一条家双子のニセコイ(?)物語   作:もう何も辛くない

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久しぶりの投稿です。
久しぶりすぎて…、文章がおかしくなってる気がします。


第29話 ハナビデ

 

 

 

 

 

 

 

真夏といえども、日が沈めばそれなりの冷たい風は吹く。

その冷たい風が不快なものになるか、それとも心地よいものになるかの違いはあるのだが。

 

二人を包む風は、肌を刺す冷たさはなく心地よい。

 

そして、その風に吹かれて揺れる髪を抑えながら小咲は少しずつ我を取り戻していく。

 

空に向けていた顔を、平行に、そして下の海面へと落としていく。

 

 

(…今、私なんて言った!!!?)

 

 

これでもかと目を見開いて、自分に向けて問いかける小咲。

 

 

(え!?今のって頭の中に浮かんだだけ!?それとも口に出したの!?…出した気がする。え、どうしよう…!?)

 

 

両掌で顔を覆い、必死にこみあげてくる熱を収めようとする。

だが、そんなことで小咲の中の熱は収まらない。

それどころか、次々に懸念が浮かびさらに熱は上がっていく。

 

 

(ど、どうして陸君は何も言わないんだろ…?聞いてた、よね…。うぅ…、突然キスなんて、引かれただろうな…)

 

 

陸の反応を恐れながら、小咲は覆っていた手を僅かに外し、恐る恐る陸の方へと目を向ける。

 

 

「…」

 

 

「…」

 

 

小咲が目を向けた方には、先程と変わらず空を見上げている陸の姿、横顔がある。

 

 

(あれ…?聞こえなかったのかな…。それとも、私…)

 

 

「…ん?どうした小咲、俺の顔に何かついてるのか?」

 

 

小咲の顔から熱が一気に引いていく。

もしかしたら、自分がキスと口にしたのは気のせいなのかもしれない。

 

そう小咲が思った時、空を見上げていた陸が小咲の方に目を向けて問いかけてくる。

 

 

「う、ううん、何でもないよ。…じゃあ陸君、私先に皆のとこに戻ってるから」

 

 

「あ、そう?俺はもう少しここにいるよ」

 

 

報復回避の方法も考えたいし。そうぼそりと陸がつぶやいたのを小咲は聞き逃さなかった。

思わず苦笑を浮かべて小咲は陸から離れていく。

 

しかし、本当に良かった。

もしあの時、本当にキスと口にしていればどうなっていたか。

 

小咲は、胸を撫で下ろしながらこちらに手を振っている千棘の元へと駆け出していく。

 

 

 

 

 

 

一晩明けて二日目━━━━

 

先日と同じく、空は晴れ渡り、日差しは容赦なく砂浜で歩く者、寝そべっている者、海の中で泳ぐ者の全てを照らす。

こんな時、人は冷たい海の中へと潜りたいと思うのがほとんどだろう。

 

しかし、この人物はそれができない。

それどころか、何故か自分を見上げる少女に説教をされていた。

 

 

「あなたは、どうして一条弟君と帰ってこなかったのよ」

 

 

「いや、それはね?昨日も言ったけど、陸君がまだ星を見たいって言うから…」

 

 

「ならあんたも、『やっぱり私ももう少し星が見たいな』とか言って一条弟君の隣で座ってなさいよ」

 

 

小咲を、責めるような目で見上げているのはるり。

小咲に説教をしているのもるり。

 

昨日、小咲は自分から陸を探しに行く役を買って出たのだが、戻ってきたのは小咲一人。

まだ陸は星を見たいと言ったことを説明したのだが、るりには納得いかなかった模様。

説明を終えたすぐ後、るりに腕を引かれて連れてかれた小咲は今と同じように説教を受けたのだ。

 

そして今日。再び小咲は同じ内容でるりに説教を受けているのだ。

これは堪らない。

 

 

「大体あんたはね…」

 

 

「…あ」

 

 

まだまだ続くるりの説教。そんな中、小咲はふとある存在に気付く。

るりが両腕を組んで、目を瞑っている間にそっとその場から離れてその存在へと近づいていく。

 

 

「千棘ちゃん!」

 

 

声をかける小咲。

小咲の目の先には、シートの上で寝転がっている千棘の姿があった。

 

千棘は瞑っていた目を開けて、駆け寄ってくる小咲の方に向ける。

 

小咲は、走ったことによってずれた前髪を整えながらこちらを見上げる千棘に口を開く。

 

 

「千棘ちゃん、どうかしたの?昨日から元気ないみたいだけど…」

 

 

昨日の夜、陸とも話したが今日も千棘の様子はおかしい。

昨日、海に来たときはかなりはしゃいで遊んでいたというのに今日は何もせずにこうして寝そべっているだけ。

 

 

「何か悩み事とかあるの?私、相談に乗るよ?」

 

 

「ううん…、悩んでるってわけじゃ…」

 

 

千棘は上半身を起こすと、目を泳がせながらはっきりしない口調で言う。

 

だが、ふと言葉を切ると、千棘は小咲の目をまっすぐと見て口を開いた。

 

 

「…ねえ小咲ちゃん。これ、私の事じゃないんだけど…」

 

 

 

 

 

 

「ありがとうございましたー」

 

 

コンビニの店内を出るときに流れる特有のチャイム音が陸の耳に届く。

彼の手に握られているのは、今回の海に来ているメンバー分のおにぎりである。

 

 

「さて、と。これで全員分買ったな?」

 

 

「ああ。飲み物の方もばっちりだぜ」

 

 

「じゃ、早く戻ろーぜ。皆、お腹すかせて待ってるだろーし」

 

 

陸の他にも、楽と集。海に来た男メンバー三人組が勢揃いしていた。

男三人集は、海から歩いて五分ほどの所にあるコンビニに昼食のおにぎりと、メンバー分の飲み物を買いに来ていたのだ。

 

 

「いやー、しかし毎年の事ながら暑いねー。戻ったら、昼食前に海に入って体冷やしてくるかな」

 

 

「お前、それするんだったらちゃんと体拭いてから来いよ。濡れた体でシートに座るんじゃねえぞ」

 

 

信号が赤のため立ち止まった三人。そして楽と集が会話をしている中、陸はふうっと息を吐く。

 

 

「…なあ陸、お前、何かあった?」

 

 

「は?急にどうした?」

 

 

そこに、不意にこちらを覗き込みながら問いかけてくる集。

陸は、目を瞠りながら問いかけてきた集を見遣る。

 

 

「いや、何かお前今日ずっと上の空じゃん。気づいてないかもしれないけど、俺と楽が話しかけても、反応してない時あったぞ?」

 

 

「っ」

 

 

唇を閉めて、思わず息を詰まらせる。

そして、陸はすっと目を斜め下へと移し、地面へと視線を向けた。

 

楽と集はじっ、と陸を見つめてくる。陸は、そんな二人に何も言うことができない。

 

 

「…ま、言いづらい事なら無理に聞かないけどさ。お前も色々大変みたいだからさ」

 

 

「…悪い」

 

 

真剣な眼差しから一変、集は優しげな眼で陸を見ながら言う。

そんな集に、陸は苦笑を浮かべながら答える。

 

本当に、集には敵わない。

これでも楽と違って、集英会の跡継ぎとしてそれなりの苦を乗り越えてきた陸。

だが、集の目を誤魔化せたことは一度もない。

 

 

「集が何を言ってるのかはわからんが、いつでも相談に乗るからな?何てったって、俺は兄だからな」

 

 

「…あまり頼りにはならなそうだけどな」

 

 

胸をとん、と拳で叩きながら楽が言い、陸は目を細くして冷ための視線を向けながら返す。

楽がぐっ、と何かが刺さったかのごとく、胸に置いていた拳を解くと、今度は掌で自身の胸を掴む。

 

 

「ど、どうせ俺なんて…」

 

 

「あぁ楽?落ち込んでるところ悪いけど、もう青だぞー。…ありゃりゃ、聞こえてないな」

 

 

「少ししたら復活するって。そんなことより皆待ってるんだ、早く行こう」

 

 

しゃがみこんで項垂れ、そして歩く人たちに訝しげな視線を向けられる楽を置いて陸と集は横断歩道を渡って浜辺へと戻っていく。

 

楽が復活したのは、その場から陸と集の姿が見えなくなった頃だった。

 

 

「…あれ?陸?集?…俺、置いてかれた?」

 

 

哀れ、楽。

 

 

 

 

 

 

 

二拍三日の旅行、最後の夜。

旅行の最後を飾るイベントは、花火である。

 

といっても、陸たちが止まっている宿の近くでは花火大会という催しはない。

陸たちがしているのは、店で置いてある手持ち花火である。

 

 

「やっぱ最後は花火だよな~」

 

 

「わ、私、こういう花火は初めてでして…」

 

 

火薬部に火をつけた花火を手に、集がしみじみと呟き、万里花が恐る恐る、花火の火薬部をすでに火をつけているるりの花火から火を分けてもらおうとする。

 

万里花は、花火に火が付き、火を噴きだしているのを見て驚き走り回っている。

そんな万里花を見て一同に笑いが起こる。

 

 

「あれ?桐崎さんがいないな。さっきまでいたのに」

 

 

目から零れた涙を拭ってから、集は辺りを見回してから言う。

つい先ほどまで、海をじっと見つめていた千棘の姿が見えなくなっていたのだ。

 

 

「私、探してくる…!」

 

 

「あ、良いよ小野寺。俺が行くから」

 

 

集の言葉の後、小咲も辺りを見回して千棘の姿がない事を確認すると、すぐに千棘を探しに行こうとする。

だがその小咲を止めて、楽がゆっくり駆けだしていった。

 

 

「あ…」

 

 

小咲は、千棘を探しに行った楽の後姿を見ながら昼の千棘との会話を思い出していた。

 

 

『それは、恋ではないかと思われます』

 

 

『な、なななななっ!?恋ぃいいいいいいいいい!!?』

 

 

千棘の真っ赤に染めた頬、そして戸惑いの表情が脳裏に浮かぶ。

 

千棘の相談を受けた小咲。

その内容とは、千棘の友達について。

 

ある人の前で胸がドキドキしたり苦しくなったりして、前みたいに普通に話せなくなってしまったという事。

何でも、最近急にそうなってしまい原因がわからないと。

 

実は、小咲は最近に同じ相談を受けたことがあった。

その相手とは、鶫のことだ。

 

その時はるりも一緒にいて、二人で同じ答えを導き出したのだ。

 

その答えとは、恋。

 

小咲は、その時と同じ答えを千棘に返した。

千棘から返ってきた反応は、先に述べた通り。

 

 

(千棘ちゃん、どうしたんだろ…)

 

 

小咲は花火の火を見ながら少しだけ千棘を怪訝に思っていた。

確かに、友達が恋をしていることを知れば、それは驚くべきことなのかもしれない。

 

だが、あの時の千棘の反応は━━━━

 

 

(恥ずかし…がってたよね?千棘ちゃん…)

 

 

目を見開いて、頬を染めて、体を小刻みに震えさせて。

間違いなく、千棘は恥ずかしがっていたように思える。

相談の答えは、飽くまで友達に対してのものなのに。

 

 

「小咲。火、消えてるぞ?」

 

 

「え…、あれ?」

 

 

いつの間にかぼうっとしていた小咲。

すでに花火の火が消えていたことにも気づかず、しゃがんで花火を持った体勢のまま固まっていたのだ。

 

それを怪訝に思った陸が、小咲に歩み寄って声をかけた。

 

 

「陸君?」

 

 

「どうした?何か悩み事でもあるのか?」

 

 

先程の小咲の表情は、何かを考え込んでいるような感じだった。

それについて、陸は問いかける。

 

 

「…ううん、大丈夫。ちょっとしたことだから」

 

 

小咲の答えは、否定。

 

確かに千棘の態度は少し怪しい気はするが、もしその懸念が当たっていてもそれはめでたいことではないか。

千棘が、恋をした。それは友として、喜ばしい事ではないか。

 

 

(…あれ?でも、もしそれが本当なら一条君は…、あ)

 

 

だが直後、何かを察してしまう小咲。そしてそれと同時に、考えていたことを全て忘れ去ろうとする小咲。

 

忘れ去る直前に、これから相当苦労するであろう千棘にエールを送って。

 

小咲の隣にしゃがんで、新しい花火を渡そうとする陸のすぐ隣で、勢いよく首を横に振る小咲を、陸は戸惑いの表情で眺めることしかできない。

 

 

「ほ、ホントに大丈夫なのか?」

 

 

「う、うんっ。あ、ありがとう」

 

 

小咲に問いかけながら花火を渡してライターに火を灯す陸。

陸から花火を受け取った小咲は、陸に礼を言いながらライターの火に花火の火薬部を近づける。

 

少し間を置いてから、小咲の持つ花火から火が噴き出る。

それを見た陸は、ライターの火を消してポケットの中に入れると、自分の分にと持っていたもう一つの花火の火薬部を小咲の花火に近づける。

 

二人の花火が並んで、芸術の火を噴き出している。

 

二人の背後では、何やら鶫の怒声と集の悲鳴が響き渡っている。

何か集が悪戯をして、鶫を怒らせ追いかけられているのだろう。

 

がすっ、ごきっ、ばきぃっ、と物騒な音が聞こえてくるがもう慣れたもの。

…慣れたくもないのだが。

 

 

「あ…」

 

 

と、そこで小咲の花火が消えてしまう。

そして陸の花火も少し間を置いて小咲のと同じように火が消えていく。

 

 

「花火、バケツの中に入れて来るね?後、新しい花火も持ってくるから」

 

 

「あ、あぁ…」

 

 

火薬の切れた花火を陸から受け取って立ち上がり、バケツが置いてある方へと歩いていく小咲の後姿を陸はじっと眺める。

 

この時、陸の脳裏には昨日の夜のある光景が蘇っていた。

 

防波堤に座って見つめていた夜の海。

そして、陸の隣には小咲が腰を下ろしていた。

 

 

(あの時、小咲はなんて言ってたんだろうか…)

 

 

あそこで、小咲が何かを言っていたような気がするのだ。

吹いていた風に遮られ、何を言っていたのかはわからない。

もしかしたら、ただの気のせいで何も言っていなかったのかもしれない。

 

今日、昼食の買い出しに行った時もその事が気になってしまい、ぼぉっとしていた事を楽と集に指摘されてしまった。

 

正直、自分でもどうでもいいことを気にしているなと感じている。

いつもなら、こんな小さな事は気にせずにスルーしていたと思う。

 

だが今は何故か気にしなければいけないような…、はっきりしないがそんな気がしているのだ

 

 

(…我ながら意味がわからん)

 

 

今、自分が感じているものと同じ感情をもし誰かが感じていてその事を自分に相談されたとしよう。

皆はなんて答えるだろう?

 

 

(俺なら、速攻で気のせいだろ、て結論付けるだろうな。もしこれが他人事なら)

 

 

しかしこれは他人事ではなく自身に起こっていることである。

 

 

「陸君。はい、これ」

 

 

「あ…、さ、さんきゅー…」

 

 

陸が考え事をしている中、小咲は自身の分と陸の分の二本の花火を手に持ってやってくる。

陸の前に立って、目の前に花火を差し出している。

 

陸は小咲が差し出しているほうの花火を受け取る。

そしてポケットの中に入れてあったライターを取り出して火を灯す。

 

先に小咲の持っている花火に火をつけて、次に自分が持っている花火に火をつける。

 

陸と小咲の手に握られている新しい花火が火を噴く。

細工がされているのか、時間が経つと火の色が変わっていく。

 

 

「…陸君?」

 

 

ぼぅっと弱まっていく火を眺めていた陸を、不意に小咲が呼ぶ。

 

陸は一拍の間を置いてからはっ、と小咲の方に振り向く。

 

 

「ん…、どうした?」

 

 

振り向いた視線の先には、眉を顰めて心配そうにこちらを見つめてくる小咲。

小咲は心配げな表情を変えないまま口を開く。

 

 

「陸君、ずっとぼうっとしてたけど…、どこか調子でも悪いの?」

 

 

小咲に問いかけられて、陸はわずかに目を見開く。

 

小咲はあまり鋭い方ではない。

どちらかといえば、他人に対して鈍い方だと陸は思っている。

 

小咲に気づかれるほど様子がおかしくなっていたのか、今頃になって自覚する。

 

 

「何でも…、いや」

 

 

何でもないと答えようとするが、この際だ。

気になっていたことを今ここで聞いてみよう。

 

あの時、小咲が何を言っていたのか。

そして何故、そのことをここまで自分が気にしているのか。

あの時のことを、知らなくてはならないという使命感に襲われているのかを。

 

 

「なあ小咲。昨日の夜の事なんだけど…」

 

 

「ん?」

 

 

小咲が無垢な笑顔で陸の言葉に耳を傾ける。

 

 

「防波堤で話したよな、俺と。あの時、最後に…」

 

 

何を言おうとしたんだ?

 

という言葉は、陸の喉の奥へと飲み込まれた。

陸の目がゆっくりと見開かれ、そしてばっ、と陸は小咲から視線を移して背後へと振り返る。

 

 

「…陸君?」

 

 

急に振り返った陸に戸惑いながら、小咲は問いかける。

 

 

「…なあ小咲。今、何か聞こえなかったか?」

 

 

「え?…ううん、何も聞こえなかったけど」

 

 

小咲には聞こえなかったらしい。

 

 

(気のせい、か?…いや)

 

 

一瞬出た気のせいという考えをすぐに否定する。

あれは気のせいではない。確かに聞こえた。

 

あの声は…。

 

 

(…千棘の声だ)

 

 

小咲に問いかけようとした瞬間、遠くの方から聞こえてきた千棘の声。

まるで、怒声の様にも悲鳴の様にも聞こえた千棘の声。

 

 

(何かあったのか?でも、楽が探しに行ってるし…)

 

 

この時、陸は楽がいるから大丈夫だと判断した。

千棘の声から聞こえてきた方から、すでに火薬が切れた花火に視線を移す。

 

 

「…陸君。さっき何か聞こうとしてたけど…、どうしたの?」

 

 

小咲が、先程言いかけた陸の問いかけについて聴いてくる。

 

だが、一度途切れた流れは簡単に戻すことはできない。

 

 

「…いや、何でもない。あまり大したことじゃないしな」

 

 

陸の言葉に、そうなんだ、と返した小咲の声を聴きながら陸はもう一度千棘の声が聞こえてきた方へと視線を移す。

 

楽と千棘の姿はない。二人で何をしているのか。

 

 

(…まあ、大丈夫だろ。すぐに戻ってくる)

 

 

この時、陸は今、楽と千棘がいる場所へと向かうべきだった。

楽観的に捉えず、すぐに駆けつけるべきだった。

 

この判断が、後に大きな騒動を引き起こすことなど陸は想像もしていなかったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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