桜井和生と暗殺教室   作:トランサミン>ω</

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久しぶりの投稿になりました。
向こうの作品がもうすぐ一区切りつきますね。
今度はこちらを進めて行きたいと思います。
いつも通りのご都合展開及び時間の都合上の割愛を
お許しください。


現場の時間

夏真っ盛りとてつもない暑さの中カズキはひとり、部屋にいた。

なぜ部屋にいるのか

「ごほっぼこっ」

そう、つまりは夏風邪を引いたのである。

しかもこじらせてしまい長い間学校を休んでいる。

カズキが休んでいる間にプールが裏山にできたり

片岡に時に突き放すことの大切さを教えたり、

殺せんせーが水に弱いことなど色々なことがあったと

渚から連絡されていた。

「やることないし…ひまだなぁ、静かで寂しいし…」

「そうなんですか?」

「うん、そうそう……ってえぇっ!?」

「どうかなさいましたか?」

カズキが驚くのもそのはず律がいたのだ、携帯に

「い、いやなんでここにいるのかなって…」

「みなさんとの協調を図るためにみなさんの携帯に

私のデータをインストールさせていただきました。

モバイル律とでも思ってくださいっ!」

「じゃあやっぱり携帯もタッチパネルだし、律には触られてる感覚があるの?」

そういってカズキは律に触り始めた。

「ひゃぅ、やめてくださいっ///」

「ごめんごめん、ひとりだったからさみしくてさ。律が来てくれて嬉しいよありがとう。」ニコッ

「はいっ!それでですね、明日はこれますか?」

「行けなくはないかな、どうかしたの?」

「寺坂さんが明日暗殺をするともうしておりまして、ですが最近の彼は様子がおかしく、私のデータ上嫌な予感がします」

「律がそういうならそうかもしれないね…ごほっぼこっ」

「カズキさん大丈夫ですかっ!?」

「大丈夫大丈夫、明日はいくよ」

「わかりました、みなさんに伝えておきますねっ!」

「うん、じゃあまたね」

「はいっ!、また明日です」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日

「うー、頭痛い…」

カズキは律との約束通り学校に向かっていた。

かなり遅れてはいるが。

「あっれー、大遅刻じゃーん」

「カルマかよ…お前もサボりなら大概だろ…」

「みんなプールいっててさー?寺坂につきあってんの」

「あー、律がいってたやつか」

「そうそ…」

ドガーン

「な、なんだ!?」

「あれって…カズキいそぐよーなんか嫌な予感する」

「はぁ…わかった」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃プールでは

「お、おい…ウソだろ…!?」

その影で微笑むものが1人

私の計算では7〜8人は、死ぬよ

水に入って助けなきゃ殺せんせー

シロは寺坂をはめたのだ。

「さぁイトナ後は任せたよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねぇ、カルマ」

「…」

「プールなんてないんだけど」

「お、お前ら…」

やってきたカズキとカルマが見たのは

気持ち悪い程焦る寺坂と壊れたプールだった。

「お、俺は悪くねぇ、あのシロってやつが…グえっ」

カルマは躊躇なく寺坂を殴った。

「良かったね先生がマッハの超生物じゃなかったら、お前は大量殺人犯だ」

「殺せんせー!イトナがいるっぽいからそっちいってー」

「で、ですが皆さんを」

「それは俺に任せてよ、ね?」

「カズキくん…わかりました、ですが無理はしないでくださいね」

「了解だよ!」

そういってカズキは制服のまま水に飛び込んだ。

「カズキもやるねー」

「あいつ…」

カズキはどんどんクラスメイトを助けていく

だが速水の姿だけは見つけることが出来なかった。

「カルマー、速水だけ見つからないから俺はまだ潜る。そのあいだになーんかいい策かんがえといて」

そういってまた水中に消えていった。

すると今度は渚がカルマに話しかけた。

「でもカズキくんはどうして速水さんだけっていったの?原さんもいないけど」

「原さんなら木の枝に捕まってる。それが原因で、殺せんせーうまく戦えないんだ」

「そうだな、あのタコが先に助けたやつらは触手の射程範囲内だ」

「おい、寺坂!なんで呑気なこといってんだよ!まさかお前、あいつらに操られてたのか!?」

「ああそうだ、俺みたいなやつは操られる運命なんだよ。でもな操られるやつくらいは選びてえ、あいつらはもうこりごりだ。だからカルマ、お前の狡猾なオツムで俺に作戦与えてみろよ」

「実行できんの?死ぬかもよ」

「やってやんよこちとら実績持ってる実行犯だぜ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃カズキは水の中でかくとうしていた。

服がビショビショで動きづらいし、体力も限界が近いな

なにより頭痛いんだよほんと

そういいながらも速水を探して泳ぎ続ける。

いた!!カズキは速水をみつけた。

すぐに速水をだき抱え地上まで戻った。だが…

「やば…意識がと…ぶ…」

そのまま倒れてしまった。もちろん速水をだき抱えたまま。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おいイトナ!俺とタイマンはれや!」

「寺坂君!危険です!」

そういって寺坂はシャツを脱ぎ構える

「布キレ1枚で防ごうとは健気だねー」

「カルマくん!」

「いいんだよ、死にはしない、だから必死にくらいつけって、それに寺坂の、シャツ昨日と同じやつなんだ。だからスプレーの、効果も残ってる」

「へくしょん」

「イトナ?」

「つまりイトナの粘液も出てくわけ、触手の弱点は水だよ?さぁ皆ー飛び込もーか」

そういって生徒達は飛び込み始める。

イトナの触手はビショビショになり、もう戦える状況じゃない。

「さーどうするの?みんなあんたに殺されかけて怒ってるみたいだしやるなら徹底して水遊びするけど?」

「そうだねここは一旦引くとしようかかえるよイトナ」

そういって2人は去っていった。

そしてクラスではカルマが皆に水をかけられ怒るなど

また仲のいいクラスに戻っていた。はずだった。

「あっ!」

「茅野?」

「桜井くんと速水さんは!?」

「あっ、忘れてた」

「カルマくん!?」

「「「さ、さがせーっ!!!!」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うっ、ううん…」

先に意識を取り戻したのは速水だった。

「そっか…プールが爆発して流されて…皆は!?」

「うぅ…」

「へっ?///」

漸く速水は自分の状況を理解した。

目の前には金髪の少年水に濡れていて大人っぽい雰囲気を醸し出している。

「な、なんで桜井が私を抱きしめてるの!?」

「うぅっ…」

「桜井…?うなされてるの…?」

「いやだ…いかないで…ひとりにしないで…寂しいよ…」

「えっ?」

「っ…いってて…」

「大丈夫…?」

「あ、速水さん無事だったんだ」

「うん」

「「「ふ、ふたりとも…?」」」

「「へっ?」」

「いやー2人はそういう関係だったんだー」

「ヌルフフフ、これはいいネタになりますねぇ」

「あっ」

カズキは漸く状況を理解したようだ

なんといっても速水はカズキにだき抱えられたままなのだ。

「…///」

速水は照れでなにもいえなくなっている

「速水さんを助けた後に気絶しちゃってさー、カルマはうまくやったのかー?」

「あーやったよー」

「そっかーじゃあおやすみ…」

「「「へっ?」」」

「すぅ…すぅ…」

「寝ちゃったね」

「そうだね、幸せそうだから起こさないでおこうか」

「先生が責任をもって家まで送りますから皆さんは帰ってください」

「「「はーい」」」

皆が帰っていく中速水も帰ろうとカズキの腕から出ようとした。

「でれない…」

「うーん、困りましたね、速水さんもカズキくんの家に行きましょうか」

「えっ?ちょ、まって!」

「待ちませんよー、ヌルフフフ」

そういってカズキたちを抱え殺せんせーはとんでいった。




さぁ次回は無自覚イチャイチャ回ですよー

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