D-HEROと共に戦うデュエリスト   作:無言の短パン

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プロローグ
プロローグ


 俺の名前は斎藤 未来、D-HEROを使うデュエリストだ。

 D-HEROとは、アニメ遊戯王GXでエド フェニックスが使っていたHEROシリーズの一つだ。

 エド フェニックスとは、アニメ遊戯王GXで出てきた登場人物の一人で、童顔で最初は嫌なヤツだったが、アニメが続くにつれどんどんと、いいヤツになったヤツで、俺が遊戯王で一番好きなキャラだ。

 言っておくが、俺はホモじゃないぞ。友達にはホモ扱いされてるけど、断じて違う。

 俺はそれ以来、D-HEROを使い続けている。

 たとえシンクロやペンデュラムを使う友達に馬鹿にされても俺は使い続けた。

 あっ・・・でも、エクシーズはつかったぜ。エクシーズ召喚は楽にできるからな。

 ・・・ホント、エクシーズ有能、ドルべ無能。

 あっ。でも他のデッキがないわけじゃないぞ。ただ作ったまま使ってないだけだ。

 

 

 

 今、俺は友達と近所の公園でデュエルしている。

 

「これで終わりだ。ブルーディーでダイレクトアタック」

 

 俺のライフは400で友達のライフは2500だ。

 俺のフィールドには、D-HEROで俺の切り札ブルーディーがモンスターを装備していて、攻撃力は3200だ。

 一方相手フィールドは魔法、トラップゾーンにカードが一枚伏せてあるだけだ。

 この攻撃が通れば俺の勝ちだ。

 

「うわーーー。・・・なーーーんてね。トラップ発動、マジック シリンダー」

 

 友達はまるで、乃亜のようにおおげさに叫んだ後にそう言った。

 

「うそだろーーー」

 

 マジックシリンダーの効果で、俺のライフは0になった。

 

「あー、また負けたー」

 

 俺はこれで五連敗だ。

 

「あーあぶなかった、でも勝ったのは俺だ。やっぱりD-HEROじゃ、俺には一生勝てねーよ」

 

 友達は喜びながら言った。

 

「うるせぇ、俺はD-HERO以外は使わないって知ってんだろ」

 

「そうかよ、まあ良いけど。じゃあそろそろ家に帰るから、またな」

 

 そう言って友達は帰っていった。

 

 俺はしばらくその場で、さっき友達に言われたことで悩んでいた。

 

「このままでいいのか?新しい、それこそ勝てるデッキを作るべきなのか?」

 

 一応シャドール、レイドラプターズ、ネクロス、M-HEROなど、いろいろなデッキはある。

 しばらくそんなことを考えながら家に帰っていたときだった。

 いきなり車が俺のことを轢いて走り去っていった。

 俺は吹っ飛ばされて、地面に頭から激突した。

 ま、マジかよ、これって轢き逃げかよ。

 俺は大事なD-HEROデッキをカバンから取り出した。

 良かったデッキは無事だった。

 

「もっとおまえたちといっしょにデュエルしたかったよ。でも、もうだめだ。最後に俺のカードたち、非力な わたし ・・・を・・ゆる・・して・・くれ」

 

 俺は薄れゆく意識のなかでそう言った。

 はは、死ぬ最後のセリフが、ブックスの名言(笑)とは、やだなーーー。

 そんなことを考えながら、俺の意識は途絶えた。

 




初めての投稿なので、いろいろヘンかもしれませんが、どうか長い目で見てください。

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