ファイアーエムブレムif 白光と黒闇の双竜 作:キングフロスト
一方、スサノオ達が砦の壁を破壊しようとしている中で、先に砦内に進軍していたエルフィ達は白夜兵との接戦を繰り広げていた。
「きえぇぇ!!」
「せやぁ!!」
刀を掲げて飛びかかろうとする白夜兵を、エルフィは力任せに槍で横に薙いで押し退ける。槍の柄とはいえ、怪力であるエルフィ愛用の頑丈なそれは白夜兵を粉砕するには十分すぎる硬度を持ち、吹き飛ばされた白夜兵は確実に無事では済まないだろう。
「敵が思ったよりも多いわね…」
今の白夜兵を倒しても、またすぐに次の白夜兵が迫り来る。闘い始めてからこれの繰り返しで、まるで息つく暇もないとは、当にこの事だ。
「死ねぇ!! 暗夜の悪賊がぁぁ!!!」
「! しまっ…!!」
まとめて凪ぎ払おうと槍を大振りに振ったエルフィだったが、その分隙が大きくなり、守りの消えたその体に白夜の凶刃が襲うが、
「させぬ!」
アカツキがとっさにその間に滑り込み、刀を突きの構えで突進してくる白夜兵を下から一気に斬り上げた。白夜兵は血を大量に傷口から吹き上げながら、絶命間際にアカツキを睨みつけ、呪いの言葉を吐いて絶命する。
「な、ぜ…侍、が……暗夜な、どに…」
「……」
アカツキはその最期の言葉には答えず、すぐに刀を力強く振って付着した血液を吹き飛ばす。その顔に、一切の慈悲はなかった。
「エルフィ、あまり力みすぎるな。敵の数を考えて槍を振るうのだ」
「ごめんなさい。少し張り切りすぎちゃったわ」
エルフィは謝ると、これからはあまり大きいモーションの攻撃は控えようと反省する。敵を倒すのではなく、退かせる。この闘いの目的はそこにあるのだ。だから、無理に倒そうとする必要はない。
「でも、この白夜兵…様子がおかしいわ」
だが、敵が退いてくれなければ意味がないのもまた事実。エルフィは数度の戦闘を経て、白夜兵が少しおかしいと気付いていた。全てが、という訳ではないが、向かってくる白夜兵の一部がまるで狂気にでも取り憑かれているかのようで、正気を保っているとは思えない。
「確かに……まるで一心不乱に敵を殺そうとだけしているようで、気味が悪いな」
血濡れの刀を掲げて、迫る白夜兵を威嚇するアカツキ。その姿に恐れを為して怯む白夜兵達だが、やはり一部の白夜兵は恐れを忘れてしまったかのように、我関せずとばかりに特攻してくる。血走った眼に込められた殺意は、常人の比ではない。
「死ね、死ね、死ねぇぇぇぇええ!!!!!」
その姿はまるで『鬼』。血に飢え、肉に飢え、闘う事を欲する理性無き怪物。今アカツキ達の目の前に居る狂気の白夜兵が、当にそれだった。
「くっ…!」
その気迫は、歴戦の戦士にも劣らない。数々の修羅場を潜り抜けてきたアカツキを以てさえ、少し気圧されてしまうほどだ。
アカツキは突出してきた白夜兵が居合い切りを放つと読み、エルフィもそれを察してその手の槍をアカツキの前に勢いよく突き立てた。
「させないわ…!」
ガギィン!! と、けたたましい金属と金属のぶつかり合う音が炸裂し、その轟音にエルフィは顔をしかめるが、彼女によって与えられたチャンスをアカツキは逃さない。アカツキは鳴り響いた金属音に苦い顔をしながらも、動きの止まった白夜兵に切迫する。白夜兵はアカツキを止めようにも、刀を思い切り槍に叩きつけた反動で、手が痺れて動かせない。
「斬り捨て御免!!」
「うぐあぁぁぁ!!??」
首筋を切り裂かれた白夜兵の絶叫が砦内に響き渡る。断末魔が、生者の耳にこびりつくように残り、不快感を煽る。
「貴様、よくも同胞を!」
仲間が死に、それを見て更に白夜兵達の頭に血が上る。元々正常だった白夜兵も、仲間を殺された事で怒り、士気が向上していた。
「ちぃ、厄介だな…!」
「ボルガノン!」
と、巨大な炎の渦がアカツキの前で燃え上がり、敵の行く手を阻む。炎の壁を前に、白夜兵は手を出す事が出来ないでいた。
「ライルか!」
「ええ。遅れてすみませんね」
魔道書を携えて、ライルが眼鏡に片手を掛けてアカツキの隣へと並び立つ。彼の後ろでは、エリーゼとネネが負傷した暗夜兵を治療しており、ノルン、アイシスが敵の攻撃に備えていた。
「ハロルドとミシェイルの姿が見えませんが」
「2人は奥よ。暗夜兵が取り囲まれていたのをハロルドが助けに行って、ミシェイルが仕方なく付き添っていったわ」
ここから少し先で、大量の白夜兵に包囲された暗夜兵が居たのだ。正義の味方を自称しているハロルドにとって、袋の鼠となっている仲間を見捨てる訳にもいかず、無理矢理この白夜兵の陣形を振り払って行ったのである。そんな彼を、ミシェイルは呆れ半分、諦め半分で追って行ったという訳だ。
「負傷者はどうだ?」
アカツキは炎の壁が保たれている間に、一度後ろを確認する。ここに来るまでに、そこかしこで暗夜兵が倒れており、中には大量の血だまりを作っている者もいた。
「倒れている者はほとんどが死んでいます。まだ息のある者も、それは辛うじてで、傷は深いようです」
「まさかここまで酷い事になっているとはな…」
想像以上に、白夜の攻勢は強かった。ほとんどの白夜兵がそれこそ死に物狂いで向かってきており、本来の力以上の能力が引き出されているようで、火事場のクソ力とはあのような事を言うのだろう。
暗夜兵は元々少数な事もあってか、白夜の勢いに完全に押され、加勢しなければ一刻と保たず壊滅していたに違いない。
「スサノオ様はどうした? フローラ殿やゼロも居ないようだが…」
そして、アカツキはスサノオ達が居ない事に気がつく。そんなアカツキの問いに、ライルは困ったように眼鏡をかけ直し、一言。
「後で合流するとの事です」
「はあ? どういう意味だ!」
その言葉の意味は理解出来るが、どうしてそうなったのが理解出来ないアカツキ。それはライルにだって言える事だ。なんせ、いきなりスサノオはどこかへ走って行ってしまい、それを追ってフローラと、念のためゼロもスサノオの後に続いたのだ。彼だって言わば被害者のようなものである。
「とにかく、もうボルガノンによる炎の障壁は消えます。再戦の用意を」
「アカツキ、来るわよ…! ハロルド達も無事だと良いけど…」
「チィ! 考える余裕もくれないか!」
次第に炎の壁は小さくなり、同時に炎の向こうで手ぐすね引いていた白夜兵が一気に雪崩れ込んでくる。
「来るがいい、白夜の修羅共よ。我が『華炎』…受けてみよ!!」
『ウオォォォ!!!』
竜化したスサノオの強靭な竜腕が、脆くなってひび割れのある砦の外壁に叩きつけられる。ズシンという重い一撃は、砦全体を揺らすようで、一撃でひび割れは大きな亀裂へと変わる。
「……これは、まさか、竜…?」
「は、初めて拝見しましたが、とても大きいのですね……!」
「ああ…大きいな。それでいて、黒くゴツゴツしていて、ツヤツヤしてやがる。こんなヤツにヤられたら、簡単にイっちまうだろうな…」
それぞれが初めて目にするスサノオの竜の姿。ニュクスは、人から竜へと変じるその光景に目を奪われ、フローラは畏敬の念を持ってスサノオを見上げ、ゼロは何故か恍惚とした表情を浮かべて、スサノオを見つめていた。
『もう一撃!』
再び腕に力を込め、スサノオは後ろに引いた腕を一気に前へと打ち出す。亀裂の中心へと叩き込まれた拳は、今度こそ壁を完全に瓦解させ、勢い余って瓦礫が中へと飛び散っていく。幸い、味方を巻き込んではいなかったようだが、一撃目で警戒したらしい白夜兵は、壁から離れていたらしかった。
ただし、壁が破壊され、そしてそれをやったスサノオの姿を見て茫然自失となっていたが。
『行くぞ!!』
「ふっ…何人天国にイかせてやれるかな?」
スサノオは竜化を解くと同時に、オーラの腕を発現し、無機物を透過するオーラで、壁ごと通路内にいる白夜兵を凪ぎ払う。スサノオの後に続き、ゼロ、フローラ、ニュクスも通路内へと侵入する。今のスサノオの攻撃で、この場に居た白夜兵は軒並み倒したようだ。
「すごいです…! スサノオ様にこのような力があったなんて…!!」
「あなたも、私に似た何かを抱えているようね」
まだ意識のある白夜兵が居ないかを確認する中で、フローラとニュクスはスサノオへの竜の力の感想を口にした。
「そんなたいそうなものじゃないさ。竜化はしすぎると体が動かせなくなるし、竜の力は暴走の可能性もある。まあ、今は竜石のおかげで心配要らないが」
「では、もしスサノオ様が動けなくなってしまわれても、私がこの身に代えてもお守り致します。お世話もお任せ下さい」
「そ、そうだな…。頼りにしてるぞ…」
やたら気合いの入ったフローラに、スサノオは少し申し訳なさを感じていたが、それと同時に感謝もしていた。
「それで、どちらに進むの?」
ニュクスは尋ねる。左と右、どちらに進むのかを。仲間達が闘っているであろう左側か、敵が大勢残っているであろう右側か。
そして、スサノオは判断を下した。
「よし、ひとまずは皆と合流する。左に進むぞ!」
そして、アカツキ達、スサノオ達のちょうど中間地点には、ミシェイル、ハロルドが数人の暗夜兵と共に、周囲を囲まれながらも奮戦を見せていた。
「そおりゃぁ!」
渾身の力を込めて振り下ろしたハロルドの斧での一撃を、白夜兵は刀で受け止めようとするが、その力の全てを受けきれずに刀は真っ二つに折れ、白夜兵の肩に深く斧の刃が食い込む。
「うが、ごぉぉ!?」
「そおい!!」
もがき苦しむ白夜兵の胴へと蹴りを放つと同時、ハロルドは蹴り飛ばされた白夜兵のその肩に刺さった斧も抜き取る。斧にはべっとりと、白夜兵の血が大量に付いて、果実を絞ったかのように血が滴り落ちていた。
「それにしても、敵が多いね!」
「無駄口を叩く暇があるなら、もっと手を動かせ!」
ミシェイルが珍しく怒鳴りつける。それに呼応するかのように、ミネルヴァが猛り牙を剥いて白夜兵に噛み付き、その鞭のようにしなる尾を振って敵を凪ぎ払う。
ミシェイルは現在、ミネルヴァから降りてそれぞれが敵を倒していたが、騎乗していないのに息のあった彼らは、当に一心同体のパートナーと言えるだろう。
『グウゥゥォォオオ!!!!』
「おっと、すまないねミシェイル君、ミネルヴァ君!」
怒ったようにハロルドへと吠えるミネルヴァ。その怒り狂うようにも見える様は、白夜兵を怯ませるには十分すぎる威圧感を放っていた。
「ひ、ひぃぃ!」
しかし、白夜兵のみならず、一緒に闘っている暗夜兵ですらその咆哮に萎縮してしまっていた。
「怯むな! 俺達は味方だ、お前達をミネルヴァが襲う事はない!」
「く、くそぉ…! でも、こんなに敵が居たんじゃ…」
「そ、そうよ…! もうお終いだわ、私達はここで死ぬのよ!」
卑屈になる暗夜兵達。仲間が大勢殺された上に、援軍が来たとはいえ少数で、更には敵に取り囲まれている現状。そうなってしまうのも、仕方ないと言えるだろう。
しかし、ハロルド、ミシェイル達は全く諦めていない。彼らはもっと、これ以上の修羅場を経験しているからだ。
「戦場では死ぬまで闘え! そうでなければ、死んでいった者達が浮かばれん! 生きているのなら、最後まで抗え、この馬鹿共が!!」
諦めムードの漂う暗夜兵達を一喝するミシェイル。その声には、多大な怒りが込められていた。それが何故だかは、語るまでもない。
「腑抜け共が…俺はたとえ1人だろうと闘うぞ」
「いいや、それは違うね。君には
そう言って、各々敵を倒してミシェイルに視線を送るハロルド達。そう、彼は決して1人などではないのだ。
「ふっ…そうだな。まあ、元はと言えば、ハロルドが勝手に突出していったから、今こうなっている訳だが」
『フシュルル…!!』
「ぐぬ、すまない…。しかし、彼らを見殺しには出来なかったのだ! 体が勝手に動いていた!」
迫り来る白夜兵を倒しながら快活に言ってのけるハロルド。なるほど、彼もまた、お人好しという訳らしい。
「…こうなりゃヤケだ! 死に物狂いで闘ってやる!」
「私はまだ死にたくない! 結婚だってまだなのに!」
「やってやる! やってやるぞ!!」
暗夜兵達も少しではあるが士気が戻ってきている。それを見て、ミシェイルは口元に小さく笑みを浮かべた。まったく世話の焼ける連中だ、と。
「よし、ここからだ…!」
「暗夜軍め…しぶといものだ」
砦の後方において、この白夜兵達の将である男、白夜王国の槍術士『ハイタカ』が1人呟く。白夜でも王族臣下に引けを取らない実力を持つ彼は、それ故に多くの部下から信頼を得ていた。この黒竜砦の侵攻は、彼の独断であったが、彼を慕って多くの兵が募ったのだ。
「しかし、それももう終わる。我々には、亡きミコト女王陛下が付いて下さっている! ミコト様からの天啓、見事成し遂げてみせようぞ!」
ハイタカは強く薙刀を握り締め、自身も戦場へと向かう。ここで勝ち、白夜王国に勝利を、ミコト女王への忠誠を示さんが為に。彼は白夜兵達を鼓舞する。我らこそが正義であり、暗夜こそは滅ぼすべき悪なのだと。
「我が同士達よ、怯むな! 臆するな! 我らには、ミコト様の御加護がある! ミコト様が見守って下さっている! ミコト様に無様な姿をお見せするな!」
彼の檄により、白夜兵達は更に勢い勇んで砦内を奥へ、我先にと駆けていく。それを見て、ハイタカは満足そうに鼻を鳴らすと、自身もその後に続く。
「このハイタカには、先日ミコト様からの天啓が届いた! 故に、ミコト様の御言葉通り、我ら正義の白夜王国は、一刻も早く悪しき暗夜王国を駆逐する! 倒せ、悪を! 滅ぼせ、暗夜を! そして、裏切り者であるスサノオを、処刑するのだ!!」
勢いは止まらない。むしろどんどん強くなっていき、熱はハイタカを中心に、白夜軍全体へと広まっていく。もはや狂信的とまで言えるその光景は、常軌を逸していた。血気盛んを過ぎて、その双眸を血眼にし、狂気に満ち満ちている。まさしく『鬼』と呼ぶべきか。
『そうです。悪の権化である暗夜王国を…早急に討ち滅ぼすのです。大丈夫、あなた達なら成し遂げられるでしょう。私が見守っているのですから…』
「おお…聞こえた、俺にも聞こえたぞ!」
「俺もだ! 俺達には、ミコト様が付いて下さっている!」
そんな『鬼』達に、どこからともなく聞こえてきた女性の声。それは紛れもなく、亡くなったミコト女王の声そのものだった。皆が、聞こえた、自分も聞こえたと、より士気を上げていく。
「いざ行かん! この黒竜砦を制圧し、暗夜王城への足掛かりとするのだ!!」
白夜兵達は侵攻を更に過激なものにせんと奥へと進む。自分達には本当にミコト女王の加護があると信じて。
『サーて、俺モ出てヤルか。ケけケ、ひっそリと殺しテヤルさ…。それガ、俺の仕事ダカラな……!』
『あまり暗夜ばかりを殺してはダメですよ。程よく白夜も殺し、互いの憎しみを煽るのです』
『分かっテらァ。ッたク、うるセぇ女ダゼ』
そして動き出す。姿の見えぬ尖兵が、闇に紛れて獲物を殺すために。その男の得意とする、暗殺を以て暗夜、白夜もろとも葬らんがために。
見えざる狂気の『アサシン』が、砦内を闊歩する。死という概念を引き連れて。
「ベロアの『くんくん、ガルーアワーズ』…」
※ここからは、台本形式でお送りします。
ベロア「なんだか、頭がちょっとアレそうな方が出てきましたね」
カンナ「最後の人?」
ベロア「はい。確実に目がイっちゃってますよ。あんなのと、出来るだけ関わりたくないですね」
カンナ「でも、お父さんは闘わなくちゃいけないから、かわいそう…」
ベロア「ご愁傷様としか言えませんね」
カンナ「さ、気を取り直してゲストさんを呼ぶよ!」
ベロア「それではどう……、この匂いは……!」
ソレイユ「んっふふふふふふ!!!! あたしは帰ってきた! このパラダイスに!!」
ベロア「チェンジで」
ソレイユ「エー!? なんかすごく素っ気ない!」
ベロア「あなたには前科がありますので」
ソレイユ「なにをー! それなら、この前いきなりあたしをぶっ飛ばしたベロアだって人の事言えないじゃんか!」
カンナ「あ…この前の…」
ベロア「…それは、不幸な事故です」
ソレイユ「ずるいよ! そんなの横暴だー! 後で聞いたら、あたしがカンナと部屋で2人っきりで遊んでた事を、変な事してたって勘違いしてたんでしょ?」
ベロア「……………はい」
ソレイユ「じゃあ、その借りを返してあげるから、今回はあたしがゲストで良いよね?」
ベロア「…仕方、ありませんね」
ソレイユ「やったーー!! やったよカンナー!」
カンナ「あはは、良かったね! ソレイユ!」
ベロア「これ見よがしにカンナを抱っこしないでください。わたしに対する当てつけですか?」
ソレイユ「え? いやぁ、そんなつもりはこれっぽっちも無かったんだけどなぁ…」
カンナ「うん。だって、ソレイユはいっつもあたしを抱っこしてくれるよ?」
ベロア「な…!? いつも、ですか……!? ……羨ましい……!!!」
ソレイユ「そんな怖い顔しないでよ~。可愛い顔が台無しだよ?」
ベロア「くっ…かくなる上は、さっさとコーナーを終わらせてしまうに限ります。それでは、今日のお題に入りましょう」
ソレイユ「うわ~…なんと横暴な…でも、嫉妬するベロアも可愛いよ……ハァ、ハァ…」
カンナ「さすがにそれはちょっと気持ち悪いよ、ソレイユ…」
ベロア「同じ変態でも、どうしてエポニーヌが来てくれなかったのか…。まあ、いいです」
ソレイユ「ひどっ!? はあ、それじゃ読むよ。えーっと、『謎の男の兵種は?』だね」
カンナ「最後の方に書いてあったけど、あれは揶揄とかじゃなくて、本当に『アサシン』だって事を間違えないでね?」
ベロア「前作にも登場した、ファイアーエムブレムシリーズお馴染みの『アサシン』と考えて下さって構いません」
ソレイユ「ifで言う、白夜の上級職、『上忍』だね。あたしも父さんも、パラレルプルフでクラスチェンジ出来るよ」
カンナ「暗夜の人で白夜の兵種になれるのは、ラズワルドさん、オーディンさん、ルーナさんだね。それぞれ、上忍、剣聖、聖天馬武者の姿がけっこう似合ってるよね」
ベロア「そこは、前作が覆いに影響しているのでしょう」
ソレイユ「ところで、覚醒ならアサシンの装備武器は剣と弓、ifの上忍なら刀と手裏剣だけど、今回登場したアサシンに関しては違うとだけ言っておこうか」
カンナ「そこは戦闘に入るまでのお楽しみって事で」
ベロア「そうですね。まだ、明かす必要はありませんので。まあ、想像はつくでしょう」
ソレイユ「えっと…お題はこれで終わり?」
ベロア「そうですね。ですので、お帰りください。早急に」
ソレイユ「あはは…地味に傷つくなぁ。よーし! 傷ついた心は、お風呂で癒しちゃおう! カンナ、一緒にお風呂行こっか!」
カンナ「いいよ! 流しっこしようよ!」
ベロア「なっ…!」
ソレイユ「いいね~! そーれ、レッツゴー!!」
カンナ「れっつごー!」
ベロア「ちょ、ちょっと待ってください。わたしも行きます。カンナを放ってはおけません。というか、ずるいですよ、ソレイユ!」
3人揃って温泉へ向かったため、収録は終了です。