D-HEROと共に戦うデュエリスト   作:無言の短パン

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超朗報!! エド、AVに出演決定!!
いやーびっくりしましたよー。opにいきなり出てきたんですからー。
思わず「エドーーーーー!!」って叫んで親に怒られちゃいましたよ。
さらにはアスリンと兄さんまで。これからのAVには期待ですよ。
しかしエドがねー。ディアボリックガイが無制限になった時はもしかしてと思いましたが、出演するとは思いませんでしたよー。
でもエド、D-HERO使うよね。嫌だよV・HEROとか違うHEROシリーズを使ったら。
最後に一言……ディスクガイを釈放して下さい、M・HEROが何でもするから!!
あっ、それと前回は手抜きですいませんでした。


エド、AーCV出演おめでとーーーーう!!! by作者

 次の日になった。

 俺とランドスターは朝食を済ませて、隣の3人がいる家に行ってみた。

 エリアル……少しは元気になってるといいんだが……

 

 

 

 エリアルは布団の上で体育座りで疼くまって、ボソボソとノエリアさんだのナタリアさんだの呟いていた。

 ……ああ、どうやらダメだったみたいだな。

 しかしノエリアは分かるが、どうしてナタリアの名前が出て来るんだ?

 ナタリアは確かリチュアの儀式術が完成する前に、インヴェルズを召喚する儀式に失敗して死んだ筈。

 一体どうなってんだ?

 

「……ごめんね…おじさん。……私たち頑張って、エリアルちゃんのこと元気付けようとしたんだけど……」

 

「あはは……ダメだったよ〜」

 

 2人はとても悲しそうな顔であやまってきた。

 

「……そうか……だったら、今はそっとしておいてやろう。……きっとエリアルは今、別世界に来た事を受け入れたくなくて、心を閉ざしてるんだと思う。きっと、しばらくすればエリアルも心を開いてくれるさ」

 

「……うん、そうだよね。……とっても辛い事があったら、しばらくはそっとしておいて欲しいよね。……私だってそうだったのに…なんでそれに気づけなかったんだろ」

 

 セームベル……ライズベルトの事を……クソ! 俺は何をやってんだよ!楽しんで

 早くホルアクティの力でライズベルトを…いや…皆んなを生き返らせなきゃいけないのによ。

 

「ベルベル……ベルベルはなにも悪くないよ」

 

「そうだよセームベルさん。プノさんの言う通りだよ!」

 

「……うん。励ましてくれてありがとね、ラウ君」

 

「あぅ。えっと、その……た、大した事はしてないよ」

 

「わ、私が最初に励ましたんだけど〜……まぁ、ベルベルが元気になったし、いいか〜」

 

 ……何時までも、こいつらと一緒にいるわけにはいかないよな。

 邪神使いがどんな奴かは知らないが、きっと戦う事になると思う。そうなれば俺は他の邪神使いに目を付けられれるだろう。

 そうなればセームベルとプノを危険に晒す事になる。……いずれ…2人とは…別れるしかないよな。

 なら、少しでもこいつらの為になるような事をしよう。別れる時までな……

 

 

 

 

「なぁランドスター。お前のデッキ見せてくれないか?」

 

「いいですよ。はい」

 

 ランドスターは何のためらいもなく、俺にデッキを渡してきた。

 おいおい、少しぐらいは躊躇しろよ。デッキはデュエリストにとって命みたいなもんなんだぞ。

 まぁいいや。えーと、入ってるカードは……ふむ、なるほど。

 どうやらランドスターのデッキは、戦士族と装備カードを組み合わせたデッキみたいだな。弱点はトラップが少ない事だな。

 さらに言えば、切り札と呼べるモンスターがいなくて、あまり強力な装備カードも入ってないな。

 なら……

 

 俺はランドスターにデッキを返して、カードフォルダーの中から、ギルフォード・ザ・レジェンド、鉄の騎士 ギア・フリード、剣聖 ネイキッド・ギア・フリード、拘束解除、最強の盾、死力のタッグ・チェンジ、バーバリアン・ハウリング、バーバリアン・レイジなどを取り出した。

 そしてさらに、腰に付けてるデッキケースから、神剣 フェニックス・ブレードを取り出した。

 因みにこのデッキケースには、俺が気に入っている魔法、トラップカードが入っていて、偶にデッキのカードと入れ替えて使ってる。

 よし、だいたいこんなもんで良いかな。

 

「ランドスター。このカード、やるよ。きっと役に立つぞ」

 

「え! あ、ありがとうございます。……あわわわ、す、凄い!どれも見たこともない、強力なカードです!」

 

 あわわわか……へへ、かわいいな…こいつ…。

 よし、もっと驚かせてやろう。

 

「そうだ!せっかくだし、俺とデュエルでもするか?」

 

「え……ええーー! こんな凄いカードを沢山持ってる未来さんに、僕じゃ相手になりませんよ!」

 

 いやいや、いくら凄いカードを持ってても、デッキに入れられるカードは最大でも60枚だぞー!

 因みに、俺のデッキの枚数は最大の60枚だぜ。

 えっ、普通40枚だろだって? 仕方ないんだ、デッキに入れたいカードが沢山あるんだから。

 

「だったら、ラウ君。私とデュエルしない?」

 

 セームベルが唐突にそう言ってきた。

 

「せ、せ、せ、セームベルさんとデュエル!?……え、えーーっと」

 

「……ダメ、かな?」

 

「だ、ダメじゃないよ!! 」

 

「やったー!だったら、さっそくやろう」

 

「あっ……うん」

 

 2人は近くにある、学校の机ぐらいのサイズのテーブルに移動した。

 

「デュエル!!」

 

「あははは〜、ベルベルとラウラウがデュエルする事になるなんてね〜…どっちが勝つかな〜」

 

「分からん。……でも、きっといいデュエルになると思うぞ」

 

 

「先行は私が貰うよ!ドロー!」

 

「巨大ネズミを守備表示(1450)で召喚して、カードを1枚伏せるよ。……これでターンエンドするよ」

 

 ふむ、少しは成長したな。少し前のベルベルだったら攻撃表示で召喚して、伏せカード無しだったな。

 

「いくよ。僕のターン、ドロー!」

 

「切り込み隊長を攻撃表示(1200)で召喚。この瞬間、切り込み隊長のモンスター効果発動。通常召喚に成功したとき手札から、レベル4以下のモンスター1体を特殊召喚することが出来るんだよ。僕はその効果で手札のコマンド・ナイトを攻撃表示(1200)で特殊召喚するよ」

 

 コマンド・ナイト。戦士族の攻撃力を上げる効果と、他のモンスターがいるとき攻撃対象にならない効果を持ってる、そこそこ使える戦士族だ。あと、女性らしい。

 

「コマンド・ナイトがフィールド上に存在する限り、僕のフィールドの戦士族モンスターの攻撃力は400ポイントアップするよ」

 

 切り込み隊長 1200→1600

 コマンド・ナイト 1200→1600

 

「さらに、自分フィールドに他のモンスターが存在する時、コマンド・ナイトを攻撃対象に選択する事は出来ないよ」

 

 そういえば昔、こいつを2体出されてロックを掛けられたこともあったなー。

 今だと、そんなことする奴はいないんだろうなー。

 

「そして切り込み隊長に装備カード、融合武器ムラサメブレードを装備。切り込み隊長の攻撃力800アップ(2400)」

 

「1ターン目で2体のモンスターを出して、しかもそのうちの1体の攻撃力が2400なんて凄いね!」

 

「ほ、褒めてくれて…あ、ありとう。……じゃあ、えーと…バトル! コマンド・ナイトで巨大ネズミを攻撃!」

 

 コマンド・ナイトの攻撃で、巨大ネズミは破壊され墓地へ送られた。

 

「この瞬間、巨大ネズミの効果発動。……私は破壊のゴーレムを攻撃表示(1500)で特殊召喚するよ」

 

「まだだよ、切り込み隊長で破壊のゴーレムを攻撃!」

 

 切り込み隊長の攻撃で、破壊のゴーレムは破壊されて墓地へ送られた。

 セームベルは900ポイントのダメージを受けた。

 

「僕はこれでターンエンド」

 

 

 セームベル

 伏せカード1枚

 手札4枚

 ライフ3100

 

 

 ランドスター

 切り込み隊長(攻撃表示)2400 融合武器ムラサメブレード装備

 コマンド・ナイト(攻撃表示)1600

 手札3枚

 ライフ4000

 

 

 

「私のターン、ドロー!……蒼炎の剣士を攻撃表示(1800)で召喚」

 

 蒼炎の剣士。城之内君が使ったカードで、俺がついさっきセームベルにあげたカードだ。

 このカードは炎の剣士と相性がいいし、何より炎の剣士に似てるからあげたんだぜ。

 因みにこのカードも俺が知っている効果じゃない。

 

「炎の剣士に似てるカッコいいカードだね。でも、蒼炎の剣士の攻撃力じゃ、切り込み隊長は倒せないよ」

 

「確かに今の攻撃力だと切り込み隊長は倒せないね。…でも…私は蒼炎の戦士にサラマンドラを装備、攻撃力700ポイントアップ(2500)」

 

 サラマンドラ!ベルベルの奴、いつの間にそのカードを手に入れたんだ?

 そういえば、城之内君も炎の剣士とサラマンドラのコンボ好きだったな。

 

「バトル!蒼炎の剣士で切り込み隊長を攻撃」

 

 蒼炎の剣士の攻撃で、切り込み隊長は破壊されて、墓地へ送られた。

 ランドスターは100ポイントのダメージを受けた。

 

「私はこれでターンエンド」

 

 

 セームベル

 蒼炎の剣士(攻撃表示)2500 サラマンドラ装備

 伏せカード1枚

 手札3枚

 ライフ3600

 

 

 ランドスター

 コマンド・ナイト(攻撃表示)1600

 手札3枚

 ライフ3900

 

 

「中々やるね…でも、負けないよ。ドロー…!!…このカードは…」

 

 なんだ?ランドスターの奴。俺がやったカードでも引いたのか?

 

「僕は荒野の女戦士を攻撃表示(1100→1500)で召喚。そして装備カード、最強の盾をコマンド・ナイトに装備!その効果でコマンド・ナイトの守備力分、攻撃力がアップするよ」

 

「えーと……コマンド・ナイトの守備力は1900だから……さ、3500!!」

 

 俺がやったカードがさっそく役に立つとは……へへ、嬉しいぜ。

 

「バトル! コマンド・ナイトで蒼炎の剣士を攻撃」

 

 蒼炎の剣士は破壊され、墓地へ送られた。

 セームベルは1000ポイントのダメージを受けた。

 

「で、でも、破壊されたことで蒼炎の剣士の特殊効果を発動!相手によって 破壊された時、デッキまたは墓地から炎の剣士を特殊召喚出来るんだよ。私はデッキから炎の戦士を攻撃表示(1800)で特殊召喚するよ」

 

 そうそう、アニメで城之内くんも同じことしてたなー。

 

「荒野の女戦士の攻撃力じゃあ、炎の剣士は倒せないね。なら、僕はこれでターンエンド」

 

 ミスったな。荒野の女戦士を玉砕させて、女戦士の効果で攻撃力1400以上の戦士族モンスターを特殊召喚すれば、炎の剣士は倒せた。

 まぁ、ランドスターもまだまだってことかな。

 あと、なんか伏せカード伏せろよ!

 

 

 

 

 セームベル

 炎の剣士(攻撃表示)1800

 伏せカード1枚

 手札3枚

 ライフ2600

 

 

 ランドスター

 コマンド・ナイト(攻撃表示)3500 最強の盾装備

 荒野の女戦士(攻撃表示)1500

 手札2枚

 ライフ3900

 

 

 

「私のターン、ドロー……! このカードは……そうだ! このカードを上手く使って……よし!」

 

 ふむ。何かいい手を思い付いたみたいだな。

 

「手札から魔法カード、死者蘇生発動。その効果で私の墓地から、蒼炎の剣士を守備表示(1600)で蘇生させるよ」

 

「蒼炎の剣士の特殊効果発動!攻撃力を100ポイント単位でダウンさせる事で、フィールド上に表側表示で存在する蒼炎の剣士以外のモンスター1体の攻撃力をダウンした数値分アップさせる事が出来るんだよ」

 

 そうそう、そして相手ターンにも発動出来るんだよな。

 しかし、強いな。俺が知ってる効果だとバトルフェイズにしか発動出来ないし、そもそも戦士族にしか発動出来ないし、相手モンスターは対象に出来ないし、与える事が出来る攻撃力め600ポイントだし……全く、なんでこの効果のままOCG化しなかったのかねー。

 

「私は蒼炎の剣士の攻撃力1800を全部、炎の剣士の攻撃力に加えるよ。これで炎の剣士の攻撃力は3600になったよ」

 

「炎の剣士の攻撃力が、コマンド・ナイトの攻撃力を上回ったね〜」

 

「で、でも、コマンド・ナイトには攻撃は出来ないよ」

 

「それは分かってるよ。バトル! 蒼炎の剣士で荒野の女戦士を攻撃」

 

 荒野の女戦士は破壊され、墓地へ送られた。

 2500ポイントのダメージを受けて、残りライフが1400になった。

 

「戦闘によって荒野の女戦士が破壊されたから、特殊効果発動。デッキから攻撃力1500以下の地属性の戦士族を攻撃表示で特殊召喚するよ。僕は僕(ランドスターの剣士)を特殊召喚するよ(500→900)」

 

「これでかなり私と有利になったよ!私はこれでターンエンド」

 

「ベルベル、なかなかやるね〜。……でも〜。今のパワーで押す戦い方じゃ〜、ベルベルに勝ち目はないね〜」

 

 そうだよなー。セームベルのデッキはいろんな小細工を駆使して戦うデッキであって、ランドスターのパワーで押すデッキとは違う。

 それなのに今のセームベルは必死にパワーで張り合おうとしてる……このままじゃあ負けるな。

 そもそも次のターン、ランドスターが攻撃力を上げる装備カードを引けば、炎の戦士はあっという間に御陀仏だぞ。

 まぁ、ベルベルはバカだから、そんなこと微塵も考えてないんだろうなー。

 

 

 

 セームベル

 炎の剣士(攻撃表示)3600

 蒼炎の剣士(守備表示)1600

 伏せカード1枚

 手札3枚

 ライフ2600

 

 

 

 ランドスター

 コマンド・ナイト(攻撃表示)3500 最強の盾装備

 ランドスターの剣士攻撃表示)1500

 手札2枚

 ライフ1400

 

 

 

「僕のターン、ドロー。……やっと、このモンスターを召喚出来る。コマンド・ナイトと僕を生贄に、ギルフォード・ザ・レジェンドを攻撃表示(2600)で召喚!」

 

 ここでギルフォード・ザ・レジェンドか! 面白くなってきた!

 

「攻撃力が高いコマンド・ナイトを生贄にして、攻撃力が低いモンスターを召喚するなんて……ぷれにんぐみすだね」

 

 いや、そんな事はないし、そもそもプレイングミスだぞ。

 

「それは違うよ。ギルフォード・ザ・レジェンドには特殊効果があって召喚に成功した時、僕の墓地に存在する装備魔法を好きなだけ僕のフィールドの戦士族に装備することが出来るんだよ」

 

「えっ!そうなの?」

 

「プレ二ングミスか……あははは〜、ベルベルはやっぱり面白いな〜」

 

「むぅー!バカにするなー!」

 

「あははは〜」

 

 全く、プノは本当にベルベルをからかうのが好きだな。

 

「ギルフォード・ザ・レジェンドの効果で、墓地に存在する融合武器ムラサメブレードと最強の盾を、ギルフォード・ザ・レジェンドに装備するよ。これでギルフォード・ザ・レジェンドの攻撃力が800ポイントと守備分アップするよ」

 

「えーと、ぎるなんちゃらの守備力は2000だから……こ、こ、攻撃力5400!!」

 

「まだだよ!僕はさらに装備カード、竜殺しの剣をギルフォード・ザ・レジェンドに装備。攻撃力が700ポイントアップするよ(6100)」

 

「攻撃力6100か〜……凄いね〜」

 

「バトル。ギルフォード・ザ・レジェンドで炎の剣士を攻撃!」

 

 レジェンドの攻撃によって炎の剣士は破壊されて、墓地へ送られた。

 セームベルは2500ポイントのダメージを受けて残りライフが100になった。

 残りライフ100か……アニメや漫画ならセームベルの勝ちだな。

 

「僕はこれでターンエンド」

 

 

 

 セームベル

 蒼炎の剣士(守備表示)1600

 伏せカード1枚

 手札3枚

 ライフ100

 

 

 

 ランドスター

 ギルフォード・ザ・レジェンド(攻撃表示)6100 色々装備

 手札1枚

 ライフ1400

 

 

「うぅー、攻撃力6100のモンスター のモンスターなんて倒せるわけないよー」

 

 いや、そんな事はないだろ。効果で破壊したり、装備カードを破壊したりやり方はいくらでもあるだろ。

 仕方ない、少し喝を入れるてやるか。

 

「……セームベル! デュエルは攻撃力だけが全てじゃないぞ! 最後まで諦めないで戦え!!」

 

「私のターン、ドロー!!…このモンスターはお兄ちゃんの…」

 

 ライズベルトのモンスターって事は、おそらくあのカードを引いたんだろうな。

 なら、攻撃力6100のレジェンドを倒せるな。

 

「よし、このモンスターを召喚して……待てよ…そうだ! 伏せてあるカードを使えば……よし!……私は私(召喚師セームベル)を攻撃表示で召喚するよ」

 

 ここでセームベルを召喚か……何をするつもりだ?

 まぁ、なんとなく予想は付くけどな。

 

「まだだよ!私は伏せカード、ギブ&テイクを発動。このカードは私の墓地に存在するモンスター1体をラウ君のフィールドに守備表示で特殊召喚して、そのモンスターのレベルの数だけ私のフィールドに存在するモンスター1体のレベルをエンドフェイズ時まで上げる効果を持ってるんだよ。ギブ&テイクの効果で、墓地の巨大ネズミをラウ君のフィールドに特殊召喚して(1450)、私のレベルが巨大ネズミのレベル分、つまり4つアップするよ(2→6)」

 

 やっぱりそう来たか。どうやら俺が教えたコンボを使うみたいだな。

 

「れ、レベルを上げて、一体何をするつもりなの?」

 

「ベルベルの効果は確か……ふ〜ん、それが狙いか〜。ベルベルも少しは成長したみたいだね〜」

 

「私には私と同じレベルを持ってるモンスターを手札から特殊召喚出来る効果があるんだよ。私はその効果を使って手札から、サイバネティック・マジシャンを攻撃表示(2400)で特殊召喚するよ!」

 

「セームベルさんにはそんな効果があったんだね。でも、僕のギルフォード・ザ・レジェンドの攻撃力はサイバネティック・マジシャンより遥かに高いよ」

 

「ふふーん、それはどうかな!サイバネティック・マジシャンは特殊効果を持ってるんだよ!今それを教えてあげる。サイバネティック・マジシャンの特殊効果を発動!手札を1枚を墓地に送る事で(はにわ)、このターンまでフィールドに存在するモンスターの攻撃力を2000にする事が出来るんだよ。私はギルフォード・ザ・レジェンドの攻撃力を2000にするよ」

 

「そ、そんな!一瞬で攻撃力を2000にするなんて!?」

 

「さらに私はもう一度サイバネティック・マジシャンの効果を発動! 手札を捨てて(レインボー・フラワー)、私の攻撃力を2000にするよ」

 

 

 セームベル

 蒼炎の剣士(守備表示)1600

 召喚師セームベル(攻撃表示)2000

 サイバネティック・マジシャン(攻撃表示)2400

 ライフ100

 

 

 

 ランドスター

 ギルフォード・ザ・レジェンド(攻撃表示)2000 色々装備

 巨大ネズミ(守備表示)1450

 手札1枚

 ライフ1400

 

 

「ねぇラウ君……このデュエルは私の勝ちだよ。このターンで私は勝つよ!」

 

「えっ!そ、それは無理だよ!セームベルさんのフィールドのモンスターで攻撃してきても、僕のライフポイントを0にする事は出来ないよ。もしあと一枚でも手札があったなら、勝つ事が出来たんだけどね」

 

「やってみれば分かるよ。バトル! サイバネティック・マジシャンでギルフォード・ザ・レジェンドを攻撃!」

 

 サイバネティック・マジシャンの攻撃で、ギルフォード・ザ・レジェンドは破壊され墓地へ送られた。

 ランドスターは400ポイントのダメージを受けて、残りライフが1000になった。

 

「そして私で巨大ネズミを攻撃」

 

 セームベルの攻撃で、巨大ネズミは破壊されて墓地へ送られた。

 

「戦闘で破壊された事で巨大ネズミの効果発動!デッキから魂喰らいを特殊召喚(1200)!!」

 

「えっ! 僕が巨大ネズミの効果を使えるんじゃないの!?」

 

「違うよー。巨大ネズミの元々の持ち主は私だからねー」

 

「そ、そんな……」

 

「これでトドメだよ!魂喰らいでラウ君にダイレクトアタック!」

 

 魂喰らいの直接攻撃によって、ランドスターのライフは0になった。

 

「やったー! 私の勝ちー!」

 

「……はぁー、負けちゃったか……でも…とっても楽しいデュエルだったよ」

 

「私もとっても楽しかったよ!ねぇラウ君……いつかまた、一緒にデュエルしようね」

 

「うん。……次に戦う時は負けないよ!」

 

「次も私が勝つよ!何度戦っても私が勝つよ!」

 

 

 2人ともデュエルをして、さらに仲良くなれたみたいで嬉しいぜ。

 やっぱりデュエルはこうでなくちゃな。楽しくて、面白くて、いつの間にか戦ってる奴と仲良くなって……やっぱり敗者が死ぬなんて間違ってるよな……

 しかし、まさかセームベルが勝つとはなー。セームベルも成長してるって事かな。

 ふふ、デュエルを教えた師匠として嬉しい限りだ。

 

「ベルベルが勝ったね〜」

 

「ああ、そうだな。……ところでプノはランドスターとデュエルはしないのか」

 

「ん〜。取り敢えず遠慮しておくよ〜」

 

「そうか……だったら俺と!」

 

「あははは〜、遠慮しておくよ〜」

 

「あっそうですか」

 

 つれないなー、プノの奴。




今日の最強カードはサイバネティック・マジシャン。
効果を持ったモンスターで、光属性の魔法使い族、攻撃力2400、守備力1000だよ。
手札1枚をコストにエンドふぇいずまで、フィールドに存在するモンスターの攻撃力を2000にする事が出来るんだよ。この効果は手札がある限り、1ターンに何度でも発動する事が出来るよ。
お兄ちゃんから託された、とっーーても大切なカードなんだよー。


エドがAーCVに出て来るなんて……サイコーだぜ!イヤッッホォォォオオォオウ!!!
しっかし、エドが着てた服ダサかったよなー。
何十着もあった白いタキシードはどうしたんだよ。

「お前……前回とテンション違いすぎだろ!」

エドには幽獄の時計塔を使って欲しいな。エドといったらD-HEROとフィールド魔法だからなー。
アクションフィールド?知らん!そんなのは俺の管轄外だ!

「お前……エドのこと、好きすぎだろ!」

今さら何を言ってんだよ、お前。
それに俺がテンション高いのはエドの事だけじゃない。
ユベントスとセリエAの優勝争いをしてたナポリが負けて、しかもナポリで30得点もゴール決めてるイ○アインが4試合の間、出場停止になるからな、もうユベントスの優勝確定だぜ!!
さーらーに! 4月9日に発売される新しいパック、ザ・ダーク・イリュージョンに、俺の岩石族デッキを強化するカードが入るんだぜ。
もう、ウハウハだぜ!イヤッッホォォォオオォオウ!!!

「……おめでたい奴だな」

では次回も楽しみにしていてください!


「4月9日は僕、ランドスターの剣士が発売されたパック、Spell of Mask 仮面の呪縛の発売日でもあるんだけど……きっと誰も覚えてないよね……」

  「4月12日は俺の誕生日だ!きっと俺も、エドみたいに祝福されるはずだよな……」

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