ゾ「笑うなよ。そして、遅いぞ」
s「忙しいかったからね、しょうがないね」
ゾ「年末年始のだしな」
s「でね、俺さ、思ったんだよ。この小説、書くのムズくね?って」
ゾ「えらい、ウーーンっていってたしな」
s「でね、原因がわかったのよ。訊きたい?」
ゾ「いや、別に」
s「嘘ん!?マジで?」
ゾ「なんとなく想像つくしな」
s「……なんで、こんなに難しいかったか、それはね……」
ゾ「出たよ、悪い癖、一人語り」
s「ズバリ、動きがないからなんだよ。いや、本当はね?羊たちの沈黙のレクター目線やりたかったのよ。けどね、これあれだ。なんでレクター博士目線じゃないのかよく分かった。まっっっっっったくもって書きにくい!そして、一人称だろ?もう馬鹿じゃねえの、東……って思ってた」
ゾ「サラッ、と責任押し付けたな。少し見ない間にズルさに磨きがかかってんな」
s「でさ、読み返してみて気付いたんだけどさ、これ、安部さぁ……突き詰めればロリコンだよねw」
ゾ「ん?ああ、まあ……そうなるか」
s「神を建前にした、ロリコンだよねw」
ゾ「言い方よ……」
s「安部ってさ、ジュンパ・ラヒリってアメリカ人がいるんだけど、その人の言葉そのものだよね」
ゾ「なんて?どんな?」
s「私の言葉が分からないのは、分かろうとしていないからだ。みたいな一言だったはずだけど、詳しくは覚えてないね。けど、まあ、そゆことw」
ゾ「うん、多分、その人はお前の解釈と違うとこにいると思うぞ」
s「そんなことない!」
ゾ「多分、私のことを考慮せずに済む、それだけ楽になる、ってことだと思うぞ?」
s「……でさぁ」
ゾ「お前、本当ズルいな……」
s「友達の数人から、感染の続き書かねえの?って言われてんだけどさ……」
ゾ「へえ、良かったじゃん、何人?」
s「三人」
ゾ「少なっ!」
s「基本的に教えてないしな……本当は、Twitterも張りたくなかったけど、その内の一人が熱心に張ったがええ!って言ってきたから張ってるだけだし……」
ゾ「お前のTwitterって更新してんの?」
s「年に数回……っすね……」
ゾ「Twitterやめちまえ」
s「呟くことないんだもん……みんなの呟き見てニヤニヤしてるだけで……寂しい人生という現実を突き付けられてる気分だね……ええ、どうせ変わらぬ毎日ですよ、悪いか?」
ゾ「いきなり開きなおりやがって……」
s「年末なんて仕事行って帰って寝る!行って帰って寝る!だったよ!わりいのかよ、おい!」
ゾ「わーーかったって。俺が悪かったって」