ファイアーエムブレムif 白光と黒闇の双竜   作:キングフロスト

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第43話 砂の海に臨みて

 

 アマテラスは風の部族の者達の応急処置が済んだ事を確認し、星界の門をリリスに開いてもらう。彼らの容態をオボロが見るのだが、流石に何人もの人間を女のオボロ1人で運搬するのは無理なので、当然のごとく男勢がそれを担った。

 

「おい、貴様も手伝え!」

 

「いやですねぇ…私は既に祓串を彼らに施したじゃありませんか。必要以上の労働は勘弁ですよ。第一、彼らに怪我を負わせたのはあなた方で、私は無駄に働かされたようなものなんですから。それにこう見えて私、非力な僧侶ですので、力仕事はあなた方のような筋肉担当にお任せしますよサイゾウさん」

 

「チィッ…この破戒僧が…!」

 

 訂正しよう。アサマのみ、いつもの邪気の無い笑顔で、文句を言うサイゾウに毒を吐きながらそれを傍観していた。他の者も諦めたように、苦笑いを浮かべてそれぞれ風の部族の者達を星界へと運んでいく。

 そして、例のごとくヒノカは自らの臣下の言い草に頭を押さえて、アサマ以外の男性陣に謝っていたのだった。

 

「おやおや、破戒僧とは失礼な。これでも数多の霊山を踏破した、敬虔かつ熱心な修行僧だと自負しているのですがねぇ。まあ、そこに信仰心などは無関係ではありましたが」

 

 まったく反省していないこの破戒僧(仮)に、ヒノカは更に頭が痛くなるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 黄泉の階段の半分を登り終えた時点での戦闘だったため、再びその半分を登り始めるアマテラス一行。まだ長い道のりが半分もあり、全員の気分は下がったまま。しかも、先程の一件があり、更に雰囲気を悪いものへと変えていた。

 いつもは明るく脳天気なヒナタ、カザハナ、フェリシアといった面々でさえ、場の空気を読んでかは知らないが、静かに黙々と階段を登っている程だ。気が重くなるのも仕方ないと言えるだろう。

 

「………」

 

 しかして、そんな中で2人だけ。その顔には暗さが無く、何かを決意したかのような、意志の強さを宿して階段を登っているアマテラス、そしてアクア。

 アマテラスは正面から堂々と、という決意をした事もあり、もはや迷いは無い。先程の戦闘は暗夜王国による謀略であり、風の部族への誤解を解消する事。それしか、今は頭に無かったのだ。

 

 そして、アクア。彼女は、彼女だけは、最初から迷いなど無かった。微塵も、これっぽっちも、迷う必要など無かったのだ。だって、アクアは決めていた。アマテラスが選んだ道を、自分は共に歩んでいくと。たとえどんな道であろうと、一緒に往くと。

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()、自分はアマテラスと運命を共にすると。

 まるで鏡合わせのような自分達、そしてその半身たるアマテラスを、アクアは信じ抜くと決めたから。だからアクアに迷いは無い。迷う事なんて、あるはずもないのだ。

 

 

 

 間もなく、この遺跡の終着点に到着する。ある者は本当に正面から部族の村に入っても良いのかとの惑い、ある者は危険も無く無事に村を通過出来るのかと臆し、ある者はいざとなれば部族の者達と闘う事も辞さないと勇み、ある者は主君だけは命を賭してでも守ると誓い…。それぞれの想いを余所に、出口は見えてくる。陰鬱な遺跡に差し込む、太陽の暖かなる光。そこを抜ければ、もう風の部族の村はすぐそこにある。

 

「さあ、行きますよ」

 

 腰に差した夜刀神に手を触れるアマテラス。誤解を解けるか、それとも闘う事になるのか、それはまだ分からない。けれど、後ろめたい事なんて何もない。だから、きっと大丈夫。そんな風に、夜刀神に触れていると、不思議と安心出来るのだ。母から託されたこの神刀に、母ミコトの心が宿っているような、そんな母から与えられたような安心感を、アマテラスはこの夜刀神に感じていた。

 

 そして、アマテラスは光の先へと足を踏み出す。視界の先に広がるのは、一面の砂の海。見渡す限り、草木は生えておらず、雪と見紛う真っ白な砂の世界が広がっていた。

 

「ん……」

 

 久方ぶりの日光に、思わず手をかざしてそれを遮る。眩しさのあまり、目が少しチカチカしていた。黄泉の階段には灯籠が設置されていたため、暗くは無かったのだが、やはり光源には乏しすぎる。目が暗さに慣れていたために、日光がいつもよりも眩しく感じたのだろう。

 

「うわ、眩し…!」

 

「ちょっと頭が痛いかも…」

 

 アマテラスに続き、続々と外へと出てくる仲間達。タクミもアマテラスと同じように手をかざして日光を遮り、カザハナは目を瞑り、眉間を押さえて苦い表情を浮かべていた。

 

「おやおや。みなさん、だらしがありませんねぇ。私は全く眩しくもないのですが」

 

「あはは、アサマはいつでも線みたいな目をしてるからねー。目に光の入ってくる量も普段から少ないから、そりゃ眩しくもないよー」

 

 朗らかに笑う毒舌僧の言葉に、ツバキが苦笑いを浮かべつつも、冷静な分析からのツッコミを入れるが、当の本人たるアサマはどこ吹く風である。

 

「…忍びは闇に生きるもの。闇の暗さには強いが、やはり光の眩しさには適わんな」

 

「でしたら兄さんも、たまには私やカゲロウさんのように、日中で余暇を過ごしてみてはどうです? 日の出ているうちから、太陽の暖かさを噛みしめるのも、良いものですよ」

 

「スズカゼの言う通りだ。サイゾウ、お主も気を休める事を覚えた方が良い。私などは、時間の空いた時は茶や絵を楽しんでいる。良ければ私が教えてやろうか?」

 

「…いや、それは…え、遠慮しておく……」

 

「ふむ…そうか、ならば仕方ない」

 

 忍び3人も、太陽を眩しそうに目を細めているが、特にサイゾウは2人に比べ、難儀そうに顔を下に向けている。そんなサイゾウに対してスズカゼから提案が入り、カゲロウも自分の余暇の過ごし方を勧めるが、何故か申し訳無さそうにサイゾウはそれを断った。少し言い淀んでいたのが気にかかるが…。

 

「ふわあ…見渡す限りの砂原ですよ~!」

 

「これは…砂漠とはいえ、土地の痩せている暗夜でも見れない美しさだな」

 

 遺跡の眼前に広がる、どこまでも続くかのような白く煌めく砂原の絶景に、フェリシアとサイラスが感嘆の息を漏らす。そんな2人の反応に、サクラは思わずといった風に柔らかな笑みを浮かべていた。

 

「白夜でも、これほどの絶景を誇る砂漠はここだけだそうですよ。この砂漠は、白夜の名所の一つで、『白砂(しろすな)の大海』と呼ばれているんです。私も見た事はありませんが、特に朝方の日が昇る頃は、砂が日光を反射し始めてそれはもう美しく煌めくと言われていますっ」

 

 最後の方は少しだけ気合いの入ったようなサクラの言葉。本人も見た事が無いと言っている辺り、サクラもその光景を強く見てみたいと思っているのだろう。

 

「砂漠かぁ…沈む砂の上で走るのは良い鍛練になるからな。後でやるか!」

 

「私も沈む砂の上を走ってみたい…。ヒナタ、一緒に走っていい?」

 

「おうよ! 一緒に気持ち良く汗を掻こうぜ!」

 

「駄目だ。セツナは砂漠を走る事を禁止する。どうせ流砂に呑み込まれるのが目に見えているからな」

 

「ヒノカ様のケチ……」

 

 砂漠を前に、暗かったヒナタもようやく明るさを取り戻し、満面の笑みを浮かべて砂漠を見つめている。すぐにでも走りたいのを我慢しているのが丸分かりだ。セツナも、今にも砂漠に走り出しそうにしていたところを、ヒノカによって止められる。砂漠に罠は無くとも、自然の罠が存在する以上、セツナは確実に引っかかり、それをヒノカが救助する……それが分かっているから、ヒノカはセツナ砂漠走行禁止令を出したのだった。

 

「…みんなも、多少は気が晴れてくれたみたいですね」

 

 仲間達の暗い雰囲気が少しは晴れてくれたのを見て、アマテラスも自然と笑顔になる。この先には風の部族の村があり、まだどうなるのかは分からないが、仲間達を見ていると、どうにかなるような気がしてくるのだ。

 

「この先を進んだ所に風の部族の村が見えてくるはずよ。まだ少し時間が掛かるけど、何が起ころうとも心構えだけはしておいて」

 

「交渉には私もお供致します。戦闘にならない事が最も望ましいですが、交渉決裂の場合、アマテラス様は速やかに退避を。私がお守り致しますので」

 

 他の仲間達と比べて、アクアとジョーカーは既に地平線の先にあるであろう風の部族の村を見据えていた。ジョーカーの言う通り、最善は彼らと戦闘にならない事。なんとか話を聞いて貰えれば良いのだが。

 

「ありがとうございますアクアさん、ジョーカーさん。ですが、私は逃げませんよ。何があろうとも、私は退きません。折れたりしません。もし闘わざるを得なくなってしまっても、私は真っ直ぐ前だけを向いていたいんです」

 

 アマテラスの真っ直ぐな眼差しを受け、2人は少し驚いた顔をしたが、すぐに頷きを返した。こう見えて、アマテラスは意外と頑固なところがあると理解していたからだ。

 

「仕方ありませんね。ですが、アマテラス様の命だけは私が何としてでもお守りしますので、ご理解を」

 

「はい! でも安心してくださいね。私は簡単には死にません。何と言っても私には竜の力と、このお母様から託された夜刀神があるんですから!」

 

 その屈託のない笑顔に、その場の全員が穏やかな気持ちを抱く。白夜の者達に至っては、『ああ、やはりミコト女王の御息女なのだ』と改めて認識させる程に、今のアマテラスの笑顔は、ミコトにとてもよく似ていたのだ。

 

「さて、それでは砂漠を行く準備じゃな」

 

「砂漠では水分補給が重要ですので、アマテラス様の星界で飲料水を用意してから出発しましょうか」

 

 オロチ、ユウギリがテキパキと砂漠への進行準備を皆に指示していく。やはり、ミコト女王直属の臣下であっただけあり、手際がかなり良い。

 アマテラスは再び星界の扉をリリスに開いてもらい、星界へと入る。星界内で部族の者達の容態を看ていたオボロにもある程度説明し、到着次第声を掛けるとだけ伝えておく。部族の者達は今は眠っており、ひとまずの命の危機は去ったようだ。

 

 ここで意外だったのは、仕度を整えるのが最も早かったのがモズメであった事か。モズメ曰わく、

 

「あたいは村に居った頃から、狩りで遠出したり山篭もりとかしてたからな。こんなん日常茶飯事や」

 

 との事で、砂漠を渡る際の装備や持ち物など、一通りの説明を受けただけだというのに、それこそとんとん拍子と言いたいくらい、モズメは即座に砂漠スタイルへと変身を遂げていた。しかも、手が空いたため、着替えに手間取っている者の手助けをしている程である。

 

「うぅ…うまく外套を羽織れません…!」

 

「エマは不器用やなぁ。ほら、ここの端っこと外套のここを持って…あと紐をこうして、こうや!」

 

「おぉ…! 早いですよモズメさん! すごい!」

 

「そ、そんな事ないよ…! エマもコツさえ掴めば簡単に出来ると思うで?」

 

 照れるモズメに、目を輝かせるエマ。それを見て、アマテラスはなんとも微笑ましい気分になったのだった。

 

 

 

 仕度を終え、アマテラス達は砂漠を進む。美しさとは裏腹に、砂に足を取られたり、肌を刺すような太陽光と、肌を灼くような熱は喉に渇きを与え…代わり映えしない景色には気分も滅入ってくる。

 この『白砂の大海』と称される砂漠は、美しさと危険の混じり合った魔境でもある。その美しさを保つのは、そこに生命の存在を許さないから。動物はここでは生きられず、長居すらしようともしない。自然でありながら、自然さえも拒絶する死の世界。生物による変化を受け付けない魔の砂漠。それがこの『白砂の大海』を絶景たらしめている理由である。

 

「……暑い」

 

 誰であったのか、そんな呟きがポツリと零れる。それは1人が発した言葉ではあったが、しかし全員の感じている事でもあった。

 暑い。そうだ、とにかく暑い。ジリジリと強い日差しが差し続け、日光に肌が灼かれないように全員がローブを纏っているのだが、如何せん、ローブなんてゴツいものをこんな炎天下で身に付けようものなら、熱気が籠もって仕方がないのだ。かといって、ローブを外す訳にもいかず、我慢するしか無かった。

 

「……馬を星界に置いてきたのは正解だったな」

 

 歩きながらサイラスは独り言のように言う。ちなみにであるが、サイラスの騎馬、ヒノカの天馬はオボロと共に星界で避暑を満喫している。流石にこんな砂漠を共に進ませるのは可哀想だったからだ。

 

「…こんな事なら、僕もオボロと一緒に星界に居れば良かった」

 

 頬を伝う汗を拭い、タクミがごちる。そんなタクミに、ヒノカも汗を拭いながら注意した。

 

「私達王族は皆に道を示す役割があるんだ。お前も王子なんだから、私達の責務と思って耐えてくれ。それに休憩が必要なら、アマテラスの星界で少し休めばいいしな」

 

「…分かってるさ。王族は臣下や民を導くのも責務の一つ…。リョウマ兄さんからも散々言われてるからね。それこそ、耳が痛いくらいにさ」

 

「そうか。分かっているならいいんだ。だが、無理はするなよタクミ。これはアマテラスやアクア、サクラにも言える事だが、私は弟や妹が無理をして倒れるのは嫌だからな」

 

 その言葉に、タクミは黙って頷く。アマテラスとサクラも、ヒノカの言葉に自身の王族としての立場を再確認する。まだまだ自覚の足りないアマテラスだが、自分も王家の血を引いている事を心に留めておく。これは決して変えられぬものだから。いつか、自分も王族としての責務を果たす事が求められるのだと、今から理解しておく必要があった。

 

「ところで……」

 

 と、ヒノカは途端にしかめっ面をして、部隊全体を見渡した。その突然の行動に、皆も何事かと不審に思うが、その答えはすぐに分かる事となる。

 

「セツナはどこに行った…?」

 

 眉間にシワを寄せて、ヒノカは辺りを何度も見回したが、セツナの姿はどこにも見当たらない。神隠しにでもあったかのように、影すら見つからない。

 

「えっと…さっきまであたいの後ろに居ったと思うんやけど…」

 

「居らんのう…」

 

「人口の罠など無いはずなのだがな…」

 

 呆れるように言うカゲロウの言葉を受け、ヒノカはこめかみに血管が浮き出るのではというくらい、怒りの叫びを上げた。

 

「セツナーーーーー!!!!! どこだーーーーー!!!!!」

 

 全員が耳を押さえてのヒノカの絶叫が、広い砂漠へと霧散するように消えていく。周囲は静かなもので、時折吹く風のヒューッという音が聞こえるのみ。

 

「………、」

 

 いや、違う。微かにではあるが、どこかから声らしきものが聞こえてくる。掠れたような、霞んだようなそれは、よく耳を澄ませてみれば、部隊より少し後方から聞こえてきているようだった。

 

『ヒノカ様…助けて』

 

 それはやはりというべきか、セツナのもので、ヒノカが血相を変えて後ろへと戻り始める。そしてその先で、

 

「蟻地獄に落ちた…このままだと私、埋まる」

 

「馬鹿者! これは流砂だ! ええい、今綱を投げるから受け取れ!」

 

「またヒノカ様に褒められた…嬉しい……」

 

「うう…頭が痛くなる…。どうしてお前はそうなんだ!?」

 

「……??」

 

 がっくりとうなだれたヒノカは、他の者にも綱を持ってもらい、踏ん張り難い砂の上でセツナの救助を開始する。どこに行っても、どこに居ても、セツナは変わらずセツナであるのだった。

 

 

 




 
「キヌの『コンコン! お狐通信』~!」

※ここからは台本形式でお送りします。

キヌ「ついにアタシ達の方でも子世代最後のげすとさんだね」

カムイ「ベロア達の方はもう2周目に入ってるけどね」

キヌ「意外と短かったような、長かったような…まあ、話数で言えばの話で、実際は長かったよね~」

カムイ「そ、そうだね~…リアル方面でも色々とあったからね…色々と」

キヌ「それじゃ、1周目最後の子世代げすとさん、どうぞー!」

ヒサメ「どうも、ヒサメです。私がトリを務めさせて頂けて、とても光栄に思います」

キヌ「お堅いよ~ヒサメ。もっと柔軟に話そうよ~」

ヒサメ「いいえ。これが私の素ですので、どうぞお構いなく」

カムイ「多分キヌはそういう意味で言ったんじゃないと思うよ?」

キヌ「そうそう! そんな畏まってたら、見てる人達だって疲れちゃうよ」

ヒサメ「そ、そうだったのですか…しかし、だからと言って、そう簡単に口調を変えられないのですが…」

カムイ「そっか…なら、無理はしない方が良いよね。その真面目なところがヒサメらしさって事なんだもんね」

キヌ「ん~……なら仕方ないね! いつものヒサメのままで良いよ!」

ヒサメ「ありがとうございます。では、普段通りで」

キヌ「さーて、今日のお題に行っちゃおう! 今日のお題はな~にかな~?」

ヒサメ「あ、母さん。なるほど、母さんの持つカンペを読めば良いのですね。ええと…『ファイアーエムブレムif サントラ発売目前!』…ですか」

カムイ「…宣伝?」

キヌ「だね~」

ヒサメ「ですが、お題として挙がってきている以上、話すしかないでしょう」

カムイ「うん。じゃあ、まず何から言おうか…」

キヌ「アタシ、もう予約しちゃった!」

ヒサメ「……私も、先月に予約してしまいました」

カムイ「僕は先週したよ」

キヌ「何と言っても、ifの音楽が全部詰まってるからね! 資料館だと聞けないようなのも、好きなだけ聞けるんだもん。アタシ、今から楽しみだな~! いやほん付けてずっと聞いちゃう!」

ヒサメ「…その耳で、ですか?」

カムイ「あのね、特注で狐の耳でも使えるキヌ専用イヤホンを持ってるらしいよ」

ヒサメ「と、特注……!」

キヌ「うん! アタシの耳でもピッタリふぃっとで、すっごく快適なんだ~!」

カムイ「ベロアにも、特注でベロア専用のイヤホンをプレゼントしてたよね」

ヒサメ「一体どこの業者が請け負っているのでしょうか…? それが気になりますね」

キヌ「話を戻すよ! それでさんとらなんだけど、なんと! 収録時間は14時間越えなんだって!」

カムイ「CDは7枚組でDVDが1枚。オープニングムービーやゲーム内でのムービーがテレビの大画面で楽しめるね!」

ヒサメ「そして何より嬉しいのが、『泡沫の記憶』で使用されたBGMも収録されているという事です。エンディングで流れた、シグレの歌う『if~ひとり思う~泡沫の記憶ver』もありますし、もちろん最終決戦で流れていた『在るべき路の果てに』も入っています」

キヌ「うぅ…こ、興奮して眠れないよ! 待ち遠しいよ~!」

カムイ「発売日は4月27日らしいよ」

ヒサメ「少々値段は張りますが、1万も越えなければそれほど高いという感じもしませんね」

キヌ「携帯げーむで課金して溶かすよりは現実的だよね~」

カムイ「…作者さん、最近やってるFGOでは初めて課金したらしいよ。イベント中だから、そっちも忙しくて最近書けてなかったみたいだけど」

ヒサメ「まあ、5回にも満たない回数で、目当てのものプラスアルファの収穫はあったみたいですので、上々だったのではないですか」

カムイ「他の携帯ゲームで、苦い経験してるから、あまり深入りしないように気をつけてはいるらしいけどね」

キヌ「とにかく、ファイアーエムブレムifのファンなら、さんとらを買うのはオススメだよ!」

ヒサメ「そのうち設定資料集に関しても発売されるでしょうし、その前哨戦としてサントラを楽しみましょう」

キヌ&カムイ「おおー!」

ヒサメ「ところで、予約したのは私達以外にも居るのでしょうか?」

キヌ「んっとね~…子世代はみんな予約したって言ってたよ?」

カムイ「お母さん達も、みんな予約したんだって」

ヒサメ「…何も全員が予約しなくとも、何人かで共有するという手もあったのでは……?」

キヌ&カムイ「………あ」

ヒサメ「私達の軍全員分のお小遣いが飛んでいくという訳ですか…」

キヌ「ア、アタシの少ないお小遣いがぁぁぁぁ………!!!!」

カムイ「お、お母さんと一緒に聞けば良かったんだ……」

ヒサメ「気づくのが遅かったみたいですね。2人は衝撃の事実から立ち直れないようなので、今日はこの辺で終了します。次回からは、ベロア達と同じく2周目に入っていくと思いますので。それでは、御視聴ありがとうございました」

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