ふっと息を吐くと同時に剣を放ち、相手の首を切り落とす。どれだけ個体として強くなっていたとしても、首を落とせば生きていられないのは同じこと。それを言えばもう一つの弱点である魔石を狙っても同じだが、こちらはモンスターの種族ごとに場所が違う。常に意識して狙うには、現実的じゃなかった。
「次の曲がり角は右に! 三叉路だから」
「私が左側のモンスターを相手! わかってる!」
シオン達はモンスターの襲撃があった場所から大分離れた場所にいる。何せ階層が違う。彼等がいるのは、16層。2層も下っていた。
ドンッ、という音が遠くから聞こえる。それはすぐに、シオンの『上から』届いてきた。顔を上げてそちらを見れば、天井に張り付いている
ありえない、というしかない。確かにアルミラージというモンスターは素早い方だが、それでも11層のシルバーバックと比べれば低い。そもそも脚力的に考えて、あの小さな体でどうやって天井まで飛び上がって――、
「アイツか!?」
いや、見えた。モンスターの群れ、その一番奥で混紡を持った、一際大きいミノタウロス。そのミノタウロスは、誰もいないにも関わらず何かを振り切ったような残心となっている。
アルミラージを弾丸に見立てた射出。モンスターらしからぬ知恵に、シオンの頬が引きつった。見たところアルミラージはまだいる。アレをまた射出されたら。
――面倒とかいう問題じゃないぞ!?
この間の状況把握に三秒。そして、天井に張り付いたアルミラージは既に足を曲げている。体の向きから考えて、狙いはシオンの後方。
たかがアルミラージと思うなかれ。ミノタウロスの腕力で振り抜かれた棍棒から跳んで、天井に着地しても無傷だったあのモンスターが通常個体なはずがない。最低でもLv.2。引っ掻き回されてしまえば身動きが取れなくなる。
「
「は、はい!」
けれど、その心配はするだけ無駄だ。アイズの指揮と同時に、盾を持った者と、それを後ろで支える者が前に出る。それを終えるとほぼ同時にアルミラージの突進が迫る。
上方からの落下速度が加わったその突進は、今まで見てきたどのそれよりも鋭い。受け止められても一瞬だけだろう。
「う、ぐっ……!」
けれど、その一瞬があれば、アイズが前に出る時間を稼げる。
「受け流して!」
その言葉が届くと同時、盾を構えた子が腕を曲げた。アルミラージの角がギャリギャリと火花を散らしているのが見える。
恐らく前に突き進むことだけを考えていたアルミラージの脳に剣が刺さる。アルミラージの角の先に合わせるように放ったアイズの突きが角を貫いた結果だ。
そのままアイズは前に出る。シオンを追い越し、モンスターの群れを突き抜けて、一番奥で泰然としていたミノタウロスの魔石を寸分違わず破砕した。
遠方からの狙撃を封じる。それは正しい判断だが、突出した杭は打たれるもの。当然のようにアイズを取り囲むモンスター達。
それを見ても、アイズの顔からは余裕が薄れない。何故なら、
「【スペクタクル・ライト】」
アイズの後方に極大の閃光が生まれたからだ。その強烈な明かりは薄暗いダンジョンをあまねく照らし、モンスターの視覚を殺す。
目を押さえ、うろたえる異形の群れ。その大きすぎる隙を見逃してあげるほど、アイズは優しくない。
「【
魔力を熾す。
「【エアリアル】!」
そしてそれを、開放する。
風を纏った彼女のひと振りが、周りを囲っていたモンスターを纏めて切り裂く。元々
風の刃を使って道を切り拓く。
「今なら行けるよシオン!」
「無茶しすぎだ! 視覚に頼らないモンスターだっているんだぞ!」
「それでも私のほうが強いから、大丈夫」
そういうものではないのだが、事実上手くいったのだから文句を言いにくい。シオンは舌打ちしたそうに顔を歪めつつも、
「おれの後についてこい! リヴェリア、そっちは!?」
「問題ない、私の心配は無用だ」
ただそこにいる――それだけで凄まじい牽制を生み出すリヴェリアに突っ込んでくるモンスターは少ない。そして突っ込んできたモンスターは一体たりとも生き残らない。それが全てだ。
確かに彼女の心配は必要ないだろう。リヴェリアに意識を割くなら他のことを意識しろ、そう言う彼女に頷いて、シオンは前を向いて駆け出した。
走って、走って、走る。
襲撃が来ない間に、とにかく距離を稼ぐ。これをどれだけ繰り返しただろうか。多分、軽く二桁は行っている。シオン、アイズ、リヴェリアはともかく、他は汗を吹き出し、息を荒げている者が多い。
体力的に限界が来ている――そう判断して、一度足を止める。その動きに従うように足を止めた彼等の顔は、一様にその場にしゃがみこまないよう、懸命に耐えているものだ。
「全員、持ってきた回復薬を飲め。飲み終えたら移動する、速くしてくれ」
「え、でもまだ怪我してないけど」
「体力を回復させるにはそれしかない。無茶をしすぎて大怪我するより、ここで一本飲んでおいた方が後々楽だ」
一応、シオンやアイズも高等回復薬や万能薬は持ってきている。しかしそれは全員分あるわけじゃない。
だったら今ここで気力と体力を回復させて、大怪我しないように気をつけるべき。そう伝えると皆内心そうしたかったのか、素早く取り出すと飲み始める。
その光景を何とはなしに眺めていると、回復薬を飲んでいない少女がいた。彼女は確か、普段クウェリアやレフィーヤと同じパーティに所属しているという少女のはず。
不思議に思って近づいてみると、彼女は泣きそうな顔でポーチを見ていた。訝しげにそれを見てみれば、納得する。
――ポーチが壊れたのか。
恐らく逃げている途中で何らかの衝撃が走ったのだろう。そのせいでポーチは当然、その中身もダメになった、と。
どうすればいいのかわかっていない彼女に、シオンはポーチから回復薬を取り出すと、そのまま押し付けた。
「自己申告は大事だぞ」
「え……? あ、受け取れないよ、これ!」
「ここで建前とかプライド優先して、受け取らずに死なれる方が面倒くさいんだ。いいから、黙って、受け取っておけ。……いいな?」
それでも納得していない彼女に、シオンは小さく笑って、
「その薬分くらい働いてくれればそれでいいよ」
「……わかった」
とりあえず頷いてくれたので、シオンは背を向けて歩き出そうとした。が、異様なまでに視線を感じてたじろいだ。
「な、何だ?」
「いや……別に?」
クウェリアに問いかけてみても、苦笑されて誤魔化された。よくわからなかったが、この後の行動に影響するわけじゃないし、気にしないことにする。
「それじゃ、全員飲み終えたし続きを」
と言ったところで、遠くからモンスターの吠え声。シオンはため息をしながらアイズを見る。彼女は一つ頷くと、前に出た。
「――一気に突破する。遅れるなよ!」
シオンは『イリュージョンブリッツ』で、アイズは『エアリアル』をそれぞれ使って付与魔法を発動させると、即座にモンスターの殲滅に移行する。
二人は道中いるモンスターを倒しつつ進んでいく。それなのについていくのにも精一杯なのはどうなっているのか。
ちなみにリヴェリアは未だ後方で杖を振るっていた。リヴェリアが殿を務めていなければ、さっきみたいに悠長にしている暇は無かったはずだ。
最初の内はレフィーヤ達もチラチラ後方を見ていたのだが、リヴェリアは魔法無しでも、全力のシオンやアイズより強い。それを証明するように、阿修羅の如き働きを見せつけた結果、今では全員が全幅の信頼を寄せていた。
だから、シオンとアイズは前に出ていられる。今回来たモンスターは強化個体ではなく、通常個体の群れ。尚更遠慮する必要はない。
そう考えていたから――気づくのが、遅れた。
シオンへの対抗心を抱いているレフィーヤ。彼女は今、シオンに複雑な感情を抱いていた。それは簡単に言い表せるものではない。
尊敬するリヴェリアの折角の授業を奪った怒り、彼女に認められている嫉妬。最初に出会った時の理不尽に対する恐怖、しかしそれらをどこかで納得してしまっている自分への憤り。およそプラスな感情など無いそれ。
けれど、今のレフィーヤはそこに、言うだけのことはある、と。シオンを認めつつあった。
戦闘を見ていればわかる。状況判断が正確で、指示も巧みだ。それにアイズは従いつつ、端的な指示を理解して、木偶になりかけていた自分達にも行動を起こさせる。
魔法だってそうだ。よくよく見れば『イリュージョンブリッツ』は使いにくい。感じられる魔力は常に全力。撃てる回数は少ないはず。それを要所要所で使う判断力と決断力は、ただ放つ事だけしかできないレフィーヤには真似できないこと。
そこまで見て、知ってもまだ『認めつつある』という段階なのは、第一印象の悪さのせい。とても単純に言うと、ちっぽなプライドのせい。子供なりに持っているそれが足を引っ張っている。
それでもいつかは自分なりに噛み砕いて納得できるだろう。
――その時間が、与えられれば。
肩に衝撃が走った。それは唐突で、何の前触れも無く。
「え……?」
レフィーヤの疑問の声が漏れる。
――どうして私、浮いて……?
違う、倒れている途中だ。誰かに思い切り肩を押された、そのせいで。けれどおかしい。レフィーヤ達はお互いが邪魔にならないよう、一歩以上の距離を開けていたはず。その証拠に、自分を押そうとするために手を伸ばしていた者はいない。
疑問が頭を埋め尽くす。けれど、まぁ、別にいいかとも思う。どうせ転ぶだけだ。少し痛むだけで済むのだし、と達観していたのか不味かった。
受身を取ろうと地面に手を向ける。そしてそれが地面に接し――
「――……!??」
地面に触れた感触が、無い。そのまま手から手首、腕が地面の下へと消えていく。ここまで来ればバカでもわかる。
あるはずの物を無かった事にし、無かったはずの事をある物へと見せる、それは。
――幻術!?
本来そこにあった穴を地面に見せかけていた。そしてレフィーヤはそこに落ちつつある。どう考えても罠。落ちた先に何が待っているのかを察したレフィーヤの顔が青褪める。
「い、嫌ああああぁぁぁぁぁぁぁっ!?」
その叫びと共に、レフィーヤは穴の底へと落ちていった。
落ちると言ってもたかが数M前後。本能的に受身を取ったため怪我らしい怪我はない。だが、どちらにしろ意味はない。
強烈な殺意のこもった視線を感じ、レフィーヤは恐る恐る顔を振り向かせる。
――ミノ、タウロス。それにヘルハウンドまで。
どちらもLv.1の魔道士が勝てるような相手ではない。ミノタウロスの手には棍棒があり、ヘルハウンドはもう火炎をいつでも放てる状態。
「【解き放つ、一条の光】」
それでもレフィーヤは、その言葉を口ずさんでいた。
自分を守ってくれる前衛はいない。後一秒先には肉塊になってしまう。それがわかっている。わかっているのに、レフィーヤは詠唱をしていた。
「【聖木の弓幹。汝、弓の名手なり】……!?」
『ブルオォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!』
ミノタウロスの咆哮。その声の大きさに、レフィーヤの肩が跳ねる。魔法を詠唱して平常心を保ち、恐怖を忘れようとしていた些細な抵抗。それが、無駄になった。
――死、ぬ。
ただ恐怖する。ガタガタと震え、感情が滅茶苦茶になりすぎて涙が零れおちた。ミノタウロスが歩き出す。恐怖に怯えるレフィーヤ相手に、わざわざ走る意味が無いと思ったのか。
――死に、たくない。
「【と、解き放つ】」
けれど、口が回らない。魔力がうまく熾せない。だから失敗し続ける。そうする間にも、自分の命を奪う死神が近づいているのに。
焦って焦って、空回り。
「あ、あは。あはは……」
そして、ついに。レフィーヤは、諦めた。空虚な乾いた笑みが浮かぶ。どうして笑みが浮かんだのかはわからない。
ただ、思う。
――死にたく、ない。
助けはこない。シオン達がどこにいるのかわかっているレフィーヤは、助けが間に合わないというのを察していた。
無駄な望みだと知っている。
これは、ただの願望。叶うと思っていない願い。
だから――。
「レフィーヤ、横に跳んで!」
「ッ!」
本当に誰かが来るなんて、思ってもいなかった。
反射的に跳んだ結果、ギリギリでミノタウロスの攻撃を避けれたレフィーヤは、呆然と隣に立つ彼女を見上げた。
「イー、シャ?」
「何、レフィーヤ。ちょっと余裕が無いから、話してる暇ないよ」
そう言ってちっぽけな剣を構えるイーシャ。彼女の顔からは冷や汗が絶え間なく流れている。きっと聞こえていたはずなのに、ミノタウロスの咆哮が。それでも助けに来てくれた。
「どう、して」
「同じパーティの仲間でしょ、私達。それに、時間稼ぎだけなら何とかなるかもだし」
イーシャはクウェリアに頼んでシオンを呼びに行かせたらしい。だから、今彼女がすべき事はミノタウロスとヘルハウンドを倒す事ではなく、如何に時間を稼いで生き残るかということ。
「シオンから渡された薬分くらいは、ね。働いてみせるよ!」
言ってイーシャは前に出る。
「レフィーヤ、魔法をお願い!」
イーシャが相手できるのはミノタウロスだけだ。ヘルハウンドはどうしようもない。火炎を喉奥で燻らせているヘルハウンドがいつ攻撃してきてもおかしくない。
遠距離攻撃には遠距離攻撃。
ヘルハウンドの火炎放射は、レフィーヤの『アルクス・レイ』で何とかしてもらう。そう考えていたイーシャは、レフィーヤの感情を理解しきれなかった。
「【解き、放……? あ、れ?」
魔法を唱えようとして、唱えられない彼女の心境を。
「あ、わ、私……?」
視界が揺れる。死ぬという事実から解放されても、未だ死が目の前にあるのは変わらない。そのせいでレフィーヤの体はまだ震え続けている。
何より自分を信じられなかったのは。
「よ、っと!」
ミノタウロスの攻撃は大振りだ。それこそ上層にいるオークと似通っているくらい。ただ、オークよりも引き締まった体から放たれる一撃は、ただ速い。できるだけ密着して棍棒を振りにくくしても、今度は足で蹴られかける。
イーシャの攻撃は通じない。こんな短剣をこの体に通すなど、想像もできないから無駄な行動はしなかった。
一秒先には死んでいるかもしれない、その事実がとても恐ろしい。それでも恐怖に囚われないでいられるのは、レフィーヤを死なせないためと、ただ信じてみようと思ったから。
――さっさと来てよ、シオン!
そうして回避していると、ふいに気付いた。レフィーヤの声が聞こえないことを。
「レフィーヤ……?」
詠唱が、されていない。もしかしたら何かあったんじゃ、と思って一瞬だけ目を向けると、俯いて杖に縋り付いている姿が見えた。
「レフィーヤ――ッ!?」
動揺する。してしまう。それが、イーシャの体に取り返しのできないミスを生じさせた。
「ッ――ァ!!」
ミノタウロスの蹴りが、腹に刺さる。もし短剣を盾にしなければ、真っ二つだっただろうくらいに勢いよく。パキン、と短剣が壊れた。
「ッ、ァ、ガ……!?」
「イーシャ!」
吹き飛ばされたイーシャがお腹を押さえて、苦痛に悶える。そのイーシャに近づいて身を起こさせたが、たったそれだけでも激しい痛みに震えていた。
それなのに、イーシャは痛みに耐えて、掠れた声で、こう言った。
「レフィー……逃げ……」
「え……」
ゴウッという音がした。灼熱を表す音が。
そう、レフィーヤは彼女を起こす前に背負って避けるべきだった。今までイーシャがミノタウロスの前に立って射線上にいないようにしていたのに、今はそれがない。
そして、的が構っている。ならばするべきは一つ。
『グルァ!』
放たれた炎が、二人を飲み込もうとする。避ける暇はない。今度こそ、死ぬ。しかも、二人揃って。
――レフィーヤ・ウィリディスの、せいで。
「――ッ!」
無意味だとわかっても、反射的にイーシャの体におぶさっていた。次の瞬間、炎に炙られて想像を絶する痛みが――来ない。
どれだけ待っても、来ない。
「……? ッ!?」
訝しんだレフィーヤは顔を上げ、そして息を呑んだ。腕を前に出し、二人を庇うように立つ背中を見て。その腕が、焼け焦げているのを見て。
ダランと焼けた腕が垂れ下がる。いくら雷を纏っていても、熱は防げなかった。凄まじい痛みがあるはずなのに、シオンは奥歯を噛み締めるだけで全てをねじ伏せ、次を準備しているヘルハウンドの喉にナイフを投擲。接近してきたミノタウロスは、剣を握り直して二人に切り裂く。
それからすぐにポーチから万能薬を取り出すと腕に振りかけ、残った物をイーシャに飲ませる。喉を通ってお腹に溜まる液体が直接痛みに繋がるのだろう。何度も吐き出しかけて、それでも無理矢理飲み込ませた。
あまりの痛みに気絶してしまったイーシャ。しかし、そのおかげか穏やかに胸を上下させる姿にホッと息を吐く。
そこに、シオンは言った。
「――信じられなかったのか?」
「なにを、いきなり」
ジッとレフィーヤを見つめる視線。
そこに込められたのは、侮蔑だった。
「助けに来た彼女を信じられなかったのか、と。そう聞いているんだが」
シオンが気づけたのは単純だ。レフィーヤが杖を手放していたから。彼女のスタイルから考えて杖を手放す理由はない。詠唱をしている途中なら尚更だ。魔力爆発をする可能性を考えれば、途中でやめる事はありえない。
つまり――この少女は、最初から詠唱していない。
「――魔道士なら、仲間の事を信じたらどうだ?」
自分を助けに来てくれた人間さえ信じられない。
それならいっそ、自分の命を預ける魔道士なんてやめちまえ。言外にそう告げたシオンの瞳にあるのは、変わらない蔑みだけだ。
恐怖はあっただろう。助けられて安堵しただろう。理解するし、できる。
だが――それに甘えた結果がこれでは、そんな同情、意味がない。少なくともレフィーヤが魔法を唱えていたら、イーシャは怪我しなかっただろうという事を、何より自身が理解していたから。
レフィーヤにはその言葉と、視線。全てがその心に突き刺さっていた。
最近友人が言ってたシャドウバース始めたらひたすらやり続けてしまいギリギリ投稿。ちなみに先週は補講と携帯の契約不備で確認のため土日が潰れました。すいません。
今回は普通にシオン達が18層に逃げる途中のお話。その過程でレフィーヤに魔道士としての課題を一つ落としていきます。
まぁ、原作見た方にはわかる『アレ』です。個人的にはもうちょっと何とかなったかもなーと思ったり。
次回も続いてシオン側。
『幻術を使われた事実』についての説明とかですかねー。
それと21日から大学でテスト始まります。来週は投稿できると思いますが、再来週についてはあまり期待しないでください。
勉強しないで単位落としたらパソコン禁止になると思うので……。冗談抜きで。