桜井和生と暗殺教室   作:トランサミン>ω</

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暗殺教室を書く意欲がおさまりませんので
連投させていただきまする。
進路も決まるといいなー…(。•́︿•̀。)


告げる時間

「まぁ、神崎ちゃんの服を着ればすこしは清楚に…」

中村がそう言おうとするとイリーナが戻ってきた。

「「「(なんか逆にエロい!?)」」」

「まぁ、そもそも服のサイズがあってねーよ」

「神崎さんがあんなエロい服を着てたと思うと…」ニヤニヤ

冷静に分析する吉田とニヤニヤしてよからぬことを考えている岡島。

「なぁ、岡島」

「なんだ桜…」

「ていっ!」

「ぶべらっ!?」

カズキが岡島を呼んだと思うと、振り向いた岡島に腹パンを食らわせた。

「さ、桜井…なんでだ…」ガクッ

「クラスメイトで卑猥な妄想をするんじゃないよ」

「わ、わりぃ…」

「わかればよし」

カズキの正論に岡島は素直に謝った。

「もーいーよ。大切なのは乳よりも人間同士の相性よ!」

岡野の発言に、コクコクと全力で頷く茅野をみて生徒たちは思わず苦笑いする。

「烏間先生の女性の好みを知っている人はいますか?」

「あ!そういえばさっきTVのCMであの女の人をベタ褒めしてた!『俺の理想のタイプだ』って!」

殺せんせーの問いかけに矢田が声を上げた。

矢田指さす方に目を向けるとALSOKのCMをやっていた。

「「「理想の戦力じゃねーか!!」」」

女性の好みもわからずじまいである。

「じゃ、じゃあ手料理とかどうでしょう?ホテルのディナーも豪華ですけどそこをあえて2人だけは烏間先生の好物で」

いつもは奥手な奥田が案を出す。

「烏間先生、ハンバーガーかカップ麺しか食ってるの見たことねーぞ?」

「それだとふたりが不憫すぎる…」

生徒たちは思った。

やばい……付け入る隙が全くない…。

「と、とにかく出来ることをしましょう!女子は堅物が好むようにスタイリングを男子はふたりの席をムードよくセッティングです。それとカズキくんはこっちに来てください」

「「「はーい」」」

「なんで俺だけ別行動なの?」

「少し作って欲しいものがありまして」

「わかった。出来ることなら手伝うよ」

「ぬるふふふ、お願いしますね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

21:00ディナー開始

「…なんだこれは」

「烏間先生の席はありませーん」

「E組名物先生いびりでーす」

「先生たちは邪魔なんで外でどうぞご自由に食べてくださーい」

生徒たちは先ずは烏間を外へと誘導する。

烏間が外へ行ったのを確認すると生徒たちは窓際に集合する。

イリーナの待つ席へと座った烏間はイリーナに問いかける。

「なんで俺達だけ追い出されたんだ?」

「…さぁ、わからないわ」

明らかにドキドキしているイリーナに生徒達も緊張する。

「あのショールどうしたの?」

「売店で買ってミシンを借りて作ったの、ネットを見てブランドに似せてみたんだけどどうかな?」

「原さん家庭科強いだけあって凄いよ」

フィールドは整った。

あとは先生たちしだいだと生徒たちは思っている。

イリーナと烏間が料理を食べ進めていると、コースにないはずのケーキが運ばれてきた。

それを見た生徒たちは疑問を感じている。

「あれは何なんだろ?」

「殺せんせーが用意したの?」

矢田と岡野の疑問に殺せんせーが答える。

「あれはですねぇ、カズキ君の手作りです」ニヤニヤ

「えっ」

「どうゆうこと!?」

茅野と渚が声を荒らげる。

「俺だけ別行動だったのはこれの為なんだよね。お酒を入れたケーキなんて初めてだから大丈夫だといいけど」

「大丈夫ですよ。シェフのお墨付きじゃないですか」

「えへへ、そうかな?」

生徒たちは思う。

桜井和生、こいつもかなり隙がないっ!!

そんな事を生徒たちが話していると、イリーナが過去の話を始めた。

初めて人を殺した時のこと、それからの人生を。

そして最後に…

「好きよカラスマ。おやすみなさい」

そういってナプキンで関節キスをして去っていった。

それを見た生徒たちは。

「なんだよ今の中途半端な関節キスは!」

「いつもみたいに舌入れろよ!舌を!」

がやがやと文句を言い始めた。

やはり皆がみんなゲスイのであった。

こうして3年E組の暗殺旅行は幕を閉じたのであった。




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