Blood&Guilty   作:メラニン

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祭のところは、書きながら思い出して悲しくなりました。

もしかしたら、逐一更新するかもです。





設定(人物編Ⅱ)※ネタバレ注意!

篠宮綾瀬(しのみや あやせ)

 

 

優秀なエンドレイヴのパイロット。赤の比率が若干多いブラウンのロングヘアーで、ポニーテールで一まとめにしている。足に障害を抱えているため、移動は車椅子を使用している。心根は優しいが気の強い性格であり、特に『女だから〜』や、歩けない事を理由にされる事に対してはひどく怒る。

葬儀社に所属し、また葬儀社のリーダーであった恙神涯に好意を寄せていた。しかし、涯と同じく葬儀社に所属していた楪いのりが普通の関係でなかった事は知っており、いのりに対してジェラシーを抱いていた。真相はいのりの血液がキャンサー化を抑制するため、献血を行なっていたのだが、綾瀬本人が知っていたかは不明。第二次ロストクリスマスで涯を失う事になる。

それ以降、桜満集が通っていた高校に身を寄せるが、ある時自らが葬儀社である事が露呈し、ツグミ(後述)共々窮地に陥る。しかし、集が自らも葬儀社であった事を明かし、窮地を脱する。しばらくは平和な一時を過ごすが、校条祭(めんじょう はれ)(後述)の死を切っ掛けに変貌した集を見て心を痛める。その後、解放作戦であるエクソダスが発動するも、復活した涯に集は破れ、いのりと共に姿を消す。涯と再会した綾瀬であったが、以前の彼とは全くの別人のようになっており、袂を別つことを決意。涯とダアトに敵対する事を心に決め、ツグミ、アルゴ(後述)らと共に潜伏する。

しかし、潜伏先がGHQに発見され窮地に陥る。集の母親である桜満春夏に、現存する最後のヴォイドゲノムの投与に志願するが、姿を現した集が綾瀬の静止も虚しく、最後のヴォイドゲノムを投与してしまう。

復活した集、葬儀社らと共に最終決戦にも参加。最新機であるシュタイナーA9:アーノインを操り、ダリルが操るゲシュペンストに苦戦するも、これをツグミと共に撃破。最終決戦を生き残る。

 

 

本作では最終決戦から半年経過しており、現在は通信で高校の卒業課程を取るよう奮闘している。ツグミとは相変わらず仲が良く、ルームシェアをして都内のマンションに暮らしている。今回、四分儀から連絡を受けて……?

 

〈乗機:ジュモウ→シュタイナー→シュタイナーA9(アーノイン)〉

 

 

 

 

 

 

・ツグミ

 

 

オペレーター、電子戦担当。凄腕のハッカーであり、電子戦の天才。相手にアダ名を付ける癖がある。外見は黒髪ロングのストレートで、いつもネコミミのカチューシャ型のヘッドセットを装着している。

葬儀社時代から綾瀬とは仲が良く、エンドレイヴのパイロットでもある綾瀬とペアを組むことも多かった。最初の内は新入りであった集を、小馬鹿にしていたが、徐々に認めてはいたようである。第二次ロストクリスマスで、涯をはじめとする葬儀社の幹部を大勢失い、行くあてが無いところを、綾瀬と共に集の高校へと身を寄せた。しかし、ある時自らが葬儀社である事が露呈し、綾瀬共々窮地に陥る。しかし、集が自らも葬儀社であった事を明かし、窮地を脱する。しばらくは平和な一時を過ごすが、校条祭の死を切っ掛けに変貌した集を見て、彼の様子を仲間に報告していた。解放作戦であるエクソダス後は、綾瀬やアルゴと共に潜伏することを決め、涯とダアトに反旗を翻す。

最終決戦にも綾瀬らのサポートに回り、ダアトに寝返った城戸賢治と電子戦を繰り広げ、最後は四分儀が殺害する形で勝利した。敵の大型エンドレイヴであるゲシュペンスト相手に、綾瀬の乗機であるシュタイナーのビットを操作し、撃破に貢献した。その後、最終決戦にも生き残っている。

 

 

本作では相変わらず綾瀬と仲が良く、行動を共にしている。彼女は学校に行っていないが、勉強が必要ないので、専ら株やデイトレーダーとして、資金を稼いでいる。また、匿名で各企業にソフトウェア開発に協力するなど、多岐にわたり活躍している。今回、四分儀にから連絡を受けて……?

 

 

 

 

 

 

 

桜満春夏(おうま はるか)

 

 

桜満集の義母。背中まであるセミロングのブラウンヘアで、外見は実年齢よりはるかに若く見える。優秀な科学者である事は間違いないのだが、家に帰ることも少なく、家事能力が壊滅的で、いつも集に任せていた。(集の家事スキルが高いのはこの為と思われる)セフィラゲノミクスの主任研究員。

集の父親である桜満玄周(おうま くろす)と結婚し、玄周の子供である真名、集の母親となる。しばらくして、真名、集、を連れて、玄周も交えて一緒にクリスマスを過ごすために東京を訪れる。中々時間になっても現れない玄周のために、真名、集、を残して迎えに行く。しかし、迎えに行った先で玄周は殺害されており、またこの時に真名、集、トリトンを切っ掛けに、ロストクリスマスが起こってしまう。辛うじて生き残った、集を引き取って育てる決意をし、女手一つで集を育てた。集、真名に起こったことを知っていた数少ない人物。

集がヴォイドゲノムを投与し、『王の能力』を得たことを知っており、第二次ロストクリスマス以降、集を王の宿命から救うために、『王の能力』を捨てさせるよう行動する。一度は、涯によって集に『王の能力』を捨てさせる事に成功する。しかし、自らで決着を付けようと、真名の殺害に踏み切るが、その行動を兄である茎道修一郎に看破されており失敗する。苦し紛れにヴォイドゲノムを盗む事には成功するが、GHQの実行部隊であるアンチボディズに追い詰められる。駆け付けた集が、最後のヴォイドゲノムを投与する事で危機を脱する。しかし、集の身体の変調に気付いており最終決戦前、集の前で涙を流した。その後、最終決戦を生き残っている。

 

 

本作では、最終決戦から半年の間、国連への出向や、集を取り戻すために尽力しており、無理が祟っていた。有給を取った際、綾瀬らに呼ばれて……?

 

 

 

 

 

寒川谷尋(さむかわ やひろ)

 

 

少し目つきの鋭い少年。長身故に若干痩せ型に見える。表向き物腰も柔らかであった事から、女子からもそれなりに人気があった模様。

元はノーマジーンと呼ばれる麻薬の密売人『シュガー』として活動していた。密売人として活動している際、集が巻き込まれたGHQと葬儀社の戦闘を目撃しており、弟の潤の医療費を稼ぐために、集をGHQに売り渡す。しかし、集が復学した事から再会を避けるため、弟の潤と共に彷徨い、そこを集の提案で葬儀社に保護してもらうよう交渉する。潤を運んでいる際、集との内輪揉めが原因で、潤が死亡。再びあちこちを彷徨うが、第二次ロストクリスマスの際には、紆余曲折あって集の元へ駆け付けた。

第二次ロストクリスマス後に、集にヴォイドランク制を提案し、集を補佐する。解放作戦エクソダス実行後に、集が姿を消したため、葬儀社へと身を寄せる。最終決戦の際には、颯太、花音と共に、24区に取り残された一般市民の避難誘導を行なっていた。

 

 

本作では高校にも復帰し、普通の学生生活を送っていたが、四分儀に呼び出され……?

 

 

 

 

魂館颯太(たまだて そうた)

 

 

短髪ツンツン頭の少年。背は集と同程度であり、明るい性格。誰に対しても積極的に関わろうとする人物で、集は苦手としていた。

前述の通り明るい性格であり、大抵の人物と打ち解けることができる。集と共に行動を共にしていた事も多く、集の人となりは分かっていた模様。第二次ロストクリスマスまで集の関わってきた事件を知らなかったが、第二次ロストクリスマスでは集に協力して、いのりの奪還に参加していた。

第二次ロストクリスマス後には、谷尋の言うヴォイドランク制の導入を恐れ、その焦りと恐怖からGHQの建設した壁を、同じくヴォイドランクの低い学生数名と突破しようと行動するも、圧倒的な戦力差の前に追い詰められる。何とか駆け付けた集達によって救出されるも、作戦行動中に校条祭(後述)が死亡。自らの行動によって、何が起こったか気付いた時には既に遅く、結果この行動がヴォイドランク制を導入する決め手となる。その後、解放作戦エクソダスに参加するも、クーデターを起こされた集を、クレーターへと突き落として、決別してしまう。

しばらく葬儀社に身を寄せるが、キャンサー化がレベル3まで進行し、右側頭部が広く変異してしまう。GHQの実行部隊であるアンチボディズの襲撃を受けるも、復活した集に救出され、集のヴォイドによりキャンサーも解除される。身勝手な行動を起こした上、裏切ったにも関わらず、キャンサーから救ってくれた集とはしばらくわだかまりを残し、素っ気ない態度で接する。しかし、最終決戦前に握手を拒んだのにも関わらず、集は実行したうえに、まだ颯太自身のことを『友達』だと集が言ったために和解。ヴォイドを集へと預ける。最終決戦では、谷尋、花音らと共に24区の一般市民を避難誘導するのに尽力した。

 

 

本作では谷尋や花音同様に復学し、学生生活を送っていたが……?

 

 

 

 

 

 

草間花音(くさま かのん)

 

 

ショートボブカットに髪を切り揃えて、メガネを掛けた少女。生真面目な性格で、委員長タイプな人間。昔から谷尋とは遊んでいた、いわゆる幼馴染であり、好意を寄せている。

颯太同様に、第二次ロストクリスマスまで集の関わってきた事件に関しては知らず、全てを聞かされたときは驚きつつも、呼び掛けに答え、いのり奪還に協力した。

第二次ロストクリスマス後は、主に自らのヴォイドの能力を活かして屋上からの見張りの役割を担っていた。しかしあるとき、校条祭が死亡した事でヴォイドランク制が導入。周囲の人間がどんどん変わっていってしまう事を悲しんでいた。

最終決戦の際には、谷尋、颯太らと共に24区に取り残された人の避難誘導を行なっていた。

 

 

本作では、谷尋や颯太同様に復学して平和な学生生活を送っていたが……?

 

 

 

 

 

 

 

校条祭(めんじょう はれ)

 

 

セミロングのブラウンヘアを二つに留めた少女。颯太ほどではないが明るい性格の少女。集に好意を寄せていた。

いのりが転入してきた際、前述の理由から若干焦りのようなものが見られていたが、概ねいのりとは仲が良かったようである。第二次ロストクリスマスまで、集が以前と若干違う様子には気付きつつも、葬儀社に関わっていたことは知らなかった。第二次ロストクリスマスの時は、いのり奪還に協力した。

第二次ロストクリスマス後は、自身のヴォイドである『全てを癒す包帯』で怪我人の治療はもちろんの事、破損した機材などの修復などで活躍していた。そんな折、颯太が独断行動を起こしたため、救出作戦に参加する。車両の修繕をしていた際、ダリルの乗るエンドレイヴの銃撃を受け、彼女を庇った集と共に重傷を負う。何とか集を救おうと、集へと自身のヴォイドを伸ばし彼を回復させるも、その瞬間に武装ヘリによってヴォイドを砕かれてしまう。それにより、全身のキャンサー化が始まってしまう。集の元へと這って進むが、最後は集の腕の中で全身がキャンサー化し、砕け散ってしまう。

彼女が最後、集に願ったのは、自身が幼い頃に読んだ絵本に登場するような、全てを救う『優しい王様』になって、というものであった。

 

 

本作では故人となっている。

 

 

 

 




(3/18更新)

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