お気に入りが50以上もきて正直とっても驚いてます!
しかもたくさんの人に読んでもらえてとても嬉しいです!
感想頂くたびに元気もらってます!
これからも頑張ります!
それでは3話目どうぞ!
「で、次はどこ行くんですか?」
「ご飯!ご飯行こうよ!」
それもそうだ。
もうすぐ1時だからお腹もへる。
「そうですね。どこ行きますか?」
「ふっふっふ…なりたけなんてどうかな?」
なん……だと………?
お、おお、お主!お主今なんと申した!
なりたけの素晴らしさを分かっているなんて!
これはもう勝手に俺と好みが同じだけなのに俺が好きと勘違いして告白して振られるまである。
いや振られるのかよ。
そんな訳でなりたけに来た。
さーてっ、注文しちゃおうかなっ♪
「じゃあ俺はギタギタで」
「じゃあ私超ギタ!」
ふぇ?
女子で超ギタ?
それ知り合いで頼んでるの見た事ないんですけど?
店員さんもビビってますよ?
とまぁ唖然としているとラーメンが来た。
しかしまぁあれだね、美味しそうに食べますね!
はっ!まさか!そのラーメンの背脂がその胸の膨らみに!
これはもうアレですね!世の女性になりたけの素晴らしさを伝えねば!
とまぁそうこうしているうちに食べ終わった。
なりたけに来て良かった。
美味しかったです。
すごいこともわかったしね!
小町にも教えてあげねば!
店を出ると先輩が嬉しそうに言う。
「まさか比企谷くんがなりたけ通だったなんてねぇ〜」
「いやいや、先輩の方が通ですよね?」
「まあねっ♪」
そう言いながら親指を立ててウインクをする。
いやいや、キラーン☆じゃないから。
あざといあざとい。
「それでこれからどうします?もう帰宅します?」
「なーに言ってんの比企谷くん!まだまだこれからだよー!」
「ならどこ行くんですか?」
「比企谷くん行きたいところあるー?」
「自宅に帰りたいですね」
「へぇー、それならー……ゲームセンターなんてどうかな?」
ほほぉ、完璧に無視ですか。
八幡ちょっと傷ついちゃった☆
しかしまぁ先輩がゲームセンターとは意外だった。
てっきり洋服見にいこーとか、雑貨屋さんいこーとか言い出すと思っていたのに。
だいたい女子の洋服見にいこうと言ってただ見るだけ率は異常。
俺は「ならそうしましょう」と言い張り切る先輩の後についていく。
この人ゲーセンでなにするんだろう……
× × ×
「ふっふっふ、また私の勝ちだね!」
「先輩強すぎじゃないですか?」
「ま・あ・ね!」
先輩がゲームセンターに来て何をするのかと思いきやまさかマリオカートだった。
なんかもうやばかった。
だって横にいためちゃくちゃやり込んでそうな人に圧勝してたんだもん。
手も足も出なくてかわいそうでした。
「ふぅ〜、たのしかったぁー!」
「先輩強すぎですよ。横の人かわいそうでした」
「あれはあの人たちが弱いんだよ〜」
と言いつつも褒められて嬉しそうな先輩は鼻歌を歌いながら俺の目の前を歩いていく。
そんな上機嫌な先輩を周りの人がチラチラみていて少し心に違和感を覚える。
なんだこのモヤモヤは…
「で、今これどこに向かってるんですかね?」
「本屋さんだよー!ほら私今年受験だからさ、参考書とかほしいなーって」
「いいですね、俺もよく本屋行きますよ」
主にマンガとかラノベとかを買いにね!
いったん先輩と別れ小説のコーナーに行く。
だってほら、あれじゃん?ラノベコーナーとかにいる時に先輩来たら変な偏見持たれそうじゃん?
ラノベ=オタク=キモい みたいな公式が世の中には存在してるからね…
俺の好きな作者の新作を買おうか悩んでいると先輩がお店の袋を持って帰ってきた。
「ごめんごめん!すっかり遅くなっちゃった」
「いえいえ、待ってませんよ」
「ほほぉ、ちゃんと待ってませんって言えるじゃん!」
「言えますよ。でもさすがに1時間も待たされて待ってないって言えるほど俺優しくないですけどね」
「もぉー!それは忘れてよ!」
先輩は赤くなりながら頬を膨らませる。
くそっ!かわいい!
俺じゃなかったら今ので即惚れて告白して振られるまである。
俺が振られないのは告白する度胸がないからだけどねっ☆
ふと本屋の袋を見ると結構な重さの本が数冊入っていた。
俺はその袋をヒョイと先輩の手から奪う。
ポカンとしている先輩の顔がみるみる赤くなっていく。
しまった!ついお兄ちゃんスキルが発動してしまった!
でも先輩そんなに顔真っ赤にして怒らなくてもいいじゃないですか。
「えっと、これはその、なんていうか、重そうだったからで…」
きょどるのがキモいと定評のある俺がきょどりながら言うと先輩はうつむきながら
「あり、がと」
と言う。
先輩そんなに真っ赤になるまで怒ってるならお礼言わなくていいですよ?
× × ×
その後散々先輩のファッションショーに付き合わされ、くたくただった。
似合ってるとか言うと真っ赤になってカーテンをピシャッて閉められた。
先輩、怒るなら見せないでっ!
夜も遅いので先輩に家まで送ってとお願いされた。
無論断れるはずもなくお荷物持ちの召使いと化した俺は先輩を家まで送る。
「今日は私のワガママに付き合ってくれてありがとうね!まぁまぁ楽しかったよ!」
「そりゃどうも。先輩ワガママに付き合わされるのは大変でした。」
「こんな美人とデートなんてなかなかできないぞ〜」
つい返事がぶっきらぼうになる。
素直じゃないなぁ、などと先輩は言いながら俺の横を歩く。
先輩は鹿波と書いてある表札の前で立ち止まるこちらを見る。
「あ、私の家ここだから!送ってくれてありがとう」
「いえいえ」
そう言って持っていた荷物を先輩に渡す。
ありがと〜と言いながら荷物を受け取る。
家に入っていこうとするのを見送ってさて帰ろうと思っていると、先輩がクルッと回り俺の方に戻ってくる。
モジモジしながらうつむいている。
「あ、あのさ比企谷くん」
「なんですか?」
「私、ひきが 「せんぱい」
思わず大きな声が出てしまう。
先輩は驚き顔を上げる。
「俺帰ります。先輩もはやく家に入らないと。まだ夜は少し寒いですからね。今日は楽しかったです。誘ってくれてありがとうございました」
そう言って回れ右をすると、もと来た道を帰る。
先輩が何を言おうとしたかは分からない。
ただの自意識過剰かもしれない。
むしろほとんど100%自意識過剰と言ってもいいだろう。
でもこうするしかなかった。
俺にはまだそうするしか方法がなかったから……
いかがだったでしょうか?
最初は5話くらいで終わる予定だったのに!
このままじゃ二桁いっちゃうよー笑
それでも皆さんが満足していただけるようにがんばります!
感想とかご指摘、お気に入りなど貰えると嬉しいです!
あと感想とか感想とか。それと感想とか!
要約すると感想が欲しいです。笑
拙い文章ですが読んでいただきありがとうございました(>_<)