後輩の俺と先輩の私   作:大和 天

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こんにちは大和 天です!

時間的にはこんばんわなんですけどね(笑)

てな訳で前編とかつけてみちゃいました!
たぶん前後編だと思います…きっと……

では第6話どうぞ!


彼と彼女ははめられる。 前編

 

 

 

先輩とこの場所で出会ってから約1ヶ月が過ぎた。

初めの頃は正直鬱陶しかったがなんだかんだ慣れてくると人と食べるのも楽しいものである。

そんな感じでやっと慣れてきた頃、先輩がまた訳のわからないことを言い出す。

 

「ねぇ比企谷くん、今度の土曜日暇だよね?またデートしない?」

 

ちょっと待って?なんでいつでも暇みたいになってるの?

俺だって休みの日はアニメ見たりゲームしたりダラダラしたり忙しいんだから!

 

 

 

とまあ脳内で言ってみたもののその日は本当に忙しい。

 

「すみません。その日は妹と東京わんにゃんショーに行かなきゃならんものでして」

 

「おや?比企谷くんって妹いたんだ?」

 

「えぇ、はっきり言って最高にかわいいですね」

 

「比企谷くんってもしかしてシスコン?」

 

「千葉の兄妹は全員シスコンですよ?」

 

「いやいやいや、そんなことないから」

 

違う奴は千葉県民ではないな。この非県民め!

と心の中で誰に対して言っているのか分からないことを罵っていると先輩はそんなことは気にせずに続ける。

 

「じゃあちょうどよかった!じゃあ土曜日は幕張メッセに集合ね!」

 

えーっとー……なにがちょうどよかったのかな?

ハチマンワカンナイ。

 

「ちなみに何がちょうどよかったのか聞いてもいいですか?」

 

「え?だって私も東京わんにゃんショーに行こうと思ってたから」

 

なん……だと………?

俺と小町の兄妹デートを邪魔しようというのか!

てゆうかダメだ!この人を小町に会わせたらのキケンだ!

主に俺に対する小町からの質問が。

あの子すぐ俺のお嫁さん候補とか探そうとするんだから……

俺は働く女性としか結婚しないんだからね!

それと兄離れはまだやめてね小町ちゃん?

 

話を戻すと千葉でやるのになぜ東京がつくのか。

東京ディスティニィーランドも同じである。

もうちょっと頑張れよ千葉!負けるな千葉!

 

 

あ、話戻るどころか余裕で脱線してました。てへぺろ☆

 

 

 

 

 

 

 

× × ×

 

 

 

 

 

 

 

結局約束を取り付けられた俺は渋々それを了承した。

あの人なら色々な人に誘われるであろうになんで俺なんかを誘うのだろうか。

以前の俺なら勘違いして振られて2度とベストプレイスに行けなくなるまである。

おかしいなー、なんでこんなに鮮明に未来が見えるのかなー。

 

 

取り敢えずその事を小町に伝えるとニヤニヤしながら俺と先輩の関係を聞いてきたが別にただの先輩後輩なだけだと伝えると「つまんなーい」と言いながら自分の部屋に戻っていった。

ごめんねつまんないお兄ちゃんで……

 

 

 

 

 

土曜日の朝、俺は小町と一緒に15分程バスに乗って幕張メッセに向かった。

朝からドン小町によるファッションチェックが行われとても疲れた。

だってなかなかOK出ないんだもん……

 

 

 

着いてから待ち合わせ場所にて15分、やっと先輩が到着した。

なんであの人毎回遅刻するんだろう…

 

「ごっめーん!待ったー?」

 

「えぇ、まぁ……」

 

「ごみぃちゃんそこは『全然待ってないよ』でしょ?小町的にポイント低いよ?」

 

「それもそうだな。先輩、以前に比べたら全然待ってませんよ」

 

「もぉ〜!それは忘れてよぉ!」

 

そう言って先輩は俺の胸をポカポカと殴りつける。

ちょっと先輩、それかわいいですからやめてね?

そして小町はやれやれごみぃちゃんはなどとブツブツ言っている。

ごめんね小町ちゃん、ちょっと意地悪したくなっちゃったの。

 

 

 

先輩のポカポカがひと段落つくと小町はちょいちょいと先輩を呼び出すと先輩の耳元でゴニョゴニョと何かを言う。

すると先輩は真っ赤になりながらブンブンと顔の前で手を振っていた。

いったいなに言ったの小町ちゃん……

 

 

 

 

3人でどこから回るか話している間、小町が何か落ち着かない。

なにこの子キョロキョロしてるの?

そんなことしてたらキョロちゃんって呼ばれちゃうよ?

 

 

すると小町はいきなりビシッと髪のとんがった弁護士ばりの速さで入り口付近を指さす。

 

「お兄ちゃん今あそこに友達がいたから友達のところに行ってくるね!あと中で会っても話しかけてこないでね!あと香奈先輩と一緒に回るんだよ!」

 

と言い放つと俺が返事をする間も無くズバババっと走って行った。

……えっと?小町ちゃん?なにこれどういうこと?

呆然としているとちょんちょんと後ろから肩を突かれる。

振り向くと先輩がほんの少し頬を赤らめながら少し困り顔で「どうしょっか?」と聞いてくる。

 

「………行きましょうか」

 

そう言って歩き始めた先輩の歩調に合わせて歩き始める。

 

 

 

全く小町ちゃんったらー、

 

 

 

 

 

 

 

帰ったら覚えとけよ!

 




いかがでしたでしょうか?

今回は少しだけ小町が出てきました!
小町ってこれであってるのかな?などと悩み悩み書きました笑

話は変わりまして最近思うのですがランキングってどうやったら載るんですかね?
え、あ、いや、ぜ全然載りたいだなんて言ってないんだからねっ!

選考基準などあればどなたか教えていただけたら嬉しいです(*^^*)

感想や評価などお待ちしております!

読んでくださってありがとうございました(*^^*)

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