リポート17 ハメルーンの悪魔 その8
「ひ、酷い目にあったわ……」
偶にシズクが言うミズチタクシー。あれはタクシーではなく、何かの拷問に近いと思う。特に私は金槌なので死ぬほど恐ろしかった……しかも最終的には服が濡れて下着と身体のラインが浮かぶとか、本当一体何の罰ゲームなのかと思ってしまったほどだ。しかも今は美神さんの服を借りているんだけど、当然の事ながら胸のサイズがブカブカで精神的なダメージまで受けている。こんな事をしてくれたシズクはと言うと……
「……疲れた」
タオルに包まって、椅子に深く腰掛け疲れた表情をしているシズク。どうもあの大人の姿はかなりの霊力を消耗したらしく、全く動く気配が無い。パイパーとの戦い一番頑張ってくれたのはシズクだ、弱りきっているあんな状態のシズクを責める事が出来るわけも無く……やるせない気持ちを感じながら深く溜息を吐きながら、自分の弱点でもある金槌をどうしようかと悩む
(うーん。でも金槌って言うのは良くないわね)
今まではプールとか海とか行こうとか思わなかったけど、今後の事を考えると泳げる方が絶対に良い。今まで横島と出かけたのは買い物とか公園にピクニックとかだったから……プールで横島に泳ぎを教えて貰うとかなんか良いわよねえ
(それに2人で夕日を見るのもロマンチックよねえ)
私が何度も夕日を見るのに誘っているからか、横島は今では夕日が見える時間になると散歩に行こうか?と誘ってくれる。これはチビとタマモもおキヌさんもついてこない、本当に横島と私だけの時間だ。私の知らない女性が増えているけど、それでも私のこともちゃんと考えてくれている横島の優しさ……本当はもう少し関係を進めたいけど、横島はフェミニストだし、それに意外と言うかかなりの奥手だからなぁ……自分の気持ちを優先するのは良くないわね……
「ほーたーるちゃーん?顔緩んでるわよ?なに想像しているの?」
これからの横島との関係を考えていると、後ろから神代さんに抱き付かれる
「うひゃあ!?ななな、何するんですか!?神代さん!と言うかどこを触っているんですか!?」
しかも胸に手を回してきた神代さんに怒鳴ると、神代さんは不満そうな顔をして
「もー神代さんなんて言わないでよ?琉璃で良いわよ、琉璃で」
なんか性格が違う……?GS協会の会長室で会った時はもっと真面目な人だと思ったのに……
「人間公私のON/OFFって大事って思わない?」
な、なるほど……こっちが素って事なのね。まぁそれはどうでも良いけど
「離れてくれません?」
「えー?なんでー?」
わ、判っている癖に……私のよりも遥かに大きい胸が背中に当たっているのが無性に腹が立つ。なんで私の周りにはこんなにプロポーションのいい女性ばかりいるのだろうか。ちらりと部屋の隅を見ると
「んー?このジーンズって言うのは落ち着かないよ、姉さん」
テレサが美神さんに借りたジーンズを触りながら落ち着かない様子でマリアさんに愚痴っている。私と違って美神さんの服のサイズと殆ど同じらしく、しかもそれはマリアさんも同じようだけど……
「我侭を言わないでください、テレサ。貴女がタイトスカートは嫌だと言ったのですよ?」
元々美神さんの服なのだから、当然ながら露出の激しい服が多い。それを完璧に着こなしているマリアさん、マリアさんのような御淑やかな人が着ていると若干の違和感がある物のギャップがあってなんと言うか、これはこれでありっていう風に思える。私は小さく溜息を吐きながら自分の胸元を見て
(相変わらずなのよねえ……)
全然胸が成長する気配が無い……なんで、お父さんに調べて貰って色々と豊胸体操とかしているのに何で何の変化もないのだろうか……思わず胸元に手を置いて溜息を吐いていると
「横島君にでも揉んで貰ったら?」
「ばぶうっ!?」
耳元でそう言う神代さん。思わず噴出してしまうが、一瞬横島に胸を揉まれているのを想像して赤面していると
「蛍ちゃんたら……やーらしいなあ?」
からかうように私の頬を突く神代さんに怒鳴ろうとした瞬間。壁からおキヌさんが顔を出して
【蛍ちゃん。その気持ち……私も判ります。横島さんに触られるのは私も想像します】
私の肩に手を置いて励ますように言うおキヌさんだけど、私の考えている事を全く理解していない……
【横島さんに触られるって考えただけで】
両手を頬に添えて空中で身悶えしているおキヌさん。一応巫女なのよね?なんでこんな風になってしまったのだろうか?恋をすれば人が変わるって言うけど、正直言ってこれは変わり過ぎだし、なんか憐れさも誘う。琉璃さんもおキヌさんを見ながら
「なんかごめんね?軽はずみな言動は避けるわ」
「今後気をつけてください」
今もまだ空中で身悶えしているおキヌさんを見て、若干引いた表情をしてる琉璃さんが呟く。最近ますます暴走しやすくなってるのよね……はぁっと深い溜息を吐いていると
「皆ー?横島君も起きたみたいだし、お寿司食べに行きましょうか?」
その言葉に頷き部屋を出た私達を待っていたのは、想像を超えるものだった……
「死ーん……」
頭に物凄い数のたんこぶを作ったドクターカオスが逆さ吊りにされていた……これってもしかしてさっきの下着とか、肌を見たことに対する制裁よね……これはマリアさんとテレサも怒るかな?と思い後ろを見ると
「ま、まぁ……これは仕方ないですね」
「良いのかい?姉さん?」
どうもいくら父親とは言えさっきのは許せなかったようで、助ける素振りを見せない。まぁ女の子の下着とかを見て、そうそう許せる物ではないのでこの反応は当然かもしれない
「これだけ殴れば記憶を失うでしょ?」
笑顔で言う美神さんが恐ろしいと思った。しかも明らかに素手で殴ってはいないと思う、机の上の血のついたトンカチを見てそれを確信すると同時に
「まさか横島も?」
まかさ横島もドクターカオスと同じ風になっているんじゃ?と思い尋ねると美神さんは苦笑しながら
「あれ見て、あれ」
その指差した先を見ると横島はモグラちゃんとチビとタマモを抱き抱えて
「無心。無心だ……大事な家族を見てさっきの光景を忘れるんだ……」
「うきゅう……」
「みむ……」
「コン……」
ぶつぶつと繰り返し呟いているその目には何の光も無い。私達はかなり恥ずかしかったけど、横島の精神にかなりのダメージを与えてしまったようだ。女好きだけど、純真な横島には刺激が強すぎたみたいだ。チビ達が心配そうに横島の頬を撫でたり、舐めたりしている。その姿を見た琉璃さんは楽しそうにくすくすと笑いながら
「くすっ、本当に横島君って面白いわね」
予想以上に琉璃さんの評価が横島への好感度が高すぎる。これは家に帰ったら1度お父さんに横島のトトカルチョの途中経過を見せて貰おうと思いながら
「ほら横島。お寿司を食べに行きましょう?」
【横島さんも頑張ったんですから、美神さんもご褒美で高級な所に連れて行ってくれるって行ってますよ】
「……早く行こう。私も疲れた」
私とおキヌさんとシズクで声をかけると横島はうんっと小さく返事を返して
「行こ。チビ、モグラちゃん、タマモ」
モグラちゃん達を抱えて歩いていく横島を見ながら、ふと思い出した。今回シズクの次くらいに頑張ってくれていたロンさんの姿が無い事に
「美神さん。ロンさんは?」
「溺れた所為で完全にダウンしてるわね」
そうなんだ……私はぐったりしている横島を見ながら
「お土産買ってきて上げましょうか?」
「そうね、魚より肉かしら?」
まぁモグラちゃんと同じものが好きだろうから、寿司屋でのモグラちゃんの反応を見て決めましょうか?と話しながら私達は美神さんの行きつけの寿司屋へと向かうのだった……
「ふむ……これはなんとも珍しい性質ですわね」
私は一足先に自分の家へと帰り、パイパーの中から飛び出てきた紅い宝石の粉を分析していた
(良くて中級のパイパーがあそこまでの力を身につけた理由……それは間違いなくこれのはず)
紅い宝石と言われて思い浮かぶのは「賢者の石」これがもし賢者の石ならば……戸棚の中から銀色の液体を取り出す。賢者の石は石と言われているが、液体であったり、固形物であったりとこれと言った特定の姿を持たないのが特徴だ。これは賢者の石を作る過程で生まれる霊薬……無論私は魔術師であり、錬金術師ではないのでここから先に進めることは出来なかったが、これも賢者の石と言えるだけの能力は持っているはず。ならばこれを取り込んで自己再生する可能性がある、その可能性を考えて霊薬を注ぎ込むが……
「反応しませんわね……むしろ反発している?」
霊薬は灰に染み込もうとしているが、灰がそれを弾いている……と言うことはこの灰と霊薬は全く異なる物質?
「賢者の石ではない?ではこれは一体……」
私の予想が外れていた事に若干の落胆を感じながら、ビーカーを傾けて霊薬を瓶に戻す。今の段階で判ったのは、これが賢者の石ではない謎の物質と言うことだけ……ビーカーに直接魔法陣を刻み
「……一応封印処理だけはしておきますか」
私の魔力で厳重に封印を掛けておく、魔族の力を上げる宝石。この灰でもある程度の効力があるかもしれない
「くひっ♪やあくえす」
突然背後から声を掛けられ溜息を吐きながら、そのビーカーを机の隅に置き
「不法侵入ですわよ?柩」
振り返りながら言うとやはりそこには柩がいる。いつもの事なので別に文句はないのですが、来る前に電話の1つでも入れるのがマナーではないのでしょうか?私がジト目で睨んでいると、柩は楽しそうに笑いながら
「子供の時は随分と「それ以上言うなら焼き殺しますわよ」おおっ!怖い怖い」
何故それをと思ったが、柩の能力を考えれば私が子供になる事を知っていて美神の居場所を教えたのだと判り。思わず右手に魔力を込めると肩を竦めて逃げる素振りを見せる。その余りに態とらしい素振りにこうして怒るのも馬鹿らしいと思い、その魔力を霧散させながら
「それで何の御用ですか?用が無いのなら帰って頂けます?疲れているのですよ」
パイパーが変化したキメラを倒すのに魔力を使いすぎた。出来ることなら早く休みたいのですが?と言うと柩はにやりと笑い、私に背を向けて、これだけ伝えに来たんだと呟いて
「33番目・32番目。恐ろしき魔神が動くよ」
「待ちなさい!」
33番・32番……そして恐ろしき魔神……まさかソロモンの!?柩に駆け寄りながらそう怒鳴ると
「くひひ!ボクが教えてあげるのはここまでさ、でもね?その魔神が動けば横島は死ぬかもしれないねー?」
柩のその言葉に一瞬硬直し、直ぐに手を伸ばす。ここで柩を返すわけには行かない、もっと話を聞かせてもらわないと
「甘い甘い」
未来予知を持つ柩は私の手を避けて、そのまま軽くジャンプして私から距離を取りながら
「GS試験。ボクは呼ばれてないから行かないけど……君はきっと呼ばれる。だから行ったほうが良いよ?じゃーねー」
言うだけ言って私の屋敷から逃げるように去っていく柩。私はビーカーに厳重に封印を施してから自分の部屋に向かって歩き出しながら柩の言葉を思い返していた
(横島が死ぬかも……ですか……)
それならそれで良い、私の心を掻き乱す馬鹿が居なくなって清々する。やっと普段の私に戻れる……大体なんで私にそんな事を言いに来たのか判らない。芦蛍か美神令子に言えば良いものを……まぁ私が動く必要もありませんし……さっさと寝るとしましょうか……
【神宮寺さん】
その瞬間脳裏に浮かんだのは能天気に笑いながら、私の名前を呼ぶ横島の顔。そう言えばあんな顔で私の名前を呼んでくれた人は居なかった……私は神宮寺の娘。その霊力に魔を宿す魔女……災厄の一族……蔑まれ、拒絶された記憶しか私には無い
【神宮寺さん】
……あの馬鹿はそんな事も気にせずに私に手を伸ばした……神宮寺の娘でも、災厄の魔女でもなく……只の私として……
「死なせません……」
思わず私はそう呟いていた。横島は死なせない、あの馬鹿が傍に居ると心が乱れる。それでもその感覚は……なんと言うか嫌じゃ無い……
「勝手に人の心に入ってきて、死ぬなんて許しませんわ」
良いでしょう柩。貴女の思い通りに動いて差し上げますとも……あの馬鹿にはもっと生きてもらわないと困る。私の心がここまで乱れたその理由を知りたい……魔神と戦うことになるのなら、1度本家に戻って魔術書を調べる必要がありますわね……GS試験までの間のスケジュールを考えながら私は自室へと戻るのだった……
「くえすぅ……ここが君の分岐点さ」
くえすの屋敷から離れながら呟く柩。彼女が見ていた未来ではGS試験でくえすはアスモデウス・ガープにその魔力を見初められ魔族へと転生させられ、そのまま過激派魔族の一派へと身を落とした。だがその未来が最近見えなくなってきている……
「期待しているよ。横島……くえすを助けておくれよ……」
くえすは横島との出会いで確実に変わって来ている、それによりくえすの未来も変わる筈だ。だがまだその代わりの未来は見えていない、だから横島との出会いが大きな分岐となっていると柩は確信していた。まだ見えない未来に小さな不安を感じながら柩は夜の闇の中へと消えていくのだった……
深い水の中から意識が引き上げられる感覚がする。私は首に手を置いて首の骨を鳴らしながら椅子から立ち上がる
(興味深い結果だったな)
ポケットの中の紅い石を取り出す。意識体で見ていただけだが、中級の魔族をあれだけの魔力を吸収して、無限進化するキメラへと進化させるとは……
「まだまだ完成とは言いがたいが、良いデータが取れた」
まぁあれは意識がまるで無いので只の失敗作だが、あの研究結果があれば更にこれは進化する……コンコンっと扉を叩く音がする。手の中の紅い石をポケットの中に戻し
「もう時間でしょうか?」
扉を開きながら尋ねると、魔界正規軍の制服に身を包んだ若い魔族が敬礼の姿勢のまま
「はっ!セーレ様!会議の時間でございます」
やれやれ。もう少し時間があると思ったんだけどな……これではガープに直ぐにこのデータを送ることが出来ないじゃ無いか……
「判りました。案内を頼めますか?」
「了解です!ではこちらへ」
私を案内してくれる若い魔族の背中を見ながら会議室へ向かいながら、緩めていたネクタイを締めなおす
(全く穏健派も最高指導者の愚かさには苦笑しか出ませんね)
魔神セーレ。ソロモンの序列70番目に数えられる君主……そして何処へでも移動し、どんな物でも手にする能力を持つ。その能力に目をつけた穏健派によって過激派魔族の討伐隊に選ばれたのだが……こうして正規軍に協力しているセーレは実は分霊であり、偽者なのだ
(こうして情報を横流しされているとは思いにもしないでしょうね)
私の本体が子供であるということを知っている魔族は極少数しかいない、そしてそれを知っている魔族は全て過激派に属する魔族達だけだ。魔神ではあるが、子供の姿だと馬鹿にされることが多いので常時から大人の分霊を使って行動している。そのおかげで分霊と本体の2つの身体を使い分けることで、自分のアリバイを確保しながら行動している私を立件できる相手なんて存在しない。あの魔界正規軍総司令のオーディンでさえ見抜くことが出来ないのだから、誰も私を過激派と見抜くことなど出来ない。ゆっくりと通路を歩いていると目の前に紅い髪の魔族が姿を見せる
「こ、これは!アマイモン閣下!」
黒の軍服に白のマント。そして炎のような紅い髪……こうして対峙しているだけでも冷や汗が流れるのが判る
「良い楽にしろ」
目の前に現れた魔神に目を細める。どうしてこんな所に……私の案内をしていた魔族の青年も顔を青くしている
「これはお久しぶりです、アマイモン閣下」
アマイモン。かつて、私とアスモデウスとガープの直属の上司であり、同じソロモンの魔神に属する
「ああ。本当に久しぶりだな、こうしてお前の顔を見るのはアスモデウスとガープが我の元を去る前だったな……」
アスモデウスとガープは今の魔界のあり方を認める事が出来ず、過激派へとなり、今もっとも警戒されている魔神だ。私も本当ならアスモデウスとガープと共に過激派へと合流しようと思っていたが、アスモデウスとガープの頼みによってこうして分霊を穏健派に属させ、得た情報をアスモデウス達へ流している
「こうしてお会い出来たのですからゆっくり話をしたいのですが、会議もあるので今日は失礼します。また後日貴方の宮殿へとお伺いさせていただきます」
「……そうか、なら楽しみにしていよう。久しぶりの部下と酒を酌み交わすのも悪くない」
そう言って背を向けて歩いていくアマイモン。なんとか誤魔化す事が出来ましたか……
「そうだ、言い忘れていた」
「なんでしょうか?」
アマイモンの言葉に振り返り、そのまま後ずさった。その目に凄まじいまでの怒りを込められていた。隣の青年に至っては完全に硬直している。私も慣れてなければ同じ事になっていただろう
「仮にもかつての配下だ。疑いたくは無い、疑いたくはないが……アスモデウスとガープの事もある。我の信頼を裏切ればどうなるか判っているな?」
最近は落ち着いたと思っていましたが、流石はアマイモン……その猛烈なまでの気性の荒さはいまだ健在か……
「仰られている意味が判りませんが?」
まさかバレている?いえそんな筈は……私とガープ達が完全に袂を分かつと思わせる為にアスモデウスとガープによって襲撃され、本当に瀕死になりながら魔界正規軍の元へと戻ったのだ。私が疑われる要素はないはず……
「ふん、まぁ良いがな……」
紅い髪を翻し去っていくアマイモンの姿に小さく溜息を吐き、完全に硬直している青年に
「私も貴方も不運でしたね。まぁ犬に噛まれたと思って忘れましょうか?」
「は、はっ!そうですね。ではこちらです」
再び私の案内を初めてくれた青年の姿を見ながら会議室へと足を向けたのだった……
(アマイモンが私を警戒しているようですね……これは暫く行動を控えるべきですかね……)
下手に動いて穏健派に追われるようになるのは控えたいですね、折角一芝居打って今の地位と立場を手にしたのに、それをみすみす手放すほど馬鹿ではない。疑われている間は動かないほうが良いですね……会議が終わったら暫く動けないと言う旨の連絡をアスモデウス達にするとしますか……
別件リポート 竜の姫と未来視の魔王へ続く
次回は別件リポートになります、今回の話の最後のアマイモンやセーレが気になっていると思いますが、本格的に話に絡んでくるのはまだ先なので楽しみにしていてください。そして次回はチビなどが普段何をしているか?そこを書いてみようと思っています。少し短めの話になると思いますが、チビとかの可愛らしさ?を書けたらぁと思っています。それでは次回の更新もどうかよろしくお願いします