141話の次回予告を見たときは、夢を見ているのかと思いましたよ。
と言うか、バレット オベフォこいつらは一体何だったのでしょうか。
多次元では暴れて、融合次元では活躍どころか出番すらない。こいつら全員そろって、風邪でも引いてたんでしょうかね。
それに何より、なぜエドをユーリに続けてズァークのかませにしたんでしょうかね!!
やっぱり過去作のキャラを出したのは、失敗でしかなかったと思いますよまったく。
……すいません相変わらず、ARC-Vの愚痴ばっかり言ってしまいました。
今更ですが、憑依装着ライナと影霊衣の巫女エリアル、カード化おめでとーーーー!!
ごめんねエリアル、今まで死んだ死んだ言い続けて。
しかしようやく、DTの世界にも平和が訪れる………訳ないですよね。
次は一体、どんな事が起こるんでしょうかねー。
……さて。それでは、本編のスタートです。
今俺たちは断崖の町を目指して歩いているんだが……うん、いつものごとく道に迷ってしまいました。
はぁー、やっぱりそう簡単にはいかないかー。
「超融合ですか。そんな凄いカードがあったんですね〜」
「相手のモンスターを問答無用で融合素材にするなんて……無茶苦茶ね」
「うん、とにかく凄かったんだよ」
セームベルはピケルとクランに覇王のデュエルの事を話していた。
2人はまず、セームベルがデュエルに関心を持っていたことにとても驚いていた。
まぁ、この2人が知ってる頃のセームベルはデュエルに全く興味なかったから無理もないけど。
そしてやっぱり、超融合にはとても驚いていたな。
「ケルルンとランランにもきっとこの先、超融合を見る機会はあると思うよ〜」
「ランラン呼びは止めて!!」
「出来れば、ケルルンって呼ぶのも止めて欲しいです」
「え〜、凄く可愛いいと思うんだけどな〜」
……うん。またプノちゃんが、ピケルとクランに愉快なあだ名を付けちゃったよ。
2人ともすっごく嫌みたいだな。まぁ流石にケルルンとランランはな~。
こんな感じで俺はセームベル達の会話を聞きながら、断崖の町を目指して当てもなく歩いていた。
そんな時だった。
「あっ皆さん、あそこを見てください!モンスターの大軍が居ます!」
ランドスターの指差した方を見てみると確かに、モンスターが大軍で進んでいた。
「本当だね〜」
「多分覇王軍の奴らね。危険ね、すぐに迂回しましょう」
「……いや、ちょっと待った」
俺はモンスターの大軍の殆どが戦士族である事に気づいた。その中にはクィーンズ・ナイト、ジャックス・ナイト、キングス・ナイト、荒野の女戦士、切り込み隊長といった面々が居る。こいつらは覇王軍につくような奴じゃないと思う。
というか大軍の先頭にいる奴とモンスターは……なるほど、そういう事か。
「何故です!早く逃げましょうよ!」
「いや、あそこに知り合いが居るからさ。ちょっと待っててろ。俺ちょっと行ってくるからさ。まぁ安心しろ、アイツらは覇王軍じゃない」
そして俺はクラン達の制止の声を無視して、モンスターの大軍に接近した。
「貴様、一体何者だ!」
「まさか覇王軍の手の者か!」
「いや違う」
いきなり近づいて来たから、すげー警戒されてるな。
まぁ今の発言で覇王軍じゃないって分かった。
「君たち。いったん下がってくれないか」
「コイツの相手は俺たちがする」
「なっ、危険です!」
「いいから下がってろ。……安心しろ、こいつは俺たちに害はない」
「は、はい」
すぐに引き下がったな。さすがカイザー、迫力が違うな。
「まさか、お前もこの世界に来てるとはなぁ」
「久しぶりだな、未来」
「ああ、久しぶりだな、カイザー…エド」
「ダーク・フュージョンにE-HERO…そして超融合か……俺の知る限り、十代がそんなカードを使った事は1度たりともない」
「E-HERO。聞いたことがないHEROシリーズだ。ネオス以外にも、僕の知らないHEROがいたとは……」
HEROは無限大って事だな。
きっとこれから先も、新しいHEROシリーズが出てくるんだろうなー。
そしてそのHEROは環境で大暴れする気がするなー。
「覇王の……いや、十代の野望を止めるために、使えそうなモンスター達を収容所から逃がして来たね〜。はぁー、凄い事するね、お前ら」
「いや、十代が僕たちにしてくれた事に比べたら……こんなの全然大したことないさ」
いやいや、十代と比べちゃダメだよ。
あいつの実績はこの時点で、世界を2回も救ってるんだから。
そんなちょっと前まで、憂さ晴らしに正義の味方ごっこしてたエドとは格が違うわ!!
「しかし……お前はこれからどうするつもりなんだ?」
「うーん。取り敢えず……断崖の町に行こうと思ってるんだけど……」
「それは偶然だな。ちょうど僕たちも、断崖の町を目指してるところだ」
「えっ、マジで!!だ、だったらさ、俺達もエド達に同行させてくれないかな。……頼む!」
どうも俺の勘だと、断崖の町に辿り着けそうにないし。
頼む、OKしてくれ!
「僕は別に構わないが……亮、キミはどうだ?」
そう言ってエドはカイザーの事をチラッと見た。
「俺も構わん。誰が何人増えようがな」
「ありがとう。……じゃあさ、ちょっと向こうにいる連れを呼んでくるから、少しだけ待っててくれ」
それから俺はピケル達の元に戻って、あの軍団は安全である事、そしてその軍団と一緒に断崖の町に行く事になったのを伝えた。
ピケル達は危険だの信用出来ないだの言っていたけど、俺とエドとカイザーの事を覚えていたセームベルとプノの説得で最終的には納得してくれた。
そしてエド達と合流して、断崖の町目指して歩き始めた。
ピケル達は最初こそエド達の事を警戒してたけど、クィーンズ・ナイトやジャックス・ナイトといった面々と徐々に浮き溶けていき、最終的にはとても親しくなっていた。
因みに俺はサイバー・エンドやブルーディーを召喚てているエド達に対抗して、ドグマガイを出したぜ。
いやー、相変わらずカッコいいぜ!
「荒野の女戦士さんってもしかして、グレファーさんがよく話していた方ですか?」
「……あまり思い出したくないわね。アイツの事は」
「切り込み隊長のカードは私も持ってるんだよ。凄く強いよねー!」
「ふっ、私などまだまだだよ」
「クィーンズ・ナイトさん……可憐で素敵です。私も将来は貴方のような大人になりたいです」
「ありがとう、可愛いお嬢さん」
「はわわわ、褒められちゃったです」
「そうでしたか、貴方様とピケル様は王女様だったのですか。そのような方達がこのような世界に、無理やり連れてこられる事になるとはお気の毒に。良ろしければ私たちが貴方達をお守りしましょうか?」
「いいわよ。もう私達を守ってくれる奴は、間に合ってるから」
「はぁ、はぁ、はぁ……暑…い…」
「後、もう少しだよ。頑張って」ぼそっ
「そこの青髪の少女。とても具合が悪そうだが、大丈夫か?」
「…えっ……えっと…」
「この子ね〜、かなりの人見知りなんだよ〜。だから沢山の人がいる、この状態に耐えられなくって顔色が悪いんんだ〜。だから安心して〜」
「そうだったのか。ならばこの機会に、少しでもこういった状態に慣れておいた方が良いぞ」
「……はい…」
「しかし……お前はあいつらとは、一体どういった関係なんだ。どう見てもD-HEROには見えんが」
「あいつらは……俺が異世界を旅してる最中に知り合った精霊達だ。なんか親しくしてたら懐かれたみたいでさ、旅に付いてきたんだよ」
まぁ半分ぐらい嘘だけど、そんな詳しく教える必要は無いよな。
「そうだったのか、だとしたら随分と災難だな」
「いや、そうでも無いぞ。……辛い時とかにアイツらを見てるとさ、なんだかとっても癒やされるんだ。まぁ、迷惑掛けられる時もあるけどさ、俺はあいつらとの旅は悪くないと思ってるんだ」
俺たちはこんな感じで話しながら歩き続けて、遂に断崖の町に辿り着くことが出来た。
町に着いてすぐオブ様に「話がある、付いて来てくれ」と言われたので俺はピケル達をキングス・ナイト達や町の住民に任せてエド、カイザーと一緒にオブ様の後を追った。
適当な個室についた所で、俺達はそこでこれからどうするかを話し合った。
そしてその結果、オブ様、エド、カイザー、俺の4人で覇王城に奇襲を掛けることになった。
別に俺は付いていかなくて良かったかも知れないけど……やっぱり名デュエルは生で見たいからな。
遊戯王ファンとしてどうしても抑えられなかったぜ。
勿論だが、この事はセームベル達には話すつもりはない。
もし話したら「私もついて行く!」とか言い出しそうだからな。
流石にあいつらが覇王城に乗り込むのは危険すぎるからな。
その点ここはアニメでも特に襲撃された描写は無かったし、安全だ。
あいつらが気づく前に戻って来ればバレないバレない。
……だが一つだけ問題があるんだよな。
覇王城に乗り込む時には、闇魔界の戦士 ダークソードのコスプレをしなきゃいけない。
だからダーク・ソードの格好に明らかに似合わない、このバッグは持っていけない。
つまりこのバッグは、この町に置いていかなくちゃいけないんだよな。
この中には俺が何十年間も掛けて手に入れた、大切な大切なカード達が入ってる。
だからその辺にポンと置いとく訳にはいかない。もしそうしたら、心配で覇王城に行けない。
だからこのバッグは、誰か信頼出来る奴に預けるしかない。
この町の中で俺が信頼してるのはピケル達しかいないから、ピケル達に預けるしかないんだが。
預けたら預けたで、何故急に預けるのか聞いて来るだろうし。うーむどうしたものか……。
よし、あの中で比較的に聞き分けがいい奴に預ける事にするか!
そうなると……やっぱりアイツしかいないな。
「おーい、プノ!」
「ん~……あっ、ライライ〜。どうしたの〜。私に何か用?」
俺が選んだのはプノだ。
コイツは年の割にしっかりしてるし、聞き分けもいい。
それに多分プノなら、俺が何をやろうとしてるのか気づいても、気づかなないふりをして見送ってくれると思うし。
クランやピケルだと気づいたら、絶対に止めるだろうからな。
……まぁ、何考えてるのか分からないのだけが玉に瑕だけど。
とにかく俺はプノを信じる!
「なぁ、プノ。お前に頼みたい事がある。何も聞かずにこいつを預かってくれないか」
俺はそう言ってプノの前に、バッグを差し出した。
「……うん、いいよ〜。預かっておくよ〜」
プノは一緒考えるそぶりを見せたあとにそう答えて、バッグを受け取ってくれた。
よし、俺の選択は間違って無かったみたいだな。
「ありがとう、助かったよ。……じゃ!俺ちょっと用があるから」
そう言って、俺は踵を返した。
オブ様達 待たせてるし、早く戻らないと!
「……ねぇ、何も聞かないけどさ〜……何があっても、帰って来てよね〜。もし帰って来なかったら……怒るよ〜」
どうやら俺が何しようとしてるのか、バレちまったみたいだな。
まぁ止める気配は無いみたいだし、やっぱりプノを選んどいて良かった。
「ああ、分かってるよ。……なぁプノ。俺が戻って来るまで、皆んなのこと任せたぞ」
「……うん、りょ〜かい」
「じゃあ、俺ちょっくらデュエル観戦に行ってくるわ」
「うん、いってらっしゃ〜い」
その後、俺はオブ様達がいる場所まで急いで戻った。
そしてメタルシルバー・アーマーを装備して、闇魔界の戦士ダークソードに変装した。そしてそのままカイザーが召喚した鎧黒竜サイバー・ダーク・ドラゴンに乗って覇王城を目指した。
空を飛んでいるモンスターに紛れて、すんなり覇王城に潜入することができた。
しかし警備ザルだな。いくら断崖の町に総攻撃を仕掛けるからって、これは無いだろ。
「アルルン、大丈夫?」
「……」
「もう。だから、どうなっても知らないよって言ったのに。これでもし死んじゃったら、バカみたいだよ」
「…ご……ごめん……ね…」
「あーもう、無理に喋らなくていいよ〜。……もう、仕方ないな〜」キュイーン
「…えっ……あっ……zzzz」
「ゆっくりお休み〜、アルルン。……もう、アルルンが倒れたら、ライライや私達がすご〜く心配しちゃうんだよ〜。…それにしても、すごく辛そうだったな〜。……いざとなったら、私の力で治療してあげるしかないか〜。……はぁ〜、回復系の力はあまり得意じゃないんだよね〜。……まぁ〜、頑張ろ〜と」
その後はアニメ通りで、変装をカオス・ソーサラーに見破られてカイザーが残ってデュエルする事になり、またその後 熟練の黒魔道師と白魔道師にも見つかり、エドが残って2人の相手をする事になった。
そして階段をひたすら上がり続けて、覇王がいる場所に辿り着くことが出来た。
オブ様が覇王に向けて、力とは何か正義とは何かといった事を語るが、覇王に「勝ち残るものが正義だ!」と一喝された。
そして……。
「「デュエル!!」」
覇王とオブ様のデュエルが始まった。
「サイコ・ヒーリング!……ふぅ〜。サイコパワーもだいぶ落ちてきてるし。取り敢えずここら辺で止めようかな」
アルルンを眠らせた後、私はひたすらサイコ・ヒーリングをアルルンに掛け続けた。
その甲斐あってかアルルンの顔色がだいぶ良くなって、寝息も安らかになった。
ここまで回復したならきっと、ライライが帰ってくる前に目を覚ますね〜。
「……はぁ〜、本当はアルルンが自分の力でなんとかしなくちゃいけないのに……なんで治しちゃったんだろ〜」
……まぁ、もうやっちゃった事はどうしようもないよね〜。早く切り替えないと。
「さてと〜、アルルンが起きるまで手持ち無沙汰だな〜。……あっそうだ〜。せっかくだし、この機会にライライのカードフォルダーの中をじっくりと見る事にしよ〜と」
今日の最強カードはピュプノシスタ~。
レベルは4で風属性のサイキック族。攻撃力1300。守備力1400。
お互いのPゾーンに存在するカードの数によって、強力な効果を得ることができるんだよ~。
でもこの作品の中だと、ただの通常モンスターなんだ~。ペンデュラムがないからね~。
これからも私の活躍に期待してね~。
次の次回予告は、取り敢えず無しです。
ですがオブ様と覇王とのデュエルは、早く進めるためにカットするそうですよ。
ポケモン楽しいな~。アルファサファイアからポケバンクを経由してサンに、ガルーラたちを連れてきて大暴れさせてるぜ。rewrite 2ndシーズンも面白いし。
遊戯王? 十二獣にフルボッコにされましたが何か!
なんなんだ純粋な十二獣のデッキは。いくらドランシアをぶっ倒しても、ぶっ倒しても、ぶっ倒しても……次のターンにしれっと出てきたんだけど!!
もう俺の岩石族デッキでは、今の環境では通用しないってよく分かったよ。
「十二獣……きっと4月には大幅に規制されると思うから。辛抱するしかないよ」
どうせ十二獣が消えたところで、次の強力なテーマが出てくるだけだ。
コンマイは何度も何度も、同じ過ちをひたすら繰り返すんだ。