どうなっているんだ、とベートは思った。
中層に入って以降、順調すぎるほど順調に進んでいる。上層で出てきた強化個体はほぼ出てこない――たまに出てくるのは意図した物では無いだろう――ため、むしろ上層よりも楽だ。
しかし絶対に出てこない、という訳でも無いので、警戒を途切れさせられないのは精神的に苦痛だった。いつもしている警戒とはまた別種のもの、言うなればわかりやすい脅威であるモンスターではなく、悪意ある罠を考えているのに近い。
目に見えた物では無く、人の悪意という見えない物。だからこそ、ベートにかかる負担は着実に増えていった。
「――チッ」
それを誤魔化すように舌打ちをこぼす。幸い鈴には聞こえていなかったようで、無用な心配をかけなかったのは良かった。
その鈴はアルミラージの角を折り、返す刀で体を切断。真後ろから奇襲をかけてきたもう一体を跳躍し、宙返りする途上で刀を振るい、脳天から股座を二つに割る。空中にいるせいで動けない鈴を狙って、三体のアルミラージが踏ん張り、腰を落としたのが見えた。
刀一本しか持たない鈴では、無傷でやりすごすのは難しい。
「鈴!」
だから、ベートは呼びかけつつ自身の短剣を一本投げ渡し、もう一方の手で針羅を投げて、一体の首を貫く。殺しきれていないが、直に死ぬだろう。
短剣を投げられた鈴は器用に受け取ると、脇差を扱うかのように構える。幸い死角にいたアルミラージはベートが行動不能にしてくれたので、残るは二体。
鈴は最初に飛びかかってきたアルミラージに短剣の切っ先を向ける。自分から貫かれたアルミラージを気にせず、受け止めた勢いを利用して、刀を振るった。
その刀が当たらない、訳が無い。
これがガレスならば容易に避け、または受け止めただろう。だが所詮は群れなければ戦えない兎程度。必死に避けようとしたその小さな体を斬ることなど容易かった。
けれど、モンスターはまだ全滅しきっていない。アルミラージの群れを引きっていた狼――即ちヘルハウンドが、まだ生きている。
だが鈴は何もしない。横目でヘルハウンドが口に火種を燻らせているのを見ても、ただ悠然と着地するだけで、回避行動に移らなかった。
そして口から火炎放射が撃たれる、その寸前。その口内へと吸い込まれるように、細長い針が喉を穿った。それでも生きているのは流石モンスターと言うべきか。
「――終わったな」
小さく言葉を紡ぐ鈴。痛みに喚いていたヘルハウンドがピタリと止まり、その後爆散した。喉の奥で燻っていた火種が、体内で爆発した結果だ。
アレでは魔石さえ残っていまい。刀をしまい、短剣を返そうと後方へ向き直った瞬間、
「もうちょっと警戒しろ、鈴」
その横を通り抜けたベートが、
「う、うむ。そうだな、気を付けよう。……どうやって気づいたんだ?」
「音しかねぇだろ。壁ん中ガリガリ削ってる音がすりゃ普通にわかる」
そう言ってベートは頭の上にある狼の耳をピクピクと揺らす。狼をベースにした獣人だからか、聴覚がいいのか。あるいは単純に【ステイタス】の恩恵か。
「……言っておくが、シオンもできるからな? アイツがここに来たのはLv.2からだったが」
要するに獣人もヒューマンも関係ない、という事らしい。
視覚だけに頼らず五感をもっと扱いこなす。そうすれば、ベートに助けられずとも自分で対処できるようになるだろう。
「あたいももっと頑張らないと、みたいだね」
「お前が頑張ってLv.3になる頃にゃ、俺達はもっと先に行ってるだろうよ」
ベートが減らず口を叩きつつ魔石と針を回収。ドロップアイテムは無かった。
「ヘルハウンドのせいで針が吹っ飛んじまったし、あの方法はあんま使えねぇな。鈴、お前も俺に甘えすぎんなよ」
「わかってるって。甘えすぎたら私は何時まで経っても【ランクアップ】できないんだから」
帰ったらまた椿に頼んで追加分の針を作ってもらう必要がある。
――コイツの命に代えられるもんじゃねーから、いいんだけどよ。
多少の金銭と鈴の命。天秤にかける必要性さえ感じない。それを鈴にも、他の誰にも伝えるつもりは無いが。
「……鈴、また団体で来たぞ。今度はライガーファングも混ざってやがるな」
「ならあたいは雑魚処理で」
「俺が速攻でライガーファングを潰してくる」
戦闘、戦闘また戦闘。
中層以降のダンジョンで休む暇はほとんどない。鈴の顔を一度見て、体力的に問題ないと判断すると、ベートは鈴の前へ出て駆け出した。
「っくぜオラァ!」
18層の森林の中。
「ベート、焚き火に使う枝はこんなもんかい?」
「……あー、そうだな。後もうちょっと追加してくれ」
若干攻撃を受けたせいで服に血を濡らしながら、二人は飯の準備をしていた。本来であれば無傷だったのだが、紛れ込んでいた強化個体がライガーファングだったせいで、苦労させられた。もしあそこで逃げて『怪物進呈』になったら死んでいたかもしれない。
「ベート、傷はもう?」
「問題ねぇよ。お前もいつまでも気にしてんな」
そう言っても鈴の表情は明るくならない。それもそうだ、ベートの背中の傷――何か鋭い爪で切り裂かれた痕は、彼女を庇ってできた傷なのだから。
ライガーファング――その強化個体でできた傷跡だ。
高等回復薬によって傷自体は塞がれているが、それでも流した血の量を知っている。ベートが今も無茶をしていると、わかっているのだ。
実際、枝の量を聞いたとき、ベートの反応は遅かった。血が足りていない証拠だ。だからできるだけ鈴が色々な準備をしているけれど、ダンジョンでの野営経験が少ないせいで、ベートに聞いてばかり。
自身を不甲斐なく思っていると、ベートが息を吐き出して鈴に向き直った。
「一つだけ言っておく。お前は悪くねぇ」
「……だが」
「そもそも俺は強化個体が紛れていると知った上でここに来た。お前がまだLv.1なのを承知の上でだ」
つまり、鈴が反応できないモンスターが出てくるのは予想済みだったという事である。それでも来たのは単純な理由。
「俺は何があってもお前を守る気でここまで連れてきたんだ」
「――!?」
「強くなりたいんだろう。足手纏いはイヤなんだろう。だったら今は甘えてろ。甘えて甘えて甘えて――そんでいつか、誰かの手助けでもすればいい」
ベートはフィン達の優しさに甘えた。弱い自分達を指導するのは何のメリットにもならないというのに、それを承知で甘えた。
だから今度は、自分が誰かにそうする番。
「それに、多少の怪我でどうにかなるほど俺は弱くねぇ。気にされる方がうぜぇんだよ。わかったらその辛気臭い顔をやめやがれ」
正直そっちの方が気が失せる、そう言うと鈴は無理矢理笑顔を作った。
「そう、だね。なら、ベートの言うとおり気にするのはやめさせてもらうよ!」
まだぎこちない部分は残っているが、それでいいだろう。最初はそんなものだから。
「あ、そうだ。あたいは汗流させてもらうけど、覗くんじゃないよ~?」
「誰が覗くか!」
冗談交じりのからかいに突っ込み返せばふざけた笑いが帰ってくる。そして、鈴が背を向けて距離ができた頃、
「――ありがとね、ベート」
そんな呟きが、風に乗ってベートの耳に届いた。
「……チッ」
それに聞こえないフリをして――ちょっと顔が熱いのも無視――ベートは立ち上がり、荷物と枝をいくつか持つと、鈴とはまた違う川へ歩いて行った。
血のついた服を洗い、体も水で流して戻る。未だに鈴は戻っていない。女の風呂――実際は風呂じゃないが、細かいことはどうでもいい――は長い。
ベートは気長に待とうと、ついでに取ってきた果実を起き、枝を重ねて火を熾す。鍋なんかは嵩張るので持ってきていないが、肉を炙るくらいはできる。
どれほど効果があるのか知らないが、適当に洗って殺菌した枝に肉をぶっ刺して炙っていく。焼き加減については練習したので失敗はない。
「……無駄に良い匂いがこっちまで漂ってきたんだけど」
少し長くなってきた髪を乱雑に拭いながら鈴が帰ってきた。何だかんだ言いつつ、その視線の先が向かうのは、今炙っている肉だ。ちょうど良さそうな肉を取って鈴の方へ向けると、嬉々とした表情で近寄り、そのまま食べた。
「おい、自分で持って食べろよ」
「別にいいじゃないか、狭量な男だね」
文句を言いつつ肉を受け取り豪快に食べ始める。肉オンリーな事に文句を言ったり、太るかもなんて心配は一切していない。
ダンジョンにいれば体を動かし続けるので、勝手に体重は減っていく。だから肉を忌避したり、体重を気にして少量で済ませる女冒険者はまずいない。そうしたせいで、本当に大事な場面で動けない、なんてあまりに阿呆らしすぎるからだ。
まぁ鈴の場合、それを除いても気にしなさそうだが。
お互い武装したままなため、気楽な食事とはいかない。それでも、微かに残っていた陰鬱な雰囲気は無くなった。
肉を噛みちぎりつつ、ベートは言う。
「どうする鈴。新しいスキルはいつ試すんだ?」
「食べ終わって少ししたらってところか。食べてすぐは、ちょっと、ね」
確かに、デメリットが大きいスキルや魔法を使えば、下手したら吐く。それは、普通の人間の感性として遠慮したかった。
「あたいはともかく、ベートは?」
「……似たようなもんだな。頼んだはいいが、結構技術がいるんだわ、
言って両腕に付けられた篭手を見せる。鈴からすると何の
ネタバレ程つまらない物は無いので聞かないが、少しだけ、楽しみだった。
和気藹々とした雰囲気。いつも通りで、変わった事など無い光景。
「さぁ、お行きなさい『
『ブルオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォッッ!!』
それを引き裂く吠え声が、18層の森で響き渡った。
一方で、シオン達はと言うと。
「教えなさい」
「……」
「無視ししないで教えて! どーしてシオンが私の魔法を使えたの!? どーしてどーしてどうしてなんですかぁー!!」
シオンの腕の裾を引っ張って叫ぶレフィーヤの姿が、それはもう目立ちまくっていた。
「レフィーヤ……」
特に、普段レフィーヤとパーティを組んでいる一人のクウェリアはドン引きしていた。いつもはリヴェリアに憧れて冷静さを心がける彼女が、必死になっている。
いいや、彼女も人だ。そういう時もあるのはわかる。わかるのだが、
「ほら、全員気が散ってるぞ。もっと集中しなきゃモンスターにやられる」
シオンに一切相手にされていないのが、シュール過ぎた。
「レフィーヤ、シオンの迷惑だし、そろそろ抑えないと」
「でも気になるでしょ? 『アルクス・レイ』は私だけの魔法なのに」
レフィーヤの学友でありパーティメンバーである少女、フェイメリル――メリルが、ちょっと怯えながら声をかけるも、効果がない。
助けを乞うようにシオンに視線が向けられる。こうなるとテコでも動かないのだろう。そろそろ中層へ行くというのに、この状態では危険すぎるし、仕方がないと息を吐いた。
視界の端で、剣を構えて首を斜めにするアイズを手で制しつつ、
「――『変幻する稲妻』」
「はい?」
「おれの魔法。変幻の名の通り、雷という属性のみ詠唱次第でその効果を変えられる」
ここだけ聞けばかなり便利で強く思える。
実際はデメリット部分が目立ちすぎて自由自在に使うのは不可能に近いが。魔力消費がもうちょっとマシになればと思わずにはいられないくらいに。
「だから、私の魔法も……?」
「要するに誘導性能が付いた単体魔法ってだけだろ? 属性があるようには見えなかったし、単純なものなら真似できる」
これがリヴェリアの使う大魔法クラスになると真似できない。火はともかく、風や水になると効果が違いすぎるからだ。
「魔法の……模倣。そんな事が……?」
しかし、似たような効果はあれど同じ物は存在しない魔法において、『別の魔法で真似をする』という考え自体が無い。
もしかしたら――そう思ったレフィーヤの背中を誰かが押す。
「何時まで立ち止まってるつもりだ。置いてかれてるぞ」
「あ、あぁ! 折角良い考えが思い浮かびそうだったのに!?」
ある意味愉快な二人は更に置いてかれてしまい、必死になって追いかけるハメになったらしい。
「無駄に疲れた」
「はは、シオンらしくないな。いつもの強引さはどうしたんだ?」
「……さぁね」
ガックリと肩を落とすシオンに、リヴェリアは気楽に言ってくれた。思わずジト目を向けるも効果は無い。
何とも言えない想いを息と共に出しつつ周囲を見る。シオンのアドバイスを意識しているせいか四苦八苦しているが、中層のモンスターでも問題なく戦えている。
そもそも【ステイタス】がほぼ拮抗しているのだ。一対一なら普通に勝てる。団体で来てもシオンやアイズ、リヴェリアが相手するし、仮に相手をせずとも彼等だけで倒しきれる。数十人という冒険者が協力して戦うのは、それだけ強力なのだ。
そう思って見守っているシオンと違い、アイズはかなり動いていた。違和感を感じ取っていた、と言ってもいい。
――何かがおかしい。どうとは言えないけど……。
全員の死角から来るモンスターを対処して『万が一』を排していたからこそ気づけたと言ってもいい。
しかしわかったのはその程度であり、どこがどうとは言えない。シオンに相談しようにも、暇ができたと思ったら皆の死角からモンスターが来るせいで動けなかった。
そして、少しずつ、しかし確かにアイズの疲労が溜まっていく。
「……アイズ!?」
アイズの次に違和感に気付いたのはやはりというべきか、シオンだった。先程からアイズが戻ってきていない事を不思議に思ってそちらを見ると、息が乱れ始めている姿があった。
ありえない。普通に戦っていれば、中層程度で息切れするわけがないのに。
――何か理由が――ッ!?
気付いたときには、もう
この階層にはいないはずのゴブリン。それとコボルト。ありえない二体の出現だが、所詮は上層の最初に出てくる雑魚。そう判断していつものように倒そうとして。
「ッ、全員下がれ、おれが相手する!」
全員の頭上を飛び越え、抜剣する。追い打ちをかけようとしたゴブリンに剣を振るうと、相手が持っていた剣で受け止めてきた。
「――!?」
技術は、当然無い。
ただ受け止められた事実に、目を見開いた。それでも固まらず、剣を滑らせて相手の体を揺らして隙を作り、その首を跳ねる。崩れ落ちるゴブリンの影から現れたのはコボルト。その手に握られた短剣の切っ先はシオンの心臓に向けられている。
だが、遅い。
シオンは短剣を指と指の間で受け止めると、多分、息を呑んだコボルトの顎を膝蹴りで打ち上げて、貫手で小さな
後ろで悲鳴が聞こえたが、無視。そんな余裕は無い。何故なら、
「下にいるってのはわかってんだよ!」
シオンの足を飲み込もうとしたダンジョン・ワームの口に、剣を突き刺した。痛みで体を揺らすも絶命はせず、シオンに伸し掛ってくる。
それだけなら、問題はなかった。
問題は、その後。
どこかから
――受け止めきれない……ッ!
ただでさえダンジョン・ワームに押されていたところで別方向からの後押しだ。拮抗は一瞬で打ち破られ、剣を手放したシオンは壁に背中を強打した。
「……ッ!」
息が、吐き出される。痛みで体が硬直する。ニヤリと笑ったアルミラージ。でも、ただでは終わってやれない。その自慢の角を、思い切り握り締める。驚愕に目を見開いたアルミラージを、地面に落ちる勢いで体を回転させて地面に叩きつけ、角をへし折り首をねじ切る。
噴出した血が体を汚す、が気にしてはいられない。
「【変化せよ】」
シオンの目が捉えた。捉えてしまった大量の影。
「【サンダー】!」
それはきっと、他とは比べ物にならないくらい強いモンスターなのだろう。
「どうなっているんだ、これは」
シオンが前を守っていたその時、リヴェリアも後方を守っていた。シルバーバックとライガーファングの群れ。通常よりも素早いそれに、リヴェリアは苦戦させられる。
倒すのが、ではない。後ろへ行かせないようにするという部分で、だ。いくらリヴェリアが強かろうと、後ろにいる生徒達はそうじゃない。この二体が相手では一瞬で殺されてしまう。
だからリヴェリアは動けない。フィンと違って一瞬前に出て敵を倒し、また一瞬でここに戻る事ができないから。
相手も死にたくないからか、時折気が逸ったのか突っ込んでくるモンスター以外はその場で留まったままだ。
――バカみたいに突っ込んできてくれれば、楽だったのだがな……。
いつも傍らにある杖を一回転させる。魔道士に特化した【ステイタス】だが、実は前衛もできるくらいに卓越した杖術を習得しているリヴェリア。倒すだけなら一撃でいいというのに。
「どうしたものか」
動くに動けないリヴェリアは、必然二人に全てを任せるしかなかった。
しかし、その一人であるアイズは、
「ハァ――スゥ――ハァア――」
何度も息を吐いては吸って、体勢を整えていた。
――今なら、わかる。
アイズがずっと動き続ける事になったのは、そうなるようにモンスターが動いていたから。だからシオンに何も言えず、こうしてここで体力を回復させることしかできない。
「アイズ、さん」
「レフィーヤ……どうしたの?」
頬を流れる汗を手で拭いつつ答える。予想だけれど、この後どうすればいいのか、という事が聞きたいのだろう。気付けば皆がアイズを見ていた。
「私達は」
「一度しか言わないから、よく聞いて」
レフィーヤの言葉を手で制し、アイズは声が小さくならないよう、また乱れないよう、体に活を入れて全員を見回した。
「よくわからないけど、私達は普通より強いモンスターに襲われてる。今は前と後ろからだけしか敵が来ないけど、それもいつまでかはわからない」
ダンジョン・ワームという存在。それがこの場で厄介な事になる。リヴェリアもシオンも、そこまで余裕がない。敵を倒す、または邪魔しているところに奇襲されれば、一体くらいは抜けてきてしまうだろう。
今こうして話している瞬間足場から現れてくる可能性さえあるのだから。
「だからきっと移動する事になる。18層まで。その時ついてこれるように、皆体力を消耗しない事だけを考えて。敵は――私とシオンが、何とかするから」
そして、ハッキリと言う。
「全員、自分が生き残る事を考えて!」
不安を吹き飛ばすように。
皆に勇気を宿すために、満面の笑みを、その顔に浮かべてみせた。
というわけで、ベート&鈴と、シオン達の方に強化個体が襲い掛かります。
そういえば明記してませんが、シオン達がいるのは14層くらいです。18層へ行くにも上層に戻るのも面倒な位置。だからこそ強化個体が来たんですけど。
ついでに
>魔法の……模倣。そんな事が……?
レフィーヤの二つ名の代名詞である『エルフ・リング』フラグをさり気なく生成。まぁこの小説だとこれが発現した決定的なシーン書かないんですけどね!(ダメじゃないか)
次回は普通に戦闘になります。展開は――まぁ、お楽しみに?
それと✩9評価が100になっていたので、原作6話投稿します。決めたラインの一つ超えたので。ただし10時投稿予定。
理由? ネタバレ嫌な人用。
再三言いますが、ネタバレ嫌な人は開かないでね! 文句言われても受け付けませんよ!