一条家双子のニセコイ(?)物語   作:もう何も辛くない

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イチャイチャしてない…だと…?
あれ?イチャイチャさせる予定だったのに…、何でシリアスになってるんだ?(困惑)









第45話 オトマリ(2)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うん…。それでね、出来たら迎えに来てほしいんだけど…。うん、そうだよね。できないよね…」

 

 

今、陸の目の前で小咲が電話をしている。その相手は小咲の母、菜々子である。

小咲が家に帰るために、菜々子に迎えを頼んでいるのだが…、小咲の言葉を聞いている限り、どうやら迎えは難しそうだ。

 

 

「え?ちょ、何言ってるのお母さん!!」

 

 

それにどこか聞き覚えのある小咲の叫びも聞こえてくるし、本当に迎えは期待できなさそうだ。

 

 

「親父。リムジンは出せるか?」

 

 

「無理に決まってんだろ。あの嬢ちゃんにゃ悪ぃが、今日はここに泊まってってもらうしかねえな」

 

 

小咲が奈々子と電話している中、陸は隣に立っていた父、一征にこちらで小咲を送っていくことは出来ないかと問いかけてみるが、返答は陸の予想通り、否。

 

 

「うん…。じゃあ、今日は陸君の家に泊まるね?明日、お昼までには…え?そのまま住めb…!お母さん!!」

 

 

あぁ、また奈々子が何か爆弾を落としたのだろう。

小咲は表情を羞恥の色に染めて、再び叫んだ。

 

陸は目を一の字に閉じて呆れ顔、一征も小咲が何を言われたのか大体の見当付いているのか、ニヤニヤと悪戯っぽい笑みを浮かべている。

 

小咲はその後、一言二言、菜々子と交わしてから電話を切った。

 

相当激しい戦いだったのだろう。

小咲は激しく息を切らしており、満身創痍でこちらにやって来た。

 

 

「あ、あの…。聞こえてたと思いますが…、今晩泊めていただけませんか…?」

 

 

「おう、歓迎するぜ」

 

 

いつもの小咲なら恥ずかしがって中々言い出せない言葉なのだろうが、今感じている激しい疲労がその羞恥を何処かに飛ばしてしまっている。

 

あっさりと小咲は泊めてくださいと頼み、一征もすぐに小咲の頼みを了承した。

 

ここまでは簡単に予想できる。

一征ならたとえ外の状態が良かったとしても小咲に泊まっていけば良いとか言っただろうし(本気で)、組員たちも乗り気なのが目に見えている。

 

だが一つだけちょっとした問題が。

 

 

「楽にはなんて言おうか?」

 

 

問題といっても本当にちょっとしたことだ。

思わず声を漏らした陸も、その後に正直に話せば納得するだろうとすぐさま結論付ける。

 

少し楽が騒がしくなるかもしれないが…、その時は一発殴ればおとなしくなるだろう。

 

まぁないとは思うが、もし小咲を外に放り出すようなことをした瞬間その命を刈り取ってやる。

 

 

「えっと…、陸君は良いかな…?すごく迷惑かけちゃうと思うけど…」

 

 

皆が知らぬところで謎の決断を下した陸に、小咲が不安気に目を伏せながら聞いてくる。

 

こうして家主である一征や組員たちに許可をもらったのは良いが、陸がどう思っているのか不安なのだ。

 

 

「友達を最悪の天候の中に放り出すほど薄情じゃないさ。自分の家だと思ってゆっくりしてけよ」

 

 

宿泊の許可をしてくれるか否か問いかけてくる小咲に、陸は微笑みを浮かべて頷きながら答える。

 

不安を表情に浮かべていた小咲が、陸の返答を聞いて表情を明るくさせる。

駄目だ、と言われることも覚悟していたのか、そんなことするはずないのだが。

 

 

「もしかしてさ。小咲、俺が駄目って言うと思ってた?そんな薄情な奴って思われてたんだ、俺」

 

 

「え!?そ、そんなこと…」

 

 

「うわぁ、ショックだわ~。中学からの付き合いだし、そこまで信用されてなかったとは思ってなかったわ~」

 

 

「うぅ…。ご、ごめんなさい…」

 

 

「こらてめぇ陸。女の子を困らせてんじゃねえぞ」

 

 

「いてぇっ!」

 

 

鎌をかけると、これでもかと動揺する小咲をひたすらからかう陸。

だが少しやり過ぎてしまったか、小咲が俯いてシュンと小さくなりながら陸に謝ってしまった。

 

陸もしまった、と思うがすでに遅し。一征の鉄拳が陸の脳天に打ち込まれた。

 

 

「いつつ…。い、いや、謝るのは俺の方だって。大丈夫、さっき言ったことなんてこれっぽっちも思ってないから」

 

 

「う、うん」

 

 

あぁ、雰囲気が微妙になってしまった。

陸は先程、しゅんとした小咲を見ておぉっ、と思ってしまった自分をぶん殴ってやりたいという思いに駆られる。

だが過去に戻ることなどできるはずもなく、罪悪感と後悔が陸の中をグルグルと駆け回るのだった。

 

 

 

 

 

 

 

ともかく、謝り続けて小咲に「大丈夫、気にしてないよ?」というありがたい言葉を笑顔と共に受け取った陸は楽に小咲が家に泊まることを伝えた。

 

楽は目を見開いて驚いたが、外の様子を見るとさらに驚いていた。

そして、外がこれでは小咲は帰ることができないと察し、すぐに小咲を歓迎することとなる。

外の様子とは別に、陸の顔が恐ろしかったということもまたすぐ様小咲を歓迎したひとつの理由となっているのだが、陸が知る由もない。

 

小咲の泊まる旨を組員全員に伝え終えると、すぐに一征が陸と楽、そしてその他料理が得意な組員たちに夕食の準備をするように言う。

小咲も手伝おうとしたのだが、陸と楽が全力で阻止した。お客さんに料理などさせられない、という理由を作って。

 

前に家に泊まりに来た時、陸に夕食を作ってもらったから今度は自分が作りたいと小咲は言ったのだが、何とか説得して押し留めることに成功した陸たちはすぐに夕食の準備に取り掛かる。

 

そしてできたのは、何のパーティをやるんですかと聞きたくなるほどの豪勢なものばかり。

あるテーブルには大きなピザが、あるテーブルには切り分けられた大量のステーキが、あるテーブルには寿司が。

普通のパーティでもここまでやらないだろうとツッコまざるを得ないほど豪勢な料理たちを前に、ただただ呆然とするしかない小咲。

 

そんな小咲をよそに、宴じゃ宴じゃと騒ぐ組員たち。

我先にと手を付けていく組員たちを見てさらに圧倒される小咲。

そしてふと横を見れば、そんな組員たちと張り合って料理を手にしていく陸たち親子。

 

この場にいる全ての人に勝たなければ…、何も食べることは出来ない。

そう悟った小咲は、意を決して箸を料理につけるのだった。

 

とまあ長々と食事の風景を描写したが、今、小咲はお風呂から上がった所である。

 

男どもが大量に入った形跡がある大浴場ではなく、小咲は大浴場から少し離れた所にある小さな、とはいっても普通の家から考えれば大きいのだがお風呂場で温まっていたのだ。

 

 

「お、嬢ちゃん。お湯加減は良かったかい?」

 

 

「あ、えっと…。い…っせいさん?」

 

 

ドライヤーで拭いた髪がちゃんと乾いているか確かめながら、風呂場に行くために通った道を思い出して歩く小咲に背後から呼びかける声が。

 

小咲が振り返ると、こちらに歩いてくる男。一征の姿があった。

陸の父の名前を思い出す小咲を見て、一征はきょとんとした顔をしてから笑みを浮かべる。

 

 

「あぁ~、さんなんて堅苦しい呼び方は止めな止めな。じじいやらおっさんやら、何ならお義父さんでもいいんだぜ?ん?あっはは、これなら結局さんって付いちまうか!」

 

 

「っ…」

 

 

一征が好きな呼び方を選ばせるために色々な例を口にする。

その中の一つ、『お義父さん』の所で小咲は顔を真っ赤にさせてしまった。

 

 

「ん、さすがにお義父さんは早ぇか?はっははは!!」

 

 

小咲の顔が真っ赤になった理由を察した一征が、豪快に笑い飛ばす。

それを聞いた小咲は、さらに紅潮を広げて耳にまで達してしまう。

 

 

「…なぁ嬢ちゃん。陸の事なんだがよ」

 

 

「え…、は、はい?」

 

 

すると、隣にまで歩み寄った一征が先程までの豪快な声質ではなく、どこか悲しげな雰囲気を籠った声で小咲に話しかける。

思わず戸惑ってしまう小咲だったが、一征の方を見て聞き返す。

 

 

「あいつ…、学校で浮いてたりしてねぇか?何か、問題起こしてたりしてねぇか?」

 

 

「え…」

 

 

悲しげに目を伏せて聞いてくる一征に一瞬、呆気に取られてしまう。

 

先程の豪快な様子からは想像できない、心配げな表情を見せる一征。

 

 

「あの…。そんなことは全くないですよ?陸君はクラスの中心ですし、むしろクラスに起きた問題を解決してくれてます」

 

 

全く嘘偽りなく、小咲は一征の問いかけに答える。

小咲が言ったことはすべて事実だ。陸はいつもクラス内で数多くの友人と笑い合って過ごしているし、誰かが揉めてたりしているといつも間に入って仲介している。

 

一征が持っている懸念は、はっきり言っていいが杞憂だ。

 

そう確信を持って答えた小咲なのだが…、気持ちが伝わらなかったのか一征の表情はすぐれない。

一体、何をそこまで心配しているのだろうか。考える小咲に、一征が口を開いた。

 

 

「あいつはな…、信じられねえかもしれねえがガキの頃は俺や、楽にさえも口を開かない時ってのがあったんだ」

 

 

それは、どこかの屋上で聞いたことがある。あの時の陸は、今まで見たことのない慌て方をして微笑ましかったのを思い出す。

 

 

「いや、口だけじゃねえな…。一時期は心も開いてなかったかもしれねえ」

 

 

「えっ…」

 

 

その一言には、小咲も目を見開いて驚愕し、思わず声を漏らしてしまう。

 

心を、開かなかった。今は笑っていない時の方が珍しいとすら思えるほど明るく過ごしている陸が、家族にも心を開かなかった?

 

 

「そうしちまったのは、紛れもねえ俺自身なんだ。…もしかしたら、陸は今でも本心を俺に見せていねえのかもしれねえ」

 

 

嘘を言っているようには見えない。

 

一征は今、親の顔をしている。子供を本気で心配し、子供に対する過去の失敗を一征は本気で憂いている。

 

 

「嬢ちゃん、いきなり何言ってんだこの爺さんはって思うかもしれねえ。でもよ…、高校の間だけで良い。あいつの事…、それとなく見てやってくれねえか?」

 

 

ずっと目を伏せていた一征が顔を上げ、真っ直ぐ小咲の目を見つめる。

 

正直、小咲には何故一征がここまで必死になっているのかがわからない。

だがそれは、きっと小咲が学校やその他…、友人たちと一緒にいる陸しか見たことがないからわからないのだろう。

 

だから、今思えばここが始まりだったのだろう。

 

 

「はい」

 

 

この一言が本当の始まりとなる。

まだ、小咲はこの一言が、この決意が自分にどれだけの事態を引き起こすのか知る由はない。

 

だが、この時は信じていた。きっと陸のことをこれからゆっくり知っていくことができるのだと。心の端では、その事を喜んでいたかもしれない。

 

それでも、世の中は甘くない。簡単に上手くいくことなど一握りよりもさらに少ないのだ。

 

 

 

 

「嬢ちゃん、俺ぁ覚えてるぜ…」

 

 

立ち去る小咲の後姿を眺めながら、一征は不意に呟いた。

 

 

「二人がまだガキだった頃…、嬢ちゃんは必死に陸と遊ぼうとしてたことを。他の娘は諦めたってのに…、嬢ちゃんだけは諦めなかったことを」

 

 

「感謝してるんだぜ?嬢ちゃんのおかげなんだからな。…今の陸があるのは」

 

 

この呟きは小咲には届かない。

 

 

 

 

 

 

 

 

「お、小咲。湯加減は良かったか?熱かったり温かったりしてなかったか?」

 

 

「…ふふ」

 

 

自分が寝る布団を敷いてくれている陸が自分を見つけ、初めに言った言葉を聞いて思わず小咲は噴き出してしまった。

陸が敷布団の上に毛布を置きながら戸惑いの表情を浮かべる。

 

 

「な、何だよ」

 

 

「ふふふ…、ご、ごめんね?だって陸君、一征さんと同じこと言ってるんだもん」

 

 

「親父と?」

 

 

『お湯加減は良かったかい?』『湯加減は良かったか?』

微妙に違う所もあるにはあるが、全く同じセリフと言っていいだろう。

こういう所を見たり聞いていると、やっぱり親子なんだなぁと微笑ましく思える。

 

 

「親父が何を言ったのかは知らんけど、何だ。風呂からあがってから親父と何か話したのか?」

 

 

「え?あ…、うん。まぁ…」

 

 

たった一言だけで、一征と話したことを見抜いてきた陸。

 

 

「へぇ。…なぁ、親父、何か変なこと言ってねえよな?もしそうだったら教えてくれ。ちょっとぶっ飛ばしてくるから」

 

 

「そ、そんな事じゃないよ?陸君は学校でどうしてる?とか、友達と上手くいってるのか?とか、聞かれただけだから」

 

 

一征と話した内容を聞いてくる陸に、小咲は嘘は言っていない。

全てを言ってはいないが、嘘を吐いたわけではない。

 

陸に罪悪感が沸いてしまうが、あの話の内容を陸に言う訳にはいかないだろう。

というか…、言ったら言ったで自分が恥ずかしすぎる。

 

あの話は、もしかしたら要するに『陸を頼む』と言われたのではないかと時間が経ち小咲はそう飲み込めてきた。

 

 

「…まぁいいさ。親父に口止めでもされてんだろ?小咲から聞かなくても後で親父に聞いてやる」

 

 

「…」

 

 

やめて

 

この一言が喉元まで出てきてしまう。

もし陸が一征に聞いて、一征が答えてしまったら…。もう陸と顔を合わせることができなくなる。

 

だが何とか言葉を飲み込んで小咲は耐え切った。耐え切ったのだ。

 

 

「…くくっ」

 

 

「?」

 

 

ふと気付けば、陸は布団を敷き終えていた。そして小咲の方を見て、不意に笑みを零す。

 

 

「どうしたの?」

 

 

「あ、いや…」

 

 

突然噴き出した陸に問いかける小咲。デジャブを感じるのは気のせいだろう。

 

 

「夏休みの初めの日に、俺が小咲の家に泊まっただろ?で、小咲も冬休みの初めの日に家に泊まりに来てる。何かおかしくなっちゃってさ。俺、小咲と初めて話した時なんかこんな風になるなんて思ってなかったわ」

 

 

本当に面白そうに、それでいてどこか柔らかい声で笑う陸を、小咲はじっと見つめていた。

笑い続ける陸の横顔を見つめながら、小咲は一征の言葉を思い出していた。

 

 

『俺や、楽にさえも口を開かない時ってのがあったんだ』

 

 

『一時期は心も開いていなかったかもしれねえ』

 

 

一征はああ言っていたが、こうして陸を見ていると本当に想像がつかない。

想像がつかない、のだが…。

 

 

(何でだろ…。一征さんの話を聞いてから…、明るくしてる陸君を見たら不思議と嬉しくなってくるっていうか…、何だろう?)

 

 

今の陸を見ていると、心が躍ると同時に安堵のような…。

小咲自身、今感じているものが何なのか、どう言い表せばいいのかわからない。

 

しかし、無意識に一言だけ小咲は口にする。

 

 

「良かった…」

 

 

「ん?小咲、何か言ったか?」

 

 

「ううん、何も言ってないよ」

 

 

何が良かったのかはわからない。けど、小咲は心の中で確かにそう思ったのだ。

 

陸が明るくなって、本当に良かったと。

 

 

「さてと、何もすることなくて暇だろ?あまり興味ないかもしれないけど、俺の部屋でゲームするか?」

 

 

「あ、あまり上手じゃないよ?」

 

 

「小咲の部屋にゲームひとつもなかったからな、初心者なのはわかる。でも…、退屈だろ?別にバカにしたりしないからさ、少しでいいからやってみようぜ?嫌だったらすぐに止めていいから」

 

 

「う、うん…」

 

 

この時、小咲は戸惑っていた。

ゲームをやったことは一度もない。どんなゲームをするかはわからないが、自分は絶対にヘタですぐに負けて陸を退屈にさせてしまうだろう。

 

だが、皆も知っているだろう。小咲は指の器用さを。

指が器用=ゲームが上手い、ではないのだがそれでも少なからず有利不利には影響するだろう。

そして、小咲は指が器用と同時にゲームの才能もあったのだ。

 

 

「あぁっ!?小野寺、それ以上は…あぁっ!!」

 

 

「っはははははは!えぐい!その攻撃のしかたはえぐすぎる!」

 

 

「え!?えぇ!?」

 

 

良くわからないが、四人一緒に遊べる対戦ゲームで楽をすぐに倒してしまった。

 

初心者にやられてしまった楽はショックを受け、小咲のプレースタイルのえぐさに爆笑する。

小咲は何故陸に笑われているのかわからずおどおどしているが…、陸に誘われた時の沈んだ心境とは打って変わり、その表情には確かに笑顔が浮かんでいたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




第二のオトマリこれで終了です…。

イチャイチャしてねえじゃねえか、何があったんだ。(憤怒)
手が勝手にシリアスにしたんだよ、悪いか。(憤怒)

さて、今後の話の予定なのですが…、正月を描こうかどうか悩んでいます。
原作ではあのカオスな話ですが…、陸君は恐らくあの出来事に参加させられないんですよ。
陸君はやくざの後継者筆頭ですし、間違いなく組の仕事や挨拶で忙しい。
…そんな話、読みたいですか?自分ならぶっちゃけ読みたくない。

ということで、正月をどうするかどうかは考えます。
正月の次はバレンタインの話ですし、そしたらまず間違いなくイチャイチャが描ける…!(確信)
イチャイチャが描けない正月なんて…、と、とりあえずこちらで考えますので次回の投稿をお待ちいただけると嬉しいです。

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