出来上がったけど、読み返し、納得いかず書き直し……
最近はそればかりで書いていても前進どころか後退することもしばしばですw
かなりの亀更新で頭もイカれ気味の作者ですが、それでも読んでくれる読者の皆さんにはほんとに感謝です。
それでは、本編もどうぞ!
ようやく、すべてのことがおわった。
月は元にもどり、妖怪が完全に力を取り戻した。
すると、白い幼女とチェック柄の幼女がムクムクムク〜っと大きくなっていく。水を得た増えるわかめみたいなかんじで(わかりづらい)
そして、膨らみきったその姿は見知った顔。
先程行っていたとおり、レティと幽香だった。
「レティ、おかえり。気がつかなくてすまん」
「ううん、気にしないで。むしろ気がついていたリリーのほうが異常なのよ」
えっ、リリーきがついてたの?
「みればわかりますよー」
「心を読むな!」
「完全にそう思ってる顔だったわよ?」
心を読むのが皆さんお好きなようで
「というより、顔に出てるからわかるのよね」
「私達でも」「わかったわ」
「静葉と稔子まで!?」
仲間だと思ってたのに!
……まぁ、そんなこんなでみんな無事異変を解決したってことで。なんとか打墨神社まで戻ってきた。
宴会?結婚式で散々飲んだ連中ばかりだったから今回はやめてほしいと文字通りドクターストップがかかったため、今回は無しだ。
……幻想郷ならそんなことお構いなしにやるんだろうけどな。
そして、帰ってきた俺たち…+α
「あのー、つかぬことをお伺いしますが…なぜ幽香さんまでうちに?」
「ひまわりを栽培するためよ。決まってるじゃない。せっかく春夏秋冬が固定されるなら、咲き誇る向日葵を育てなきゃ…もったいないじゃない」
「…………」
まぁうん、スペースあるし花が咲くのはいいことだ。
「それじゃあ、場所選びに行ってくるわ」
「あ、うん。どうぞご自由に」
▼風見幽香が仲間になっt「なったつもりはないから」
……テンプレまで見抜かれた
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「安請け合いしなけりゃよかった…」
俺は今、猛烈に後悔している。なにかというと、幻相郷縁起だ。大好評みたいで、かかる重圧がけっこう…なんというかやばい。
…しっかりやらないとな
と、テーブルに向かって作業していると突然部屋のドアがノックされた。どうぞ、と一声かけるとノックの主が部屋にいそいそと入ってくる。
幽香だ。
「時夜、いま大丈夫?」
「どうした、幽香。できれば今忙しいからあとに…」
「時夜の部屋が一番日当たりよかったから、そこを貸してほしいのだけど…大丈夫かしら」
「あぁ、そういや場所探してるんだっけか…確かに、あの部屋日当たりいいしな。大丈夫だ、存分に使ってくれ」
自室はそんなに物がない。趣味が特にないともいうが
「…あなたは一体、何を書いてるのかしら?」
「幻相郷縁起だ。妖怪の特徴を纏めただけなんだが、これが案外好評なんだよな。しっかり書かなきゃ…」
「…はぁ」
幽香は呆れたように伸びをしながら近づき、俺の背後に立った。そのまま拳を振りかぶり…
「ん?どうした…うがっ!?」
背中をドスっとどつかれた。しかし、不思議なことに痛みが全くない。
「んな肩肘貼って書いてもいい本はできないわ。私も手伝うから、気楽に書きましょう」
「お、おう…」
なんだ、すごく優しいじゃん。原作の鬼のような幽香がまるで嘘のよう…
「なんか今失礼なこと考えてなかった?」
「いえいえ、めっそうもございません…優しいなぁと思っただけです」
「……」
うん、嘘はついてない。褒めてたし…褒めてたよな?
「はぁ、あなたってほんと食えないわよね。まぁいいわ、書きましょう」
「あぁ、そうすっか」
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・風見幽香
打墨神社に突如現れた妖怪。向日葵が好きで夏の気質がある(時夜談)
永夜異変解決に力をかしてくれた。
元博麗の巫女で、未来予知並の直感を持つ。何に対しても無関心だが、なんだかんだいって力になってくれる。
驚異はさほどないだろう。
・リグル・ナイトバグ
うちの巫女、秋姉妹の口添えのもと作成。
夜になると勢力をまし、ありとあらゆる虫を操って襲ってくる。毒虫や服の上からでも噛み付いてくる虫など、幻相郷の虫はかなり恐ろしいためかなりの驚異。
見かけたら必死で逃げるべし
・藤原妹紅
こちらも秋姉妹の口添えの元作成。
慧音の夫。ハードボイルドな雰囲気でグラサンをつけており、人を寄せ付けない雰囲気がある。
しかし、見た目によらず優しいのでどうしようもなく困ったときは頼んでみるといい。
……なお、妻の慧音には頭が上がらない模様。
・鈴仙・優曇華院=イナバ→魂魄鈴仙
月の神様、月詠命の使いであり、今回の異変にて妖夢と婚約を果たした。嫁入りということで名字を変えたらしい。
なお、魂魄魔理沙はこの婚約により二人の娘となった。
・ルナチャイルド
チャイルド、と名のついているが正体はのじゃ〇リおじさんである(背丈が低く愛らしい外見をしておりどっからどっからどう見ても女の子なのだが、性別は男でおじさん。語尾はのじゃ。
今回の異変の原因となる結婚指輪の製作者、月詠に力を与えている妖精であり、鈴仙の主人よりさらに立場が上に当たる。ある種勢力的な面としては、魂魄家は彼女の傘下に入ったと言っても過言ではないだろう。ちなみに、めっちゃ栗みたいな口をしている。
・依姫、豊姫、てゐ
今回の異変の主犯。結婚式のために月詠から月の力を込めた指輪の製法を盗み、大量生産、販売をした。その結果、月がかけ不完全な満月をもたらしたのだ。
打墨神社の巫女、リリーと上にて解説をしたルナチャイルドによって成敗された。
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「……こんなものかしらね」
提灯の薄暗い明かりが静かに部屋を照らす。
薄暗い中でも疲れたのがよくわかるほど、疲労が伺える。
一息ついて、大きく伸びをして隣でともに作業をしていた神社の主に向けて呼びかける
「なんとか終わりまでこぎつけたわ。と言ってもあなたが書いた下書きから書いたものだから少し違うかもしれないわね……時夜?」
目を凝らしてみると、机に突っ伏して寝息をたてていた。気がつけばもう丑三つ時だ。そして、崇められて神になったとはいえ、彼は人間である。無理はない。
「……頑張ったものね」
風を引かないよう暖かい布を羽織らせ…ようにもそんな布や服は見当たらない。
…時夜の部屋なら布団くらいはあるだろう。
「ふぁ…あぁ……」
なんだか、私も眠くなってきた…早く運んで寝よう。
寝ている時夜を担いで時夜の部屋へと向かう。
「よいしょ…と」
寝床をしき、時夜を寝かせて布団を被せる。
「それじゃあ、私も寝なくちゃ…あ」
そこでふと気がつく。自分の部屋はまだない。寝る場所がないのだ。
「帰るには……遠い、のよね……」
幻相郷縁起の作成による疲労、また時間的な眠気や眠気を誘う、部屋に響く規則正しい寝息。そして目の前には布団。
抗えるはずもなく……
「お邪魔するわね…」
時夜のベッドに潜り込み、二人で一つの布団で寝てたそうな。
告白します。
実はこの作品書き始めるまで…ゆうかりん怖いと思ってました。
作品を書き始めるにあたって、ゆうかりんのことをしらべたり、他の方の描く(つまり二次作品の)ゆうかりんを調べたんですよね(それまで作者あまりゆうかりんのこと知らなかった…原作のみの知識だった)
結果、現在ではかなり好きなキャラの一人ですw
以上、作者の裏話でした。