感染 番外編   作:saijya

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あとがき2

ゾ「笑うなよ。そして、遅いぞ」

 

s「忙しいかったからね、しょうがないね」

 

ゾ「年末年始のだしな」

 

s「でね、俺さ、思ったんだよ。この小説、書くのムズくね?って」

 

ゾ「えらい、ウーーンっていってたしな」

 

s「でね、原因がわかったのよ。訊きたい?」

 

ゾ「いや、別に」

 

s「嘘ん!?マジで?」

 

ゾ「なんとなく想像つくしな」

 

s「……なんで、こんなに難しいかったか、それはね……」

 

ゾ「出たよ、悪い癖、一人語り」

 

s「ズバリ、動きがないからなんだよ。いや、本当はね?羊たちの沈黙のレクター目線やりたかったのよ。けどね、これあれだ。なんでレクター博士目線じゃないのかよく分かった。まっっっっっったくもって書きにくい!そして、一人称だろ?もう馬鹿じゃねえの、東……って思ってた」

 

ゾ「サラッ、と責任押し付けたな。少し見ない間にズルさに磨きがかかってんな」

 

s「でさ、読み返してみて気付いたんだけどさ、これ、安部さぁ……突き詰めればロリコンだよねw」

 

ゾ「ん?ああ、まあ……そうなるか」

 

s「神を建前にした、ロリコンだよねw」

 

ゾ「言い方よ……」

 

s「安部ってさ、ジュンパ・ラヒリってアメリカ人がいるんだけど、その人の言葉そのものだよね」

 

ゾ「なんて?どんな?」

 

s「私の言葉が分からないのは、分かろうとしていないからだ。みたいな一言だったはずだけど、詳しくは覚えてないね。けど、まあ、そゆことw」

 

ゾ「うん、多分、その人はお前の解釈と違うとこにいると思うぞ」

 

s「そんなことない!」

 

ゾ「多分、私のことを考慮せずに済む、それだけ楽になる、ってことだと思うぞ?」

 

s「……でさぁ」

 

ゾ「お前、本当ズルいな……」

 

s「友達の数人から、感染の続き書かねえの?って言われてんだけどさ……」

 

ゾ「へえ、良かったじゃん、何人?」

 

s「三人」

 

ゾ「少なっ!」

 

s「基本的に教えてないしな……本当は、Twitterも張りたくなかったけど、その内の一人が熱心に張ったがええ!って言ってきたから張ってるだけだし……」

 

ゾ「お前のTwitterって更新してんの?」

 

s「年に数回……っすね……」

 

ゾ「Twitterやめちまえ」

 

s「呟くことないんだもん……みんなの呟き見てニヤニヤしてるだけで……寂しい人生という現実を突き付けられてる気分だね……ええ、どうせ変わらぬ毎日ですよ、悪いか?」

 

ゾ「いきなり開きなおりやがって……」

 

s「年末なんて仕事行って帰って寝る!行って帰って寝る!だったよ!わりいのかよ、おい!」

 

ゾ「わーーかったって。俺が悪かったって」


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