桜井和生と暗殺教室   作:トランサミン>ω</

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皆さん1週間もお待たせして申し訳ない(〃・д・) -д-))ペコリン
いやー、テスト期間だったもので…って言い訳は通じませんよねw
だってラブライブ!の方は更新してたんですからw
とまぁ、言い訳は置いといてですね!
自由登校期間に入りましたので私は自由投稿期間にしようかなと。
そして本作品では若葉パークでの出来事にはほとんど触れません!
ここはオリジナル展開で行きますよっ!そう!和生くんの入院生活をお届けしますw


器用さの時間

「左肩が上がらないから勉強が出来ない、食事も右手で摂るしかないから正直面倒。やることは銃の訓練くらいかぁ…そういえばアイツらはお手伝い行ってるんだっけ」

 

 

病院の個室で暇を持て余している和生。

速水が持ってきてくれたエアガンと的を使って右手で銃を使う訓練をしている。

左肩以外はピンピンしているため、早期の退院を烏間に提案したのだが、家に帰ったら無理をするだろうとクギを刺されたためおとなしく入院している。

 

 

「銃って難しいな…凛香も千葉もよくもまぁあんなに上手に撃てるよな。日々の訓練の賜物なんだろうけど、それでもすごいと思うよ」

 

 

和生は右手で銃を構えて的に向かって引き金を絞る。

発射されま対先生BB弾は見事に命中し、的にしていた紙コップを倒した。

入院3日目、極端にやることがなく1日中射撃訓練をしていたため病室程度の距離なら命中するようになっていた。

 

 

 

「あらあら、またやってるの?」

 

 

「あ、どうも」

 

 

部屋にやって来たのは女医の先生であった。

和生の担当医であり、1日に必ず1度は訪れてくる。

 

 

「肩の痛みはどう?」

 

 

「動かさなければ痛みは全くないです。でも動かすと痛いので左腕は全く使えてないですね」

 

 

「わかったわ。明後日には軽く動かせるようになると思うから安心していいわよ」

 

 

「わかりました、いつもすみません」

 

 

「気にすることないわ、お大事にね」

 

 

そう言って病室を後にする女医の先生。

病状を気にするだけで和生がエアガンを撃っている事などには何も突っ込まない。

そのお陰で和生も手持ち無沙汰にならずに済んでいるのだが…

 

 

「病院食美味しくないんだよなぁ…うぅー…チーズケーキ食べたい…」

 

 

甘いものが切れると、途端にネガティブになってしまうのだ。

彼にとってここでの生活は謂わば地獄。

糖分補給が出来ず、やることもない。

腕の自由が効かず、気が滅入る。

 

 

「もういいや…寝よ…」

 

 

そう、和生はやることが無く不貞寝してしまうのだ。

夜になればテレビを見ることも出来るが日中は昼ドラ等しかやっていないため見る気にもなれなかった。

寝てしまった和生が目を覚ましたのは夜の9時。

遅い時間のため病院食も片されているが、動いていないため食欲の無い和生は全く気にしなかった。

 

 

「はぁ…凛香電話出てくれるかなぁ…」

 

 

普段はキリッとして美少年さを全面に出している和生だが、糖分が切れた今、彼は非常に弱々しくこの世の終わりのような顔をしている。

和生は携帯を取り出して速水に電話をかけ始めた。

 

 

『…はい。どうしたの?』

 

 

「あ、凛香ぁ…?俺もうダメかもしれない…」

 

 

『えぇ…どうしたのよ?また甘いもの?』

 

 

「そうです…俺は…もう耐えられないよ…」

 

 

『我慢よ我慢。まだ3日でしょ?』

 

 

「もう3日の間違いでしょ…?冗談抜きでもうだめ…甘いものもない…凛香にも会えない…俺の心の癒しはどこにも…」

 

 

『退院したらご褒美あげるから。頑張りましょ?』

 

 

「ご褒美ってなに…?何をくれるの…?」

 

 

死の淵に立たされたような顔をしている和生。

今の彼の状態を見たら誰もが心配するような顔をしている。

 

 

『そうね、何が欲しいの?できる範囲のことならするわよ 』

 

 

「じゃあ…凛香」

 

 

『なに?』

 

 

「だから凛香がほしい…」

 

 

『ええっ!?///』

 

 

「病室って静かで寂しいんだよね…人肌っていうか…なんというか…恋しくなるんだよね…だから…退院したらぎゅーってして欲しいなぁ…」

 

 

『そういうことね…いいわよしてあげるから』

 

 

「わーい…」

 

 

『はぁ…糖分が切れるとすぐこうなんだから』

 

 

「えへへ…やっぱりもうだめ…おやすみなさい…」

 

 

『うん、おやすみ』

 

 

和生は満足したのか電話を切って消灯する。

昼間ぐっすり眠ったのにも関わらずすぐに眠りに落ちた。

その次の日から彼は速水に貰えるご褒美のために必死になって自分の欲求を抑え込み、生活を続けた。

そして退院日、彼が速水からの抱擁で一気に体力を回復したことは言うまでもない。

しかしその次のは二学期の中間考査…勉強をあまり出来ず糖分も不足していた彼は惨敗であった。




テストの結果などは次に詳しくやりましょう!
オリジナルはどうでしたかね?
ほかの作者様の作品とかぶらないようにがんばってくつもりです!

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