だ。

 大きさ的にはビル十階ぐらいだろうか。

 ここまで大きいと弱点の目に攻撃を当てるのは困難だと誰もが思うだろう。そして今回のボス戦は死者は多数出るだろうと予想が立てられた。

 理由としては第一クオーターの二十五層の時に死者を多数だしてしまったからだ。その時の死者は約十名。

 クオーターポイントのボスは他の層のボスよりも断然強いのだ。

 そして今回は第二クオーターポイント、かなりの苦戦がしいられるはずだった(・・・)...

 気づいただろうか?そう、だった(・・・)である。

 

 現在、攻略組はボス戦を始めているが苦戦しているのではなく、善戦しているのである。

 理由としてはある三人のプレーヤーがいるからだ。

 一人は一番最初にユニークスキルを手に入れた《神聖剣》の所持者『血盟騎士団』団長ヒースクリフ、一人はブラッキーの愛称で呼ばれておりユニークスキル《二刀流》所持者『黒の剣士』キリト、最後の一人は主にオレンジギルドから『死神』として恐れられているこれまたユニークスキル《大鎌》所持者『神速』キリハ。

 攻略組トップスリーのメンバー全員がユニークスキルを持っていると言うだけで攻略組の土気が上がった。

 だが、たかがそれだけでは善戦とまでは行かない。では何故善戦しているのか、それは...

 

「あっははははは!!ほらほらぁ!クオーターのボスともあろう者がそんなもんですか!?もっと僕を楽しませてくださいよぉ!!」

 

「おいおい、そんなもんかぁ?もっと俺を楽しませろぉ!!」

 

 戦闘症(バトルジャンキー)二人組が自身のユニークスキル《二刀流》と《大鎌》で暴れているせいだ。

 さらにキリハは戦闘症(バトルジャンキー)なだけでなく狂戦士(バーサーカー)であるせいか人格が変わっている。

 要するに「最高にハイってやつさぁ!」である。

 《大鎌》は名の通り鎌が仕えるようになるスキルである。

 鎌の利点はリーチも長く攻撃力こそ斧に近いが軽さが刀ぐらいなのでキリハには普通に振りまわせる。

 悪い点といえばリーチが長い分、片手剣ぐらいの間合いに入られると攻撃出来ないぐらいだ。

 周りは最初、だれおま状態であったがもはや慣れたことなので気にせずボスに攻撃していると

 

「ゲージあと一本!」

 

「侮るなぁ!攻撃パターンが変わるぞ!気を引き締めろ!」

 

 ボスの体力ゲージが残り一本になりボスの攻撃パターンが変わる。

 これは第一層から分かっていることだ。

 ボスは武器を素手から大剣に変えた、ボスの半分はある大剣だ。

 これには一部の者を除いて焦った。先ほどまではボスが素手であり攻撃範囲が狭いから何とかなったが、それが大剣になるとリーチが伸びよけるのは困難になるが、そんなの関係ねぇ!と言わんばかりに二人は突っ込む。

 二人の戦闘スタイルは『殺られるまえに殺れ』『当たらなければどうと言うことはない』という感じだ。

 実際二人はボス戦が始まってからほとんどダメージを受けていない。

 ちなみにアスカも活躍しているが二人が目立ちすぎて目立っていないだけである。

 

「グオォォォォオ!!」

 

「なぎ払い来るぞぉ!」

 

 他のプレーヤーは部屋の端によけているにも関わらず二人は突っ込む。

 なぎ払いのタイミングに合わせジャンプでよけ、そのまま大剣に乗っかりゲートキーパーの上を走る。

 顔の前まで行きそれぞれソードスキルを放つ。

 大鎌八連擊ソードスキル《デスサイス》

 二刀流十六連擊ソードスキル《スターバーストストリーム》

 ソードスキルが弱点である目に当たりHPを大幅に減らした。

 結果ゲートキーパーは暴れキリハ達を振り落とした。

 

「「うわっ!」」

 

 これにはさすがに周りのプレーヤーも焦ったが

 

「ほいっと」

 

「ほっ」

 

 振り落とされたのが壁の近くだったおかげで二人は体術ソードスキル《壁走り》を使い普通に降りてきた。

 とそこにアスカが近づいてきて

 

「危ないことすんなよ...」

 

「これ、全然危なくないんだけど...。

ならアスカもやってみろよ」

 

「...そうだな」

 

 副団長ぉ!?という団員の声はスルーされた。

 だってアスカだから、キリトとキリハ、主にキリトのためなら何だってしちゃうアスカだから仕方ない。

 ちなみに攻略組の半分はキリハ達の性別を知っているので、キリトとアスカの関わりは微笑ましい(一部殺気だつ)のだが事情を知らない者からすれば勘違いが生まれる。(今はそうでもないが。)

 

閑話休題(それはともかく)

 

 アスカはやるといったらやる。

 ゲートキーパーが再びなぎ払いをしてきた時に三人は大剣に跳び乗りボスの上を走って行った。有言実行である。

 そのまま三人は目にソードスキルを放った。

 もともとボスの体力ゲージは赤に突入していたからかボスはポリゴンになり、歓声が上がった。

 死者ゼロ名、ボス攻略にかかった時間一時間、速すぎやしないだろうか。

 いや、決してボスは弱くない。むしろ全然強い部類に入る。

 クオーターのボスが弱かったら苦労しない。キリハとキリトのユニークスキル(と個性)が強すぎるのである。

 こうして苦戦が予想された五十層のボス攻略戦は死者ゼロで終わった。




シリアスだと思った?残念シリアルでした~
...すいません調子に乗りました

圏内事件編書かなくていいですか?めんどくさ(殴
それよりも、早くALO編書きたい...

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