前回の続きみたいになっちゃいました(笑)
そんでもって長くなっちゃったので二つに分けました!
ごめんなさい(。-_-。)
まったく関係ないですが今日親知らず抜きました笑
では17話ですどうぞ!
はぁ……
待ち合わせの時間からもう30分も過ぎている。
なんであの人は毎回遅刻するんだろうか。
自分から言いだしたくせに。
しかも今回のデー……荷物持ちは少しばかりいつもより面倒臭いことがある。
俺の108の特技の1つのボーッとして時間を潰すを使っていると最近聞き慣れてきた声がする。
「こ、こんにちは比企谷先輩!」
「後30分早く来てそれを言って欲しかったですね、鹿波さん」
言いづれぇぇぇえ!
どうしてこうなった……
× × ×
文化祭の翌日、つまり代休の朝遅くにのそのそと起きて二度寝しようか悩んでいるとマイハニーという知らない人から電話がかかってきた。
「……はい」
「比企谷く〜ん!今日ヒマ?」
俺の休日を取らないで欲しい。
昨日だって結局家まで送らせたくせに。
だいたい昨日録画したプリキュア見ないといけないし!
八幡休日はダラダラしたりゲームしたりゴロゴロしたり勉強したりで忙しいんだから!
「いや、今日は録画したプリ……教育番組を見ないといけないので。それじゃ」
そう言って電話を一方的に切る。
少しだけ胸が痛む。
最近何かがおかしい。
こんな風に胸が痛んだことなんて今までなかったのに……
「すみません、今度埋め合わせをします」
そう打ち込み先輩にメールを送る。
まぁ、これで大丈夫だろうと自分を納得させる。
さて、プリキュア見るか……
プリキュア最高っ!
そこらの青春ドラマなんかより断然プリキュアの方が感動できる。
プリキュアまじ神。
学校で教材として使うべきだと八幡思うな!
遅く起きたこともあり、プリキュアを見終わるともう12時を過ぎていた。
お昼ご飯を作ってもらおうと小町〜、と声をかけるが返事がない。
ま、まさかただのしかばねになっているのか⁉︎
小町の部屋に行こうと思い階段を上っているとふと思い出し、思わずひとりごとの様にこえが出てしまった。
「あ、今日月曜日じゃん」
小町学校でしたっ!テヘペロ☆
× × ×
そんな訳で1人ラーメンを堪能しようとなりたけに来ていた訳なのだが……なんでこの人来たの?
「比企谷くん、どうしてこんなところでラーメン食べてるのかなぁ〜?」
「あ、いや〜、たまにはラーメンもいいかなーと思いまして」
「比企谷くんは私よりラーメンをとった訳ね……お姉さん悲しいな……」
そう言って先輩はグスンと言いながら目に手を添える。
先輩泣き真似はやめてください!みんなに変な目で見られてますからっ!
あと先輩はお姉さんって言うより妹のほうが近いですよ。
いつの間にか泣き止んだ先輩はスープを飲み干しダンっと器を机の上に置くとこっちに振り返った。
ていうかそれ男らしすぎますよ。
その前によくその背脂の量飲み干せましたね。
「でさ〜、比企谷くん、今度埋め合わせしてくれるんだよね〜?」
「えーと、まぁ、はい」
「それなら今週の日曜日どこか遊びに行こうよ!」
まぁ先輩の荷物持ちをして許されるなら安いものだ。
あれ?いつのまにか社畜のような考え方に……
やっぱり夢は大事だね!働かない。絶対に。
「まぁいいですよ。埋め合わせするって言ったの俺の方ですしね」
「そーだそーだ!比企谷くんが全部悪い!この小悪党め!」
「ディスりながらディスるのやめてください。せめて普通の悪党にしてくださいよ」
「……ぷっ!あっはっはっは!」
先輩、机に突っ伏して爆笑しないでっ!
周りの目を少しは気にしてっ!
ひとしきり笑終わったあとで先輩はひぃひぃ言いながら涙目の顔を上げた。
「はぁはぁ……ふぅ、もぉ、やめてよ比企谷くん!ていうか比企谷くん敬語じゃなくてもいいよ?友達なんだし」
まって!それでも僕はやってない!
あ、これ結局やっちゃった事にやるやつだ。
とまぁ、それは置いといて。
「いや、年上には敬語をつかえって習わなかったんですか?」
「いーよー、そんなの!もっと友達らしくフレンドリーにさ!」
どれだけ友達するんですか。
「どんだけ友達になりたいんですか」
すると先輩は少し顔を赤らめながらもじもじしてポツリとつぶやいた。
そんなにお店暑いのん?
「……じゃあ彼女?」
「やめてください、勘違いして告白して振られちゃいますから」
先輩は別にいいじゃん、などとブツブツ言っている。
あ、俺が振られるのは別に気にしないんですね。
じゃあ〜、と先輩は話を続ける。
「その日は先輩と後輩を入れ替えようよ!私が後輩で比企谷くんが先輩ね!」
「いやですよ、なんでそんな面倒なことしないといけないんですか」
すると先輩は拗ねたように唇を尖らせる。
べ、別に拗ねた顔がかわいいだなんて思ってないんだからねっ!
「埋め合わせするって言ったのに……」
そう言われると弱る。
確かに埋め合わせをすると言ったのは事実であり、何よりこんな俺と仲良くしてくれる数少ない人である先輩を邪険にする程俺は冷たくはない。
「はぁ……仕方ないですね。今回だけですよ?」
「ほんとに?やったー!やっぱ言ってみるもんだね!」
「最後のが無ければよかったんですけどね」
「うるさいなぁ!じゃ、よろしくね比企谷先輩っ!」
なんだか全然悪くはないですね。
むしろ推奨したいですね、はい。
「比企谷くんなんだかキモいよ?変なこと考えてるでしょ?」
「ぜ、全然考えてないですよ?」
ジト目で見てくる先輩の目線を振り切って先輩の分のお金も払い店を出る。
後ろから付いてきた先輩が頬を少し赤らめながら自転車に跨った俺の腕をちょんちょんとつついてくる。
ふっ、先輩、お礼なら別にいいですよ。
「……お腹一杯だから家まで乗せてって」
そうなるのね……
いかがだったでしょうか?
なんだか最近低評価続きですこしへこんでます(。-_-。)
悪いところや変えたほうがいいところなどありましたらお教えいただければ嬉しいです(>_<)
それでは次回は先輩後輩入れ替わってデート編です!
いつものごとく感想や評価、誤字脱字やご指摘等お待ちしております!
読んでいただきありがとうございました(*^^*)