星の在り処   作:KEBIN

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学園祭のマドモアゼル(Ⅱ)

 エステルの推測通り、現地点のヨシュアは何らの展望もない白紙状態で、翌日に再度、寄付金のアイデアを皆で持ち寄ろうということで、一端お開きとなる。

 ジルたち正規の生徒会役員は他にも学園祭の様々な案件を抱えていたので居残って会議を継続したが、臨時役員の三者は会議室から退出。教室への途上の廊下で、少年二人がバツが悪そうに謝罪する。

「悪いな、ヨシュア。何か、お前一人に、全部、押し付けちまったみたいで」

「ヨシュアさん、ジルさんを許してあげで下さい。彼女なりにマーシア孤児院の惨状を憂いた末での行動だと思いますので」

 クローゼは、先の対立でジルとの友情に亀裂が入りそうなのを両者の友人として心苦しく思っていた。

 貧乏知恵無しのエステルに至っては、結局ミラもアイデアも義妹頼りになりそうなので本当に立つ瀬がないが、エステルにも役立てる余地があるのをヨシュアは指摘する。

「お金はともかく、アイデアを出すのは誰でも可能よ。特に人間の想像力には限りがあるからね。どれ程博識でもその人に思い浮かばない発想は、百年思考を巡らせても決して生まれ出ることはないわ」

 そういう意味では、エステルのユニークな発言の数々は幾度となくヨシュアの合理性の隙間も埋めており、作戦を練るのに結構役立っていたりする。ただ、エステルの発案は異次元的に突飛で三次元世界との接点をまるで持たないので、それを現実に活かせるように上手く調整するのが自分の役割と少女は信じていた。

「だから今回も、凡人には及びもつかない馬鹿げたアイデアを期待しているわよ」

「おうっ、任せておけ、ヨシュア」

 持ち上げられて気が大きくなったお調子者は、ドンと拳で自らの熱い胸板を叩く。確かに通り一遍の模範解答など彼のカラーじゃないので、ヨシュアの度肝を抜くような妙案を捻り出すとしよう。

「ジルとの間柄をあなたが気を揉むことはないわよ、クローゼ」

 早速アイデアを出そうと両腕を組んで唸っているエステルを擽ったそうに見つめた後、そっとクローゼの隣に移動する。

「お互い何ら言質を与えた訳じゃないし。お馬鹿な振りして空惚けることも出来た訳だから。彼女の挑戦を受けたのは紛れもなく私の意志よ」

 周囲に棲息するお人好しとの和気藹々とした雰囲気も悪くないが、計算高い人間とのタイトロープのような緊張感溢れる関係もヨシュアは嫌いではない。証文無しを理由に約定を反故にでもしない限り、ジルとの関係悪化を懸念する必要はない。

「まあ、ジルはエステルと違って信用できるタイプだから、その点は問題ないわよ」

 少しばかり含みを持たせた言い方で、義兄を対比にする。信頼と信用は似て非なるもので、エステルの人格は『信頼』できても判断に私情が混じりすぎるので、未だ安心して成否を任せる『信用』を勝ち得るには至っていない。

「それを聞いて安心しました。けど、すいません。本来、こういう分野こそ僕が力にならなくてはいけないのに」

 少しばかり会話のトーンを下げながら、再び頭を下げる。ヨシュアに金銭的な負担を強いながら、王族の自分が指を銜えて見ているしかない現実に忸怩たる思いを抱えている。ここから先の会話には若干機密事項が混じるので、エステルに聞かれないようにひそひそ話に移行する。

「その気になれば百万ミラなんて端金なのでしょうけど、特権の行使は戒められているのでしょう?」

「その通りです。学生の間は一般の人達と同じ土俵で自活しろと、お祖母様が」

 アリシア女王が学舎にクローゼを送り出したのは、宮廷では決して学べない庶民生活の苦労を愛孫に肌で実感させることが目的。

 故に戦術オーブメント他いくつかの餞別を賜った以外、ミラの仕送りさえも一切ない。奨学生として学費は免除されたものの、休日の家庭教師のバイトと下級生からの差し入れのお弁当で食い繋ぐクローゼは正真正銘のジゴロ……でなく苦学生だ。

「だからこそ、歯痒くて仕方がありません。一時的に凍結されている僕の口座の封鎖が解ければ、今すぐにでも……」

「クローゼから打ち出の小槌を取り上げた女王陛下の判断は正しかったみたいね」

 少しばかり琥珀色の瞳に醒めた色を浮かべて、クローゼを怯ませる。

 海外の貧困、紛争地帯に紐解くまでもなく、リベール国内だけでも苦しい立場に追いやられているのはマーシア孤児院に限った話ではない。個人的な思い入れだけで一部の人間に肩入れする不公平さは公人として有ってはならない。

「それとキツイ言い方をさせてもらうけど、今の段階でリベール王家の財力を自らの能力と混同するのは単なる奢りよ、クローゼ。現状のあなたは貧乏な一学生に過ぎないし、跡目を継ぐ気がないのなら尚更よ」

 歯に衣を着せない物言いに、一瞬クローゼは驚いたものの、直ぐに赤面する。特権を用いられるのは、それに相応しい務めを果たした者だけ。権力闘争に明け暮れる王宮の息苦しい空気に嫌気が差して、気楽な学生の立場に逃避した自分にその資格はない。

「確かに全てヨシュアさんのおっしゃる通りです。きっと孤児院を再建したいと願っているのも子供たちの為なんて御為倒しでなく、居心地の良い逃げ場所を確保しておきたいという只のエゴなんだ。本当に自分の思い上がりが恥ずか……」

「ちょ、ちょっと、クローゼ。頼むから、こんな場所で体育座りして鬱モードに突入しないでちょうだい」

 レイプ目でブツクサ呟き始めたクローゼに慌てふためく。エステルのように脳味噌お花畑で悩みが全くないのも問題だが、他人の発言を一々真に受け過ぎるのも考えもの。どちらにしても、フォローするヨシュアの気苦労は絶えない。

「少し言い過ぎたわね、ごめんなさい。けど、そうやって下々の意見を素直に受け止められるのは、あなたの最大の長所よ。自分では気がついていないでしょうけどね」

 これは満更、お世辞だけでもない。些細なことに思われるが王族に限らずどんな社会でも、自分より下の立場の佞言を受け入れられる度量の人物は少数派。耳に痛い諫言は強権を盾に握り潰されるが世の常だ。

 何事も己の思い通りに推移しなければ気が済まず、道理を権力のローラーで轢き潰すデュナン公爵などは、まさにその典型例。

 そういう意味では、特権階級の傲慢さまるで感じさせない王子様はまさに奇跡の領分。よほど教育係の薫陶が良ろしかったのだろうが、そのヨシュアの影響力により彼の純度は少しずつ穢され始めていたりする。

「今回は学生の立場で可能な支援を考えてみましょう。私はこれから図書室で調べ物をするけど、一緒に来る?」

「はい、喜んでお供します」

 落ち込む速度同様に立ち直りも迅速なクローゼは、申し遣ったエスコートを快く引き受けて王立図書館に赴く。

「あれっ、ヨシュアとクローゼってこんなに仲が良かったけ?」

 妄想の淵に嵌まって目の前の夫婦漫才を聞き逃したエステルは、二人の針路変更に気づくと軽く小首を傾げる。仲睦まじく連れ添う男女の雰囲気に言葉にできない違和感を覚える。

 ヨシュアが殿方に愛想が良いのは何時ものことであるが、今は営業スマイルでなく心から微笑んでいるように長年義妹の表情をつぶさに観察してきた兄貴は感じ取った。

「まあ、俺の気にしすぎか。ヨシュアの信頼を得るのはそんな簡単なことじゃないし、それだけの濃厚な時間が二人の間にあったとも思えないしな」

 異世界の冒険譚を知らないエステルはそう自分に言い聞かせると、今更授業に戻りたくなかったので慌てて二人の跡を追い掛けた。

 

        ◇        

 

 王立図書館はジェニス王立学園の施設の一つであるが、本校生徒だけでなく外来の人間にも本の貸し出しを許可している為、学園の敷地外、ちょうど旧校舎の隣に独立して建てられ、国内一の蔵書量とツァイス工房仕込みの最新設備を自慢とする。

 本の虫の来客がまばらに散らばり、静かに読書に没頭する中、丸テーブルの一つに陣取ったクローゼ達は長期戦の構え。卓上には百冊近い本が乱雑に重ねられている。

 学園祭に限らず、王立学園のあらゆる過去の記録を調べる。寄付金を増やすアイデアの参考にする為で、年度別の卒業アルバムやリベール通信のバックナンバーなど、山のような資料にヨシュアは一つ一つ丁重に目を通す。

「どう、エステル。何か面白そうな記事は見つかった?」

「面白いか判らないけど、懐かしい顔を見付けたぜ。ほらっ」

「あらっ、本当ね」

 思わずヨシュアの顔が綻ぶ。五年前の卒業アルバムの中には、若かりし頃のメイベル市長の写真が飾られていた。彼女もギルハート秘書と同じくジェニス王立学園を首席で卒業したOGだったりする。

「メイベル市長はこの頃から、目立っていたみたいね」

 パラパラとアルバムを捲ると結構な比率で、市長のあどけなさが残る御尊顔を拝せた。

 メイドのリラが「意外と破天荒な所がある」と証言していた通り、学生当時のメイベルは結構なお転婆姫。遠足でリュックを背負い、仲間に囲まれてピースサインをしている写真や、掃除の時間中、男子生徒を相手に箒でチャンバラをしている写真。さらには体育祭の騎馬戦で騎手を務めて、相手の騎手役の少女と騎馬の上で互いの髪の毛を引っ張りあって取っ組み合う写真を見た時には、思わず吹き出してしまう。

「おー、市長さんのブルマ姿の写真か。ハンスが泣いて喜びそうだな」

 エステルらしい感想にヨシュアは苦笑いしながらも、あることが気になった。

「ねえ、クローゼ。メイベル市長が在学していた頃は、体育祭も年間行事に加えられていたの?」

「はい。学園祭と同じくオープンイベントで、多くの来場者が集まって、当時は派手に盛り上がったそうです」

「ふーん、騎馬戦とか棒倒しとかスゲエ面白そうなのに、何で止めちまったんだ?」

「良くは判らないのですが、ハンスと同趣味の愛好家が問題を起こしたみたいです」

 チラリとブルマ少女の艶かしい太股を眺めながら、エステルの横槍に答える。

 競技のビデオ撮影自体は合法であるが、それらの映像が一部の好事家の間を出回っているとなれば、女子生徒や父兄(PTA)が良い顔をしないのも道理。かつてルーシーが先導したブルマ廃止運動の引き金にもなっていたりする。

「けど、色んな意味で勿体ないよな。学園祭と並行して運動会も同時開催したら結構人が集まるじゃないか?」

 単にエステル本人が大暴れしたい一念で、またぞろ突拍子もない提案をしてみたが、常識人のクローゼは首を横に振る。

「無茶を言わないで下さい。本来体育祭というのは、各種競技器具の手回しや入場行進の練習など、一月単位の入念な準備が必要なのですよ」

 本番まで後一週間を切って、お芝居の準備すらてんてこ舞いな今の惨状では、余計なプログラムが割り込める余地などある筈もない。

「そっか、やっぱり無理かー」

「いけるかもしれないわね」

 所詮は単なる思いつきかとエステルは残念がるが、意外にも合理主義者のヨシュアがエステルの妄案から何かを見出したようで、「はい?」と男二人は素っ頓狂な声を上げる。

「ちょっと気になったので、帝国からの旅行者数を調べてみたら、面白い統計が出たのよ」

 何時の間にか図書カウンターに置かれた端末の前に移動したヨシュアは、端末を操作して紙にプリントアウトする。

 この端末は、ツァイス地方にあるツァイス中央工房(ZCF)から寄贈されたもの。貸出本の検索だけでなく、『カペル』と呼ばれる工房五階に設置されたメイン端末の大規模データベースとネットワークで繋がっていて、一般向けに公開されている情報なら何でも閲覧可能。

「ここ十年間の旅行者の数を、月別に表示したものですよね? 適度にばらついていて、特に不自然な点はないと思いますけど」

「『森を見て木を見ず』って諺知っている?」

「あのー、それを言うなら、『木を見て森を見ず』では?」

「この場合は上記で正しいのよ。ほらっ」

 さらにプリントアウトしたデータを手渡されて、クローゼの眉がピクリと動く。

 今度は日別の旅行者数を現したグラフ。毎年、特定月のとある一日のみ、旅行者の数が激増している。それが五年も続くとなれば、偶然の一言で片付けるのは単なる思考停止だ。

「なるほど、森に埋もれてしまった一本一本の木の形を見比べるとは、面白い着眼点です。十年前から五年連続で旅行者数が突出していたXデーはもしかして」

「ええ、調べてないけど、かつてジェニス王立学園で体育祭が行われていた曜日で間違いないでしょうね」

 体育祭を取り止めた五年前からこの現象はピタリと収まっていて、状況証拠は十分だが、まめなクローゼは裏を取る為、卒業アルバムの学園ヒストリーと照らし合わせる。日付は全て合致したので、ヨシュアの推論は立証されたが、今度はまた別な疑問が浮かび上がる。

「どうしてエレボニアの人たちは、わざわざリベールくんだりまで足を運んだのでしょう? 体育祭なら帝国の彼方此方の学校で行われているでしょうに」

「そりゃ、ブルマが目当てじゃないのか? 良く知らねえけど、あっちじゃブルマは廃止されているってハンスが喚いてだろ?」

 話の流れ的に薄々そうじゃないかなと悟りながらも、どうしても口に出せなかった一言をエステルは堂々と俎上に載せる。否定したい所だが、手持ちの資料だけではその馬鹿馬鹿しい説を退けるのは難しかった。

「帝国人は質実剛健を尊ぶと聞き及んでいましたけど、意外とムッツリなのですかね?」

「そりゃ、お前、奴らを買い被りすぎだって。戦争当時は知らないけど、今のエレボニアは奇人変人の巣窟なんだからよ」

「こらこら、エステル。多分、オリビエさんのことを指しているのでしょうけど、標準サンプルとは言い難い一個人の生態から帝国全体の資質を図るのは、それこそまさに『木を見て森を見ず』よ」

 実はエレボニア出身者のヨシュアが、さり気なくエステルの思い違いを窘める。アレを一般的な帝国人像だと喧伝されでもしたら、国家侮辱罪で再侵攻されても文句は言えないからだ。

「リベールに遠征していたのは、小貴族の跡取りとかの一部の好事家かしらね。きっと学生時代は彼らもブルマにそこまで傾斜していなかったと思うわ」

 異性への関心そのものが薄かった遅れた思春期。厳しい受験競争に打ち勝つ為に明け暮れた勉学の日々。

 何よりも周囲がブルマに溢れているのが日常なので、それほど価値のある代物とは、努々及びもしなかった。

 やがて、学校を卒業し歳を重ねた頃、ふと想いを馳せる。当時は意識しないよう心掛けていたがアレは本当は心震わせる代物だったのだと。

 だが、部外者に厳しい今のご時世、学舎を訊ねても不審者扱いで締め出されてしまう。そうこうもたついている内にとうとうブルマはこの国から姿を消してしまった。

 愚かしい人間は、何時の時も失ってから初めてその尊さに気づく。ああっ、セピア色の青春。二度と返らない至玉の思い出の数々。

 そんな時、かつて侵略し損ねた隣の小国では未だにブルマ文化が根付いており、体育祭の門扉は外来者にも開かれているという。

 ミラには余裕があるし、これは時間に都合をつけて是が非でも顔を出すしかない。

 

「……というのが、帝国旅行者が増えた経緯じゃないかしら?」

 ヨシュアの妄執じみたプロファイリングに、二人は唖然として声が出てこない。

 受付のジャンを交えて中年講談した時と同様に、話の筋は想像部分が勝ち過ぎて荒唐無稽も良い所なのだが、それでも有無を言わさない奇妙な説得力を二人に感じさせるのは何故か。

「寄付金を募るには、とにかく一にも二にも人を集めること。ましてや、それが金余りの貴族の門弟なら言うことなし。その為にブルマが役立つというのなら利用しない手はないわ」

 実際に効果が出るかは別にして、寄付金を増やす具体的な方案が纏まったが、ヨシュアは得意顔というよりも少し頬を染めでモジモジしている。

 当人が未だブルマに対する抵抗感が抜け切れていないからだ。実はこの決断は断腸の思いなのをクローゼは理解したが、それでも問題点を指摘さぜるを得ない。

「お話は分かりました。それが事実とすれば、学生時代に開眼したハンスは早熟というか先見の明に溢れていたことになりますね。ただ、さっきエステル君に説明したように学園祭のスケジュールは押し詰まっていて、ともて体育祭を真面目に行える時間は……」

「別に本格的にやる必要もないでしょ? 動きやすい服装という名目で学祭中の生徒の恰好を男女共に体操着指定にした上で、エキシビションで女子の騎馬戦とかだけでも披露すれば客寄せとしては十分だし」

 あっさりと開き直ったヨシュアに開いた口が塞がらない。羊頭狗肉とはまさにこのこと。その手の好事家はブルマさえ鑑賞できれば、満足してミラを落としていってくれると主張するつもりなのか。

「そうと決まれば善は急げね。そろそろ会議も終わった頃だろうし、早速ジルに掛け合ってみましょう」

 そう宣告するとヨシュアは図書館を飛び出しエステルも続いたが、クローゼは司書から引き止められる。散らばった本を所定の場所に後片付けるように命令され、さらには静粛を義務づけられている図書室での私語の遣り取りについてネチネチ苦情を聞かされた。

 エステルらをスルーした司書がクローゼだけを呼び止めたのは、噂の暴風のような遊撃士兄妹と違って道理が通じると斜に見られたからだ。

 

 一人で三十分近くかけて本の復帰作業を行い、ヘトヘトになって第二会議室に顔見せした時には完全な無人状態。お昼休みのチャイムが鳴った頃に、ようやくクラブハウスの一テーブルで昼食を取りながら談笑する四人の男女の姿を発見する。

 生徒会幹部ペアを相手に持論を展開するヨシュアはクローゼの存在を失念していたようで、両手を合わせて拝み倒すが全然悪びれてはいない。

 本気でヨシュアと付き合うと思ったら、彼女の猫のような気紛れさに振り回されるのは覚悟の上。今日までエステルが被ってきた人的被害を鑑みれば彼の苦労は入門者レベルだが、相変わらず色んな所で貧乏籤を引かされる幸薄な王子様であった。

 


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