感染 番外編   作:saijya

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あとがき

saijya「終わったーー!もう、なんつうか……いろいろ終わったーー!あれだよ、もう、なんて言うの!こう、なんつうか、終わったーー!」

 

ゾンビ「うるせえええええ!いきなり叫びやがって!気でも触れたか!」

 

s「あぁぁぁぁぁぁ!久しぶりぃぃぃぃ!終わったーー!」

 

ゾ「だから、うるせえええええ!」

 

s「吐き出したところで、久しぶりだね。え?なに、三年とかそれぐらい振り?」

 

ゾ「お前……」

 

s「あっ、まって。冗談だから!冗談だから、その目をやめて?白く濁ってるくせに、憐愍が伝わるその目をやめて?器用だねーー」

 

ゾ「させてんのはお前だけどな。落ち着いたか?」

 

s「落ち着かないな。だって終わったんただもの」

 

ゾ「はあ?普通、終わりってのは、落ち着くもんだろ?」

 

s「まあ、そうなんだけどさ……こう、なんつうか……胸に痼があんだよな」

ゾ「大きさは?」

 

s「拳大」

 

ゾ「だいぶ、でかいな」

 

s「なんなんだろ……この引っ掛り……」

 

ゾ「病気じゃね?」

 

s「え?なに?俺、死ぬの?」

 

ゾ「看取ってはやるからな」

 

s「お前らの看取るって=食うってこと?」

 

ゾ「……」

 

s「なんか言えや!不安になるやろ!」

 

ゾ「まあ、冗談は置いといて、多分だけど、その痼の原因は東にあると思うぞ」

 

s「あ、やっぱり?」

 

ゾ「気付いてたん?」

 

s「そりゃ、まあね。だって、感染のあとがきにも書いたこと、そのままやってるだけだし、なんかこう、オリジナルって感じじゃないよね。なぞられた文章だなぁっと」

 

ゾ「そこは、しゃーねーだろ。もともと、そんなに跳梁するような奴でもないんだし」

 

s「いや、跳梁してたじゃん。徒党も組んでないとは言えないし」

 

ゾ「まあ……ん?どうなんだろ……?」

 

s「なにが?」

 

ゾ「いやさ、ハッチャけてる奴にも見えるし、俺みたいに言われなきゃ冷静な奴でもあるし……なあ、東ってどっちなん?」

 

s「嫌な奴だなお前……」

 

ゾ「え?もしかして、どっちの面も持たせようとして、失敗した?ねえ、失敗した?」

 

s「ほんっと嫌な奴だな、お前えええ!なに煽ってきてんだよ、腹立つわぁ!」

 

ゾ「あ、マジなんや」

 

s「あーー!いつもみたいにしときゃ良かった!色気だすんじゃなかった!」

 

ゾ「色気なんか、全くねえだろお前」

 

s「俺にじゃねえよ!あったら嫌だろ!」

 

ゾ「信じられないくらいのブサイクだもんなお前」

 

s「……死人に言われんの傷つくわぁ」

 

ゾ「で、詳しく言うとどこ失敗したん?」

 

s「いやさ、まず根本なんだけど、一人称にしなきゃ良かったって……俺、本当に駄目だわ、苦手だわぁ……」

 

ゾ「別に他の書き方でも上手くないけどな」

 

s「……いやぁ、本当に苦手だわぁ」

 

ゾ「おい、現実みろや」

 

s「しかも、短期間で終わらせるつもりだったのに、蓋あけてみりゃ、腰をやっちまうわ、仕事忙しいわ、散々だわ……」

 

ゾ「腰の調子は?もうだいぶ、良いのか?」

 

s「痛みはないよ。けどさぁ、腰で通院してたとき、電気治療されてたんだけど、あれなに?あんな効かないもんなの?」

 

ゾ「いや……知らんけど……」

 

s「シップのほうが早いからね、あれ!あったかーーくされただけだったからね!目の前では整体受けてる、じいちゃんやばあちゃんの呻き声聞かされるだけだったし……一人、痛いが!痛いがぁぁぁ!って叫んでたじいちゃんには笑ったけど」


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