世界を渡りませんか? IS編【更新停滞中】 作:tarmil
「ぐあぁぁっ!?」
「箒さん!?」
こちらは福音と戦っている。
もちろんといったところだが苦戦......というかほぼ一方的だ。
今、箒が福音の極太レーザーによってやられた。
「う、うぅ......」
今、セシリアがエネルギー製の翼に包まれやられた。
今この場所に一夏はいない。
一夏がやられてしまったから現状は彼女たちが倒すしかないのだ。
「会いたい......」
箒はそう思った。
ただただ純粋に。
「一夏に...会いたい......会いたい......会いたい......」
そう、心の底から。
「一夏............」
願った。
「箒......」
何かが光った気がした。
「......いち、か......?」
「ああ、待たせたな。」
そこにはいるはずのない人物がいた。
「一夏!体は、傷は!?」
「大丈夫だ。みんなには止められたけど、戦える。」
大事な人が、ここにしっかりいる。
「よかっ、よかった......!」
「箒、これ。」
そう言って一夏は白い布を渡した。
「いつもの髪型のほうがかわいいぞ?誕生日、おめでとう。」
「......!」
「じゃあ、いってくる。」
そう言って一夏は福音に向かっていった。
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「白式!......いや、今は雪羅か。いくぜ!」
「禁忌『レーヴァテイン』!」
次の瞬間、一夏の手には紅く燃え盛った剣が握られていた。
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『......ん?』
「また?どうした?勇儀。」
『いや、白式が第2形態に移行したらしい。』
「うん。雪羅でしょ?知ってる。」
もちろん原作を知っているのだ、名前くらいは覚えている。
『......もう何も言わないからな?』
「いい判断だね。」
こっちはこっちで戦闘中のはずなのだが真面目な雰囲気は一つもないのであった。
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「うおぉぉぉぉぉ!!!!」
こっちでは、福音から放たれた弾幕をレイヴァ―ティンを使ってさばいていた。
「すまん、回復に手間取った。」
「さあ、反撃のお時間ですわよ?」
「ラウラ、セシリア!」
まだ、反撃の手立てはある。
「一夏、さっさと片づけちゃうわよ?」
「エネルギーは十分。僕たちの心配はいらないよ。」
「鈴、シャル!」
そういって一夏たちは、福音に再度、向かっていった。
「一夏......」
(私は共に戦いたい......)
(あの背中を守りたい......)
その時、紅椿は答えた。
光る。
『絢爛舞踏』
「エネルギーが、回復した!?」
まだ戦えた。
「これが、紅椿の単一能力!」
そして、
「む?剣の名前が......
楼観剣と、白楼剣......だと!?」
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一方、
「......おや、この妖力は......妖夢?」
実際に妖夢に私が出会ったことはないのだが......
なんというか、体が教えてくれるのだ。
『妖夢......なるほど、幻想郷の庭師か。』
「そうだね。......というと、単一能力が発現したのかな?」
『だといいがな。......っと、敵が来たぞ。』
「おう、数は?」
『20だ。武器は?』
「よしじゃあ......『エリュシデータ』と『ダークリパルサー』で。」
『おう?これは『ソード・アート・オンライン』というアニメの剣か。』
次の瞬間には、黒と水色の2本の剣が握られていた。
「......重いな。」
『ちなみに『ソードスキル』というものもできるらしいぞ?』
「技術力はすごいな。.......発想はあれだが。」
『褒め言葉としておこう。』
こっちはこっちで頑張って(?)いた。
「なぁ、勇儀。」
『どうした、何かあったか?』
「妖夢に刀と言ったら......武装はあの刀になるだろうな?」
『ああ、そうだな。』
「じゃあ、単一能力は?」
『......まさか.............
半霊に対応しているのか?』
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「っ......エネルギーがヤバい!」
さすがに長期戦のため、一番消費が速い一夏にとってきついのだ。
「一夏、これを受け取れ!」
そう、エネルギーの受け渡し......つまり一夏のエネルギーが回復したのだ。
「一夏......やつを倒すんだ。」
「おう......行くぞ!」
その一言に各々が返事をする。
『幽曲「リポジトリ・オブ・ヒロカワ ‐神霊‐」 』
再度、福音からそんな声が聞こえた気がした。
「くっ......!」
周囲に濃く広がる弾幕に苦戦する6人。
弾幕をよけながらも段々と距離を詰めていく。
「うおぉぉぉぉ」
弾幕を切る。
「いけッ!」
当たった。レイヴァ―ティンが当たった。
少なくとも4分の1は入ったのではないだろうか。
『szdvbぐlsbjvliueえlsslikjっnjdviure』
福音のボイスにノイズが入る。
「ラウラ、頼む!」
「任せろ!」
レールガンを福音へ打つ。
しかし当たらない。
が、それは当てるために打ったものではなかった。
「はあぁぁぁっ!」
そう、気をそらすための牽制だったのだ。
『jdbvhgsuedbvls』
シャルたちに矛先が向かれる。
「っ......一夏急いで、もう持たない!」
そして一夏が背後から突撃する。
「今度は逃がさねぇぇぇぇぇー!」
そして福音にレイヴァ―ティンを突き刺す。
「おおぉぉぉぉぉぉぉ......!」
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結果的に言うと、福音を倒すことができた。
「終わったな。」
「ああ......やっとな。」
「おめっとさん。みんな。」
「あ、萃香。そっちは?」
「全部倒したよ?もう増援来ないからもうこっちに来ちゃおうかなって思ってね。」
「......速くないか?」
「これが幻想郷クオリティってやつなんじゃないの?」
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翌日
「作戦完了......とでも言いたいところだが、お前たちは重大な違反を犯した。」
『はい!』
私は返事をしていない。
「帰ったら、反省文をかけ。特別トレーニングも用意してある。そのつもりでいろ。」
「みなさんそろそろ疲れていますよね。もうそろそろこの辺で......」
「......まぁいい。今日はゆっくり休め。」
『!?』
織斑先生が優しいことに驚いているらしい。
「......で、私はどうなるんだい?」
「お前も書け。」
だよね
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「あーあ、白式にはほんと、驚かされるなー......」
ここは旅館近くの海岸。そこに束がいた。
「まさか操縦者の生体再生まで可能だなんて。まるで、」
「まるで白騎士......いや、
そこに千冬が現れた。
「私が作った機体なのにひどいなー。」
あの『レイヴァ―ティン』は明らかに白騎士とは縁のないものだった。
「コアNo.001、お前が『破壊』をテーマにし、心血注いで作った1番目の機体だが、何だか、
「......さぁ、どうだろうねー?」
はぐらかす。
「......まぁいい、少し話をしよう。どこかの天災が一人の男子にISを使えるようにしたこと。それと、どこかの天災がISを暴走させて、その男子に関わらせる。......なんだか陰謀めいたものを感じると思わないか?」
「さぁ、知らなーい。」
「......はぁ...全く。」
一つの間が通り抜ける。
「そう言えばちーちゃん。今の世界は楽しい?」
「まぁ、
「......そうなんだ。」
次の瞬間に束は消えていた。
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『なぁ萃香......持っていたな。』
「そうだな......レイヴァ―ティン。」
今私の目の前には損傷が見られる福音のISコアがある。
「やっぱり外部装甲ではなく
『いや、宿っているというよりは......魂のようなものに変形していると見た方がいいな。恐らくこれをやったのは......』
「八雲紫。恐らく魂と力の関係____いや、境界を操って魂のコピーを作り出したのだろうね。」
まだまだ分からないことだらけだ。
現在までの判明している独自設定
ISコア
・本人の力(妖力、霊力など)を塊にし、魂に変形させたもの
⇒束以外にISコアを作れない
一夏のIS:フラン
箒のIS:妖夢
ラウラのIS:紫