星の在り処   作:KEBIN

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魁・武闘トーナメント(Ⅸ)

「今日からいよいよ本番ね」

 武術大会決勝トーナメント、当日の朝。ローエンバウムホテルのフロントロビーに集ったジンチームは、本戦参加前のミーティングを行う。参謀役のヨシュアがメンバーが装着する装飾具(アクセサリ)を決定する。

「エステルとジンさんは褐色の秘宝(タイガーハート)ね」

 この宝石は物理的な攻防力(STR/DEF)を格段にアップさせる代償に魔法系数値(ATS/ADF)を同比率で減少させるが、前衛の両者がアーツを唱える機会は皆無に等しく実質ノーデメリットと言っても差し障りなく、ジンは感嘆の眼差しで掌の秘石を眺める。

「まさかタイガーハートを複数個も所持しているとは驚きだな。以前から俺も重戦士の嗜みともいうべきこのアクセサリを探し求めていたが、王都のオークションで競り負け獲得を断念した苦い思い出があってな」

「この類のガラクタ……もとい骨董品は釣りをしていれば結構手に入るぜ、兄貴」

「何と真か? うーん、なら俺も箪笥の奥の肥しになっている正遊撃士C級昇格報酬の年代物の釣竿を引っ張りだして、大物釣りにチャレンジしてみるかな」

「オーケイ、それじゃ釣公師団に入隊してみるか? あそこに籍を置くと、入手が面倒な釣り餌を格安で提供してくれるからお得だぜ」

「忝い。宜しく頼むわ、釣り師匠」

 無地藩長のエステルが最初の勧誘に成功。新たな釣行者(レギオン)候補生が世に誕生する姿を尻目に、ヨシュアは少し迷った後にロングバレルを差し出しオリビエは意外そうな顔をする。

 このアタッチメントも導力銃の射程を伸ばせる有益なアクセサリだが、演習でのオリビエの役割は完全なアーツ屋なので魔力特化の方向性で強化すると思っていた。

「残念だけど、かつて隠し持っていたクリムゾンアイは友人に贈呈しちゃったの。あの呪い石のスピード減退効果は実戦ではタイガーハートと違ってリスキーだから、仮に未だに保持していても選択しなかったと思う」

「ふっ、承知した。ならばガンナーとしても一流である所以をお見せしよう」

 ヨシュア自身は八卦服と衣装合わせした闘魂ハチマキをリボン替わりにして黒髪に結わいている。

 何でも屋として便利なクラフトを頻出できるようにCPの増加率を高めるのが狙い。これで全員に一通り行き渡ったが。

「アクセサリは二つまで装備可能だぜ。もう片方も決めておかなくていいのか?」

「それは皆の感性に任せるから、好きに選んでくれて構わないわ」

 各キャラの個性に合わせて最良の装飾品を選択するのは可能だが、ヨシュアが雁字搦めに戦術を全て定めた場合、いざ彼女の想定を越える事態に遭遇した時に対処する材料が乏しくなる。

「私のロジックはイージーミスの自滅を無くせる反面、嬉しいサプライズの芽も同時に摘み取ってしまうのよ」

 本番の戦闘が計算通りに終結することはまず有り得ない。そういう意味では、少しは遊びの要素を残しておいた方が予想外のアクシデントにも対応し易い。

 お昼の本戦までにアクセサリを選別しておくよう課題を与えると、並行して各自でウォーミングアップを済ませるように指示し一時パーティーを解散させる。

 ジンはエステルに連れられてギルド隣の釣公師団本部に足を伸ばす。オリビエはヨシュアから小遣い銭を貰うとエーデル百貨店にアクセサリを物色しにいく。

 「間違っても魔獣と戦って怪我を負ったりしないように」との戦闘禁止令を発して男衆を見送る。彼らの姿が視界外に消えると、ヨシュアは軽く嘆息しながらスカートの内ポケットから何かを取り出す。

 滴る血のような禍々しい魔力を解き放つ真紅の秘石。そう、真紅の秘石(クリムゾンアイ)

「やっぱり、これは私がクローゼに渡した奴よね?」

 秘石に取り付けられた見覚えがある首飾り用のチェーンにそう確信し胸騒ぎを覚える。

 なぜ餞別としてクローゼに譲渡された一品がヨシュアの手元にあるのかといえば、昨日のキルシェ通りの魔獣退治の帰り道で王都大門前の脇の草むらで太陽の光にキラリと反射した宝石を目敏く発見した。

 単にクローゼがうっかり落としたのなら、何ら問題はない。後で返却すれば良いだけの話。もし、あの場で何らかの事件に巻き込まれていたとしたら?

 ヨシュア達が王都に到着した前日にグランセル全域に戒厳令が敷かれたことと合わせて悪い予感は増幅されるが、現地点では情報不足で断定は不可能。

(いずれにしても、エステルにはしばらく黙っていた方が良さそうね)

 また秘密主義に走るのは心苦しいが、今はこのトーナメントを勝ち残るのに全神経を注ぐべき。首尾よく優勝して王城への侵入を果たしてアリシア女王との面談が叶えば、自ずと真相は判明するであろう。

 

        ◇        

 

「皆、それじゃ、気合入れていくぞ」

「おうっ!」「はーい」「ふっ」

 お昼過ぎにグランアリーナに再集合。受付で選手登録の手続きを済ませた一行は、チームリーダーの鼓舞の元に円陣を組んで士気を高めて意気揚々と館内に乗り込んだが、玄関ホールで十人前後の集団から待ち伏せを受ける。

 意匠の赤いバンダナをターバンのように頭部に巻き込んだルーアンの不良グループレイヴン。エステル達の姿を視認するや否やリーダー格の三人が早速因縁をつけてきた。

「ふんっ、待ちかねたぜ」

「良し良し、ちゃんと選手として参加しているみたいだな」

「ひゃっはっは。しかもブルト達をやった拳法家と連むとは何か出来すぎじゃね?」

 至近距離からガンつけるように取り囲まれて、エステルは困惑する。彼奴の仲間が予選のラッキー籤を二組も提供したので参戦自体に驚きはないが、この口ぶりだとこのチンピラ達は本戦に勝ち残ったということか?

「とにかく、これでお前ら兄妹への恨みを果せるってものよ」

「散々コケにされた落とし前は、きっちりつけさせてもらうぜ」

「ひゃはは。復讐するは我に有りってな」

「復讐、何それ? 私らはあなた達から感謝される謂われはあっても、恨まれる筋合いはないわよ?」

 ヨシュアが頬に人指し指を当てながら、「うーん」と小首を傾げる。

 可愛らしい仕種だが、既にこの少女の魔性を心得ているロッコらは魅了されることない。むしろ、本気で心当たりがなさそうな舐めきった態度に沸騰する。

「ふざけんな、このアマ。クソ砂利の事実誤認でいきなり殴り込みをかけて無実の俺らをコテンパンにして、挙げ句の果てにはマグロ漁船に売り飛ばしやがって!」

「そうだ、そうだ。あの後、海で俺たちがどんな悲惨な目に遭ったか判っているのかよ?」

「ひゃははっ。俺はもう一生蛸なんか口にしないぜ」

「あんなこと宣っているわよ、エステル? 私たちが間を取り持たなきゃ監獄送りにされていたかもしれないのに、逆恨みとは正にこのことね」

 やれやれと言った風情で肩を竦めるヨシュアをエステルは何とも言えない表情で見下ろす。

 ニート矯正のアイデアを計らい保護観察処分に減刑させた功績は事実だが、彼らの身売りに乗じて一稼ぎしたのも確かなので根に持たれるのも無理なかろうか?

 レイス達は更に詰め寄ろうとしたが、一行の中に見覚えのある顔が潜んでいて思わず足を止める。

「てめえは、ヘボ演奏家?」

「ふっ、ヘボというのは心外だね、ソウルブラザー達よ。まあ、船で寝食を共にした誼みとして海よりも広い心で受け流すとしよう」

 オリビエはポロロンとリュートを一曲献上するが、クラーケンの時同様に彼らの憤りを鎮静化する効果は得られない。

 謀られた経緯は微妙に異なるが、同じピンハネ被害者の境遇で何故のほほんと加害者と行動を共にしているのか不審がる。

「メンバーの定員は四人だし、まさか一緒のチームなわけか?」

「正気かよ、テメエ? お前もこの女に嵌められた口だろうが何だって……」

「愛ゆえに!」

 恐らくはこの世で最も尊いが故に彼方此方で氾濫されチープになりがちな一言を恥ずかしげもなく口にして、ディンらは言葉に詰まる。

「鴨ゆえに……だなんて。オリビエさん、あなたはそこまで私に奉仕してくれるのね?」

 胸に手を当ててジーンと感動する我が義妹をエステルは白い目で見つめる。

 千分の一デジペル単位の音質を聞き分け可能な絶対音感のスキル持ちがどうやったらこんな簡単な単語を聞き間違えられるか不明だが、後光が射し込んでいる愛の狩人の告白は腹黒完璧超人の心に一ミリグラムの感銘も与えなかったのは間違いない。

「ケッ、アホらしい。マヌケは死ぬまで搾取されてやがれ」

「そうだな。俺たちはこいつらからケジメを取れりゃ十分だし」

「ひゃはは。何かもう面倒だから、今この場で決着を…………」

「いい加減にしねえか、この馬鹿どもが!」

 ロッコ達が短慮に走り掛けた刹那、他の面々に紛れて後方で腕組みしていたレイヴンの一人が一喝。三馬鹿はビクッと震え上がる。

「自分達が保護観察処分の身の上であるのを忘れるんじゃねえ。巷で騒動を起こしたら、即漁船に連れ戻すぞ」

「す、すいやせん、兄貴」

 幹部である筈のレイスらが背筋を伸ばして畏まる珍奇な光景が目の前で繰り広げられる。

 エステルと同じぐらいの長身。歳は中年、髪はボサボサで左目が縦一文字に潰れている。温い草食動物の群の中で研ぎ澄まされた刃物のような異質な空気を身に纏っている。

「おい、何者なんだ、この人は?」

 エステルが三馬鹿に尋ねると、「へっへっへ」、「ひゃひゃひゃ」、「フッフッフッ」と上から目線で気色悪い笑いを浮かべる。

「ふんっ、聞いて驚けよ。この御方はな…………」

「あらっ、シャークアイさんじゃないの?」

「よっ、嬢ちゃん、久しぶり」

 エステル達との遣り取りを無視して、ヨシュアが謎のレイヴンと挨拶を交わす。男は先の強面の雰囲気が嘘のように気さくな笑顔を浮かべ、一堂は盛大にずっこける。

「顔見知りかよ、ヨシュア?」

「築地でナンバーワンと云われている凄腕の漁師さんよ。彼らとも旧知の仲だとは思わなかったけどね」

「そうよ、初代レンヴンでアガットの姐御の片腕を務めていたシャークアイの兄貴だ」

 満を持した紹介の御株を奪われて拳の降ろし所を失い居心地悪そうにしていたが、「コホン」と咳払いして気を取り直すとこの独眼男の出自を明らかにし、怒濤の過去回想に突入する。

 

        ◇        

 

 七耀暦1196年。どこからか流れてきた武装組織『アパッチ』の狼藉により、ルーアン地方は闇に包まれていた。

「ひゃっはー! 今日からこの海港都市は俺たちアパッチの占領下だ!」

 髪形が全員モヒカンで統一された極悪面のマッチョマン達が得物の釘バットを振り回して街中を暴れ回る。

 窓ガラスが次々に叩き破られ、商店は強奪される。取り締まりに駆けつけた王国軍の兵士も返り討ちに遇い、行政の機能は完全に麻痺して町は無法地帯と化す。

「頼む、店の売上金を持っていかないでくれー」

「いやー、離して下さい。私、モヒカンさんとお付き合いする趣味はないですー」

「うえーん、僕のペロペロキャンディがあー!」

「ううっ、地獄、地獄じゃ。こんな時、あの人達がいてくれたら…………」

 

「ファイナルブレイクー!」

 アパッチがたむろする密集地に爆炎が降り注ぎ、モヒカン雑魚が吹き飛ばされる。

 モヒカン達が炎の震源元を振り返ると、真っ赤なバンダナを頭部に巻き込み、警棒を得物として装備した一団がズラリと集結している。

 中央に頭目格の二名が陣取る。隻眼の意丈夫は特攻旗を掲げて、胸部にサラシを巻いて学ランを羽織った赤髪女は左肩に先の爆炎を巻き起こした大剣を担いでいる。

「よう、テメエら。俺らのシマで好き放題してくれたじゃねえか。いくぜ、野郎ども!」

【レイヴン初代総長 アガット・クロスナー 18歳】

「おうよ、姐さん。一人残らずぶち殺せえー!」

【レイヴン特攻隊長 シャークアイ 23歳】

「「「「「「「おおっ!」」」」」」」

【喧嘩グループ『レイヴン』 構成員十数名】

 大将、副将の二人を中心に一気に殴り込み、赤いバンダナとモヒカンが入れ乱れての混戦になる。何度倒されても瞬時に蘇るレイヴンの攻勢に戦闘開始前の人数比率は逆転。戦局は次第に一方的な殲滅戦に移行する。

「「「おら、死んでるんじゃねえ!」」」

「げえ、確かに戦闘不能にした筈なのに復活しやがった?」

「こ、こいつら、不死身か? こんな化物共を相手にしていられるか。ずらかれぇー!」

 レイヴンのゾンビ振りに恐れをなしたアパッチは尻尾を丸めて這う這うの体で逃げ散る。以後、再びルーアンの地を侵すことは無かった。

「押忍! アガットの姐御にシャークアイの兄貴。お疲れさんした」

「兄貴、コーラお持ちしやした。当然、姐さんには好物の絞りきりジュースで……」

「ひゃはっ、兄貴も姐さんも素敵ー、レイヴンサイコー」

【レイヴンのパシリ ロッコ、ディン、レイス 全員15歳(当時反抗期の真っ盛りで家出中)】

 

「有り難うございます、レイヴンの皆さん。おかけで街は救われました」

「いかねえで下さい。まだお礼も…………」

「ふっ、俺たちゃ、根無し草の渡りカラスよ。おらっ、野郎ども、引き上げるぜ!」

「「「「「「「おおよっ!」」」」」」」

 かくして、空駆ける自由な翼・レイヴンは真っ赤な夕日の中へと消えていく。だが、ルーアンに再び危機が訪れる時、彼らは再び駆けつけてくれるだろう。

 レイヴンの活躍によって、今日も無事にルーアンの平和は守られた。ありがとう、レイヴン。       

    【ルーアン史 第二十三章 渡りカラスの伝説 完】

 

        ◇        

 

「…………何だ? 今の無茶苦茶美化されたイメージ映像は?」

「捏造でしょう。でなければ、父さんにレイヴン討伐のクエストが依頼される筈はないから、ルーアン住民の目にはチンピラ同士が抗争していたように映っていた筈よ。でも、この人達にとっては今の昔話が嘘偽りのない真実なのでしょう。あくまでも、『この人達の中』ではね」

「姐さんと馬鹿をやっていた当時が、随分と懐かしいぜ。あの頃は俺も若かったから、随分と無茶をやったもんだしな」

「本当、今にして思うと、生きているのが不思議なぐらいの無鉄砲振りですよね。身体にダイナマイトを巻きつけてヤクザの事務所に捨て身の特攻かました時は、マジで小便ちびりそうになったすよ」

「ひゃはは。そんな兄貴も今では結婚して五歳になる娘がいるってんだから、随分丸くなったもんすよね」

「何でチームを抜けたんすか、兄貴? あんたさえ残っていれば、姐御だって今頃は…………」

 シニカルな感想を隠せない兄妹を無視して、シャークアイと三馬鹿は思い出話に華を咲かせる。

 彼はアガットの右腕として先代チームの屋台骨を支えた喧嘩屋で、その力量は総長をも上回るという声もあり、『レイヴンレジェンド』と評しても差し支えない生きた伝説そのもの。

「シャークアイさんがレイヴンOBなのは分かりましたけど、どうして一緒に行動しているのですか?」

「おうよ、嬢ちゃん。本来ならこいつらは遠洋漁業に服する手筈だったんだが、『とある海難事故』で長期航海用の漁船が壊され陸地で更生活動を継続することになり、俺は監視役として付き添っているのよ」

 ロッコ達は王都の武術大会参加を強く希望。その為の過酷な戦闘訓練もこなしたので、地方遠征許可を申請し監察官のシャークアイの帯同を条件にグランセルへの滞在が許された。

 動機は遊撃士兄妹への仕返し。正直、あまり健康的な目標とはいい難いが、特訓の甲斐あり予選でリベール正規軍たる国境警備隊に勝利し本戦に駒を進めたので、とかく執念というのは人を見違えるほど強くするもののようだ。

「この話の流れからすると、シャークアイさんも出場する訳ですか?」

「まあな、今はしがない漁師で喧嘩屋は引退した身だが、久々の現役復帰って奴か」

 「姐さんの同業者と戦えるのを楽しみにしているぜ」とだけ告げると三馬鹿を引き連れて赤の組の控室へと消えていき、他の面々は応援の為に観客席の階段を昇っていく。

 エステル達は蒼の組なので、もしかすると緒戦から対戦する可能性はある。果たしてエイドスはどのような天の采配を復讐者たちに齎すのだろうか?

「築地一の漁師にして、かつての伝説の喧嘩屋か。どんな闘い方をするか判らないけど、アガットクラスの武人だというなら要注意だな」

「そうね。口酸っぱくリスクを教えたから根性注入はもう使わないだろうけど、幹部格の三人は手下とはレベルが違うから当たり籤などと侮らない方が身のためね」

「確かに面白そうな相手だが、組み合わせを決めるのは俺たちじゃないから先走ってもしょうがないぜ」

「ふっ、こうしてまた陸の上でも再開するとは運命を感じるね」

 四人は気を引き締め直すと、急いで蒼の組の控室へと直行する。

 予期せぬレイヴンとの邂逅で思わず時間を取られたが、試合開始時刻が差し迫っていた。いよいよノックアウト方式の団体戦がスタートする。

 

        ◇        

 

「ご来場の皆様、長らくお待たせしました。これより武術大会本戦の決勝トーナメントを始めるので、栄えあるオープニングカードを発表します。南、蒼の組、カルバート共和国出身。遊撃士ジン選手以下、四名のチーム。北、紅の組、レイヴンAチーム所属。ディン選手以下、四名のチーム同士です」

 


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