東方幻想外 ~旅行編~   作:鮎川純太

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どうも!!鮎川です!


なんだか、だんだんと妄想が酷くなってきているのは自分
の気のせいでしょうか?

そして、小説の書き方もさらに混乱もしてきました。
あれ?この話なんでしたっけ?


第4話 お手柄!?

「ま、待ってください!!私達、その兵器を木端微塵にしてしまいましたよね!?

なんで、お礼を言われるのですか?」

 

フランはある人間の男が乗っていた兵器を木端微塵にしてしまい

この世界の警備隊の者がぞろぞろとやってきて誰もがレミリア達に処罰が来ると

思っていたのだが、処罰を与えるどころかレミリア達は警備隊に感謝の言葉を

言われたのであった。

 

 

『え?兵器?兵器ってなんですか?まさか…この男はなにか爆弾でも持って

いたのですか!?』

 

「いやいやいや!!!そうではなくてですね!!!」

 

『ん?では、十六夜さんが言った兵器とは何のことなのですか?』

 

 

その警備隊の一人は頭の上に疑問符を浮かべて首を傾げている。どうやら自分達

言いたい兵器という物が分かっていないらしい。

 

「いや…ですから…その乗り物のことなんですけど…」

 

 

その、木端微塵になっている兵器を指さしてそう言った。近くにはその兵器の

持ち主であろう男はフランのスペカ、レーヴァテインぼこぼこにされて倒れている

 

『…………………………………』

 

その男はもう、心もぼろぼろのようだ

 

『あー!もしかしてあの車のことですか?大丈夫ですよ!今回は犯人逮捕のご協力を

いただいたので、立派な正当防衛になるのであなた達にはなにも罪などはありませんよ!』

 

「は、はあ…」

 

 

咲夜は、分からない単語を連発されてポカーンとしている。

犯人逮捕?正当防衛?初めて聞く単語ばかりだ。

 

「咲夜さん…大丈夫ですかぁ?」

 

「お姉さま!お姉さま!あの兵器は車っていうのですねお姉さま!!

勉強になりますわ!!」

 

フランはそんなことを言いながらいつのまにか用意してあった

クッキー(チョコ味)を食べている。

 

「アンタねえ…もう少し反省しなさいよ…」

 

「なんでよ、お姉さま。あの警備隊の人だってお礼をしてるじゃない(モグモグ)」

 

「だからね…ハア…もういいわよ…」

 

「レミィ、もういいんじゃない?あの警備方達もなんだか喜んでいるみたいだし、

それに、もうこれ以上言っても疲れるだけよ…」

 

「そ、そうかもね…」

 

『おや?十六夜さん、この娘達はあなたのお知り合いですか?それとも家族ですか?』

 

「え?えぇ…まあそんな感じです…」

 

 

ちょっと戸惑いが出たが、なんとかそんな感じでお茶を濁すことにした。

 

「そ、それにしても、最初に戻りますけど、なんで私達感謝されているのですか?」

 

 

すると、警備員はまさに鳩に豆鉄砲をくらったように驚愕し、咲夜達をみた

 

『え?えええええ!?貴女達ここ最近ここらへんで起きている連続強盗事件

を知らないのですか!?』

 

「「「「連続強盗事件!?」」」」

 

 

強盗事件とは、流石に聞いたことはある。確か、脅迫や脅しをして金銭などを

奪うことである。幻想郷の人間の里でも同じような事が以前にもあったからだ

 

「その、連続強盗事件の犯人はその男っていうことなのですか?」

 

『えぇ、この近くでまた強盗があったのですよ、それで私達はギリギリまで犯人を

見つけることは出来たのですが。気づかれて逃げられたのですが、私達はこれ以上

逃がしてやるものかとの思いで追いかけていたら…』

 

『そこに、いる赤い服を着た金髪のお嬢ちゃんに止めていただいたのですよ?

お嬢ちゃん、ありがとね?怖くなかった?』

 

「大丈夫よ!!こんな男にフランは負けないわ!!なにせお姉さまの妹ですもの!」

 

フランは警備員の前で胸を張ってそう答えた。なんだかフランも嬉しそうだ

 

「なんだか、すみませんね…この娘がとんだ変な事をやってしまって…」

 

『ハッハッハッハ、とても元気なお嬢さんでいいじゃないですか。それに

あんな手品みたいに仕留めるなんて、誰だってできませんよ!』

 

 

そりゃ、そうであろう。フランしかできないのだから(色んな意味で)

 

『おっと!話し込んでしまいましたね、私はこれからこの男を連行するので、

これにて失礼いたします!!』

 

そして、礼をした。なんだかすごく首をツッコンでなんだかこの世界の住民は

礼儀がキチンとしている。

この辺りは幻想郷の住民問わず、学ぶべきところなのかもしれない。

 

「さて、フランの車爆破事件はなんとかその男が、強盗の犯人だって事で、丸く

治まったからなんとかなったからよかったわ…咲夜、なんだかお腹がすいてない?」

 

レミリアは、少し疲れていてそう言った。確かにこの世界に来てから何も食べて

いなかった。ちょうど昼食の時間でもあった。

 

「そうですね…ちょうどお昼になったので、なにか食べましょうか!それに折角

この沖縄に来たので、ここならではの物を食べたくないでしょうか?」

 

「あー!!それはいいアイデアね咲夜!私も最近紅茶ばかりで、飽きてきた頃合い

なのよ!!」

 

「それはいいわね。私もあの大図書館にあったレシピ以外の物も食べてみたいし」

 

「私も、できればたくさんいろいろなものを食べてみたいので、賛成ですねえ」

 

「なは~♪お腹すいた~お腹すいた~♪」

 

一同がそう決まった時、

 

『あ!ここに旅行にでも来たのですか?!』

 

まだいたんだ…この人…

一同そう思った。この世界の人間はこう人の事情に食い付いてくるみたいだ…

 

『いやあ、旅行の日にこんな出来事と遭遇するだなんて、波乱万丈な旅行なのですねえ

これから何処に行かれるのですか』

 

「いや…その、まだ決まってなくて…それに、私達ここがどこだか分らなくて

それでちょっと迷っていた所なのですよ…どこか、食堂などはないのですか?」

 

 

ちょっと言いにくそうに咲夜は答えた。まあ確かに間違ってはいない。

 

『あららら、そうですか。大変ですねえ、あ、食堂ならこの家のご飯がとても

美味しいですよ?沖縄ではゴーヤチャンプルーを食べてみてはどうでしょうか?』

 

ゴーヤ…チャンプルー?なんだろう?それは。見たことも聞いたこともないことを

言われた

 

「なによ?ゴーヤチャ―」

 

『おーーーと!!』

 

 

この警備員は対応に疲れるのは私達だけであろうか。

 

『またしても、長話してしまいましたねえ!この男を署まで連行しなければならないので

これにて、失礼いたします!!それではよい旅を!!』

 

ついさっきも同じような事を言ったような気がしたが、自分達だけだ。と信じよう

 

 

そして自分の額に垂直にチョップをやって。ぼろぼろになった、男を「こっちにこい!」

強い言葉で強引にランプ付きの車に乗せて警備達は去っていったのであった

 

波乱万丈な旅行でよい旅は中々ないであろうと思うのだが…

 

 

 

 

 

 

ようやく、騒ぎが終わった所で最初に口を開いたのはパチュリーであった。

 

「はあ…なんだかここの秩序はいいんだか悪いんだかわからないわ…なんなのよ

あの警備員はなんだか気が抜けているような感じがするし…よくそれで、文明が

発達したわよね…」

 

「まあまあ、パチェいいじゃない。それほど、この世界もいいって事なんじゃ

ない?」

 

「そうですよパチュリーさま、この世界はやはり平和なのではないですか?

こんなに楽しい事二度とないと思いますよ」

 

なぜかものすごい、咲夜スマイルを見せた。なんだか逆に怖いくらいだ…

 

「なんで、車を破壊したりして楽しいとか、平和って言えるのよ…」

 

 

溜め息をつくパチュリーであったが、こんなやり取りが逆にこんな風にありのまま

であると言えるのかも知れない

 

 

「そういえば……」

 

 

レミリアはさっき言った警備員が言った事を思い出した。

(沖縄ではゴーヤチャンプルーを食べてみてはどうでしょうか?)

ゴーヤチャンプルーとは一体なんなのであろうか…

 

 

「どうかされましたか?お嬢さま?」

 

「ねえ咲夜、貴女ゴーヤチャンプルーってなんだか分かる?」

 

「あ、そういえばさっきの方が言っておりましたね」

 

おそらく、美味しいと言っているのだから食べ物という事は間違いないであろう

でもなんだろう…ゴーヤ…チャンプルー…

 

 

「私、ゴーヤは聞いた事はあるわよ?確か…どんなのだかは分からないけど野菜だったと

思うわ」

 

「ええ?それは本当ですか?野菜関係のサラダでしょうか?」

 

「そんじゃあ♪…チャンプルーは?」

 

「さあ…でもとにかく、あそこの家に行けばいいんじゃないかしら?とにかく

私お腹ペコペコよ…」

 

「そうですね私達もお腹は空いているので、ではその家でなにか食べましょうか。」

 

 

その食堂は、レミリア達が最初に、行って道を聞こうという事にしていた

あの家であった。なかなかいい感じのお店である。ここなら流石にゆっくり

できるかもしれない一同が気を緩めようとしていた。

 

そして、食堂の玄関の引き戸を開けた時、奇妙は事を耳にした

 

 

 

『メンソ――――レ!!!!!!!』

 

 

 

 

「「「「…………はああ!?」」」」

 

またしても唖然と驚きが隠せなかったのであった。

 




閲覧ありがとうございます。

まさかの警察の方に感謝されてしまいました。
ちなみにこういう警察の方がいてほしいです(笑)

そんな感じでゆっくり投稿していきたいと思います


評価などもよろしくお願いします。

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