D-HEROと共に戦うデュエリスト   作:無言の短パン

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皆さんこんにちは。早速ですが今日はエリアに来て貰いました!

「始めまして、私はエリアだよ。これからよろしくねー!」

はい、自己紹介ありがとう。
しかしなんかさー。EURO2016のイタリア代表候補メンバーが発表されたけどさ……遂にピ○ロも選出外になっちまったなー。
もう2006年のドイツW杯で優勝したメンバーは、ブッ○ォンとバル○ーリとデ○ッシしかいなくなっちまったな。
というかさー、マル○ージオとモン○リーヴォが負傷で離脱とか優勝が絶望的過ぎるだろ。
でも俺はイタリアを…いや、ブッ○ォンが優勝するのを応援するぜ!
……そう言えばサッカーと言えば、5月28日に行われたチャンピオンズリーグ決勝戦、レアル・マドリードとアトレチコ・マドリードの試合。レアルが勝ったな。俺はベ○ルが好きだからレアルが勝ってくれて嬉しかったぜ。

「え、えっとー……遊戯王のssでおもいっきりサッカーの話をしてていいのー?」

だって当然だろ…俺がサッカー大好きなんだから。前からやってるしきっと大丈夫だよ。
因みに、EURO2016の本戦が始まったらきっと俺は弾けまくるぜ。

「あ…ああ……そうなんだ」

さて、じゃあそろそろ、本編を始めるとするか。


大苦戦、封じられた魔法・罠。

「先行は我が貰った、 ドロー!……我はモンスターとカードをそれぞれ1枚ずつセットする。これで我はターンエンド」

 

 

「俺のターン、ドロー!…ダイヤモンドガイを攻撃表示(1400)で召喚。ダイヤモンドガイの効果発動……引いたカードはデステニー・ドロー。次のターン、効果発動が決まったぞ!」

 

 さていつも通り、ダイヤモンドガイの効果は決まったけど、次はどうするか。

 ここは攻撃すべきか……いやまだ無理に攻める時じゃ

 

「…でっ、それで終わりか?だとしたら、さっさとターンエンドをしてくれないかぁ」

 

「っ! バトル!ダイヤモンドガイで守備表示のモンスターを攻撃、ダイヤモンド・ブロー!」

 

 ダイヤモンドガイの攻撃でセットされたモンスターの姿が露わになり、すぐに破裂した。

 破壊したモンスターは暗黒のミミックLV1(守備力1000)だった。

 

「この瞬間、暗黒のミミックLV1のリバース効果発動!我はデッキからカードを1枚ドローさせて貰う」

 

 クソ、俺とした事が。あんな挑発に乗って攻撃しちまうとは。

 いや結果的に奴のモンスターは倒せたんだ。攻撃したのは間違ってなかった筈だ。

 

「俺は手札からフィールド魔法、幽獄の時計塔発動!」

 

 俺たちの周りを建物が覆い、俺の真後ろに時計塔が出て来た。

 

「ほう、なかなか洒落たフィールドだな」

 

「カードを1枚セット、これで俺はターンエンド!」

 

 

 

 未来

 D-HEROダイヤモンドガイ(攻撃表示)1400

 幽獄の時計塔

 伏せカード1枚

 手札3枚

 ライフ4000

 

 

 ダーク・パルター

 伏せカード1枚

 手札5枚

 ライフ4000

 

 

「我のターン、ドロ―」

 

「この瞬間、幽獄の時計塔の効果発動!時計塔の針は進む」

 

 幽獄の時計塔の針は進み、3時を指した。

 

「ほぅ、時計の針が3時を指したか…まぁよい、我は手札から融合を発動。その効果により手札の憑依するブラッド・ソウル、辺境の大賢者を融合。…融合召喚…現れよ我自身、魔人ダーク・バルター(2000)!!……ふっははは!我には1000のライフを払う事で通常魔法の効果を無効にする効果と、戦闘で破壊した効果モンスターの効果を無効化する効果がある。これでお前の通常魔法は封じたも同じだ!」

 

 ああ、んな事は知ってるさ。くそが…やっぱりというかなんと言うか、自分自身を召喚して来たか。

 ダーク・バルターを破壊しない限り、手札にあるオーバーロード・デステニーは使えなくなっちまったな。

 

「さらに我は装備カード、フュージョン・ウェポンを我に装備、その効力により我の攻撃力は1500ポイント上がる。(2000→3500」

 

 ダーク・バルターの右腕にフュージョン・ウェポンが装備された。

 攻撃力3500か…これは倒すのに苦労しそうだな。

 

「我はさらに魔力吸収球体を攻撃表示(900)で召喚。魔力吸収球体には生贄に捧げる事で、お前が発動した魔法カードの発動を無効にして破壊する効果を持っている」

 

 

「そんな!これじゃあ未来さんは魔法カードを使えない」

 

「ダーク・バルターの攻撃力は3500…魔法無しだと、簡単に倒せない…」

 

「で、でもトラップは使えるよね。だとしたら大丈夫だよ」

 

「……(それはどうかな。バルターの伏せカードは恐らくあのカード。そうなったらトラップも)…」

 

 

「バトルだ!我でダイヤモンドガイを攻撃、ダーク・フュージョン・ブラスタァァーー!!」

 

 ダーク・バルターの右腕に装備されているフュージョン・ウェポンから、黒色の光線が放たれた。

 黒色の光線は一直線に、ダイヤモンドガイに向かってきた。

 

「伏せカード発動、D-シールド。その効果で…」

 

「トラップか、ならば我も伏せカードを発動!永続トラップ、王宮のお触れ!その効果により、お触れ以外のトラップの効果では全て無効化される。よって貴様が発動したトラップは不発に終わる」

 

 D-シールドはビリビリと音を立てて、消えてしまった。

 黒色の光線はダイヤモンドガイを破壊して、そままの勢いで俺に直撃した。

 

「ぐぁぁぁーー!!(4000→1900)」

 

「まだ終わらぬぞ!さらに魔力吸収球体で直接攻撃!」

 

 なんとか倒れない様に踏ん張った俺に、魔力吸収球体の体当たりが直撃した。

 

「ぐふっ!(1900→1000)」

 

「我はこれでターンエンド……どうした、我を倒すのではなかったのかぁ?」

 

 

「あっという間に未来さんのライフポイントを1000ポイントまで削るなんて……あいつ強すぎるよ」

 

「今の未来さんは…魔法も…トラップも使えない…このままじゃ……負けちゃう…よ…」

 

「嘘…だよね。…だってもし、おじさんがあいつに負けたら…おじさんは……」

 

「ライライ…ボロボロだね〜、大丈夫かな。

(ライライのデッキはモンスター・魔法・トラップがそれぞれを補って出来てるから、魔法・罠が封じられた今……ライライの勝ち目はほとんど…無い…)」

 

 

 

 未来

 幽獄の時計塔(時計カウンター 1)

 手札3枚

 ライフ1000

 

 

 ダーク・パルター

 魔人ダーク・バルター(攻撃表示)3500 フュージョン・ウェポンを装備

 魔力吸収球体(攻撃表示)900

 王宮のお触れ

 手札1枚

 ライフ4000

 

 

 

「俺のターン、ドロー!……この瞬間ダイヤモンドガイの効果により、デステニードロー発動!さらにデッキからカードを2枚ドロー」

 

「ほぅ、ダイヤモンドガイの効果が無効になっていようともその効果は使え、オマケに我の効果でも無効に出来ないかぁ。……D-HEROとは侮れない存在だなぁ」

 

 クソ、どうする。手札のオーバーロード・デステニーを発動しても無効化されちまうし、D-カウンターを伏せても王宮のお触れが発動してるから発動出来ない。…今使えるのはモンスター効果だけだな。なら……

 

「俺はD-HEROダンクガイを守備表示(1700)で召喚。…ダンクガイの効果発動!手札のD-HERO(ディアボリックガイ)を墓地に送る事で、お前に500ポイントのダメージだ。行け、ダンクガイ」

 

「ぐぉっ!(4000→3500)……ハッハハハ、これで終わりかなぁ?」

 

「クソが!カードを1枚伏せる、これでターンエンド」

 

「未来よ……貴様は分かっているのかぁ?貴様が負ければあの町で暮らしている人々は、我によって皆殺しにされるという事をなぁ。……無論、そこで我らのデュエルを見物している子供達とて、あの世行きだ!ハッハハハ……ウェッハッハッハーーー!!」

 

 

「ひぃ!…」

 

「…あ…ぁぁ…」ガタガタ

 

「恐いね〜……(煽るね〜。まぁバルターは煽るのが大好きだし、煽る事もデュエルにおける立派な戦術の一つだからいいんだけどね〜)」

 

 

 

 未来

 D-HEROダンクガイ(守備表示)1700

 幽獄の時計塔(時計カウンター 1)

 伏せカード1枚

 手札3枚

 ライフ1000

 

 

 ダーク・パルター

 魔人ダーク・バルター(攻撃表示)3500 フュージョン・ウェポンを装備

 魔力吸収球体(攻撃表示)900

 王宮のお触れ

 手札1枚

 ライフ3500

 

 

 

「我のターン、ドロー!!」

 

「この瞬間、時計塔の針は進む!」

 

 時計塔の針は進み、6時を指した。

 

「何をしようとも、もう遅い!お前はこのターンで終わりなのだからなぁ。我はもう一体の魔力吸収球体を攻撃表示(900)で召喚」

 

 

「そんな……今の未来さんは…3体のモンスターの攻撃は防げない…」

 

「ね…ねぇ皆んな。……ほ、本当は、デュエルで負けたプレイヤーが死ぬなんて嘘だよね。…だって…このままだと……未来さんは…未来さんが…」

 

「……(アルルン……残念だけどそれがこの世界のルールなんだよ。…でも…ライライもこれで終わりなのかな。……だとしから、少し悲しいな…)」

 

「嘘だ……こんなの嘘だよ…」

 

 

「……(さて、このまま我のモンスターで総攻撃を掛ければ勝てるが。……我の使命はあくまで時間稼ぎ。このまま勝ってしまって良いのか?……まぁよいか。我に負ける程度の者がーーーである筈が無い。)

 バトルだ!我でダンクガイを攻撃。ダーク・フュージョン・ブラスター!」

 

「待った!伏せカード、ハーフ・シャットをダンクガイを対象に発動!これでダンクガイの攻撃力は半分になるが、このターン戦闘で破壊されなくなる」

 

「ならば我は魔力吸収球体を生贄に、その魔法の発動を無効にし破壊する」

 

 ハーフ・シャットは魔力吸収球体に吸い込まれていき、完全に吸収すると魔力吸収球体は消えていった。

 よし、これでいい。モンスターが1体消えたから、これでこのターンはなんとか凌げる。

 その直後ダーク・バルターの攻撃が直撃してダンクガイは破壊された。

 

「……魔力吸収球体よ!未来に直接攻撃をするのだぁ!」

 

「ぐはぁ!……(1000→100)」

 

 

「良かった。なんとかこのターンは凌いだよ」

 

「で…でも……未来さんが、圧倒的に不利な事に…変わりないよ…」

 

 

「我はこれでターンエンド。……ウェハハハハ、なんとか首の皮一枚が繋がったなぁ。

 ……だがお前は魔法・トラップが使えず、ライフの残りもたった100。最早お前が勝つのは不可能に近い。

 さっさとサレンダーをして楽になってはどうだぁ!」

 

「誰がサレンダーするかよ! 俺はどんな絶望的な状況でも諦めない……絶対にな!!」

 

「ほぅ、そうか…この状況でまだやるつもりかぁ。その志は素直に褒めてやろう。

 お前がまだやるつもりならば…次のターンに何をするのか見せて貰おうかぁ」

 

 

「…未来さん…」

 

「負けないで……負けちゃやだよ。…おじさんまで死んじゃったら……私…」

 

「…わ、私もう…見てられないよ。……これが…本当のデュエルの姿なの?…」

 

「……(このデュエル…バルターの勝ちは殆ど決まったも同然だね。……でも、どうしてだろう。……バルターに勝って欲しくないって思ってる私がいる。

 あははは〜、何考えてるんだろ私。…バルターはチーさんやベリアルと一緒に、親に捨てられた私を育ててくれた大切な恩人なのに。)」」

 

 

 

 未来

 幽獄の時計塔(時計カウンター 2)

 手札3枚

 ライフ100

 

 

 ダーク・パルター

 魔人ダーク・バルター(攻撃表示)3500 フュージョン・ウェポンを装備

 魔力吸収球体(攻撃表示)900

 王宮のお触れ

 手札1枚

 ライフ3500

 

 

 

 クソどうする!俺が負ければ、セームベルたちもグレファーたちもアイツに殺される!

 どうすればいいんだ!?どうすれば……いや、ここは一旦落ち着こう。……今、俺の手札にあるカードはD-HEROダガーガイとオーバー・ロード・デステニーとD-カウンターの3枚。

 魔法・トラップを発動出来ないから、オーバー・ロード・デステニーとD-カウンターは発動出来ない。

 ダガーガイでも、この状況を覆す事は出来ない。よって次のドローに全てを賭けるしかない。

 この状況を覆す事が出来るカード……一体何がある。

 ……そう言えば昔、ある奴とデュエルした時に、ナチュル・エクストリオ(魔法・罠カードが発動した時、自分の墓地のカード1枚を除外して、デッキの一番上のカードを墓地へ送り、このカードがフィールドに表側表示で存在する場合、その発動を無効にし破壊する)とナチュル・ランドオルス(手札の魔法カード1枚を墓地へ送る事で、効果モンスターの効果の発動を無効にして破壊する)を並べられた事があったなぁ。あの時は、何も出来ずに負けたなー。

 ……ははは、そうだったな。あの状況に比べたら、まだ反撃のチャンスはあるじゃねえか!

 あの時と違って今は、モンスター効果が使える。勝負の行方は分からない。

 そうだ…俺が次のターンにあのモンスターカードを引けば……流れを変える事が出来る!

 ……だが、俺のデッキの残りの枚数は51枚。…果たして俺は目当てのカードを引けるだろうか……。

 いや、弱気になってどうする!信じるんだ……俺のデッキを!頼む…来てくれ!

 

「俺のターン…ドロー!!」

 

 …………(D-HERO ドレッドサーヴァント)……来てくれたか……へへ、やっぱり俺のデッキは最高だぜ!

 

「俺はD-HEROドレッドサーヴァントを守備表示(700)で召喚。この瞬間、ドレッドサーヴァントの特殊効果発動! 時計塔の針を進める!」

 

 時計塔の針は進み、9時を指した。

 これが今の俺が出来る、精一杯の一手だ。

 

「これで俺はターンエンド」

 

「ハッハッハッハーーーー!!守備力700のモンスターを出しただけで終わりとは…これは傑作だなぁ!……どうやら我の勝ちは決まったようだなぁ!」

 

 

「も…もうダメだ。あのモンスターじゃあ、アイツの攻撃は防げないよ。…(み、未来さんが負けたら……ぼ、僕が戦わなきゃダメだよね。だって、この中で男は…僕だけだし。

 ……で、でも未来さんを倒した奴に、僕はマトモに戦えるのかな。さっきからずっと、震えが止まらないよ)……」」

 

「……」

 

「き…きっと、あのモンスターを召喚したのには……何か意味があるんだよ。……きっと…」

 

「……(多分アルルンの言う通り、あのモンスターを召喚したのは時計塔の針を進める事が目的だったんだと思う。

 次のバルターのターンで時計塔の針は12時を指す。

 幽獄の時計塔には確か〜……12時を指した時計塔が破壊されて墓地に送られた時に、ドレッドガイを特殊召喚する効果があった筈だけど……きっとそれ意外にも、あのカードには12時を指している時に何か特殊効果が発動するんだろうね)」

 

 

「我のターン、ドロー」

 

「この瞬間…時計塔の針は進み…12時を指す」

 

 幽獄の時計塔の針は進み、12時を指して「ゴォーン」と鐘の音が鳴った。

 

「だからどうした!貴様はこれで終わりだ、バトル!魔力吸収球体よ、まずはあの雑魚を蹴散らせ!」

 

 魔力吸収球体の攻撃で、ドレッドサーヴァントは破壊された。

 ……ここはあえてドレッド・サーヴァントの効果を使って、時計塔を破壊するのは止めておこう。

 

「ハッハッハー!今度こそ終わりだ、消え去れ未来よ!ダーク・フュージョン・ブラスタァァーー!!」

 

「ぐぁぁああーーーー!!!」

 

 

「未来さん!!」

 

「嫌……嫌ぁぁああーー!!」

 

「……」ボーゼン

 

「……(これで終わりかな、それとも……)」

 

 

「ハッハッハーー!!…我の勝ちのようだなぁー!」

 

 ……さて、アイツの攻撃で出た煙も晴れて来たし、そろそろネタばらしをしようかな。

 

「なーーーんちゃってぇぇーーーー!!」

 

 俺は心底愉快そうに大声で、そう言い放った。

 

「………………」

 

 ははは、見事に場の空気が氷っちまったぜ。

 し、しかしwwww、お、俺の顔はきっと、凄いことになってるんだろうなー wwwwwwww。

 ……まぁ、真ゲスには太刀打ち出来ないだろうけどなwwww。

 

「何、馬鹿な!貴様は我の直接攻撃によってライフが0になった筈!? 何故ライフが減っていない!?」

 

 ダーク・バルターの奴、驚いてスゲー面白い顔になってるなーwwww。こんな愉快な気分になったのは久しぶりだぜ!

 ヘッヘッヘー、散々煽られたから言い様だぜ!ザマーミロwwww!

 

「いいか、耳の穴かっぽじってよく聞け!…幽獄の時計塔にはなぁ……12時を指した瞬間に俺が受ける戦闘ダメージを0にする特殊効果が発動するんだよぉーー!…だーかーらー!俺のライフは一切減らなかったんだよ!」

 

「おのれぇ……あのフィールド魔法は、その様な効果を隠し持っていたのかぁ」

 

 へへへ、ダーク・バルターのやつ余程屈辱的だったのか、全身が震えやがるぜ。言い様だぜ。

 

 

「よ…良かった……未来さんが無事で……本当に…良かった…」ヘナヘナ

 

「あのフィールド魔法には、そんな効果があったんだね〜……って、ベルベルもラウラウもしっかりして〜」

 

「……」

 

 

「(あの方の前で、この様な情けない姿を見せてしまうとは……我ながら情けない)……だが、我が圧倒に有利な事に変わりはない。我はそのカードを破壊すればいいのだからなぁ!我はカードを1枚伏せ、ターンエンド」

 

 

「それはどうかな!ここから俺の反撃の始まりだ!」

 

 

 未来

 幽獄の時計塔(時計カウンター 4)

 手札3枚

 ライフ100

 

 

 ダーク・パルター

 魔人ダーク・バルター(攻撃表示)3500 フュージョン・ウェポンを装備

 魔力吸収球体(攻撃表示)900

 王宮のお触れ

 伏せカード1枚

 手札1枚

 ライフ3500

 




今日の最強カードは…魔人 ダーク・バルター。
融合モンスター。レベルは5。闇属性で悪魔族。攻撃力2000/守備力1200。

憑依するブラッド・ソウルと辺境の大賢者を融合した場合のみ、融合召喚が出来るのだぁ。
我には、通常魔法カードが発動した時1000ポイント払う事でその効果を無効にする効果と、戦闘で破壊した効果モンスターの効果を無効化する効果を持っている。
これでも昔は、突然変異や魔導サイエンティストと組んで、リバースモンスターキラーとして活躍してた。……また奴らと組んで、暴れたいモノだなぁ。


そう言えば自分、コレクターズパック 閃光の決闘者編を3箱買って、銀河眼の光波竜を2枚当てました。
いやー自分、余りの嬉しさに「ハルトーーーーー!!」って叫んじゃいましたよ!
MOVIE PACKで酷い目にあいましたからねー、滅茶苦茶嬉しかったですよー。

「……ねぇ……ちょっといい?」

ん?……なんだクランじゃねーか。久しぶりだな。
しかしどした、そんな恐い顔して?……あっ、もしかして、ピケルに告白して振られでもしたのか?

「……5月26日は私が収録されたパック、サイバネティック・レボリューションの発売日だったのに……どうしてなにもしなかったの…」

ああ、その事か。いやー悪かったなー、すっかり忘れてたんだ。
でも別にいいだろ。だってクランより出番があって、このssの重要キャラであるヒュプノ・シスターが収録されたパックの発売日でも、何もしなかったんだしさ。
あっでも、流石に明日の遊戯王さんの誕生日は絶対に祝福するぜ。

「ふーん、そう。言いたい事は……それだけ?」

ああ、特に悪いとも思ってないし「バッシィィィン!」痛ってぇぇー!何すんだ!

「……」鞭で地面を叩きながら、クランがゆっくりと近づいて来る

ちょ、ちょっと待った!ぼ、暴力反対!暴力反対!……あっ…
……ギャアァァーーーーー!!

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