「さぁはりきっていきますよー」
教師になって初めてのテストだからだろうかいつも以上にはりきっているのだろう。
殺せんせーは分身を生徒1人に大して1つ作り勉強を教えている。
「カズキくんは苦手な教科はありますか?」
「うーん、国語は好きなんだけど他はあんまりかな」
「それじゃあ君は得意教科を伸ばしましょうか」
「はーい殺せんせー」
2人が話していると突然殺せんせーの顔が歪んだ
「にゅや!?、カルマくん急に暗殺しないでください」
「えぇー、なんでさー」
「分身を維持するのは大変なんです、ほら全員顔が歪んでいるでしょう?」
「この分身って繊細なんだな」
菅谷が興味深そうに呟いた。
翌日
「さぁ今日もせんせーと勉強ですよー!」
「「「なんか増えてる!?」」」
なんと今日は1人に3人も分身が付いている。
「…どうしたの殺せんせー? なんか気合い入りすぎじゃない?」
「んん?そんな事ないですよ?」
茅野の質問に、3人の殺せんせーが答えた。
「(きっと理事長になんか言われたんだろうなぁ、減給かな?)」
カズキはそんなことを考えていた。
「んー!次が終わればお菓子が食べられるー♪」
「カズキはそればっかりだな」
「悠馬…、甘いものは俺の力の源だよ?」
「ははっ、ちがいないや」
カズキと磯貝が他愛もない話をしながら廊下を歩いていると前原が走ってきた。
「殺せんせーが生徒全員校庭に集合だってよ」
「なんだまたいきなり?」
「うん、悠馬の言う通りだ勉強は?」
「わかんないけど、いきなり不機嫌になりやがってさー」
2人は疑問を抱きつつも校庭に向かって行った。
「全員揃っていますね?」
「「「はーい」」」
全員いるのを確認すると殺せんせーは語り始めた。
「イリーナ先生、プロの殺し屋として伺います。あなたは仕事をするとき、用意するプランは1つですか?」
「いいえ、本命のプランなんて思った通り行くことの方が少ないわ、不測の事態に備えて、予備のプランを作っておくのが暗殺の基本よ」
ビッチ先生は殺せんせーの問にいつもとは違う真剣な顔で答えた。
「では次に烏間先生、ナイフ術で重要なのは第一撃だけですか?」
「第一撃はもちろん重要だが、次の動きも大切だ。戦闘でもその後の練撃をいかに繰り出すかが勝敗を分ける」
殺せんせーの意図を理解できない生徒をおかまいなしに、殺せんせーは校庭の中心に向かいくるくると回り出した。
「暗殺があることで勉強の目標を低くしている君達にアドバイスです。第二の刃を持たない者は…暗殺者名乗る資格はありません!」
殺せんせーが回ったことによって発生した竜巻が収まると、校庭は綺麗に手入れされていた。
「君たち!、中間テストで全員50位いないに入りなさい。入れないようなら暗殺はさせません、先生はどこかにいきますので」
殺せんせーの言葉に唖然とする生徒たちだが。
「先生は君達の刃をしっかり育てています。自信を持って振るって来なさい、ミッションを、成功させ笑顔で胸を張るのです。自分達が暗殺者であり……E組である事に‼︎」
次に言われた殺せんせーの言葉で目付きが変わった。
そして迎えた中間テスト当日結果はどうなる!?
テストですねー僕もテストは嫌いです笑
みなさんはどうですかね?