世界を渡りませんか? IS編【更新停滞中】 作:tarmil
この世界の説明を聞き終えて、次は..........
「まず『転生』について説明しますね。」
「うん。」
「簡単に言ってしまえば、平行世界に行くということです。......シュレディンガーの猫って知っていますか?」
「ああ。聞いたことがある。確か、箱の中に猫と毒ガスが出るか出ないかわからない的な装置を入れて閉じ込めて、次に箱を開けた時に猫が生きているか死んでいるか......だっけ?」
「はい大体合っています。」
「それがどうしたの?」
「この話、よく考えれば2つの未来の可能性があるということではありませんか?」
「......まぁ、確かに。」
「ですが、本当に2つしかありませんか?」
「え?他にあるのか?いや、ないだろ?」
「そこなんです。」
「......どういうことだ?」
「実は世界というのは人の想像によってできるのです。........まぁ単なる想像では世界があやふやすぎて出来ません。明確な人間の想像が必要なのです。先のシュレディンガーの猫の例の話ですと、『死亡』か『生存』の2例以外をこの実験において人間は想定していません。ですので、2つの未来以外にも
「っていうことは..........ちゃんとした設定が必要っていうこと?」
「はい!例えば『アニメ』や『漫画』や『web小説』とか。」
「.......ということはアニメの世界は存在する、ということなのか?」
「はい。そういうことです。」
「あなたはそのすべての世界を管理しているのか?」
もしそうだったら神でも過労死しそうだ....
「いいえ。正確には違います。」
「そりゃよかった。でも『正確に』とは?」
「想像によって生まれた世界は、その想像通りに進行して、その想像が終わったらその世界はなくなる、または凍結されていきます。」
「つまり、管理するのは俺の世界だけでいいということか?」
「はい、理解が早くて助かります。」
「なるほど......それで?」
「転生とはその想像された世界にいく。ただそれだけです。」
簡単だな。でもわかりやすいからいいや。
「それと、もう1つあります。」
「もう1つ?」
「それは特典についてです。」
「あぁ.....それな。」
「これに関しては特に言うことはありません。何個でもいいですよ。」
「..................はい?」
酷いチートだ。
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「本当になんでもいいの?」
「はい。人の想像によって生まれる世界なので、その想像に新たな要素を加えることに関して例外はありません。」
「あーなるほど。それじゃあね......」
考え中
「じゃあ『インフィニット・ストラトス』の世界で。」
「はい、わかりました。特典はどうしますか?」
「それじゃあ...................]
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・『伊吹萃香』
鬼の力、「密と疎を操る程度の能力」、容姿、声?など、
本人に憑依する感じで。
・『何でもできる程度の能力』
機械の操作・製作、ISの製作から、料理、裁縫まで本当に何でもできる。
・『脳内検索』
簡単に言えば、わかろうと思えば何でもわかる能力。
・『世界への修正』
内容・・・行く世界に東方projectが存在しそれなりに有名。
自分は「伊吹萃香」として違和感がなくなる。
・『修行期間』
IS世界に行く前に『完璧に』特典を使えるようにする。
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「超チートではないですね........『密と疎を操る程度の能力』を『密と疎を司る能力』にして鬼としての力の数倍にしておきますがいいですか?」
「別にいいよ?」
「あと、『インフィニット・ストラトス』の世界に行った後も別の世界に行くことも良しとします。加えて、あなたが原作にあなたが加わることで物語になかった出来事。つまり『イレギュラー』が生まれることがあります。気をつけてください。」
「ああ、わかった。」
すごい特典量だな。
「転生する時系列や場所はどうしますか?」
神がそんなことを言ってきた。
「時系列に場所ねぇ..........」
入学前ではどうしようもないし遅すぎてもどうなるかわからないもんな.........
「じゃあ一夏とセシリアが戦うまでの修行期間中にしてくれないかい?」
「はい、わかりました。それでは全ての特典を与えますね。」
そういうと、突然体が光りだしていた。
(これが変化しているということか.....体が書き変わるわけだから声が出ないのは当然かな。)
そして発光が終わると自分がどこかで見たことのある服を着ていた。
「この服........それにこの女の声は.........」
「はい、全ての特典の付与が終了しました。」
すごいな........これが鬼の力か.......
「どうですか?能力に不備はありませんか?」
「ああ、大丈夫だ。それにしてもすごい力だな。」
「ありがとうございます。それでは最後の特典の『修行期間』をやりましょうか。」
「ああ。」
_______10年後_________
この10年間、戦術から剣術、(中国も)拳法、体術、妖力、弾幕ごっこ、スペルカード、能力の応用方法までなんでも教えてもらった。
そしてこの今日、ついに転生の日である。
「それでは少し待っていてください。」
~神準備中~
「準備終わりました、いつでもできます。」
すると前の下に紫が使っていたスキマが現れた。
その下にはIS学園が『下に』見えた。
「それじゃあ行ってくるね。」
「はい。それでは、ご健闘をお祈りいたします。」
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「さて.........いきましたか。」
今、一人の人間が消えたとある部屋の中では、ある女の声が響いていた。
「これからは暖かく見守って行くとしましょうか。」
「ただし...
試練というものは神様が与えるものらしいですよ?」
そういって女は笑顔を見せた。
ただしそれは優しい笑みであった。