IS〈インフィニット・ストラトス〉〜G-soul〜   作:ドラーグEX

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お待たせしました。いよいよ完結です。


エピローグ 〜または始まりの世界〜

 僕たちが学園に戻って一週間が経った。

 

 ISが消えたことで、あれから世界は大混乱に陥った。ニュースで見たかぎりだと、IS関連の企業や研究機関はその動きを完全に止めざるを得なくなり、経済にも影響が出始めているらしい。

 

 IS学園も例外じゃなかった。

 事後処理の対応に追われて、織斑先生たちだけじゃなく、エリナさんやエリスさん、楯無さんも忙しなく駆け回っている。

 

 けれど時折、学園は静かだった。

 瑛斗が、瑛斗だけが帰らなかった事実が、学園の空気を落ち込ませていたからだ。みんな平静を装ってるけど、ふとすれ違った時、悲しそうな顔をしてるのを見かける。

 

 チヨリちゃんの戦闘義構(アサルト・マリオネット)を使った瑛斗の捜索もすぐに始まったけど、丸一日かけてアルストラティアがあった辺りの海を探して見つかったのも、綺麗に修理されたコールドスリープマシンだけ。

 人間は誰も見つからなかった。

 

 もちろん、悪いことばかりあったわけじゃない。

 

 虚界炸劃に囚われ操られていたダリルさんや黒ウサギ隊の人達が意識を取り戻して、今は学園の医療棟で治療を受けている。

 経過は良好なようで、ラウラもフォルテ先輩も嬉しそうだった。

 

 医療棟には篠ノ之博士もいる。

 博士は脚がうまく動かなくて、毎日箒やクロエちゃんが身の回りのお世話をしてる。

 博士が偶然っぽく箒の胸を揉んで、居合わせた織斑先生に殴られてた時は、逆にもう元気になったんだと思えた。

 

 ラウラたちと一緒に飛ばされてきた双子、シェプフちゃんとツァーシャちゃんも目を覚ました。

 早速取り調べが行われたけれど、二人は立ち会ったラウラに異常なまでに怯えて、まともに話すこともできなかった。何かとてつもない恐怖が、二人を支配してしまっているらしい。今は学園のどこかで監視をつけて拘束されている。

 

 これらの事は、四日間の出来事。

 

 今日を含めた三日間、僕は時間の許す限り瑛斗の帰りを学園の堤防近くで待ち続けていた。

 

「………………」

 

 寄せては返す波音だけが聞こえる。

 目を閉じれば、最後に見た瑛斗の顔が浮かんで、消える。

 もう何度目だろう。

 あの時の光景が瞼の裏に焼き付いて離れない。

 そして思い出すたびに、胸が張り裂けそうになる。

 この感覚は、お母さんを亡くした時と同じだ。

 

「……っ」

 

 ダメだ。また同じことを考えてる。

 わかってる。彼は生きてる。きっと、必ず。

 

「大丈夫、帰ってくる。僕が信じないで、誰が信じるんだ……」

 

「ほう? お前は私たちがあいつのことを信じてないと思っているわけか」

 

 後ろから、聞き慣れた声が意地悪な口調で問いかけてきた。

 

「ラウラ、簪。怪我の具合はどう?」

 

「この程度の負傷でへこたれていては、教官に笑われてしまう」

 

「もう、なんともないよ」

 

 気丈に言う二人だけど、頭に包帯を巻いたり、顔に絆創膏を貼ったりしている姿が痛々しかった。

 

「それよりシャルロット、今の発言は聞き捨てならんな」

 

 隣に立ったラウラと簪は海を見たまま僕に語りかける。

 

「この学園でやつの帰りを信じてないやつなど、一人もいないぞ」

 

「みんな、瑛斗を信じてる。だから、こうしていられる」

 

 二人の澄みきった目に、それ以上の言葉はいらなかった。

 

「……そうだよね。みんな、信じてるよね。みんな、瑛斗のことが大好きなんだから」

 

 みんなが彼の帰りを待ち続ける。明日も、明後日も、いつまでだって。

 たとえそれが、どれだけの先の未来だとしても。

 

「今時の女子高生にしては、なかなか健気なもんじゃないのサ」

 

「「「?」」」

 

 今度は聞き慣れない声がした。三人同時に振り返ると、そこにいたのはやっぱり見慣れない人物だった。

 

「イタリア代表……」

 

 アリーシャ・ジョセフスターフさん。一週間前からIS学園に居座っている。経緯はよくわからないけど、僕たちに協力してくれたことは確かだ。

 

「まだこちらにいらっしゃったのですね」

 

「ISを返してもらうまでは帰るに帰れんサ。あの二流女もナ。それに……シャイニィがここを離れたがらないのサ」

 

「シャイニィ?」

 

「ほら、あっちにいる」

 

 アリーシャさんが指差した先には、空を見たまま動かない一匹の白い子猫がいた。

 

「いつの間に……」

 

「どうだ、可愛いだろ?」

 

「そ、そうですね」

 

 ここからじゃ背中しか見えないけど……。

 

「あの猫は一体何を見ているのだ?」

 

「空……かな?」

 

「猫は、人間には見えないものが見えてるって、聞いたことある。もしかしたら……!」

 

 簪に期待の眼差しを向けられたアリーシャさんは苦笑して肩を竦めた。

 

「どうかナ。確かにシャイニィは賢いやつだが……」

 

「わかってるのかもしれないわよ?」

 

「ん?」

 

 アリーシャさんの声は後ろから聞こえた別の声に遮られた。

 

「どういうことサ、スコール・ミューゼル」

 

 現れたのはスコールさん。その横には、巻紙さんとチヨリちゃんもいた。

 

「ちっちゃいお供もお連れとは珍しいナ」

 

「誰がお供じゃ。どう考えてもワシがメインじゃろうて」

 

「いや、それはねーだろ」

 

「チヨリちゃんはどうして学園に? 確か、バーにいるんじゃ……」

 

「織斑千冬に頼まれての。この学園に仕込まれた各国の陰謀を暴きに来たんじゃ」

 

「陰謀と言うと……やはり」

 

「おう。出るわ出るわ。ここに来るまでも見つけたぞ」

 

 チヨリちゃんが転がしたのは、バラバラに解体された隠しカメラ。それも一個や二個じゃない

 

「こんなに……」

 

「この程度では氷山の一角にもならん。じゃがまあ、一日、二日あれば終わるじゃろ」

 

「各国の政府はどんな言い訳を考えてるのかしらね。今から楽しみだわ」

 

「どうでもいいサ、そんなこと。そんで? シャイニィに何がわかってるのサ?」

 

「これよ」

 

 スコールさんが見せてくれたのは一枚の写真。

 宇宙空間に、白い光が写っている。

 

「なんだ、これは……?」

 

「余計なパニックを回避するために公表はされてないけど、空に開いたあの穴が消えた直後に衛星軌道上に突然現れたらしいわ」

 

「偉そうなこと言っとるがワシが衛星をハッキングして見つけたんじゃぞ」

 

 スコールさんとチヨリちゃんの説明を聞きつつ、じっと写真を観察する。

 

「……あれ? この色……」

 

 見たことがある。この光の色を、僕は知っている。

 視線を僕と合わせたスコールさんは、口角を上げた。

 

「似てると思わない?《G-soul》の出していた光に」

 

「それって……!」

 

「瑛斗がここにいるというのか?」

 

 簪の言葉を肩越しにラウラが引き継いだ。

 

「さあね。でも、無関係ってわけじゃないと思うわ。タイミングとしてはぴったりなわけだし」

 

 スコールさんはそう言うと長く揺れる金髪を手で梳いた。

 

「もしかしたら彼、向こうから私たちのことを見ているのかもね」

 

「……瑛斗……」

 

 傾き始めた太陽が輝く青空。その先を見ようと目をこらす。

 

「━━━━君は今、何をしているの?」

 

 答えはない。

 けれど、遥か彼方の光明が見えた気がした。

 

 ◆

 

 瑛斗は、まどろみの中にいた。

 髪を撫でる風は穏やかで、柔らかい陽射しが身体をじんわりと暖める。

 ふと目を開けると、透き通るような青空が視界いっぱいに飛び込んできた。

 横たえていた身体を起こすと、そこは小さな草原だった。

 

 ここを知っている。

 

 森の中の一本道を抜けると辿り着くこの場所は、みんなの憩いの場だ。

 話し声が聞こえる。

 一本道から、一人の男の子が駆け出てきた。

 それに続いて、十数人の男女が現れる。人種も年齢もバラバラだ。男の子を抱き上げた男は父親で、寄り添う女性は母親だろうか。

 

 だが、誰もISスーツ姿の瑛斗には気づかない。

 まるでそこには自分たちしかいないかのように振る舞っている。

 そのうち、金髪の男がカメラを組み立て、彼らはカメラに身体を向ける。

 瑛斗はただその光景をぼんやりと見ていた。

 

 そしてシャッターが押された瞬間、風景が変わった。

 

 今度は、どこか建物の中だった。

 部屋の中央に置かれた大きな箱型のマシンの側に、誰かがいる。

 子供を抱えていたあの父親だ。話しかけられているのは……子供。

 だが彼の息子ではない。金髪の少年。装置の中に身体を埋めて、男の話を聞いている。

 

 ふと気がつくと、光景は変化していた。

 

 辺り一面が、火の海だった。

 全方位から悲鳴と銃声が聞こえる。建物の中は荒れ、血まみれになった身体がいくつも転がっていた。

 瑛斗の目の前に、二人の男がいた。

 先ほどの金髪の男と、あの子の父親だ。

 金髪の男は拳銃を握り、何かを叫んでいる。

 対するあの子の父親は、すでに撃たれているのか、右の脇腹を押さえて膝をついている。でも、その目はまっすぐ、金髪の男を見つめていた。

 

 止めなくては。

 

 我に返った瑛斗が脚を動かした時、気づいた。

 金髪の男の側に、子供がいる。マシンに入っていた子だ。

 

 ━━━━あれは誰だ?

 

 疑問の答えを待たず、再び風景が変わった。

 

 白い空間。

 どこまでも広がる白。どこまでも広がる無。

 音すら聞こえない空間に立ち尽くす瑛斗は背後に佇む気配を感じた。

 

「ようやく来たね」

 

 後ろからの声に振り返ると、そこにいたのはクラウン・リーパー。

 

「クラウン……」

 

 薄い笑みを浮かべて向けられる顔は、生気があり、血色もいい。

 

「まったく。人の過去を好き勝手覗き見してくれちゃって」

 

「過去? じゃあ、さっきのは……」

 

「━━━━覚えてるよ。あの人の声を。あの人の笑顔を。僕が、どうあっても手に入れられなかったものだから」

 

「お前は……全部知ってたんだ」

 

「今更遅いさ。何もかも、ね。()()()と同じでさ」

 

 クラウンが言葉を投げかけたのは、瑛斗の隣。

 

「………………」

 

 銀色の髪の女性が俺の隣に立っている。

『それ』は、瑛斗に望みを託して、力を貸してくれた、生命(IS)

 

「G-soul……」

 

「……ありがとうございました」

 

 銀色の目が、向き合った瑛斗と視線を交える。

 

「あなたが私を導いてくれたおかげで、私の……私たちの望みは、ここに果たされました」

 

「私たち?」

 

「あなたがここに来るまでに、私と彼らは意志を通わせあい、知ったのです。━━━━この戦いの終わりを、全ての仲間達が望んでいたことを」

 

 G-soulが上を見上げると、白い空間の中を様々な色の光たちが漂っていた。

 

「あれは……IS、なのか」

 

「そうさ。意味を失った戦いに明け暮れた結果、滅亡に瀕した異星の生命体の総数だ。彼らはみんな、疲れ果てている」

 

 クラウンが言うように、見上げる輝きはどれも弱々しい。

 

「もう戦わないでいいとわかった途端、あれだけ激しくぶつかっていたのに、大人しくなったもんだよ」

 

「……これから、どうするんだ? 戦いが終わったら、お前達は……」

 

 瑛斗が問いかけた乙女の姿は、すっと顔を上げ、慈愛に満ちた瞳で光を眺めた。

 

「眠りにつこうと思います。私を含めた全ての仲間たちと。この地球という蒼い星の元で」

 

「それって……」

 

「人類との共存を選ぶ、とでも?」

 

 クラウンは肩を竦めた。

 

「そんなことをしていいのかい? 人間は愚かな生き物だ。手にした力に溺れて、君たちと同じ末路を辿るかもしれないよ」

 

「━━━━そうならないように、彼女達がいるのです」

 

 別の声が響いた。その声は、降りてきた紅の星から発せられている。

 

「暮桜か……」

 

「私が伝えました。消え行く必要などない。ただ、信じて眠りにつけばいいと」

 

 銀色の乙女の手に降りた暮桜は、温もりのある声音で語りかける。

 

「人は間違いを犯すことは知っています。ですが、その間違いを認め、正すことも出来る。千冬や束、あなたやあなたの仲間のような心の持ち主がいる限り、私たちの力は正しく使われることでしょう」

 

「……それが、君たちの結論というわけか」

 

「私たちの旅はここで終わります。ですが、ここより先は、あなた達の手で切り開いてください。私たちだけでは辿り着けなかった場所へ。輝く、未来へ……」

 

 そして、銀色の乙女は微笑んで、光の中に溶け込むように瑛斗たちの眼前から姿を消した。

 いつの間にか光たちも消え、白い空間には瑛斗とクラウンだけが残されていた。

 

「………………」

 

「………………」

 

「……まったく、ひどい話だね」

 

 沈黙を先に破ったのは、道化師(クラウン)だった。

 

「G-soulが伝えただけで、星一つ潰した戦いが終わったんだから」

 

 嘆息するクラウンは己の手のひらを見つめた。

 

「白騎士を誤解してたよ。あいつも、戦いを終わらせたかったんだ。自分だけが勝ち残れば、当然戦いは終わるしね」

 

「でも、それは間違いだ。他の選択だって、他の未来だって、きっとあったんだ……」

 

「未来……か。いい言葉だ。君のいる世界にこそ相応しい」

 

「え……?」

 

「ん?」

 

 クラウンは数秒目を丸くしてから、ははは! と大笑した。

 

「なんだい? まさか君は、僕とこのまま心中でもしようと思っていたのかい? そんなのまっぴらごめんだね!」

 

「ど、どういうことだ? だって、もう……」

 

「ふっ、やっぱり君は彼の息子だ。自分のことなんて、どうでもいいと思っちゃって。君はただの運び手さ」

 

 クラウンは小馬鹿にするように言ってから、指を鳴らした。それに呼応するように、白い空間に両開きの扉が出現する。

 

「君の役目はたった今終わったんだよ。君は、君のいるべきところへ帰りたまえ」

 

「俺の、いるべきところ?」

 

「ああ。彼らも君を待ってる。一緒に行くんだ」

 

「だったらお前も━━━━」

 

「残念だけど、それはできないな」

 

「どうして!」

 

「………………ほら」

 

 クラウンは答える代わりに、今さっき指を鳴らした右手を上げた。

 

「……っ!」

 

 瑛斗は息を飲んだ。

 クラウンが消えていく。

 足先から。指先から。

 存在そのものが、消滅している。

 

「クラウン……お前……!」

 

「白騎士との繋がりは思った以上に強かったみたいでね。君とこうして話せただけでも僥倖さ」

 

 もう半分ほど消えた右手をひらひら動かす。そしてクラウンは浮かない瑛斗の表情に気づいて眉をひそめた。

 

「……おや? 悲しむのかい? 君を世界ごと滅ぼそうとしたような悪党が消えるのを」

 

「当たり前だろ……! もう一人にはしない。だって、お前は俺の━━━━!」

 

「ストップ。そこまでだよ。言ったはずだ。馴れ合う気はないと。君は僕の兄でもなければ、僕は君の弟でもない。もし立場が逆だったなら、なんて言うのも論外だ。ここに至るまでの事実をなかったことになんて、誰にも出来やしない」

 

「けど、それじゃあお前は……何のために……!」

 

「何のために、だって? そんなの決まってる。僕自身のためだ」

 

 クラウンは瑛斗の胸の真ん中を、消えかけた左手の人差し指で押し、堂々と告げた。

 

「君の胸に僕のことを刻み込む。君は生き続ける限り、僕のことを思い出さずにはいられないんだ」

 

「クラウン……」

 

「勝負は僕の勝ちだよ。僕の最終的な目標は達成されたんだからね」

 

 狂気をたたえて嗤っていたはずの男の目は、『熱』を持って揺れている。

 そこには敵意も怒りも哀しみもなく、ただ、万感の思いがあった。

 

「………………」

 

 何も言えないまま、瑛斗はクラウンの指が離れるのを感じた。

 

「━━━━さあ、これにて幕引きだ!」

 

 瑛斗の背後の扉が音を立てて開かれ、吸い込む風が瑛斗を掴んだ。扉の向こうには、世界が広がっている。

 

「……っ! クラウン!」

 

 堪える瑛斗は、悠遠に消えていく男の名を呼んだ。

 

「俺は……俺はお前のことを忘れない! いつまでも、ずっと!!」

 

 空間を形作っていた白光は霧散し、目に見える全てが、世界へと流れていく。

 

 少年は、押し寄せた光の波濤に包まれた。

 

 ◆

 

 その夜、常闇の空に一週間前と同じ穴が開き、世界に光が降り注いだ。

 

 光は、二種類あった。

 

 一つはこの星にすでに在った光。

 自分たちの居場所に帰るように、七色の軌跡を描いて夜空を駆けていく。

 異変に気づき駆けつけた少女たちにも、極彩の流星群が舞い降りた。

 

 そしてもう一つは、初めてこの星にやって来た、真っ白で無垢な光。

 先導する煌めきに追従し、ある場所へと向かっていく。

 

 ある場所とは、先導する煌めきが見出した、自分の帰る場所。愛する者たちが待つ場所。

 降り立った煌めきは収束し、少年の姿を形作る。

 少年は、自分を見つめる少女たちへ穏やかに言葉を紡いだ。

 

「━━━━ただいま」

 

 これは、終わりではなく、始まり。

 世界はここから、新たな一歩を踏み出していく。

 その道のりは遠く険しい。

 けれど、確かに続いている。

 遥か彼方、どこまでも続く、

 無限の成層圏へと━━━━。




というわけで《インフィニット・ストラトス》〜G-soul〜はこれにて完結です。ここまでついてきてくれた全ての読者さまには心からの感謝を述べたいと思います。

最後の挨拶は活動報告にてしようと思っておりますので、良ければそちらも見ていただけると幸いです。では。

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