今回のギフトゲーム、あんまり鬼畜じゃないような気がします。多分だけど。
それでは本編をお楽しみください。
「へ?街でギフトゲーム?」
吹雪達が来た翌朝、詩音は黒ウサギから街でギフトゲームが開かれる、という情報を聞いていた。もちろん、その場には吹雪達もいる。
「そうなのですよ。それと奇妙な情報が」
「何?」
「この異常気象の原因はそのゲームの開催コミュニティだと」
「………何かあるなこれは」
吹雪が神妙な顔をする。ちなみに詩音はポカンとしている。相変わらずである。
「おそらく、そのギフトゲームをクリアすることによって、この異常気象の解決策が見つかるかと」
「ふーん、なるほど」
「詩音、頷いてるけどちゃんとわかってるの?」
「さっぱり分からない」
「これだから頭の足りない奴は……」
「千斗、なんか言った?」
「別に〜」
詩音がギロッと千斗を睨むが当の本人はどこ吹く風である。吹雪は黒ウサギにギフトゲームの内容を聞く。
「どんなギフトゲームだ?」
「それが、まだ分からないのですよ。開始寸前に発表するらしくて」
「なるほど、なら行くしかないということか」
「面白そう!私も行く!」
「お姉ちゃんが行くなら私も行くよ〜」
吹雪に続き、玲華と楓も行く気らしい。詩音はというと、
「私寒いの苦手だからパスで……。それにわざわざ仕事なんてしたくない」
ニートっぽいことを言っていた。
「詩音、そういや前一緒に風呂に入っているときに気がついたんだけど」
「どしたのタマモ」
不意に詩音に話しかける玉藻前。玉藻前はニヤリと笑って詩音に告げる。
「もしかして太った?」
「……………………………っ!?!?!」
詩音はその言葉に驚愕し、お腹周りをチェックし始める。玉藻前は計画通りと言わんばかりにニヤけている。おそらく太ったというのは嘘なのだろう。
「もしかしてこの頃グータラしてたせいじゃないの?」
「そ、そんなことないし」
「お菓子ばっか食べてたからじゃない?」
「そ、そんなこと………」
「じゃあつまみ食い?それともーーー」
「うぅ………」
言い返せず涙目になる詩音。思い当たる節があるらしい。
「なら運動する必要はあるわよね?」
「ぐぅ………」
「それじゃあ行こうか黒ウサギ。詩音は私が引きずってでも連れてくから」
「はいな♪了解なのですよ」
こうして街で開催されるギフトゲームへの(強制)参加が決まった。駄々をこねて泣きかけている詩音を見て、その他のメンバーがなぜか癒されたのは別の話。
☆★☆★☆★☆
一行は東区画の街の中心部にある噴水のあたりまで来ていた。
「うわぉ、人がいっぱい」
「それほど人気、っとことかしら?」
「どうだろうな。まあただ単に、噂聞きつけて、この天気をどうにかしたいって奴もいるだろうよ、多分」
吹雪が言うとおりかもしれないと詩音は思う。現在も、以前と変わらず雪が降り続けている。気温も結構低い。
「にしてもいつ始まるんだこれ?」
「せっかちは嫌われるよ千斗」
「五月蝿い」
「ですけど、普通なら主催者はいるものですけど、いったいどうしたのでしょう」
と、その時だった。噴水の水が突如巻き上がり、竜巻となる。そして勢いよく水が弾ける。そして弾けたところに一人の男性がいた。金髪イケメンと確実に女性のウケを狙った容姿だった。
その姿にうえぇと顔をしかめる"ノーネーム"の楓以外の女性陣。楓は笑ったままである。男性陣は、当然のことながら無反応だ。
「やあやあ、僕のハニー達。よく集まってきてくれたね」
噴水の周りにいた女性達は黄色い悲鳴をあげる。男性は怪しげな目で見ていたが。
「なんか胡散臭そうだな」
「うわぁ、分かりやすい奴」
「あらやだ、いい男♡」
……………最後のは気にしないでおこう。気を取り直して"ノーネーム"の面子を見ると、すでにぐったりしていた。
「……あの人の話聞くの?」
「……そうみたいですね」
「……あぁ、お菓子美味しい」
「……どうして箱庭の男性ってこう変わっているのかしら」
「……右に同じ」
「あはは〜」
第一印象最悪の男性は爽やかな声で告げる。
「今日は、僕らのゲームのために集まってくれてありがとう!」
「誰もお前のためじゃないと思うけどな」
ある程度大きな声で十六夜が現実を突きつける。
「……こ、今回開催するギフトゲームは少し特殊なんだ」
「この異常気象の原因かもしれないからね。そりゃ特殊でしょ」
十六夜に続き、茶々を入れる真尋。コホンと咳払いして、金髪のいけすかない男性は続ける。
「な、難易度も結構高めだから、覚悟して挑んでね」
「もう結構鬼畜なやつをクリアしたことあるんだが。しかも、それが結構有名なコミュニティのゲームだったんだが」
「別にそんなのどうでもいいし。要はクリアすればいいんだろ?どんな手を使ってでも」
千斗と吹雪が、十六夜と真尋の連続攻撃で弱る金髪の男に追加攻撃を加える。
「……それじゃあ楽しんでいってね!」
そう言い終わると、再度竜巻が現れてそれが消えた頃には男は消えていた。
そして次の瞬間、深々と降り積もる雪と一緒に、羊皮紙が降り注ぐ。"契約書類"だ。
「やっと開始だね」
「Yes!張り切っていきましょう!」
全員が"契約書類"を手に取り、内容を確認する。
『ギフトゲーム名 雪の中の追跡
・プレイヤー条件 この"契約書類"を所持する者。
・勝利条件 この街に隠れている主催者側の人間を三人見つけて打倒または捕獲。
・敗北条件 日が暮れるまでに勝利条件を満たせなかった場合。
・ゲームルール
*ゲームに参加する者は、男女二人一組で行動しなくてはならない。
*ギフト保持者は三回しかギフトを使えない(一連の動作の場合は一回とみなす)。
*クリアしない限り、雪は降り続け、気温は低下し続ける(最低−100℃)。
*プレイヤー側が敗北した場合、参加した者全員が一番大切なものを失う。
これよりギフトゲームを開催します。皆様、お楽しみくださいませ。
"季節の支配者"』
「「「……………またか」」」
詩音、真尋、千斗が同時に声を上げる。その姿は、もうすでに疲れていた。
「なんだこれ?難易度高くないか?」
「いや、まだ簡単な方だよ。前なんて、二人だけ参加にもかかわらず、ラスボスの側近が凶化されてて死にかけたんだから」
「詩音はその前も死にかけてたけどね」
「……壮絶な人生送ってきたんだな」
哀れみの目を詩音に向ける吹雪。十六夜は"契約書類"の内容に疑問を持つ。
「おい、これって制限時間があるんじゃないのか?」
「どういうこと?」
「ここに『クリアしない限り、雪は降り続け、気温は低下し続ける』とある。ここで問題だ。ここに記されている『−100℃』になると、俺たち参加者は、いや、箱庭に住む奴らはどうなる?」
「……まさか!」
黒ウサギがハッとなり何かに気づく。十六夜は真剣な面持ちで告げる。
「そう、そのまさかだ。最大まで下がると、箱庭全土で必ず死者が出る。つまり、最大まで気温が下がりきる前にクリアしなければ、俺たちでも危ういということだ」
「そういうことか。ギフトゲームに参加していようとなかろうと、俺たちは命をかけてるってことか」
「ふぉふぇっふぇふぉふふぃうふぉふぉ?」
「お姉ちゃん、口の中の物飲み込んでから喋らないとわからないよ〜?」
「(ゴクン)……それってどういうこと?」
「簡単に言えば、制限時間内にクリアしなければ俺たちは死ぬ」
「私死なないもん」
「胸張りながら言うんじゃねえよ。てか、何地味に不死身を気取ってんのお前」
疑問が満ちた難易度鬼畜のギフトゲームの火蓋は、切って落とされた。
☆★☆★☆★☆
「なんとなく抽選した結果、私と吹雪が組むことになりました!」
「誰に話してんの?」
「さあ?」
「……大丈夫かお前」
「大丈夫だ、問題ない」
「いや、それフラグ」
詩音と吹雪は適当に街を歩き回っていた。走ると詩音がついてこれず、ギフトには使用制限があるため歩いているのだ。
「あ、一つ思ったことがあるんだけどさ」
「何だ?」
「この"契約書類"にある『大切なもの』って何だろうね?」
「……命、じゃないか」
「何で?」
「言ってたろ。これクリアしないと全員死ぬ危険性があるって。つまり、クリアできなければ、俺たちは多分死ぬ。そして俺たちにとって一番大切なものは命だ。だから『大切なもの』っつうのは命ってわけだ。まあ、世の中には、自分の命を顧みない奴がいるがな」
「……………そだね」
吹雪がそういう中、目をそらして冷や汗を出しながら素っ気なく答える詩音。思い当たる節でもあったのだろう。
「うーん、どうしよう。このまま歩いてたら埒があかないよ」
「それじゃあ走るか?」
「………私を迷子にするつもり?」
「………じゃあどうしろと」
その時だった。突如、詩音の頭上から雪の塊が降り注ぐ。当然のごとく、詩音は雪に埋もれてしまう。吹雪が上を見上げるとそこには、屋根の上でバランスを崩して落ちてくるいけ好かない金髪がいた。
「う、うわあああああああ!?」
そのまま詩音の埋もれている雪の元へとダイブした。頭から上半身が雪に埋もれていて、足がピクピクしている。
「…………………………………」
吹雪はその光景を見て思った。
「(フラグ回収早すぎだろ……)」
吹雪は対応が面倒だと思い、そのまま詩音たちを放置するのだった。
☆★☆★☆★☆
「シイの奴、大丈夫かな」
「そんなに心配なの?」
「あれでも一応女子だからな一応」
千斗の物言いは酷いような気がするが詩音なので構わないことにする。千斗の心配は虚しく、現在詩音は雪に埋もれるという不幸に見舞われたことは言わないでおこう。
「それにしても寒い」
玲華は、体をぶるっと震わせて言った。その手にはお菓子が二袋ほどあるが。
「我慢しろ。というかお菓子ばっか食ってねえで、お前も探せ」
「ヤダ」
「没収!」
「あ!!」
千斗がお菓子を取り上げる。玲華は取り返そうとジャンプするが届かないため、諦めた。頬を膨らませて不貞腐れているが。
ちなみに、千斗と玲華はというと街を歩いていたが、元いた噴水へと戻ってきていた。
「にしてもどうするか……。このまま探しても、体力浪費するだけで終わっちまう」
「じゃあ休めばいいじゃん」
「そうしたいのは山々だが、今回は無理だ。人の命がかかってるのに、休んでるわけにはいかない」
「ふーん。あんた、吹雪に似てるわね」
玲華は唐突にそんなことを言い出した。千斗はその言葉に驚く。
「はぁ?俺が?ていうかどこが?」
「なんとなくよ。あとはエグいことして、容赦がなければ完璧だけどね」
「全然似てねえよ」
そっぽを向いて否定する千斗。ペルセウス戦の時に容赦がなかったような気がするが……
「気にすんな」
いや、普通気にするから。
と、そんな時だった。先ほどまで座っていた玲華が、何かに反応したかのようにいきなり立ち上がった。
「お、見つけたか?」
「うん、見つけた」
「それじゃ「お菓子の匂いがする!」って、テメェざけんなやゴラァァァァァァ!!」
そう言い、どこかへと走り去る玲華。それを叫びながら追う千斗。ギフトゲームとは全く関係のない、仁義なき鬼ごっこ?が始まったのだった。
☆★☆★☆★☆
「なんか千斗の叫び声が聞こえた気がする………」
「気のせいだよ〜」
真尋と楓は裏路地を歩いていた。真尋は、剣をいつでも抜けるように背中に背負っていて、駆け出しの冒険者のようだった。楓はというと、辺りを見回しながら歩いていた。
「詩音も無事だといいんだけど……」
「心配性なんだね〜」
「………うん、まぁ、詩音だからね」
疲れたような顔をして答える真尋。楓は、上を見上げて言った。
「お姉ちゃんも大丈夫かな〜?」
「黄咲さんも心配性なんじゃない?」
「黄咲じゃなくて楓でいいよ〜」
「呼び方については置いといて、それよりも一体どこに主催者側の人間が」
「ここにいますわよ」
その瞬間、真尋は楓を庇うように構える。声がした方を見ると、雪が降る中凛と佇む女性がいた。
「あら、可愛い子ですこと。これは、さぞかし楽しませてくれることでしょうね」
「あなたは?」
「私はアガテよ。そちらのお嬢さんと可愛い坊やが参加者かい?」
アガテと名乗る女性はそう聞いてくる。アガテはドレスに身を包み、誰が見ても美人だと思うだろう。だが、真尋の目にはそうは映らなかった。
「………どうして"汚れ"がこんなところにいるのかな?」
「坊や、私の正体わかったのかい?なら仕方ないねえ。このゲームの制限時間まで、私と遊んでもらおうかしら!」
すると、アガテの周りを黒い風が包む。そして、アガテに寄り添うように、一匹のどす黒い蛇が現れる。
「黄咲さん、下がってて!君に戦わせるのは危険すぎる」
「うん、分かったよ〜」
そう言って剣を抜く真尋。抜いた瞬間、真尋の持つ剣"
「どっからでもかかって来なさい坊や!」
☆★☆★☆★☆
「見つかんねえな」
「そうだな。だがしかし、このペアはどうなのだ?」
「俺に聞くな」
十六夜と玉藻前は主催者側の人間を見つけるために歩き回っていた。
「黒ウサギたちに待ってもらっている分、私たちが早く見つけないとな」
「ああ。でも、こんな雪の中どうやって探せと。歩くには時間がかかりすぎるし、走れば見落とす部分もあるからな」
「いっそのこと、敵が自分から来てくれればいいのに」
玉藻前がそうぼやく。その次の瞬間、上空から目の前に何かが飛来する。そして着地と同時に雪を巻き上げる。当然、十六夜と玉藻前は雪を被ることになる。
「誰だよ。上空から飛んできた挙句、人様に迷惑をかけるのは」
「私が知りたいよ」
十六夜と玉藻前が睨みながらそこを見ると、いたのは10歳ぐらいの少年だった。
「んん?ここどこだ?」
「おいコラ。テメェ、人様に迷惑かけておきながら無視か」
「……お兄さん達ってゲーム参加者?」
「ということは、君は主催者側の………」
玉藻前がそう言いかけると地面に降り積もる雪が、突如棘を形成して玉藻前を襲おうとする。
「チッ………!」
「わわっ!?」
間一髪で玉藻前を抱えて後方へと飛ぶ十六夜。その目は完全に戦闘モードに入っていた。
「………どういう了見だ。不意打ちとは卑怯じゃねえか」
「卑怯?勝てばなんでもいいんじゃないの?」
「その見た目でそんなこと言われたら、お前がゲスな奴としか見られないんだが」
「じゃあ何?僕に惚れた?」
「俺はホモじゃねえ。それにお前みたいなゲス野郎に誰が惚れるか」
「残念。じゃあ自己紹介。僕はレクス。君たちが探す、主催者側の人間さ!」
レクスが両手を振り上げる。それと同時に降り積もっていた雪が舞い上がる。
「ハッ、面白くなりそうじゃねえか!」
「全く、早く終わらせて休みたいものだな」
「本気で来てよ。僕が遊んであげるから!」
☆★☆★☆★☆
「だはぁ!!やっと出れた………」
「お、詩音。遅かったな」
吹雪は詩音が雪の中から出てきたのを見てそう言う。詩音はその言葉に怒る。
「助けてくれてもよかったじゃん!」
「だって面倒だし」
「私を殺す気!?窒息しかけたんだよ!?」
「いや、そう簡単に人は死なねえって」
「窒息したら死んじゃいますけど!?誰でも死んじゃいますけど!?」
「落ち着けって」
テンションがおかしくなっている詩音を吹雪がなだめる。
「誰のせいでこうなったと「いやお前がフラグ立てるから」そう言う理由!?」
「それにしてもあいつ、どうする?」
「へ?何のこーーーー」
詩音は言葉を失う。向いた方向には、上半身が雪に突き刺さり、下半身が外に出ているのだが、足は力なくだらんと垂れている。
「し、死んでる…………!」
「いや、多分気を失っているだけだと思う」
「ならいいや」
吹雪の言葉に速攻で納得する詩音。あなたも人命軽視してませんか?というか他人に流されすぎじゃないですか?
「気にするな」
………………もういいや。
「ん?なんかあれ動いてないか?」
「ほぇ?」
そこを向くと、なぜか足が動き始めていた。何かにもがくように。
「早めに黙祷しとこうぜ。多分あれは抜け出せない」
「だね」
そう言って二人で黙祷を始める。
「………ぶはぁ!まだ僕は死んでないよ!」
そう言って雪から出てきたのは、先ほど広場でくだらないことを言っていたいけ好かない金髪男だった。
「「えぇ……………」」
「何その不満そうな顔は!僕が死んでないのがそんなに不満かい!?」
「もちろん」
「それ常識だよ」
「笑顔で言わないでくれるかな!?それに、どうして僕が死ぬことが常識なのさ!おかしいだろ!?」
「「おかしいのはお前」」
「いいだろう。その挑戦受けて立つ!!」
瞬間、黒い風が金髪男を包む。詩音はそれに反応して弓を取り出して構える。
「マジかぁ………」
「どうした?」
「こいつ結構厄介かも……」
「まあなんとかなるだろ」
「何コソコソ話してるのかなぁ?君達、いま自分の立場わかってる?」
「分かってて話してるんだ。察しろ金髪男」
「僕は金髪男じゃない。アッシュという名前がちゃんとあるんだ」
「分かったよマッシュ」
「へぇ、スカッシュって言うんだ」
「マッシュでもなければスカッシュでもない!アッシュだ!」
「「分かったよマッシュルーム」」
「僕は食べ物じゃない!もういい!君達、死ぬ覚悟はできてるんだろうね!」
アッシュを包む黒い風は勢いを増して吹き荒れる。
「さあて、そんじゃあやりますか」
「あんまりあいつの攻撃食らわないでね。事後処理面倒だから」
「了解だ」
詩音と吹雪はそう言葉を交わして構える。
「さあ、殺戮パーティーと洒落込もうじゃないか!精々楽しませてくれよ、人間共!」
どうでしたかね?
それにしても、詩音のフラグ回収率が半端ねぇ………。
いつからオリ主じゃなくてネタ主になったんだろう。
詩音「誰がネタ主だ」
お前だよ。うちの作品で明らかにフラグ回収率が高いお前だよ。
詩音「ていうか主、あんたって明日から試験じゃない?」
………………………………。
詩音「コラ、耳を塞いでそっぽ向くな」
この際詩音は放っておくとして、うーん、今回のギフトゲームって鬼畜ですかね?なんか感覚麻痺してきた。
それでは、次回もお楽しみに!
次回予告
主催者側の人間と戦闘を始める三組。
制限がある中で問題児たちはこのゲームに勝利することができるのかーーー。
「癒しの風は冬の雪と共に吹き荒れる」