D-HEROと共に戦うデュエリスト   作:無言の短パン

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クランの奴・・・10人と連続でデュエルだと!ふざけやがって!

 俺は今、ピケルと一緒に歩いてる。

 やましい気持ちなんて、まったく考えてない。

 ホントダヨー。俺ウソつかない。

 まぁそれは取りあえずそれはおいておこう。

 

 俺はピケルにこの世界に付いて、知ってることをいろいろ聞いた。

 ピケルの説明によると、この世界にはたくさんの種類の精霊が暮らしているらしい。

 その中でピケルは魔法使いで、魔法使いの町は、何十もあるそうだ。

 しかし最近、魔法使いを滅ぼそうとしている種族がいるらしい。

 しかもその種族は、4種族も居るらしい。

 それは、昆虫族、獣戦士族、獣族、恐竜族、その4種族だ。

 昆虫族、獣戦士族、獣族、はデュエルで魔法使いを消滅させているそうだ。

 恐竜族、デュエルできない昆虫族、獣族、は力で消滅させるそうだ。

 あとピケルは、その魔法使いの国の王女らしい。

 でも王女はもう一人いるらしい。まあ誰かは想像つくけど。

 

 

「着きました。ここが、私の住んでいる町です!」

 

 そこはまるで、ドラゴンクエストに出てくる町や村のようなところだ。

さらに、家や建物の先には大きなお城が立っていた。

 

「あ、あのお城が、ピケルの住んでる場所か?」

 

「はい、そうですよ」

 

 さすがにお城まで付いていくわけにはいかないよな。

 だからピケルと別れて、どこか適当な宿屋にでも泊まろう。

 まてよ。宿屋といえば、当然金は取るよな。

 

「なあピケル、お金ってこの世界にあるかな?」

 

「はい、何を言ってるんですか?当然じゃないですか」

 

 ・・・だよなーーー。俺の世界の金なら持ってるけど、絶対使えないよなー。

 試しに、ピケルに俺の世界の金を見せたけど、そんなお金は知らないと言われた。

 まずいな、どうしよう。

 

「浮かない顔をしてどうしたんですか?」

 

「実は俺、お金持ってなくてさぁ。止まる場所がないんだよ」

 

「へっ、そっそれって大変じゃないですか。」

 

 こんな小さい女の子に、俺は何を話してんだ。

 

「変なこと言ってごめん。忘れてくれ。じゃあまたどこかで、さよなら。」

 

今から俺のホームレス生活の始まりだな。

 

「まっ待ってください!」

 

「ん。・・・どうしたピケル」

 

「わ、私のお城にきてください。私のお城なら空き部屋もたくさんあるので!」

 

「えっ。・・・いや、いいよそこまでしなくても。」

 

「遠慮しなくてもいいです。お城の人たちも、私を助けてくれた人と言えば、喜んで歓迎してくれるです」

 

 こんなこと言ってくれるなんて、ピケルは良い子だな。

 うっかり好きになっちゃいそうだ。えっ、もう好きだろだって。

 ち、違うんだ俺はロリコンじゃない、作者が勝手に。

 まぁ、今はふざけてる時じゃないな。

 決して、話題をそらしたいわけじゃないよ。

 

「迷惑じゃないなら、とめて欲しいかな。」

 

「迷惑じゃないです!なので、私に付いて来てください。」

 

 そう言って、ピケルは俺の手を引っ張って歩き出した。

 俺、今、ピケルと手を握ってるーー。

 ヤバイ 、ヤバイ。どれくらいヤバイかと言うと、遊星が収容所でビリビリくらってるのと同じぐらいヤバイ。

 なに言ってんのか分からないよな。俺も分からない。

 つまり、俺的にも、社会的にも、ヤバイと言うことだ。

 ピケルはかわいいだけじゃなく、この国のお姫様だぞ。

 さっきから、いろんな人に見られてるし。

 こんな時はアレだ。遊戯王のことを考えよう。

 ちなみに、手を離すという選択しは無い。何故だかは察してくれ。

 そう言えば、遊星の声優の人、最初から悲鳴だけは美味かったよな。

 そう言えば、ピケルの手ちっちゃいなーー。かわいいなーー。

 はっ、俺は何を考えてんだ。いかん、いかん。よし、ゲームの事でも考えるか。

 俺のポケモンたち元気かな。

 カビゴン、ガルーラ、カイリュー、他にもいろんなポケモンは、俺にとって大切なポケモンたちだ。

 リトルバスターズ、やりたいなーー。

 あの作品は、本当によかったなー。

 特に、クドはサイコーだったなぁ。

 やっぱり、小さい女の子はかわいいよなーー。

 小さい女の子と言えば、ひぐらしのなく頃に、に出てくる、沙都子、梨花、羽入、もかわいいよなーー。

 ひぐらしのなく頃に、と言えばグロいって言われてるけど、俺から言わせれば大したことねーよ。

 もっとグロいアニメたくさんあるだろ。

 例えば、blood-c 、Another 、新世紀エヴァンゲリオン、School Days 、うみねこのなく頃に、とか、挙げたらきりないけど。

(なお、グロいのが嫌いな人は絶対に調べないでください。絶対にトラウマになります。)

 これらに比べたら全然、グロくないだろ。あと面白いし、ひぐらし。

 まぁ、blood-cのアレは、完全にギャグだけどな。

 グロいシーンを見て笑う俺はおかしいんだろうか?

 うん、頭おかしいな俺。

 でも、俺はあくまでアニメだから、こんなこと現実ではありえないと分かってたから笑ってたんだ。

 この世界では何が起こるか分からないんだ。

 遊戯王のモンスターはいろんなのがいるんだ。

 いつどんな奴に、殺されてもおかしくない。

 絶対に、グロいアニメみたいな死に方はしたくないな。

 てか俺・・・いつの間にかアニメの事を考えてるな。

 

 

 

 

 

 そんなことを考えてると、どうやらお城に着いたようだ。

 ピケルはいつの間にか、俺の手を離していた。とても名残惜しいな。

そのお城の門には、門番が二人いた。

 

「ピケル様、帰られましたか。王様やクラン様が大変心配してましたよ」

 

 もう一人の門番が俺の方を見た。

 

「む。怪しいやつ、何者だ!?まさか敵か!」

 

「ち、違うです。その人は私のお客さんです」

 

 ピケルは慌てて門番2の言ったことを、否定してくれた。

 

「し、失礼しました!どうぞ、お通りください!」

 

 そう言って門番たちは、通してくれた。

 

「さあ、ついて来てください。未来さん」

 

 そう言ってピケルは歩き出した。

 

「・・・あ、ああ」

 

 俺は戸惑いながら、ついて行った。正直、俺、メッチャ緊張してる。

 お城の中は、とても綺麗だった。

 思わずあたりをキョロキョロと、見渡した。

 すると一人の女の子が 、ピケルを見た瞬間、走ってきて、ピケルに抱きついた。

・・・百合か?

 

「ピケル!貴方どこ行ってたの!心配したんだからね!」

 

「お姉ちゃん!ごめんなさい。私、お姉ちゃんにとっても心配かけて、本当にごめんなさい」

 

「いいのよ、ピケルが無事に帰ってきたんだから」

 

 その女の子は、俺が知っているモンスターカード、黒魔道士クランだ。

 クランとは、一言で言えばロリだ。

 しばらく、ピケルとクランは抱きあっていた。

 しかし、クランは俺を見た瞬間ピケルを後ろに隠して俺を思いっきり睨んできた。

 

「あんた誰?なに勝手にお城に入ってきてるの。早く出ていきなさい!」

 

 マジかよ。完全に不審者と思われてるじゃないかよ。

 俺は不審者じゃない。不審者ってのは、黒崎みたいな奴をのことを、言うんだぞ。

 

「お姉ちゃん、大丈夫だよ。この人は、私が連れてきた人だから。」

 

 俺がアホみたいなことを考えてる間に、ピケルがクランにそう言ってくれた。

 ピケルいい子。大好きだぜ。

 

「なっ!あ、あんたピケルに何したの?私の知ってるピケルなら、こんなおっさんみたいな人お城に連れてこないわよ。」

 

「だれが、おっさんだ。俺はまだ17歳だぞ」

 

 そう言うと、クランとピケルは驚いた顔をした。

 マジかよ、クランだけじゃなくピケルまでも驚いてる。

 とっても、傷ついたぜ。そんなに老け顔か俺。

 

「この人、未来さんは私を助けてくれた、とっても良い人だよ。だから疑わなくても大丈夫だよ。お姉ちゃん」

 

「!! 本当なのピケル」

 

「うん。本当だよ。お姉ちゃん」

 

 クランは俺の方を向いた。

 

「ピケルが世話になったようね。ひとまずお礼は言うわ。ありがとう」

 

「大したことはしてないよ」

「そう言えば、名のって無かったわね。私はクラン。ピケルの姉よ。アンタは?」

 

「俺は未来だ。よろしくな」

 

 そう言って、俺はクランに手を出した。つまり、握手を求めた。

 しかし、クランは持っているムチで俺の手を叩いた。

 

「痛」

 

「あんたどうゆうつもり。言っておくけどね、もしピケルに変な事したら、ただじゃおかないから覚えておきなさい」

 

 どうやら、クランはシスコンらしいな。まぁ妹がこんなにかわいかったら分からなくも無い。

 

「未来さん大丈夫ですか。お姉ちゃんなんて事するの」

 

「ピケル。こんな奴かばわなくていいのよ」

 

「こんなやつって。そんなこと言うお姉ちゃんは、嫌いです。未来さんは凄くデュエルが強いんだよ。さっきだって、2対1で昆虫とたたかって勝ったんだよ」

 

 ピケル・・・俺、褒められてとっても嬉しいぜ。

 

「な、なんですって」

 

 クランはとても驚いてる。さあ何て言うのかな。

 

「私が嫌いって。嘘でしょピケル」

 

 ・・・・・・えっ、そっち?

 

「ふん。お姉ちゃんなんて知らないもん」

 

 そう言って、ピケルはそっぽを向いた。

 そんなピケルも、かわいい。

 

「そんな。アンタのせいでピケルに嫌われたじゃない。許さないわ。こうなったら、デュエルよ」

 

 えっ、クランは今なんて言った。

 

「えーー。嘘だろ。デュエルで負ければ消滅するんだぞ」

 

「兵士たちとね。」

 

 俺は思わずその場でずっこけた。

 自分がデュエルしないのかよ。

 

「さあ、兵士たちとデュエルしなさい。」

 

 いつの間にか、たくさんの兵士に囲まれていた。

 

「ちょっと待ってくれよ。俺は無駄なデュエルで、人を消滅させたくないんだけど」

 

「アンタばかね。デュエルディスクでやるんじゃないわよ。こっちに来なさい」

 

 そう言って、クランは歩き出した。

 俺は兵士に囲まれながら、クランについて行った。

 

「未来さん、ごめんなさいです。お姉ちゃんが迷惑掛けちゃって」

 

 ピケルは俺に謝ってきた。いい子だなぁ。

 こんなかわいくて、いい性格の妹がいるなら、クランの気持ちも少しわかるかもしれない。

 

「いやいいよ。ピケルが謝ることじゃないよ」

 

「着いたわ。この部屋よ」

 

 中に入ると、そこには、たくさんのテーブルと椅子があり、さらにテーブルの上には、遊戯王のデュエルフィールドが広げられていた。

 

「ここは、兵士同士でデュエルして、デュエルの腕をあげる場所よ。アンタはここで、兵士達とデュエルしてもらうわ。兵士達に負けたら、すぐにこの城から出て行きなさい」

 

「お姉ちゃん。未来さんは、今日、宿屋に泊まるお金が無くって困ってたんだよ。私は助けて貰った恩返しをしようと思って、お城に連れてきたんだよ」

 

「だとしたらいいこと思い付いたわ。もし10人の兵士に勝ったらこの城に泊まる事が出来るってことでどう。アンタだって、何も無しに泊まろうだなんて思って無いでしょ」

 

「確かにそうだな。いいぜ、10人とデュエルして負けたらこの城から出て行く」

 

 俺がそう言うとクランはとても嫌な笑みを浮かべていた。

 おそらく、俺はすぐに負けると思っているんだろう。

 

「そんな。10人に勝つなんて無理ですよ」

 

「心配するなピケル。俺の強さ知ってるだろ」

 

「!! そうですね。未来さん頑張ってください」

 

「大口叩くのも、今の内よ。そこのアンタ、行きなさい」

 

 クランが命令すると、一人の兵士が真ん中のテーブルに座った。

 俺はデュエルディスクからデッキを取り出して、同じテーブルに座った。

 

「俺はいつでも、OKだぞ」

 

「なら、デュエルだ」

 

「デュエル」

 

 

 

 

 

 

 

「これで終わりだ。ダイヤモンドガイでダイレクトアタック、ダイヤモンドブロー」

 

 俺のライフ3500 ・・・相手ライフ900

 

 ダイヤモンドガイのダイレクトアタックによって、相手のライフはゼロになった。

 

「・・・くそ、完敗だ!」

 

 モンスターが実体化しないと、つまらないな。

 

「凄いです。完勝ですね」

 

「何してるのよ。次、アンタ行きなさい」

 

 

 

 

 

 

 

「ダンクガイでダイレクトアタック!パワーダンク!」

 

兵士2「まっ、負けた」

 

 

「ドゥームガイでダイレクトアタック。ブラック オブ ドゥーム!」

 

兵士3「つ、強い!」

 

 

「ダッシュガイでダイレクトアタック。ライトニングストライク!」

 

兵士4「ま、参った!」

 

 

「ダイハードガイでダイレクトアタック。 デス フォー フィアーズ!」

 

兵士5「む、無念だ」

 

 

「す、すごいです!あっという間に5人に勝っちゃったです!」

 

 

「1人1人相手にしてると、面倒くさいから、2対1で良いぞ」

 

 この程度のデュエリストしか居ないなら、大丈夫そうだし。

 

「ああそう。ならそうさせてもらうわよ。2人でやりなさい!」

 

 

 

 

 

 

「ダブルガイで2人のプレイヤーにダイレクトアタック。デスオーバーラップ!」

 

 ダブルガイは一度のバトルフェイズで2回攻撃できる。

 2人のライフは共に1000以下、俺の勝ちだ。

 

兵士8「2人がかりで勝てないなんて・・・強すぎる」

 

兵士7「ライフも1500しか、削れなかった」

 

「・・・す、凄いです!2対1なのに、あっさりと勝っちゃったです!」

 

「・・・あと3人だな、クラン。」

 

 あーあ、次は本気出そうかな。つまらないし。

 

「・・・・・・ に、2対1なのよ!きっとマグレよ。次はきっと勝てるわよ!」

 

 

 

 

 

「ドグマガイとドレッドガイでダイレクトアタック。デスクロニクル!プレデター オブ ドレッド ノート!」

 

兵士8「・・・ま、まったく歯が立たなかった。強すぎる!」

 

兵士9「どうすれば勝てるんだよ。こんな奴に!」

 

 俺はライフを1ポイントも削られること無く、勝利した。・・・少しやり過ぎたかもな。

 

「す、凄いです。まさかこんなに強いなんて・・・」

 

 

 

 

「次で最後だな!さあどいつが相手してくれるのかな」

 

 そう言うとクランは何も言わず、兵士達は静かに後ろに下がった。

 

「こいつに勝てるデュエリストなんてこの城には・・・」

 

 クランは絶望した顔をしている。・・・やべ、ちょっとかわいい。

 

「・・・私が相手をしましょうか、クラン様」

 

 一人の男がおずおずと言った。

 そいつは俺が知ってるモンスターカードだった。

 ブラック・エクスキューショナー。このカードはストラクチャーデッキ魔法使いの裁きで収録された、魔法使い族のモンスターだ。

 

「そうだ!そういえば師匠が居たわね。師匠ならきっとあいつにも勝てるわ!」

 

 どうやらクランはブラック・エクスキューショナーのことを、師匠と呼んでいるようだ。

 こいつはなかなか強そうだな。今までの兵士達よりは楽しめそうだ。

 

「・・・では、私とデュエルしようか。だがどうやらキミは、このテーブルのデュエルでは楽しめないようだ。なのでこっちのデュエルディスクでデュエルしようじゃないか」

 

「ちょ、ちょっと待ってくれ。デュエルディスクでデュエルして、負けた奴は消滅するんだろ。だからこのテーブルのデュエルフィールドでデュエルしてたんだろ。俺、命をかけてまでデュエルはしたくないぞ」

 

「安心してくれ。私がある魔法をかければ、命がけのデュエルをしなくてもデュエルディスクでデュエルが出来る」

 

「マジで、スゲーな!だったら、当然デュエルするぜ!」

 

 俺はそう言って、デュエルディスクを構えた。

 するとブラック・エクスキューショナーは、俺と自分に魔法を掛けた。

 おそらくこれの魔法が、命がけのデュエルを阻止する魔法なんだろうな。

 

「これで大丈夫だ。ではそろそろ、私とデュエルして貰おうかな」

 

「当然だぜ!俺を・・・満足させてくれよ!」

 

 俺はどこぞの満足の真似をした。

 

「「デュエル!!」」

 

 俺とブラック・エクスキューショナーとのデュエルが始まった。




 次回は、未来とブラック・エクスキューショナーのデュエルです。
 
 そして次回はついに究極のDを出そうと思っています。

 あと次の投稿は、4日後ぐらいに投稿しようと思っています。

 どうか楽しみに待っていてください。

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