D-HEROと共に戦うデュエリスト   作:無言の短パン

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皆さんこんにちは!
早速ですが今日8月3日は……リチュア・エリアル、ガスタの巫女 ウィンダ、ガスタの静寂 カームが収録された「デュエル・ターミナル インヴェルズの侵略」が稼働した日です。
このインヴェルズの侵略で始めてガスタ、リチュアが登場したんですよ。
自分はその時は中学生だったので、人目を気にしながらプレイしたものですよ。
まぁ、作者のどうでもいい話はここまでにして。何時ものように、その3人に来て貰いましたー!
おい、出番だぞーー!!

「ヤッホー!皆んなー、始めましてー! 私はガスタの巫女 ウィンダだよー! 出番はほとんどないと思うけど、よろしくねーー!」

「始めまして。私は、ガスタの静寂と呼ばれているカーム。…よろしく」

「ふ…二人とも……ひ…久しぶり…だね…」

「エリアル!! ……もー、何処行ってたのー! 私、とっても心配してたんだよー!」ムギュー

「ウ…ウィンダ…ちゃん。……く…苦しい…よ…」

「ウィンダはいつもうるさい。……でも、私も心配してた。…エリアルが無事で安心した」

「カ…カームちゃん。……助けて…」ムギュギュー

「分かった。…とう!」ボカッ

「痛っ!」

「た…助かったよ。…ありがとう…カームちゃん…」

「どういたしまして」

「ちょっとー、杖で殴る事ないでしょー!」

「なら、魔法で吹き飛ばせば良かった?」

「うぅー。カームのバカ!暴力女! おたんこなす! 」

「…うるさい…」ハリケーン

「えっ、ウソ!?……あーれーー!」キラン☆

「うるさいのも居なくなったし。……本編が始まるよ」




暗躍する邪神使い達!

「テメェ……なんのマネだぁ……殺すぞ」

 

 いったい、何がどうなってんだ?ベリアルはガープが邪神を召喚しようとしていた瞬間、大剣を首に突き付けて静止をかけた。

 ガープが邪神使いだった事に驚いてるのに、仲間割れが始まるなんて。

 

「忘れたか。……貴様の邪神はまだ完全な復活を遂げではない。よって召喚したところで、姿を表すことはない。とあのお方が言った筈だ」

 

 なんだ、こいつらは何の話をしてるんだ?邪神は復活してないだと?

 

「そーいや、あのジジイがそんなこと言ってたな。……ちっ、興が冷めたな…」

 

 そう言うとガープはデュエルディスクからデッキを抜いた。するとガープのフィールドに出ていたモンスターが消えていった。

 

「だいぶ時間を無駄にした。…一刻も早くあの女を!…む……良いのですか!……承知しました…」

 

 なんだ、ベリアルは誰かと話しをしてるのか?

 

「ガープ。…撤退の命が出た。…引くぞ」

 

「そうかぁ。…おい…お前……次に会う時は潰してやるから……楽しみにしてろ」

 

 撤退……逃げるつもりか。

 

「待ちやがれ!まだ、デュエルの決着は付いてねぇーぞー!!」

 

「今回は中断だ。この決着を付けるのは……俺がこのカードを召喚出来るようになってからだ」

 

「では、いずれまた何処かで。……ごきげんよう」

 

 そう言うと、2人は翼を広げて空高くへ飛び立っとうとしていた。そう簡単に逃がすかよ!

 

「ドグマガイ奴らを……!」

 

 俺がドグマガイに命令を出そうとした時には、2人は空高く飛び立っていた。

 逃げ…られた……なんだよ、なんでだよ。

 

「ふざけるな、ふざけんなよ!! 今すぐ戻って俺と ……うっ!?」

 

 なんだ……身体中から痛みが? あ…れ……よく見たら俺の腕から血が滲み出して……なんか、意識が遠くなって…い…く……。

 

「…み…未来さん?…どうかした…の…」

 

 バタっ!!

 

「……………………!!!?」

 

 

「おじさん!!……た、た、た、倒れちゃったよ!?」

 

「あわわわーー!!?」

 

「…う…嘘……」

 

「み、皆さん落ち着いてください!おそらくデュエルのダメージと疲労によって倒れられただけで命に別状はないと思います!ですから、どうか落ち着いて!」

 

「……」

 

「ひ、ひとまず……どこか安全な場所に運びましょう。皆さん!どうか今は…私に協力してください!」

 

 

 

 

 ああ、俺は弱い……また、何も守れなかった。

 俺がもっと強ければ、ダーク・バルターを瞬殺して町の人たちを助けられた。

 あの時と同じだ……ライズベルトやネオやギルティア、その町で住んでいた人たちが殺されたのと。あの時も俺がもっと強ければ……誰も殺されずにすんだ。

 俺は同じ事を繰り返す。何度も…何度も。

 俺は弱い、弱い、弱すぎる。なんでだよ……なんで俺はこんなに弱いんだよ!

 もっと強くなりたい、もっと強くなりたい、もっと強くなりたい!もっと力が欲しい、力が!

 

(今のままじゃあ、お前は強くは慣れない)

 

 ふと何処かからそんな声が聞こえて来た。

 

(お前には、足りないものがあるからだ)

 

 足りないもの?……なんだよ、それは。

 

(怒りや憎しみといった、心の闇だ。お前は今まで疑問に思った事はないか?

 お前は今までそういった感情を抱きにくく、またそういった感情を抱いたとしてもいつの間にか消えている。

 なぜだか分かるか?……それはそういった感情を全て俺が肩代わりして来たからだ)

 

 お前が肩代わり。……どういうこてだよ?

 お前は一体……誰なんだよ!

 

(俺はお前だ)

 

 俺がお前?一体どういう事だよ!?

 

(そのままの意味だ。俺はお前が作り出したもう一つの人格)

 

 もう一つの人格?なんだよそれ。遊戯とか十代とかじゃあるまいし、そんな事あるわけないだろ?

 

(もう一つの人格と言っても、お前の負の感情を背負わすためだけに作り出したスケープゴートとも言えるかも知れないな。

 まぁ、信じようが信じまいが、そんな事はどうでもいい。今、重要なのはお前には心の闇が無いということだ。コブラや佐藤先生の回は、お前もよく覚えているだろう)

 

 ああ、あの2人の話はよく覚えているよ。あの話は生で見た時からずっと忘れられないからな。

 

「大いなる力には、大いなる責任が伴う。君はもはや、ミカン箱の腐ったミカンと同じだ。君には勝てない。コブラにも、私にも。私はこれまで…1度たりとも自分の為にデュエルをしたことはない。自分の事しか考えてない君には、到底理解できないだろうねえ。十代君、やがて君にも分かる時が来るだろう。自分が何のためにデュエルするのかを」

 

「私は奇跡を起こそうとしているだけだ。リック……あの子は私の人生を救ってくれた天使だった。私はあの子に再び会えるのなら、どんなことでもする。そう…キサマのデュエルは軽い。こんなことを言っても、貴様の心にはなにも響くまい……貴様にはただの勝敗以上に、失うものは何もないのだからなぁ」

 

 ……あの2人は十代が覇王になるきっかけを作った人物。あの回はしばらくトラウマにはなった。……でも俺は、あの2人を嫌う事はどうしてもできなかった。佐藤先生もコブラもとても可哀想な奴だったからな。佐藤先生とスカブスカーナイトの絆には感動したし。

 

(佐藤先生は十代には心の闇がないと言って、さらに十代には心に背負うものは何も無いと言ったよな。

 そしてコブラは十代のデュエルは軽いと言って。十代みたいに何も背負わずに戦う奴は、自分の楽しみが消えた時に、立ち直る術を持たないと言い。さらに、デュエリストが背負うものは、窮地に立った時にその者を支える力だが、十代にはそれがない。人生において、それを持たぬ者が勝利を掴む事はあってはいけないと言ったよなぁ。)

 

 ああ、2人ともそんなこと言ってた。

 

(今の言葉はお前にも当てはまると思わないか?だってそうだろ、お前はどんな状況でもデュエルを楽しもうとしてる。

 それは何故か? 答えは簡単だ。お前はデュエルを楽しむ以外、デュエルをする理由が無いからだ。)

 

 そんな事はない! 俺はライズベルトたちを蘇らせるために!

 

(デュエルをしてるのか?……そうじゃないだろ。本当のお前は、ただデュエルを楽しみたいだけであって何も背負っちゃいない。

 ライズベルトや町の奴ら、それに今お前と一緒にいるガキ共の事だって本当はどうでもいいんだろ)

 

 違う……違う違う違う!!! 俺は……俺は…。

 

(なら、お前には楽しむこと以外でデュエルをする理由はあるのか?もしあるんだったら……答えてみろよ)

 

 

 

 

 

 

 私はおじさんが倒れた時はとってもビックリして慌てちゃったけど、プリーステスさんのお陰でどうにか落ち着くことができた。

 その後は皆んなで力を合わせて、おじさんを近くの壊れてない家の寝床までなんとか運んだんだ。

 今はプリーステスさんとエリアルちゃんの2人が治療の魔法?を使って、必死でおじさんを治療してるところ。

 私はそんな魔法は覚えてないから、ただ見てるだけ。

 こんな時、お兄ちゃんだったら。……やっぱり私はダメダメだな。こんなんじゃ、あの頃の私と同じだ。

 ……誰かを守れるぐらい強くなるって決心したのに……今だに守られてるだけなんて。

 

「俺は……弱い…」

 

 また弱いって言った。おじさんはさっきから、何度も何度もそればっかり呟いてる。そんな事ないのに。

 おじさんが弱かったら私なんて……。

 

「未来さん…」

 

 ラン君もさっきから私と同じように、おじさんを心配そうに見てる。

 あとアイツも私たちと同じで、ただ見てる……あれ…あれれ……アイツが何処にも居ない。何処に行ったんだろ?

 

 

 

 

「ご苦労だったのうベリアル」

 

「もったいなきお言葉です。……ですがリッチー様。一体何故、あそこで撤退の命を出したのですか?

 あの場にいた者たちなど、わたくしの手にかかればものの数秒で無力化する事ができました」

 

「なに、あのおなご無理やり仲間にせずとも、ワシとこのカードの力で仲間に出来ると判断したのでな。まぁ、ワシに任せておけ」

 

「はぁ……」

 

「おいジジイ。今すぐ俺の邪神を完全に蘇らせろ!」

 

「なんじゃお主は、藪から棒に」

 

「あの男、名前は確か……未来だったか。俺がデュエルで殺れなかった奴は始めてだ。奴との決着を今すぐつけたい!だから早くしろ!」

 

「貴様!リッチー様に対して、その口の聞き方はなんだ!!」

 

「なんだ……殺るかぁ? ちょうどお前にイラついてたところだ」

 

「まぁまぁ、2人とも落ち着くのじゃ。ガープよ、以前にも言ったじゃろう、アポピスの力は何処に封印されているのか分からんと。

 今、皆が必死で探してくれている所。じゃから今は、見つかるのを待っていてくれないかのう」

 

「……くそ!…ドガン(壁を破壊)!……イライラする!あんまり待たせるな」

 

 

「行ったか。全く、あやつには困ったものじゃのう。……おや、この気配は。…ほっほっほ……そろそろ来る頃じゃと思っていたぞ」

 

「うん…久しぶりだね…」

 

「ーーー様!?」

 

「お主がここに来た理由は、だいたい見当がついておる。ダーク・バルターの事は済まなかったのう。……ワシも必死であの者を止めようとしたのじゃが……」

 

「チーさんが謝る必要はないよ。バルターが自分で選んだ事なんだから。それに私はもう……大丈夫だから…」

 

「そうか。……では、なぜここに戻って来たのじゃ?」

 

「うーん、そうだね〜。……久しぶりに、チーさんの顔が見たくなったから……だよ」

 

「ふむ、そうか。……それは嬉しいのう」

 

「さてと、元気なチーさんも見れた事だし、そろそろあの場所に戻ろうかな〜。……あっ、そうだベリアル……死なないでね。……じゃあ、ベリアル…チーさん。……またね〜。(緊急テレポート)」ヒュン

 

 

「あの子は……おそらく。お主に死なないでと言うために、此処に来たのじゃろうな」

 

「……わたくしは死ぬつもりなどありません。……ですがもし、わたくしが果てる時は……あの方のために果てます」

 




何のためにデュエルをするのか。その問いに答えを見いだせず、呆然とする未来さん。
そんな時、闇の人格は驚くべき事を言い出します。
未来さん!貴方は心の闇なんて無くても、凄く強いです! だから、そんな奴の言葉に耳を傾けないでください!
次回!闇の目覚め、プリーステス・オーム。
? プリーステス・オーム?……ハイ・プリーステスさんの親戚ですか?


今日の最強カードはハイ・プリーステス。
通常モンスターで種族は魔法使い族。属性は光属性です。レベルは3。攻撃力は1100、守備力は800です。

えっと……荒ぶる心をしずめる呪文が得意です。
うう。わ、私のような通常モンスターが、このような場で紹介されるなんて……恐れ多いです。


さて今回もrewriteの感想と行きたいですが……流石に3回連続でやると怒られそうなのでやめておきます。
今回は久しぶりにこの作品の事を。
まず今回は完全にウィンダとカームを前書きで出すためだけに投稿したので、内容はかなりの手抜きです。
あと、今回そこまで邪神使い達は暗躍してませんでした。
色々、すいませんでした。
話は変わりますが今回のAーCVはリンちゃんの悪い顔が良かったと思います。はい。

「Mなの?」

そんなことは無い!俺はむしろSだ!……好きな奴限定だけど。

「それ、小学生と同じ」

違う!俺の愛は小学生レベルじゃない!
しかし、なんかパッとしないな。よし!やっぱり、rewriteの感想を!

「今日はここまで……次回もお楽しみに」

えっ、ちょっ、なに勝手に切ってんの! まだ話したい事が……あっ!

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