GS芦蛍!絶対幸福大作戦!!!   作:混沌の魔法使い

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どうも混沌の魔法使いです。今回も前々回。前回と続き別件リポートとなります。今回は人間側の別件になりますね
今回のは少し短めになりますが、どうかよろしくお願いします。そして横島は今回出ません!



別件リポート その3

 

別件リポート 選ばれた者

 

緊急でGS協会に来て欲しいという琉璃からの連絡があり、仕事の延期をクライアントに頼み込みGS協会に来たんだけど

 

「ただ事じゃないみたいね」

 

エミが居ることには大して驚かなかったけど、唐巣先生に冥華おば様。それに……1人だけ離れた所に立っているカソックを身に纏った長身の男。唐巣先生と同じような服装をしているが、その雰囲気はまるで異質とでも言うべきほどかけ離れている

 

(言峰綺礼……)

 

話には聞いていた、唐巣先生と同じく教会から追放された神父。GS協会にも教会にも属さず、更に言えばGSですらないが、悪魔狩りとして除霊を行ったり、霊障に悩む人を助ける為に行動している。その行い自体は正しい事なんだろうけど、GS免許を持たぬ上に、破門されているのにも関わらず海外を拠点にし行動している点からGS協会からも、教会からも目を付けられている筈の変わり者が何故ここに……

 

「仕事を延期にしてもらってすいませんでした美神さん。ですが早急に話し合いをしたかったので」

 

琉璃にそう声を掛けられ、考え事を中断する。かなり深刻な表情をしているけど、何があったのだろうか

 

「言峰さん。もう1度説明して貰えますか?」

 

「構わないとも、その為に私はここにいるのだから」

 

にやにやと不吉な笑みを浮かべる言峰。正直言って、かなり胡散臭いと言わざるを得ない

 

「白竜寺の白龍会を知っているかね?」

 

「そりゃ……まぁ名前は知ってるわよ」

 

昔はかなりの勢力のあったGSを育成する寺だったみたいだけど、今はその厳しい修行体系に加え、悪霊などが出現しやすい山に総本山を構えているということもあり、今じゃ入門者はかなり減ってる修行場だ。その代わりそこからGSになった者はかなりの腕を持ち、完全に入門者が途絶えたわけではないが、それでもかなり落ち目になっている場所だ

 

「そこが魔族の手に落ちた。今あの山は異界と化し、高密度の結界で覆われているため侵入すら叶わん、そしてその場所から命を賭けて逃亡してきた若者「東條修二」が告げたのだ、あの山を掌握したのはソロモン72柱ガープ。そして今年のGS試験にガープの手に掛かった者がGS試験に出場すると」

 

……は?ソロモンのガープ?……一瞬何を言われたか判らなかったが、直ぐに気を取り直し

 

「悪いけど、この話は降りるわ」

 

「あたしも。悪いわね」

 

エミと一緒に会長室を出ようとする。言いたいことが判ってしまったから、横島君と蛍ちゃんを今年のGS試験に出場させろと言うのだろう。だがソロモンの手先が動いていると判っている場所にどうして弟子を送り出すことが出来ると言うのだろうか

 

「話は最後まで聞きたまえ。この情報は神族の元にも届けられている、そこで神界から小竜姫様が近いうちに下界に訪れる。さすがの神も人間だけで戦えとは言わん、ガープに操られている若者の捕獲もしくはその戦闘力の測定。それが君達の弟子にやって貰いたい事だ」

 

「それでもお断り。ソロモン相手に喧嘩を売ろうなんて思わないわよ、いくら唐巣先生や、冥華おば様の頼みだとしてもね」

 

それこそ神族と唐巣先生達で対処したほうがいいと思うわよ?と呟くと

 

「くひひ♪そうも行かないんだよねえ」

 

こ、この声は!?聞こえてきた声に振り返るとこっちに背を向けていたソファーの影から柩が姿を見せて

 

「GS試験に君達が関わってくれないと、東京が壊滅するんだよ。それを回避する最低条件が、横島忠夫と芦蛍のGS試験の参加、そして美神……君と小笠原も協力する。これを最低限満たさないと、冗談抜きで東京は壊滅するよ」

 

ぐっ……柩が言っているのだからそれはきっと間違いないことだろう、でも!!

 

「どこの馬鹿が自分の弟子が100%死ぬって判ってる場所に送りだせるって言うのよ!」

 

横島君も蛍ちゃんも良く頑張っている。蛍ちゃんには今年のGS試験を、横島君が霊力を安定して引き出せるようになったら、横島君もGS試験に参加させるつもりだった。でもこの話を聞いて、誰が参加させたいと思うと怒鳴ると

 

「令子ちゃんの気持ちは判るわよ~でもね~柩ちゃんの予知では横島君と蛍ちゃんは死ぬ可能性はかなり低いみたいよ?」

 

「まぁ最悪、隻眼・隻腕になる程度には無事だよ」

 

まだ若い2人が隻眼、隻腕となると聞いて、なおの事私は反対しようとした、だが

 

「お願いします。美神さん」

 

琉璃に深く頭を下げられ、唐巣先生と冥華おば様にも何度も何度も説得され

 

「……判った。判ったわよ!でも危険だと判断したらなんと言おうが2人は棄権させる!それが条件!それとそっちもちで道具を揃えて貰うわ。それも最高の物を」

 

精霊石を埋め込んだプロテクターなどがある。そういった物を用意してもらうと言うと

 

「判ってるわよ~ピート君とシルフィーちゃんは吸血鬼だから~用意出来ないけど、横島君と蛍ちゃん、それにタイガー君の分は六道家が責任を持って用意するわ~」

 

「会場の方も、神代家と六道。それに唐巣神父と言峰神父の協力で仕掛けを用意するつもりです」

 

向こうがわざわざ来るのだから、罠を仕掛ける。それは確かに1つの手段だろうけど

 

「大丈夫なわけ?ソロモンに効くと「ソロモンは動くさ。でもそれは自分の意のままに動く手駒をGS協会に送り出す為、しかも本人達は失敗しようが、どうでも良いと思ってるくせに、始まる前に邪魔されれば東京を破壊するって考えてる。本当迷惑この上ないよね。でもボクの未来予知ではGS試験の前に妨害せずにしかも横島が出れば本格的に動くことは無いよ」

 

柩がここまで断言するなら、GS試験の時にはガープは本格的に動かないというのは確実なのだろう、しかし始まる前に妨害されたら東京を破壊するか……それって確実に柩の能力を知っているからよね?つまり自分達の行動が読まれているのを知っているのに妨害に動かない。失敗しようがどうでもいいって思っているのは本当のことなのかもしれない

 

「そう言えば、くえすとドクターカオスは?2人には頼まないの?」

 

戦力的に言えば、私よりも遥かに高い攻撃力を持っているくえす。そして錬金術に加えて、魔術にも深い知識を持っているドクターカオス。その2人には声を掛けないの?と尋ねると

 

「もう頼んでいるよ美神君。どうも調べたいことがあるとかでこの場には来ていないが、GS試験の時には協力してくれるらしいよ、それにドクターカオスにも既に依頼を出してある。自信がある様子だったから、きっと大丈夫だと思うよ」

 

唐巣先生が穏やかに笑いながら私の質問に答えてくれる。そしてその返事を聞いたエミが意外そうに

 

「あのくえすの事だから随分と無理難題を押し付けてきたんじゃないの?」

 

確かに素直に言うことを聞く性格じゃないし、下手をすれば魔族よりも危険な相手だ。どうやって頼んだの?と尋ねると琉璃は

 

「いや、それが2つ返事でOKで、私もかなり意外でした」

 

何か考えがあるのだろうか?仮にそうだとしても、くえすが2つ返事っていうのは予想外を通り越して、何を考えているか不気味に思えてくる

 

「まぁ神宮寺君の事は良いだろう?今はGS試験をどうするかだよ。きっちり作戦を立てて、待ち構えれる準備をしないといけない」

 

唐巣先生が手をパンパンっと叩きながらそう言うと、言峰と柩が立ち上がり

 

「すまないが唐巣。東條の治療の時間だ。少し席を外す」

 

「くひ、ボクも失礼するよ。ここ最近未来視が暴走気味で疲れているんでね」

 

話し合いをはじめる段階出て行こうとする2人を思わず見てしまうと言峰は肩を竦めて

 

「東條はとても重傷を負っている。彼を見つけた者の責任として彼の調子が良くなるまで面倒を見るのは道理だろう?それとも魔力に冒され苦しんでいる者を見捨てろというのかね?」

 

そうじゃないけどと呟くと、それは結構。人でなしで無いようで安心したと嫌味っぽく呟き、治療が終われば戻ると言って会長室を出て行く言峰。

 

「ま、今のボクは体調も優れないし、ゆっくり休みたいのさ。また何か見えたら連絡するよ?じゃ、頑張ってね~♪」

 

手をひらひらと振って出て行く柩、その顔は飄々としていたけど、妙にぴりぴりしていた

 

「柩ちゃんも大変なのよ~魔族に未来視の能力を狙われて追われてるみたいだから~」

 

のほほんとした口調の冥華おば様でも、それが本当だとしたら柩の保護もしないといけないんじゃ

 

「心配ないよ。ガープが動くかもしれないと聞いた時点で神族が動き始めてる、夜光院君の能力は神族も知っているからね、ちゃんと護衛が付いているよ」

 

それなら大丈夫よね。実際柩が捕まって未来視を悪用されたら勝ち目は無い。なら一箇所に留まるんじゃなくて、あっちこち移動しているほうが捕まりにくいってことね。私は用意されていたGS試験場の見取り図の前に座り、唐巣先生達と話し合いをしながら

 

(シズクになんて説明しよう)

 

これ絶対怒るわ。下手したら殺されるかも……真の敵は身内にいるかもしれないという事実に気付き、思わず震えてしまうのだった……

 

 

 

 

美神がGS試験そしてシズクをどうやって説得するかを必死で考えている頃。蛍はと言うと

 

「お父さんは暫く戻らないって?」

 

「はい。少なくともGS試験が終わるまでは戻れない。そして……頑張ってくれと伝えてくれとおっしゃっていました」

 

土偶羅魔具羅からの伝言を聞いてから自分の部屋に戻る

 

「GS試験まで……か……」

 

それに頑張ってくれって事を考えると答えは必然的に出てくる

 

「お父さんが今回は敵に協力するってことか……」

 

となると白龍寺に居るのはメドーサじゃない?その考えに辿り着いた時脳裏に浮かんだのは

 

「パイパー、韋駄天、それに義経……」

 

逆行前の事件とまるで違う内容になっている事件の数々。その中でもパイパー、韋駄天、義経……この3つの事件がどうしても引っかかった。机の中からリポートの写しを取り出してその中身を改めて確認する

 

「パイパーには紅い石と化け物への変化、韋駄天は身体の中から紅い石が飛び出してそれが化け物へ……義経は……紅い石に憎悪を増大させられて、最終的に化け物に……」

 

義経の残した神魔を狂わせる物質……

 

「狙いは小竜姫様?」

 

GS試験に動いてくる可能性は極めて高いと言えるだろう。そして義経を操っていた紅い石の存在を考えるとGS試験で動く目的は小竜姫様にあの紅い石を埋め込んで手駒にすることだろうか?

 

「人間に使うメリットがあるようには思えないし……」

 

かなり希少な物だと思うから、それを人間に使うメリットがあるようには思えない……GS試験で動く狙いはGS試験の時に動くであろう神魔を手駒として使うこと?

 

「……うーん……でもなあ」

 

神魔の動く数が判らず、そして失敗する可能性もあるのにそれを目的にして動くだろうか?今までの事を考えるとかなり計算高く動いているように思えるから、そんな失敗する可能性のある作戦を考えるだろうか?

 

「他にも何かあるのかしら?」

 

相手が動く可能性が高い、それが判っていて、今までの行動の事を考えるとこれを狙っている?それとも?

 

「あーもう駄目だわ!!」

 

考えても考えても答えは出ない、今までの相手の行動をなまじ知っているからからか、これって思ってもそれがブラフに思えてくる。結局の所私や美神さんに出来ることは1つしかないのだ

 

「出たとこ勝負しかないのか……」

 

それが嫌だからお父さんに相談しようと思ったのになあ、居ないし……暫く帰ってこないみたいだし……うん

 

「横島の所に行きたいけどなあ……」

 

GS試験まであと数日。それまで横島の所にいても良いんだけど……

 

「蛍ちゃん?帰ってきたでちゅか?」

 

私の部屋の扉を叩いてひょこっと顔を出すあげは。逆行前の記憶は無い……私がGSとして勉強しているのであんまり家に居ないことを知っていて、寂しそうな顔をしているのを知っているし……

 

(やっぱり止めた)

 

横島の所には行きたいけど、妹に寂しい思いをさせるのは嫌だしね。おいでっと言って両手を広げると嬉しそうに駆け寄ってきたあげはを抱きしめながら

 

「後で一緒に散歩に行きましょうか?」

 

「うん!行くー♪」

 

にぱっと笑うあげはの頭を撫でていると、さっきまでの沈んだ気持ちが何処かに行くのが判る。

 

(やっぱり家族の存在って偉大ね)

 

家族が居るって言うのはこんなにも心が安らぐ物なのねと私は思わずには居られないのだった……なお結局あげはと散歩中に横島の家に寄ったのは言うまでもないだろう

 

 

 

美神や蛍が緊迫した様子でGS試験に向けて準備をしている頃。別行動をしていたくえすはと言うと……

 

「やれやれ。随分と時間がかかりましたこと……」

 

薄汚れてしまった黒いドレスを見て、小さく溜息を吐く

 

「ですが。やっとここまで来ましたね……」

 

目の前に立つ小さな墓標。だがここに来るまでは神宮寺の屋敷の地下の迷宮を通らなければ来ることが出来ない、では何故墓がこんな所にあるのかと言うと

 

「全くご先祖様の考えることは判りませんわ。死す前に己の研究成果を持って地下迷宮を作れなどと訳の判らない遺言を残すなんて」

 

神宮寺の家は先祖に魔族と契約した事でその血と霊力に魔力を併せ持つ。そしてその魔力を使い、魔術の探求を続けてきた。そして神宮寺の屋敷が立つこの土地は魔族と契約した初代の神宮寺の遺産なのだが、それを私には理解出来なかった

 

「……地下の時空を歪めて新しい迷宮を上に、古いのを地下に……その努力を別の方向に使って欲しいですわ」

 

普通は古い迷宮から新しい迷宮に変わっていくのが普通だろう。それを魔力で歪めて、異界とする事で古いものを地下に地下に送っていくその技術。正直言って使う所が間違っているとしか思えない

 

「さて、初代様のお墓を見るのは、正直初めてですわね」

 

魔術の修行で地下に潜ったことはある。だが最深部と言えるここに来たのは正直初めてだ……本当ならこんなところまで来るつもりは無かった。でも

 

「あの馬鹿に死なれても困りますし……ね」

 

柩がふらっと訪れてきて、GS試験で下手をすれば横島が死ぬよと言い残し、地下の魔道書を取ってきたらどうだい?と告げて消えて行った。それを聞いて私は、直ぐに準備を整えて地下に潜った

 

「らしくない、らしくないですわね……」

 

誰が死のうと関係ない筈なのに、あの明るい馬鹿が死ぬかもしれないと聞いたら、強い焦燥感に駆られたのははっきりと覚えている。この気持ちが何なのか、それが判るまではあの馬鹿に死なれては困る

 

「さて初代様は何を残しておいてくれたんでしょうね」

 

ここに来るまでにあったのは呪文・魔道書・錬金術。まぁ中々優秀でしたが、既に私が独学で同じような物を組み上げていたので、手にすることなくその場に置いてここまで来た……歴代でもっとも優秀とされた初代様ならばきっと役立つ物がある筈でなければここまで来た意味がない。墓標の前の台座に置かれている魔道書に手を伸ばした

 

「っつう!?」

 

咄嗟に手を引っ込める。手のひらを見ると赤くなっているのが見えた……掌を握り締め

 

「流石初代。素晴らしい魔術師ですわ」

 

いつも張っている障壁が無かったら右手が吹き飛んでいたかもしれない、それほどまでに強力な魔道書……面白いですわ

 

「この神宮寺くえす様を舐めるんじゃありませんわ!」

 

魔道書を覆っている結界を睨みつけ、両手で結界の中に手を入れる。それと同時に凄まじい痛みが全身に走る

 

「つっうう……」

 

全力でレジストしているのにその結界の威力が収まる気配が無い。どれだけ強力な術式で作っているというのですか!

 

「こ、このおっ!!!」

 

悔しいが今の私の術式ではこの結界を解除することが出来ない、無様で私らしくない方法ですが……全力で魔力を放出して無理やり結界を破壊する

 

「はー……はー……つ、疲れましたわ……」

 

ここまで来るのに魔力も体力も使っていたので、今の魔力放出は正直疲れた……台座にもたれかかる様にして座り込んで、魔道書に手を伸ばす

 

「神宮寺カズマ……なるほど、それが初代様の名前だったわけですか」

 

初代様初代様としか聞いてなかった、本名が今わかった。それにしてもカズマ……ですか。あの時代に漢字ではなかったということに若干驚きながらその魔道書を開き、一番最初のページを見て私は目を見開いた

 

「そ、そんな……神宮寺と契約した魔族は……!?」

 

そこに描かれていたのは、今もなお黒ずんでいない鮮血で描かれた魔法陣。その魔法陣は魔術に関する人間ならば知らないわけが無い……それは

 

「序列13番……ソロモン72柱……ビュレト!」

 

序列13番。強大なる魔界の公爵……ビュレト。それがまさか初代様と契約しているなんて夢にも思って居なかった

 

「柩の奴……何を考えているんですの」

 

きっと柩は初代様とビュレトに関係のある事を知っていた。そしてそれを知って私に地下に潜るように告げた

 

「駄目ですわ……頭が……動かない……」

 

ここまで来るのに消耗しすぎた……考えるのは後にして……今は少し休むとしましょう……戦利品の魔道書を抱きかかえ、私はそのまま眠りに落ちるのだった……

 

 

各々の思惑が重なり合う中。全ての歴史が変わるGS試験が迫っているのだった……

 

リポート24 GS試験予選 ~渦巻く悪魔の思惑~ その1

 

 




次回から第一部最終リポートのGS試験編に入っていきます。これは大分長いリポートになると思います。その分盛り上がるところも多くしようと思っているので、楽しみにしていてください。それでは最終リポートもどうかよろしくお願いします

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