GS芦蛍!絶対幸福大作戦!!!   作:混沌の魔法使い

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どうも混沌の魔法使いです、今回も引き続きシリアスメインで書いていこうと思います。タイトルのスカウトの意味がないような気もしますが、そこはスルーしてください。それでは今回の更新もどうかよろしくお願いします


その4

 

 

リポート9 黒魔術師小笠原エミのスカウト その4

 

美神さんからお父さんが会いに来たと言うのを聞き、横島の家から久しぶりに自宅になっているビルに戻る。

 

「んじゃあ俺はチビを散歩させてるわ」

 

「みみー!」

 

念の為についてきてくれた横島とチビはそのまま歩いて行こうとするので

 

「タマモ。よろしく」

 

「コン」

 

欠伸をしていたタマモに横島を護るのを頼む。尾が8本、既に街に出るような悪霊に負けるような霊力ではない、タマモが居れば妖怪も近づいて来ない筈だ。タマモの霊格を知れば逃げる筈だから……素早く横島の肩の上に登っていくタマモと

 

「おー?今日のタマモは甘えん坊か。しゃーないなー」

 

「コン♪」

 

すりすりと横島の頬に擦り寄っているタマモに若干の殺意を覚えながら、私は最上階のお父さんの部屋に向かう。そこでは

 

「あーなるほどなるほど、お前の分霊は大丈夫なんだな?」

 

【然り。人間如きが我が分霊を引き寄せる事適わず】

 

お父さんが何かの空間に喋りかけていた……しかしとんでもない威圧感だ。もしかしてお父さんと同じくソロモンの魔神かもしれない

 

【アシュタロスよ。その後ろの小娘がお前の娘か?】

 

空間に浮かぶ鋭い目付きの老人。外見は老人だが……並の存在ではない、思わず身構えると

 

「ああ、そうだ。蛍と言う……蛍紹介しよう。私の配下の大精霊ネビロスだ】

 

はい?ネビロスってソロモンの魔神なんじゃあ

 

【正確には違う。我が分霊のナベリウスが魔神であり、我はアシュタロスの相談役の様な物をやっていた。今は引退しているが】

 

精霊って引退するんだ……初めて知った……

 

「ネビロスじゃないとすると……他の死霊使いで分霊を引きずり出されたのは知らないか?」

 

【ムルムルの小童がぼやいておったぞ。人間がどうとかな】

 

ムルムルってこれもソロモンの魔神じゃない……こんなの相手にどうしろっていうんだろ?

 

【黒おじさーん早く散歩に行こうよー】

 

【ああ、アリス。直ぐに行く】

 

アリス?だれそれ……お父さんも呆然とした顔で

 

「アリスって誰だい?」

 

【神の馬鹿によって生贄になって死んだ少女だ。あまりに不憫なので私とベリアルがゾンビにして育てている。優秀なネクロマンサーになるぞ】

 

にやりと笑い消えるネビロス。私は隣のお父さんに

 

「魔神って子煩悩なの?」

 

「判らん……」

 

ネビロスとベリアルが育てていると言うネクロマンサーの少女のゾンビ……

 

(すっごい嫌な予感がする)

 

人外ホイホイと呼ばれる横島とそのアリスがどこか出会いそうな気がして、少し怖いとおもうのだった

 

「さてと、少し作戦会議をしようか。メドーサが今調べてくれているんだが、神代幽夜は近くに居るかもしれないんだ」

 

近くに居るかもしれない、それなら探すのが大分楽になるかもしれない、私はその言葉に頷き2人で地図と睨めっこを始めるのだった……

 

 

 

アシュ様に言われた居た場所にはかなり念入りな結界が張られていた。恐らくここがアシュ様の言っていた人間が隠れている場所なのだろう……旧・GS協会総本部……既に取り壊しが決定され地表に出ている分は完全に破壊されているが……地下の設備が残っている気配がする……多分そこに神代幽夜が居るのだろう……

 

(さてと戻るか)

 

かなり濃密な魔力を感じる。残念だけど今のあたしでは手が出ない……

 

(この封印のブレスレットって言うのは便利だねえ)

 

魔力を完全に押さえ込んでくれているこのブレスレットのおかげで普通に街を出歩く事が出来る。死霊使いのデミアンとベルゼブブには意味がないが、あたしのように完全な人型にはとても有効だ。何せ神族の目を気にしないで出歩く事が出来るのだから

 

(何のためにこんな物を作ったんだろうね)

 

蛍に渡すためと言えば納得出来るが、アシュ様とあたしの分もある。その事に若干の疑問を抱きながらも折角だから買い物でもしていくかと振り返ると

 

「みー」

 

「ふわあ!?」

 

思わずマヌケな声が出る。顔の目の前に飛んでいた翼ある悪魔「グレムリン」の幼生に

 

(な、何でこんな所に!?)

 

普通は夜行性で昼間は寝ているはずだし、そもそもこんな都会に居たらあちこちの機械を壊しているはずなのに、その気配もない。それ所か「チビ」と刻まれた首輪をしている……まさか飼われている?

 

「こらー!!!チビー!!!勝手に飛んでくなー!!!」

 

頭に妖狐を乗せて走ってくるバンダナの青年……ミズチとの戦いで高レベルの陰陽術を使いこなしていた青年だ。確か横島だったね

見習いとは言えGSだ。魔族であるあたしの顔を見せるわけには行かない、結界を使って姿を消す。これで通り過ぎてくれるだろうと思っていると脳裏で

 

【その程度であいつは止まらないよ】

 

呆れた誰かの声が聞こえたような気がした。だけどいくら力が制限されているとは言え魔族の結界を人間が

 

「吊り目が麗しいおねえさまー!僕と一緒にお茶しませんかー!!」

 

「なにい!?」

 

まさかのあたしの結界を完全無視。それ所かあたしの手を両手で握り締めている

 

(信じられない)

 

どうしてと思うが、それよりも人間に手を掴まれていると言う事に腹立ち足を振り上げようとしたが

 

(ん?)

 

夢で何度か見たあたしの手を伸ばそうとした馬鹿な男の姿を思い出す。横島が成長するとあんな感じになるのかもしれない……

 

(となるとあんまり無碍にするのも……)

 

アシュ様の陣営に来る人間になるのなら、将来的には味方だ。あたしは少し考えてから、横島の頭の上の狐と肩に着地してグルーミングをしているグレムリンを見ながら

 

「まぁ暇だし良いよ」

 

それにこれだけ妖怪と悪魔が懐く人間と言うのも興味があった。1度話してみるのも悪くない

 

「マジで!?うおおお!またナンパに成功した!人類には小さな一歩だが俺には大きな一歩だアアアア!」

 

声も高らかに叫ぶ横島。なんと言うか面白いやつだ、最近は暇をしていたのでこんな馬鹿に付き合うのも面白いかもしれない

 

「ほら!さっさと行くよ」

 

「は、はい!」

 

いつまでもここでじっとしているのもつまらない。気分転換に良いだろうと思い、あたしは横島の手を引いて近くの喫茶店に入るのだった……

 

「ふーん。GS見習いねえ……」

 

「そうなんっす!まだまだ迷惑とかを掛けてるから、もうちょい何か出来るようになりたいっすね」

 

喫茶店の中なので狐とグレムリンは狐の幻術で姿を隠して、ミルクとホットケーキを頬張っている。なんか癒されるような気がする

 

「あーと言ってもわからないっすか?」

 

「いや、判るよ。あたしも霊能力関係者だしね」

 

まぁ本当は魔族なんだけど……そこまで言う必要はないだろう

 

「え?そうなんっすか?どこかで事務所とかを構えてるんですか?それなら研修とかは……」

 

「あーやめときな。あたしはモグリだよ、正規のGSじゃない」

 

えっと言う顔をする横島。多分そう言うのは知らないんだろうなと思いながら

 

「GSって一言で言っても色々ある。正規のGSじゃないのも居るんだよ」

 

「そうなんっすか……所でお姉さんのお名前は?俺は横島っす」

 

心の中で小さく知ってると呟きながら、あたしは伝票を手に立ち上がり

 

「今度会えたら教えてやるよ。それまでにはもう少し何か覚えておきな……これくらいな」

 

ほんの少しだけサービスと言うことで手の平に魔力を集める

 

「それ……サイキックソーサー?」

 

サイキックソーサー。確か蛍が使う、起爆性の霊力の盾だったか……だけどあたしのはそんなものじゃ無い。これは基礎の基礎だ

 

「良く見てな」

 

その霊力を握り潰し右手を覆う篭手を作り出す。だけどこれは霊力の物質化ではない、簡易の魔装術だ

 

「すげえ……」

 

「コン?」

 

怪訝そうな顔をしている狐と目を輝かせている横島を見て

 

「霊力は色々ある、自分に合っている何かを探して見な」

 

これも何かのヒントになるだろう。これくらいはね、しても良いだろう。まだ未熟なGSなのだから、色々な技術を見るのはいい勉強になるはずだから

 

「メドーサ。横島に何かした?」

 

「蛍だったか?」

 

喫茶店の外で腕を組んでいたアシュ様の娘。蛍に睨まれる……小娘の癖に中々の威圧感を放ってるね。自分の物に手を出されたと思ってるのかねと苦笑していると

 

「魔装術なんか教えてないでしょうね?」

 

「そんな事はしてないよ。少しだけ見せただけさ……別にあんたの男を取る気はないよ」

 

まぁそれなりに興味はあるけど……今は別にちょっと面白いかもしれない馬鹿って言う認識だしね……

 

「まぁいいけどね。私の横島を盗ったら許さないから、横島は私のよ」

 

「はいはい。判ってますって」

 

アシュ様も蛍の為に色々としているのだし……アシュ様に睨まれるのはあたしとしても面白くないしね……

 

「じゃあね。あたしはアシュ様に報告があるから」

 

アシュ様に神代幽夜の場所を伝える為にあたしは喫茶店を後にした

 

(横島がどうなるか楽しみだね)

 

今見せた魔装術の篭手。悪魔と契約していないから使えるわけはないが……記憶で見た横島は霊力の圧縮に特化していた……もしかしたらとんでもない何かを思いつくかもしれない。それを見てみるのが楽しみだと思うのだった……ちらりと見た窓から並んで紅茶を飲んで話をしている蛍と横島をみて微笑ましい物を感じながら……

 

 

「唐巣先生。冥華おば様、失礼します、これが昨日の私とエミの成果です」

 

唐巣先生の教会に運び込んだエンブレム。これは昨日エミと捕まえようとしたゾンビが身につけていた物だ、捕獲しようと思ったのだが、エンブレムが輝きその姿を消失させてしまったのでこれだけを回収してきた

 

「これは……まさか」

 

「ちょっと信じたくないわねえ~」

 

青い顔をする唐巣先生と冥華おば様。私とエミも調べて顔を青褪めさせる事になった。何故ならそれは

 

「ソロモン72の序列の54番目……死霊公爵「ムルムル」の紋章です」

 

ムルムルは極めて優秀な死霊使いだ。神代の不完全な神降ろしで操られているとしても危険な相手だ

 

「その通り。ムルムルは極めて優秀な死霊使いであるが、それ以前に中立派とされる魔神だ」

 

芦優太郎が来て歩きながらムルムルの情報を話す

 

「お初にお目にかかります、芦優太郎です。呼び方はお好きなほうで、唐巣和宏神父。六道冥華さん」

 

笑顔の芦優太郎にエミが怪訝そうな顔をして

 

「どうしてムルムルが中立派って知っているワケ?あんたももしかして神代幽夜側なんじゃないの?」

 

確かにその可能性はある。ソロモンの魔神の情報なんて滅多にないのだから

 

「蛇の道は蛇と言うでしょう。私はこれの正統所有者ですよ」

 

芦優太郎が懐から出したのは凄まじい魔力を秘めた一冊の本。それを見た瞬間胸がざわめくのを感じた

 

(なにこの感じ……)

 

懐かしさ。怒り、絶望、喜び。色んな感情がない混ぜになった奇妙な感覚を感じていると

 

「ゴゴゴ……ゴエティア!しかも真作!?どこでそれを!?」

 

「代々受け継いできた物です。危険なので普段は封印していますが、今回は特別に持ってきました」

 

「み、見せて欲しいワケ!」

 

エミが手を伸ばすが芦優太郎はその手を躱して、鞄にしまって札を貼る

 

「これはとても危険なのですよ、発狂しかねない。ムルムルの情報の写しはあるのでこれで我慢してください」

 

差し出された写本。それでも凄まじい魔力を秘めている。両手に霊力を込めてその写本を手にする

 

「今回は同行させていただくということで精霊石をいくつか用意しました。それとダウジングで見つけたのですが」

 

広げてあった地図に丸をつける芦優太郎。そこを覗き込んだ私達は声を揃えて

 

「「「旧・GS本部跡地」」」

 

都心の霊脈の上にあって、なおかつ地下がある。神代幽夜の潜伏場所としてはもっとも適しているだろう

 

「そういえば~Dランクで跡地の調査依頼があったけど行方不明者続出で取り下げに~」

 

もしかして私とエミが倒したゾンビは……

 

「調査をしに行った若手GSの成れの果て……ってワケ。胸糞悪いわけ」

 

顔を歪めるエミの隣で唐巣先生が依頼書を見て

 

「また出ているね、旧GS本部跡地の調査……見習いもしくはDランクGSのみ」

 

最悪の事態になってしまったわけだ、横島君と蛍ちゃんに頼むしかない

 

「色々準備させて~先行してもらいましょう~あとで合流すればいいわ~」

 

「一応仮GS免許を持っている私が同行します。唐巣神父達はその後で合流してください」

 

とんとん拍子に話が進んでいくのを見て

 

「ちょい待ち!あの2人は私の弟子よ!私は反対するからね!」

 

ムルムル相手に横島君と蛍ちゃんを先行させるのは断固反対だと叫ぶ。エミも

 

「あたしも良くないと思うワケ。危険すぎる」

 

スカウトしようとしていたくらいだから私の気持ちが判るのだろう。唐巣神父達を若干睨みながら言うと

 

「私も確かに危険だと思っている。しかし旧本部は特別な封印をされている、美神君も知っているだろう?」

 

あの場所はいろんな魔具が在る場所で封印処理をされているのは知っている。だけど

 

「私の~式神を護身でつけるわ~それに直ぐ合流すれば危険度も減るわ~2人と芦さんを信じて見ましょう~」

 

判ってる。判っていた、2人に協力して貰わないといけないことには

 

「別途で報酬を出してください。横島君と蛍ちゃんにそれが条件です」

 

今回はかなりの難易度の依頼になる。見習いにもしっかりと給金を払う事をお願いするのだった……

 

「もちろん~それなりの報酬は用意するわ~」

 

冥華おば様が即答してくれて心底安心した。万年金欠の唐巣先生がまともな報酬を出してくれるとは思わなかったからだ……

 

 

 

旧GS本部地下。既に廃墟になっているという話だったが、地下の設備は最新式のPCや明らかに場違いと思われる家具で埋め尽くされていた

 

「ほう。いきなり来たか」

 

ソファーに腰掛けワインを手にPCを見ていると、「旧GS本部地下捜索」の志願者に見習い2人と仮免が1人……

 

「私だ。今日申し込みに来た3人を明日にでも旧本部地下によこせ。いいな」

 

GS協会にいる私の部下に電話で指示を出し目を閉じる。何故か10体近くゾンビが滅せられた

 

「また暫くは手駒集めだな」

 

ランクの低いGSと見習いを捕まえてドンドンゾンビにしていけば良い。それでまた手駒が増える

 

「けひゃ。まだ駄目なのかあ?地下の神代琉璃をくれる約束なんじゃあないのかあ?」

 

黒坂が部屋を空けて汚い靴でソファーに座るのを見て眉を顰める。ムルムルの死霊術は黒坂に、剣技や体術は私に分配した。あまり霊力を使えない身体だ。適材適所と言うのがあるが

 

(この男は失敗だったな)

 

呪術師であるがあまりにモラルが低い。私の仲間と呼ぶには醜い……

 

「まだだ。もう少し待て」

 

黒坂が私に協力しているのは、地下に封印されている琉璃を穢す為それだけだ……全く吐き気がする

 

「ちいっつまらんぜ。女が居ないのはつまらない、壊して、穢して、屈服させるのが面白いのによお」

 

けひゃひゃひゃっと笑う黒坂。ムルムルの分霊の影響で既に精神崩壊が始まっているか、まぁ問題ない。ムルムルの分霊がいる限り死にはしないのだから

 

「明日だ。明日好きにしろ」

 

とは言え協力者の望みを叶えないほど私は性悪ではない。正統な労働には正当な報酬をだ

 

「けひゃ?」

 

振り返る黒坂の目に光はない、完全に魂まで浸食されているのだろう

 

「琉璃の力は充分に溜め込むことが出来た。もう必要ない」

 

あの結晶に封印しているのは理由がある。稀代の神卸しの才を持つ琉璃の霊力を結晶化させれば、私でも神卸が使える。しかし神卸は儀式。穢れなき巫女でなければならない、だから2年にわたり封印してきたがもう良いだろう

 

「けひゃひゃ!!!また俺のドレイ女が増える。ひゃひゃひゃひゃ!!!」

 

楽しそうに笑いながら出て行く黒坂。下卑た男だ……ふん。何十人も女を攫ってきて呪術で廃人同然にして死んだらゾンビにして切り刻んで殺す

 

「もっと良い呪術師を探すんだった」

 

あんな下卑た男ではなく、もっと理知的な男を捜すべきだったと後悔しながらワインを口に含むが……味はしない。分霊を取り込んだせいで身体の作りが変っているせいか人間の食べ物は口に合わない、だがまだ心は人間であるという事を忘れたくはない。そう……

 

「誇りある悪は散り際もまた理解しているのだよ」

 

今度の見習いは格が違う「美神除霊事務所」の所属だ。今までのGSとは比べるまでもないだろう、それに確実に美神令子も出てくる

 

「力を手にして見てもむなしいだけだ」

 

不完全と言うことで神代家から追放され、禁呪に手を染め力と権力を手にして見たが虚しい物だ……地下から外が見れるように改造した窓から月を見つめつつ

 

「良き終焉が訪れる事を」

 

美しき月よ。どうかこの愚かな男を裁いてくれ、そしてこの魂を煉獄へと堕としてくれ……力と権力を手にした今なら判る

 

「私は生まれるべきではなかった」

 

神代家の分家の1つ。神大の家に生まれ、最後の近親相姦により生まれた私は人間として欠陥がありすぎた。神代家の当主に命をつながれたが、そうではなく死ぬべきだったのだ……

 

「最後の一晩。ゆっくりと楽しむとしよう」

 

明日がこの私神代幽夜の最後になるだろう。味はしない、香りも感じない、だがそれでも最後の晩餐としゃれ込むのだった……

 

 

リポート9 黒魔術師小笠原エミのスカウト その5へ続く

 

 

 




結構シリアス風味で進めて見ました。次回は戦闘回で進めて行こうと思います、神代幽夜は人的欠陥者イメージはマーボー神父だと思ってください。それでは次回の更新もどうかよろしくお願いします

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