織斑家の弟 かわいいは正義だ!   作:コーちゃん元帥

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 どーもお久しぶりです。
しばらく投稿できなかったらですが続きをどうぞ


それが春華の良いところ

 さて前話、ラウラと支援機達によるドタバタ騒ぎは終わり鈴お姉ちゃんとセシリアお姉ちゃんは保健室、うちはと言うと保健室にて看病しているのです…え?ぎゃくなのでは?……とにかく保健室では…

 

 

 

 

 [保健室]

 

 「鈴お姉ちゃんとセシリアお姉ちゃん大丈夫?」

 

 「大丈夫と言うか…」

 

 「まさに至福の時間……」と二人は幸せそうにしてるのは春華が部分展開によるメディカルストライカーの姿で看病してるから因みにスク水+ナース服+バックパックだけで他は展開していない、想像力豊かな人には分かるかと……一緒にいるシャルルから「いいな~」と聞こえたが気にしない気にしない。

 

 「にしてもえーとマッハ?さん達もありがとうございます」と一夏は今回の新しい支援機達にお礼を言った。

 

 『なーに、気にすることねーよ』

 

 『その通りだ』

 

 『我が王を助けるのは当たり前のこと』

 

 『我々、戦闘メイド六新星も同じく御身を助けるのは当たり前です』

 

 『にゃ~』とそれぞれが答えたが春華にとってあまり好きではない言葉があった。

 

 「みんなありがとうって言いたいけど、王とかは柄じゃないのでやめてほしいのです」そう春華は王様とか本気で言われるのは嫌だったりする。

 

 『そうか?我らに心を与えその上、迎えてくれる主は王と呼ばれるのにふさわしいと思うが』と騎士ガンダムは言うが春華にも理由はある。

 

 「なんか上下関係の感じがするからやなのです。みんな、人とかISとか関係無く友達で家族でいたいから」それを聞いて支援機達は納得して笑みを浮かべた。

 

 『それこそ春華だ』

 

 『だな、チェイス』

 

 『家族……なんと甘美な言葉』とまだまだ続くがそれぞれが感心していた。

 

 『じゃあ俺たちは退散するぜ』

 

 『なんかあればお呼びください』と支援機達は退散した。

 

 「なんだか人よりも人らしいね」

 

 「そうね」

 

 「御立派な支援機達ですわね」

 

 「見習わなくちゃな」とそれぞれが感想を言った。

 

 「そう言えば何で鈴とセシリアはラウラと戦ってたんだ?」と思い出したかのように一夏は事の発端を聞いたら気まずい感じになった。

 

 「それは~その」

 

 「おっ女のプライドを侮辱されたからですわ」となんとか言葉を濁そうとしていると

 

 「あ!もしかして一夏と春華…」とシャルルが言いかけた時、鈴とセシリアがシャルルの口を慌てて抑えた。

 理由をなんとなく分かった春華は別の心配をした。

 

 「鈴お姉ちゃんとセシリアお姉ちゃん、まだおとなしくしてないとダメなのです」と落ち着かせようとしてたらこの建物の耐震を疑いたくなるようなというより地震と変わらない何かが来た!

 ドドドドドドドッ……!

 

 「な、なんだ? 何の音だ?」

 

 廊下から響いている音に一夏が戸惑い、みんなはそこへ視線を向けた。 

 

 そしてすぐにドカーンッ!と保健室のドアが吹き飛んだ。

 大事な事なのでもう一度言おう本当に吹き飛んだ!

 テレビでしか見た事の無い光景を、まさか現実でおこるとはところで吹き飛んだドアは誰が弁償するんだろう?

 

 「織斑君!」

 

 「デュノア君!」

 

 入って来た……と言うより雪崩れ込んできたのは数十名の女子生徒だった。

 ベッドが五つあってかなり広い保健室なのに室内はあっと言う間に人で埋め尽くされた。

 一夏とシャルルを見つけて(あれ?春華は?)すぐ一斉に取り囲み、取り合いのように手を伸ばしてきた。

 

 「な、な、なんだなんだ!?」

 

 「ど、どうしたの、みんな……ちょ、ちょっと落ち着いて」

 

 「「「「これ!」」」」

 

 状況が飲み込めない一夏とシャルルに、バッ! と女子生徒達が出してきたのは学内の緊急告知分が書かれた申込書だった。

 

 「な、なになに……?」

 

 「『今月開催する学年別トーナメントでは、より実戦的な模擬戦闘を行うため、ふたり組での参加を必須とする。なお、ペアが出来なかった者は抽選により選ばれた生徒同士で組むものとする。締め切りは』――」

 

 「ああ、そこまででいいから! とにかくっ!」

 

 一夏が申込書に目を通し、受け取ったシャルルが内容を読んでいる最中に女子の一人が話しを切って本題に入ろうとする。

 

 「私と組もう、織斑君!」

 

 「私と組んで、デュノア君!」

 

 ようは一夏またはシャルルと組みたいからだろうだがそれは困るのだ。

 「え、えっと……」

 

 そこで戸惑っているシャルルは実は女子だから、誰かと組むのは非常に不味い。

 ペア同士の特訓などで万が一にもバレてしまう可能性があるから。

 だから一夏は全員に聞こえるように大声で

 「悪いな。俺はシャルルと組むから諦めてくれ!」

 

 しーん………。

 

 女子達のいきなりの沈黙に一夏も少し戸惑ったが、

 

 「まあ、そういうことなら」

 

 「他の女子と組まれるよりはいいし……」

 

 「男同士っていうのも絵になるし……ごほんごほん」

 

 どうやら納得したようだ。

 

 「あれ?春華ちゃんは?」と一人が気づき周りもいないことに気づいた。

 

 「しまった!逃げられた!」

 

 「者共、探せ!探せ!」と全員はあっさりといなくった。

 それを確認した鈴が「春華、もう出てきても大丈夫よ」鈴の毛布から春華が出てきた。

 鈴はとっさの判断で春華を自身の毛布で隠したのだ。

 「鈴さん、ナイスですわ!」

 

 「うん、ファインプレーだよ」

 

 「サンキュー、鈴」と最初は安心したがみんな春華のペアをどうしようかと悩み始めた。

 

 「どうする?このままじゃ」とシャルルの言いたい事が分かりその未来もなんとなく予想できた。

 

 「ならあたし達が組めば…」とそれが一番手っ取り早い解決策だとみんなが思ってたら

 

 「ダメですよ」

 

 山田先生が保健室に入って来た。

 一夏は山田先生にいきなり声を掛けられてビックリしており、鈴とセシリアも一夏と同様に驚いて目をぱちくりとさせていた。

 

 「おふたりのISの状態をさっき確認しましたけど、ダメージレベルがCを超えています。当分は修復に専念しないと、後々重大な欠陥が生じさせますよ。ISを休ませる意味でも、トーナメント参加は許可できません」

 

 「そんなぁ……わかりました……」

 

 「不本意ですが……トーナメント参加は辞退します」

 

 あっさりと引き下がった。

 

 「わかってくれて先生嬉しいです。ISに無理をさせるとそのツケはいつか自分が支払うことになりますからね。肝心なところでチャンスを失うのは、とても残念なことです。あなたたちにはそうなってほしくありません」

 

 「はい……」

 

 「わかっていますわ……」

 

 鈴とセシリアの顔を見るに納得は出来ないが、トーナメントに参加出来ない事は理解してるみたいだな。

 

 「あっさりひきさがったな?」と意外だと思った一夏だったがシャルルがその理由を説明した。

 

 「一夏、IS基礎理論の蓄積経験についての注意事項第三だよ……『ISは戦闘経験を含むすべての経験を蓄積することで、より進化した状態へと自らを移行させる。その蓄積経験には損傷時の稼動も含まれ、ISのダメージがレベルCを超えた状態で起動させると、その不完全な状態での特殊エネルギーバイパスを構築してしまうため、それらは逆に平常時での稼動に悪影響を及ぼすことがある』」

 

 「おお、それだ! さすがはシャルル!」

 

 すらすらと説明するシャルルに一夏はやっと思い出したが春華はなんかいつの間にかいたプチロイドと話していた。

 「じゃあ2日あれば直るの?」コクコクと頷きそれを確認した春華は

 

 「山田先生、甲龍とブルーティアーズなら2日あれば直るのです」

 

 「「「「「え!?」」」」」みんな、目が開いた。

 

 「直るとはどう言うことなのですか?」とセシリアが聞いてきた。

 

 「支援機達が直してるの!それでパーツは中国とイギリスから…「まてまてまて!!!」…どうしたの?」と自分が言った事を理解していない春華は?であった。

 

 「いやどうしたのじゃないわよ!」

 

 「ほ、本国からとはいったい…」それを聞いて春華はさらりと

 「直接、担当者に電話したらOKと二つ返事でしてくれましたの」となんで担当者に電話できたのか?いったいどこで直してるのか?色々と気になったが山田先生は思い出したかのように

 

 「あ!そう言えば春華ちゃんは支援機とセットで参加だからペアは関係ないですからね」とそれを聞いて安心したみんなであった。

 

 

 

 






 さてあともう一話ぐらい投稿したいと思っています。
 感想など待ってまーす。

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