剣がすべてを斬り裂くのは間違っているだろうか   作:REDOX

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1巻終了までは連日投稿することにしました。

作者はティオナも好きです。


祭りは静かに盛り上がる

 結局、私が廃教会の隠し部屋に帰った時いたのはベルだけだった。ヘスティア様はここ二日ほど出かけていて、今日帰ってこなければ三日外出していることになるらしい。

 なんでも神の宴とやらに招待され、それに行ったことは分かっているがその後の消息が不明のようだ。ヘスティア様にも友神がいるだろうし、そこまで心配することではないと思っているのか、ベルも若干心配しているようだったが慌てふためいている様子はなかった。

 私としては早く【ステイタス】の更新をして欲しかったのだが、居ないのならしょうがない。帰ってきてからしてもらおう。

 疲れていた私は、椅子に座りすぐ眠りについた。

 

 

■■■■

 

 

「そういえばベル。知っていますか? 今日は祭りがあるらしいですよ?」

「祭り?」

「ええ、フィリア祭と言って闘技場でモンスターの調教を見世物にすると聞きました」

「調教! そんなこともできるんだね。あ、そういえばこの前ダンジョンでモンスターを檻に入れて運んでるの見たけど、祭りのためだったのか」

「私は見に行きますが、ベルはどうします?」

「行く!」

 

 翌日の朝、私は朝食を食べるベルに祭りの話題を振った。どうやらベルも知らなかったらしいが、誘ったら行くだろうとは思っていた。

 それから、私はベルと予定を立てることにした。予定と言ってもどの道を通って行くか程度のものだ。

 結果、冒険者用の露店だけでなく一般人向けに屋台なども多く出店するであろう西のメインストリートで食べ歩き、ついでに東のメインストリートに寄ってから闘技場に向かうことに決まった。

 モンスターの調教など普段見れるものではないのでワクワクしているのか、目を幼子のように輝かせたベルを連れて屋台の串物や甘味を食べながらゆっくりと歩みを進めた。

 さて、そろそろ東のメインストリートへ行こうと思っていたところだった。

 

「おーいっ、待つニャそこの白髪頭!」

 

 と、少し失礼な呼び名でベルが呼び止められたのだ。豊饒の女主人の近くを通っていたこともあり、十中八九そこの店員であるキャット・ピープルだろうと予想をつけた。予想は的中し、振り向くと猫耳と猫の尻尾を生やした少女が手を大きく振りながらこちらに向かってきていた。隣にはリューさんもいる。

 

「ベルの事じゃないですか?」

「だ、だよね。僕何かしたっけ……」

 

 少しオドオドしながらもベルは少女に駆け寄っていった。

 

「こんにちはリューさん」

「……」

「そんな嫌そうな顔しないでくださいよ。私だって傷付くんですよ?」

「どの顔がそれを言いますか」

「おっと」

 

 どうやら顔は笑ってしまっていたらしい。私の中では嫌そうな顔をしているリューさんがデフォルトとなりつつある。もっと、笑顔とかも見てみたいと思ってはいるんですけどね。

 

「貴方に会えて嬉しいから笑ってるんです。ほら、恋愛小説でもよくあるじゃないですか。最初は嫌いでも何度も会う内に」

「死にますか?」

 

 身体が凍えそうなほど冷たい目をこちらに向けるリューさん。空色の瞳が綺麗で、本当に固まってしまいそうだった。

 

「何やってるニャ、リュー?」

「ただの挨拶です」

「物騒な挨拶ですね」

「あ、アゼル?」

「気にしないでくださいベル。少し怒らせてしまっただけです」

 

 そこから私は話に邪魔を入れること無く、少女の説明とリューさんの補足を聞き、要件が分かった。今日の祭りを満喫しに行ったシルさんが財布を忘れたらしく、少女はそれをベルに届けてほしいそうだ。恋のキューピット気取りだろうか。嫌いじゃない。

 

「では、ベル。一人で探してくださいね」

「えぇッ!」

「そうニャ! なかなか分かってるニャニャイカ赤髪!」

「お褒めに預かり恐悦至極」

「何言ってるニャこいつ?」

「気にしてはいけませんアーニャ」

 

 リューさんは既に私の方を見るのも止めていた。そういう突っぱねるような態度が私の好意を呼んでいる事に彼女は気付いているのだろうか。たぶん、気付いてないだろうな。

 

「頑張ってくださいねベル。私は一足先に闘技場に向かうとします」

「ほ、本当に一人で探すのッ!? こんなに広いのに!」

「ええ、そのほうがシルさんも喜ぶでしょう。ここは男として、一人で探してください」

「お、男として……分かったよ! 僕一人で頑張るね! それじゃッ!」

 

 本当にベルは単純な少年だ。そこが彼のいい所でもあるが、絶対に騙される性格だ。既にシルさんという女性に惑わされている前科がある。

 

「リューさん、デー」

「お断りします」

「では、アーニャさん」

「興味ないニャ!」

「あっちに売ってる魚買ってあげますから」

「ニャに!」

「アーニャ、帰りますよ」

「ニャーッ! お魚ぁッ!」

 

 リューさんに襟を捕まれ強制連行されていくアーニャさんを眺めながら、どうやったらリューさんをデートに誘えるか模索するのであった。シミュレーションの結果、誘えないという結論に至ったのは言うまでもない。

 

 

 それから、一人になったというイレギュラーはあったが、東のメインストリートに向かって歩き出した。雑踏に揉まれながら着実に闘技場へと向かっている、と思いたい。それほどメインストリートは人で溢れかえっていた。

 道の両端には普段見ない屋台や出店の数々が並び、客寄せの声がひっきりなしに聞こえる。それに加え歩き売りをしている店員も多く、賑やかではあるもののかなり混沌としていると言っても誰も反論はしないだろう。

 

 しかし、こういった賑やかな場所は初めての私にとってはすべてが初体験。雑踏に押されるのも、押された先の美女の胸を間違って触ってしまい謝るのもひやりとする体験ではあったが、何も悪いだけのことではなかった。

 

「わぷっ」

「おっと、すみません」

 

 そうして、また誰かにぶつかってしまった。いや、ぶつかりながら進まなければ何時までたっても闘技場にはたどり着けないだろう。

 今回は真正面からぶつかった。相手は私よりも背が低く、その額を私の胸にぶつけ奇妙な声を発した。

 

「いいよいいよ、気にしないで」

 

 ぶつかった人は女性だったのか、その明るい声に聞き覚えがあった。

 見てみると、褐色の肌を恥ずかしげもなく露出した格好にセミショートの黒髪。ロキ・ファミリアのアマゾネス姉妹の妹の方、ティオナだった。

 

「おや、ティオナではないですか」

「あ、アゼルじゃん」

 

 その隣を見ると、姉であるティオネさんとエルフのレフィーヤさんがいた。三人で祭りを満喫していたのだろう。

 

「あら、こんにちは」

「こんにちは」

 

 レフィーヤさんは若干挨拶が固かった。私の事を敵視している節がある彼女だが、元が礼儀正しい性格なのだろう。嫌いなら挨拶をしなくても私は一向に構わないのだが。

 

「アゼルもフィリア祭?」

「ええ、昨日探索から帰ってきたばかりなので。休みついでに見学しておこうと」

「一人で?」

「いえ、もう一人いたのですが。野暮用でどっかへ行ってしまいました」

「じゃあ一緒に行こっ!」

 

 そう言ってティオナは私の腕を持ち強引に引っ張って移動を開始した。振り解こうにも私はレベルの差によって筋力がかなり違い不可能であった。

 特に気にした様子のないティオネさんと、若干不満気な顔をしているレフィーヤさんも後ろから付いてきている。

 

「ティオナ、別に掴んでなくても付いて行けますから」

「この人混みじゃすぐはぐれちゃうよ」

「それは後ろの二人もそうなのでは?」

「あの二人は慣れてるし、それにこんな雑踏くらいじゃびくともしないよ?」

 

 後ろを少し見ると、人にぶつかっても確かに押されている気配はない。レベルの高さがこんな所で活きてくるとは思いもよらなかった。

 

『おい【大切断(アマゾン)】が男連れてるぞ』

『誰だあいつ?』

『髪赤いしロキ・ファミリアの奴じゃねえの?』

『適当だなおい』

 

 などと囁かれていることは私はつゆ知らず、引っ張られるのに身を任せ闘技場へと向かった。

 

 

■■■■

 

 

「そういえば、昨日帰ってきたって言ったけど。何日くらい潜ってたの?」

「昨日入れて四日間ですね。なかなか熟練度が上がらないもので」

「そうは言っても私達と比べたらじゃんじゃん上がってると思うわよ」

 

 闘技場へと入り、今はすでに席に座っている。並びは私、ティオナ、ティオネさん、レフィーヤさんだ。

 

「参考までに聞きますが、どれくらい上がるんですか?」

「ん~、一週間深層域で狩ってトータル10とか? レベル上がったばっかりの頃はばばーんって上がるんだけどね」

「それは……」

「まあ、まだ貴方には遠い話よ」

「……だと、いいのですが」

 

 私の仲間であるベルは常識はずれの成長をしていることを、彼女たちは知らない。一日やそこいらでトータル100もほいほい上がってしまう化物級の新人がいることを彼女たちは知らない。もし、あのスピードがそのまま続くとしたら、それはどれだけのアドバンテージになるだろうか。

 これは、私もお役御免になる時が来るかもしれませんね。レベル差がありすぎると一緒にいてもあまり良いことはない。ベルは私に気を使ってしまうということもありますし。

 

「そういえば、アイズさんはいないんですね?」

「そうなの~。アイズはロキと一緒に見て回ってるの」

「それは残念でしたねレフィーヤさん」

「な、なんで私に振るんですか!」

「だって、レフィーヤさんアイズさん大好きでしょう?」

「そ、そ、そんなことありましぇん!」

 

 台詞の途中で噛んでてはまったく説得力がないです。

 

「まあ、分かりますよ」

「「「え」」」

「彼女の剣の腕は本当に惚れ惚れするほどですからねえ。ああ、手合わせをしてもらいたい」

「そういう……」

「剣術馬鹿……」

「そ、それだけじゃありません! 髪だってすごく綺麗ですし! 身体だって! って私は何を言ってるんですか!?」

「女性としては見てないってこと?」

 

 やはり女性は誰しも色恋沙汰が好きなのだろう。ティオナさんが興味津々といった風に聞いてくる。

 

「そうですねえ……いえ、確かに美人だと思っていますよ。むしろ思ってない人はいないと思うんですが。でも、私は今までずっと剣を振るってきただけの男ですから。どうしても判断基準が剣術や腕っ節になってしまうというか」

「好みの女性とかは?」

「ぐいぐい来ますね」

 

 顎に手を当てて考える。好みの女性、と言われても今まで恋人など作ったこともない上、誰かにそれほど好意を向けられたこともない。むしろ嫌悪を向けられるほうが慣れているくらいだ。

 

「そうですね。回復魔法などを使える人が恋人だったら探索が楽に、いやでもやはり剣士か」

「それは違うでしょ!」

「うーむ……そう言われましても、今まで本当に剣の事ばかりでしたからねえ」

「え~、つまんない……じゃあっ、私達三人の中だったら誰が一番好み?」

「なんていう事を聞くんですか貴方は……」

 

 しかし答えないといけない雰囲気だ。レフィーヤさんはそっぽを向きながらも何気に聞いている。ティオネさんはニヤニヤしながらこっちを見ているし、ティオナは言わないと殴る、くらいの迫力はある。

 

「そうですね、この中だったらティオナがいいですね」

「へ?」

 

 まさか自分の名前が言われるとは思っていなかったのか素っ頓狂な声を出してティオナは固まった。

 

「だって考えても見てください。レフィーヤさんはエルフで、私に肌を触らせてもくれないでしょう」

「当然ですっ!」

「ほら。そしてティオネさんはフィンさんに気があるようですし」

「貴方には言ってないんだけど……」

「見てれば分かります。失礼ですけど消去法でティオナになるわけですが、聞いてます?」

「ふぇっ」

「見事にテンパってますね」

「面白いわね我が妹ながら」

 

 頬を赤く染めながらティオナは俯いてしまった。

 

「い、いやでもほら。私アマゾネスなのに胸小さいし」

「見た目は気にしない質なので」

「あぅ……」

 

 なんだか面白くなってきてしまった。もっとからかってみたいという欲求がムクムクと膨れてきた。

 

「それに私小さいほうが好きですし」

「えぅ」

「むしろ周りに大きい人しかいないので小さいのが恋しいです」

「うぅ」

「というか、戦っている時邪魔じゃないんですか?」

「ふぇぇ……」

「セクハラで殴るわよ?」

 

 もはやティオナに話しかけていないのに恥ずかしがっている。疑問を投げかけたティオネさんは拳を握っていい笑顔をしていた。

 トドメを刺してしまおう。

 

「ティオナ、この後一緒に夕飯でも食べに行きましょう」

「……」

「ティオナ、気付いて。からかわれてるわよ」

「ティオネさんバラさないでくださいよ」

「黙りなさい。人の妹を弄んで、殺すわよ?」

「もう二度としませんっ!」

 

 彼女の、本当に人を殺さんばかりの眼光に引きながら席を立ち上がる。

 

「何か飲み物でも買ってきますね。その間に復活させておいてください」

「奢りよね?」

「……当然でしょう」

「一番高いのでいいわ」

 

 いい笑顔でティオネさんは私を見送った。レフィーヤさんはエルフだし森っぽくりんごジュースでいいだろう、と勝手に決めながら私は闘技場にいる歩き売りをしている店を探した。人混みの中を進むのも一苦労だったが、漸く売り子のところまで来たときだった。

 

「ッ」

 

 僅かに甘い香りが匂った。それは、一度嗅いでいたからだろう、私の脳を一瞬で警戒態勢へと移行させた。

 

 彼女がここにいる。悪い予感がひしひしと感じられた。祭りだというのに、彼女は何かをするつもりなのだろうか。彼女は、ベルに何かを望んでいる節がある。

 飲み物のことなど頭から既に消え、私はその香りを辿って歩き始めた。

 

 

 

 

 

 関係者区画に入ると、人がいなくなったので走ることが可能になった。甘い香りは進むに連れより濃く、より甘美になってきていた。彼女に対する警戒心が最初からなければ、とうの昔に私はこの香りに毒され、歩けなくなっていただろう。それほどまでに、その香りは脳を溶かす。

 

 気配とでも言うべきか、それはダンジョンで感じるようなものだった。地上には通常いないモンスターの気配、しかも随分活発に動いている。それを敏感に察知した私は、目に魔力を集中させ始めた。

 近くの部屋からモンスターが飛び出る光景が見えたのは、ほぼ同時だった。

 

「ふッ!」

 

 腰に下げていたショートソードを抜き放ち、モンスターの胸部、弱点である魔石が埋まっている箇所に向けて突きを放つ。

 現実が目に映った光景に追いつき、ショートソードは寸分違わずそのモンスターの胸部に深々と突き刺さり魔石を両断した。見たことのないモンスターだったが、私が到達している階層より下層にいるモンスターなのだろう。

 

 一度立ち止まり、部屋の前を見る。もうモンスターが飛び出てくる未来は見えなかった。警戒しながらも、私は部屋へと足を踏み入れた。

 

「う、あ」

 

 すぐ近くに、だらしなく涎を垂らしながら倒れている人間が複数いた。老若男女問わず、同じ症状だ。

 

「あら?」

「やはり」

 

 そして部屋の中央部に彼女はいた。暗い部屋の中でも、銀色の髪は輝いて見えた。美を司る神、フレイヤ。あの晩とまったく変わらない、美しすぎる笑みを浮かべている彼女が佇んでいた。その手には鍵の束。

 周りを見ると檻に入れられているモンスターが数匹。そして、檻が一つだけ空いていることも分かった。

 

「貴方がやったのか」

「ええ、まさかすぐ殺されちゃうなんて思ってなかったけど。貴方もよく分かったわね」

「嗅いだことのある匂いを辿ってきただけです」

 

 油断せずショートソードを構える。神フレイヤ自身には戦闘力はないが、周りのモンスターを操っているのだとしたら、私の知らないモンスターもいるので警戒するに越したことはない。

 

「ふふ、主人の匂いを覚えたわんちゃんみたいね」

「噛まれたいんですか?」

「あら、私は噛み付く子でもちゃんと可愛がってあげるわよ?」

「……消えろ。さもないと」

「さもないと?」

 

 私を斬る? と彼女は聞いてきた。そして、私はそれに答えることができない。私も彼女も、私が彼女を斬ることができないと知っているから。

 

「本当は、ちょっかいを出すつもりはなかったの」

「……」

「でも、やっぱり好きな相手には悪戯したくなっちゃうのよね」

 

 それは大いに同意できるが、今はそんな場合じゃない。誰に、などと聞くまでもない。流石に飛躍と言えるほどの成長をしているベルでも、ここにいるモンスターの相手は危険だ。速過ぎる成長故の障害だ。ベルにはまだ技量が付いてきていない。

 技量とは【ステイタス】に依存しない、冒険者自身が養わなければいけない戦闘技能の集合体。私はむしろ、そちらだけを極めてしまっている故に質のいい、つまり強敵と思える敵の撃破等、【経験値(エクセリア)】が獲得できないでいる。

 

「だから、邪魔は許さないわ」

「言っていろ、全部斬ってやる」

 

 最悪檻ごと斬ってしまおうか、と思っていた時だった。檻の影から一人の獣人の男が現れた。気配など一切せず、まるで幽霊のように現れたその人物に私は動揺を隠せずにいた。

 今まで、油断していない状況で察知できない気配などなかった。

 

「オッタル、殺しちゃだめよ。この子も私の物にするんだから」

「分かっています」

 

 誰がなるか、と言ってやりたかったが、目の前の男に目が釘付けにされそれどころではない。今さっきとは打って変わって、圧倒的とまで言える存在感を男は発していた。

 

「怖いの? 足、退いてるわよ?」

「ッ」

 

 それは無意識の行動だったのだろう。数C(セルチ)ではあるが、足が退いていた。私が、ただ前にしただけで恐れを抱いている。その事実が屈辱に思えた。

 

「ふう……」

 

 身体から力を抜き、深呼吸をする。オッタルと呼ばれたその男は攻撃をしてくる気配がない。圧倒的高みから私を見下ろすその双眼は、完全に冷めていた。それは、まるで道端にある小石を見ているような目だ。

――気に入らない。

 

「斬るッ!!」

 

――全くもって、気に入らない。

 

 その時、私は圧倒的強者という者に初めて相対した。

 




閲覧ありがとうございます。
感想や指摘などがあれば気軽に言ってください。

ティオナはこれじゃない感がある。

※2015/09/14 7:08 加筆修正

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