無理矢理感が否めませんが、そこはまぁ・・・
では、どうぞ!
日付は10月2日。時刻は午後1時頃である。この日、学生にとっての苦行の1つに数えられるものが終わった。結果は人それぞれである。これは人の助けを借りることが出来ない孤独な戦いである。故に、彼らが感じる重圧は大きい。敵は目の前に
「はぁ゛〜〜〜………」
「古城、大丈夫だった?」
「やめとけよ、集。古城はまた那月ちゃんにお世話になる運命なんだろ?お前も好きだよなぁ。あれか?女教師が本命ってか?」
机に突っ伏し、落ち込む古城の元には特に仲のいい男友達が集まっていた。桜満集と、矢瀬基樹である。定期考査が終了し、通常であればこのまま帰宅となる筈だったのだが、古城は彼らの担任教師に居残りを食らっていたのだ。
「やめてくれ。誰があのミニマムロリ教師に手を出すかよ」
「ほぉ………そのミニマムロリ教師という呼称が一体誰のことを指すのか、じ~~~っくり聞かせて貰おうじゃないか。なぁ、暁?」
「うげっ!?聞いてたのかよ!!」
背後を振り返れば、
「那月、これでいい?――う」
「教師を呼び捨てにするなと言っているだろう、楪」
那月は閉じた扇子で軽くいのりの額を叩く。男子生徒に食らわせるモノよりは、遥かに威力の弱い一撃である。いのりは少し口を曲げ、プリントの束を机に一旦置くと、反撃とばかりに行動に移る。
「………那月は那月だから」
「……いい度胸をしているなぁ、楪?」
「い、いのり、その辺に……」
集に促され、いのりはその手を那月の頭から退ける。そう、いのりの反撃とは那月の頭を撫でることであった。身長差の関係上、姉妹のように見えなくもない姿は、遠くから見れば微笑ましいのかもしれないが…………当然、那月の扇子を握るてには力が篭り、ギシギシと黒レースの扇子は悲鳴を上げる。
「す、すみません、南宮先生。いのりには僕から言っておくので…」
「はぁ………まぁいい。さて、もう暁古城の補修を始める。お前たちは帰れ」
「………なぁ、俺の補修だけにしては、プリント多くね?」
「何を言う、暁古城。わざわざお前のために各教科の担当が作成したプリントの束だぞ?有難く取り組め。それに、全教科赤点を叩き出したお前に拒否権が有るとでも思っているのか?ん?」
那月はさらに不機嫌だとでも言わんばかりに、ドスの効いた声色で古城に問い掛ける。そして、全教科赤点という不名誉な烙印を友人たちの前で暴露されれば、さすがの古城であっても多少は傷付いた様である。ゲンナリと肩を落とし、友人達からの視線が刺さる。
「………古城、思ってたよりも頭悪い?」
「うっ……」
「ぶっははははははは!!言われてんぞ、古城!いのりちゃんは、その辺正直だから嘘偽りない感想だぞ?ぷ……くくくく…」
「はぁ……テスト前に結構協力したんだけどなぁ……」
「ぬぐ……」
「………学年トップクラスのヤツが3人も側にいながら、貴様は何もそこから学ばんのか?」
「は?………学年トップクラス、って?」
「知らんのか?一応、まだ返却はされていないが、桜満集、楪いのり、藍羽浅葱はこの学年ではトップ3だぞ?」
「はぁ〜〜!!?」
古城はついつい絶叫する。名前の上がった藍羽浅葱だけがバイトだと言って早々に帰宅してしまった為に、今この場所に居ないが、それでも彼の目の前には学年トップクラスの成績を持った2人がいるのである。
「因みに、これには私も腹が立つが、矢瀬も一応トップ10入りはしてるだろうな」
「な!?矢瀬が!?冗談だろ、那月ちゃん!!だって、矢瀬だぞ!?」
「そこに関しては同意する。だが」
「でっ!!」
閉じた扇子による一撃が古城脳天にヒットする。先ほど、いのりが受けた一撃よりもだいぶ重いものだ。
「教師を『ちゃん』付けで呼ぶな」
「……うす。だけども、矢瀬がトップ10入りってのは嘘だろ!?」
「残念だが、事実だ。残念だがな。非常に残念だがな」
「ちょっと!?何で俺にはそんな辛辣!?そんなに残念、残念、連呼しないでくれる!?本気で萎えるんですけど!!?」
「ならば、お前が今まで提出してきたレポートに理由を聞くとするか」
「い、いや、それは……」
「バレないとでも思ったか?藍羽の作成したものと、ほぼ同一の内容だったぞ?」
「ぐ、偶然じゃないっすかねぇ?」
「ほぉ……中学の頃からの提出したものを含めて、47回も偶然が起こるとはなぁ?それに、暁古城。お前もだ」
「「う、うぐっ……」」
那月の怒りの矛先はどうやら、基樹にも向いた様である。ポンポンと扇子を手で弄びながら、那月は凶暴な笑みを浮かべる。さらに、那月はスカート部分のポケットから一枚の折り畳まれた用紙を取り出す。そこには、何やらギッシリと文字が羅列されていた。
「矢瀬、お前が今まで楽をしたであろう、レポートの題材だ。丁度いいから、お前もこのまま残っておけ」
「は、はあぁぁぁ!!?」
「はははは!残念だったな、矢瀬!お前も道連れだ!」
「ざけんなぁ!俺、この後――」
「安心しろ、お前の家に連絡は入れてある。それとバイト先にもな。あと連絡を入れるとすれば……お前が言う、年う――」
「分かった!分かりました!!是非ともやらせていただきます!!」
基樹はひったくる様に那月の手から用紙を引っ手繰ると、自らの机に座り、カバンからレポート用紙を取り出して、早速作業を始める。
「じゃ、じゃあ、僕といのりは帰りますね?」
「あぁ、寄り道せずに帰れよ」
「古城、基樹、ガンバって?」
「「………あぁ」」
すっかり意気消沈してしまった古城と基樹は机の上で、筆記具をカリカリと動かし始める。その目には生気が宿っていなかった。自業自得といえば、それで終わりではあるのだが……
集と、いのりは改めて那月に挨拶すると教室を後にする。外には獅子王機関の監視役として派遣された後輩の姿があった。キッチリ監視対象を迎えに来るあたり、彼女はかなり真面目なのだろう。と言っても、この役割は彼女にとって役得でもあるのだろうが。
「あ、桜満先輩、いのりさん、こんにちは」
「こんにちは、姫柊さん」
「雪菜、古城の迎え?」
「はい、また暁先輩が変な行動に走らない様、しっかり見張っておかないといけませんから」
その様子はどこか誇らしげである。それと同時に、その表情には少し嬉しさの様なものも混じっている様に感じられた。集も、いのりも、それを見抜いてはいるのだが、口に出すことをせず温かく見守ることにした様だ。それを言っても、この可憐な後輩は認めようとはしないだろう。
「そう言えば、いのりさん。さっき凪沙ちゃんが探してましたよ?」
「凪沙が?」
「はい、なんでもヴォ――」
「あ、居た!」
噂をすれば、というやつだろう。廊下の曲がり角から、息を切らせた凪沙が現れたのだ。全身に薄っすら汗も掻いていることから、走ってきたのだろうと推測できる。そして、視界に集と、いのりの姿を捉えるなり、今度は小走りで目の前までやってくる。
「凪沙?」
「集さんと、いのりさん!今、時間平気!?」
「えっと、僕は何も無いけど」
「私も」
「悪いんだけど、手伝って!お願い!」
手を合わせて頭を下げる凪沙に、集もいのりも顔を見合わせ困惑するが、集のそもそもの仕事の中には凪沙のガードも含まれている。それを思えば、近くに居られるこの状況は渡りに船だろう。
「うん、いいよ」
「本当!?まだ、何も説明してないんだけど……」
「ははは……そこは着いてから聞くよ。それに急いでるみたいだし」
「良かったぁ〜、助かるよ、集さん!いのりさんは?」
「私も大丈夫。でも、何で私もなの?」
「そこは後で説明するよ!って言うか、どちらかと言えば、今回はいのりさんがメインだから!って、もうこんな時間!?あぁーー、えっと、集さんもいのりさんも急いで!あ、雪菜ちゃん、またね!」
「はい、また――」
雪菜が言い終わるよりも早く、凪沙は2人の手を取って、駆け出していった。雪菜はその様子に苦笑いを浮かべつつ、どこか複雑な心境で、3人を見送るのであった。
◇
「じゃあ、もう一度。いい?」
「「「「「「「はい、いのり先輩!」」」」」」」
彩海学園中等部の視覚室。音楽室は吹奏楽部が使用することが多いため、彩海学園中等部の声楽部は、ここ視覚室を使用している。そこで、文句が無いのかと問われれば、どの部活も無いと答えるのが現状である。と言うのも、絃神島の住人は中々本土へ行き辛い。島の出入りのチェックが非常に厳しいのだ。また、もし大会などで本土へ行くという事になれば、定期便や、当然日帰りなど出来ないのだから、宿泊費など経費面に関しても考慮しなければならない。
故に、どの部活も閉鎖的になってしまうのは否めないのだが、これはある意味この島の宿命だろう。だが、先ほど述べた様にどの部活も別段不平不満は言っていない。子供ながらにそういった事情がある事を知っているからだ。それに、もし本気で行きたければ自分で行くための活路を見出すだろう、というのもこの島の教育方針であったりする。
さて、そして現在視覚室にて活動している声楽部も、それら部活の1つである。実力は中々であり、現在のメンツで何か出来ないかという事で、本土で行われるテレビ番組への出演を賭けて、猛特訓中なのだ。
しかし、本土には当然
実は音楽の授業で一度いのりはその歌声を披露したのだが、その一回で噂が広まってしまったのである。つまり、この中学生達は、いのりを是非とも講師にと考えた訳である。しかし、中学生である彼女らに高校生との伝手など無いし、高等部へと乗り込むには、中々に勇気が必要であった。
そんな困っている彼女らに救いの手を差し伸べたのが暁凪沙であり、現在ここに至るまでの顛末である。
「
いのりのその声に、キーボードで伴奏を行っていた別の女子生徒は手を止め、指摘を受けた
「は、はい、すみません!」
「…?緊張しないで?ズレてたから、言っただけ。
「っ、はい!」
思いの外適切であった指摘に、集は感嘆の声を漏らす。それが聞こえたのか、いのりが少しムクれた様な表情を取り、集の方は手を立てて口パクで謝罪する。
「じゃあ、もう一回初めから」
「「「「「「「はい!」」」」」」」
そこからも練習は続いたが定期試験の疲れもあったのだろう、結局練習自体は午後3時過ぎには終了したのであった。
◇
彩海学園近隣に存在するファミレスでは、大人数の学生で利用する客のテーブルがあった。人数は計12人。その内訳は先ほどまで練習で疲れ果てていた声楽部の女子生徒9名と、指導を行っていた楪いのり、さらに、その付き添いであった桜満集、そしてその2人を声楽部に紹介した暁凪沙であった。
「凪沙、部活は?」
「あー……実は顧問の先生が今日はテストの採点させてって言っちゃってたから自主練だけだったんだぁ。だから、キリの良いところで終わらせてきちゃった。あ、でもでも、本当にいいの、集さん?皆の分奢っちゃって?」
と、凪沙は自らの向かい側に居る集へと話しかける。因みにその隣が、いのりであり他の声楽部の面々は思い思いの席に座って食事を楽しんでいる。
「あぁ、うん。人工島管理公社からバイト代はもらってるしね。けど、僕もいのりも、そんなにお金を使う方じゃ無いから、むしろこういう時に使った方が良いと思ったんだ」
「へぇ……バイトって、浅葱ちゃんがやってるみたいな?」
「んーー、似た様なものかな?」
当然似てなどいない。集の仕事内容は、どちらかと言えば武闘派な仕事内容である。と言っても、当然内容を明かすことは即ち、古城の正体を話すことに繋がる。だからこそ、言えるはずも無いのだ。
また、集は説明を省いたが、危険の伴う仕事内容であるが故に、集には事前に獅子王機関ほどでは無いにしろ、支度金としてかなりの額が口座に振り込まれているのだ。当然、大して使ってもいないので、ほぼそのまま残っているのだが……
「と・こ・ろ・で!」
同席している声楽部の女生徒が会話に割り込んでくる。6人席に分かれて座っているため、集、いのり、凪沙以外に声楽部のメンバーが3人同席しているのだ。先ほど、いのりから指摘を受けていた
「ずぅーっと、気になってたんですけど、桜満さんと、いのりさんって同棲しちゃってるってホント!?」
その言葉が隣のテーブルにも聞こえたのだろう。先ほどまで
「………はぁ、隠しても仕方ないか。そうだね、僕といのりは一緒に暮らしてるよ」
「で!?で!?ヤることヤッたの!?」
「ぶふっ!?」
いきなりのド直球な質問に集はムセて、いのりの方はプイと顔を逸らす。当然、彼らは未だに一線を超えてはいない。そういった行為に走りそうになると、大抵は『ひゅーねる』が飛んできて、制裁を与えるのだ。さらに集自身が「もしこれで、いのりに嫌われたら生きていけない」というスタンスの持ち主のため、そもそもそういう雰囲気まで移行すること自体が少ないのである。
だが、思春期に入り始めた彼女らは、当然そういった話には多少なりとも興味はあるワケで、そして集といのりのリアクションは勘違いを与えた様である。黄色い声を上げ、騒ぎ立てる。
「ちょ、ち、違うから!僕もいのりも、そういうのは無いから!」
「えぇー?でもでも、一緒に住んでて年頃な男女が1つ屋根の下なんでしょ?それに、いのりさんってチョー美人で可愛いから、桜満さんでも手を出しちゃうんじゃない?」
「出してないし、出さないよ!」
「へー、『出さない』んだ………いいのかなー、そんな事言っちゃって?いのりさんが不機嫌になっても知らないよぉー♪」
「へ?」
ふと、隣のいのりを見やれば、ぷぅと頬を膨らせ、若干ご機嫌ナナメな様子であった。どうやら、集は言葉を間違えた様であり、ここに来て本人もそれに気付いたらしい。そして謝り倒すという失態を犯している姿を、後輩の前で晒すことになったのである。
「あ、そだそだ。そう言えば気になってたんだけど、いのりさんって高校の部活はやらないの?高等部にもたしか声楽部ってあったはずだけど」
「やらない」
いのりは凪沙の質問に即答した。あまりの反応の速さに後輩全員は目をパチクリさせていた。そして、神田空がソロ〜っと手を上げつつ、質問を投げかけた。
「あのー……何でですか?」
「私が歌ってたのは、元々バンドのソロだから。誰かと合わせて歌うのには慣れてない」
ズバリといのりは言い切る。だが、理由としてはそれだけでは無い。いのりの身体の事を考えれば、集となるべく離れない方が良いのである。部活に所属すれば、同じ部活で無い限り離れなければならなくなるだろう。集の仕事は第四真祖の『監視』、『制御』、『協力』なのだから。モチロンそれだけでは無く、単純に集と離れたくないという、いのりの気持ちもあるのだが………
「えぇー、勿体無いなぁ……ん?待てよ……………あ」
上井咲は、ゴソゴソとカバンの中を漁り始め、何かを探し始める。そして、何かを探し当てた様で、ある一枚の紙をバンッ!とテーブルの上に叩きつける。全員の目がそこに集まり、集といのりよりも、この島に暮らしている年月が長い後輩全員が、「あぁ!」と声を上げる。
「「……『波朧院フェスタ オーシャンミュージック』?」」
「そう!今度10月の終わりくらいに『波朧院フェスタ』があるでしょ?その合間合間にバンドフェスがあるんだよ!コレだったら、いのりさんをヴォーカルにして組んだバンドで出れないかな!?」
「………でも、他にメンバーがいないわ」
「そこはえっと……んーー、私らの中にもバンド楽器できる人いないしなぁ……桜満さんって、何か出来ないの?」
「う、うーん、昔少しフザケてベースいじった事があるくらいで…」
「じゃあ、練習して!」
「いきなり!?で、でも、ほら。他にも、最低限ギターと、ドラムやる人員が…」
「ナギっち!」
「え、わ、私!?」
急に話を振られ、凪沙は困惑する。しかし、何か思い当たる節があるのか、何か考え込む様な仕草を少し取ると、何かを閃いた様である。
「あ、そうだ。古城君、昔ギター少しいじってたんだ」
そう、思いついた事とは自らの兄を
「な、なに?どうしたの、皆?」
「凪沙ちゃん、逃げられると思った?前にチア部がマーチングバンドやろうとしてたの知ってるよ?」
「空ちゃん、何で知ってるの!?」
「凪沙ちゃんほどでは無いけど、私だって人脈は広いんだから、知ってるよ」
凪沙の逃げ道にトドメを刺したのは、神田空であった。何か目新しい事は出来ないかという事で、チア部が以前内緒でマーチングバンドを秘密裏に練習していたのだ。そして、凪沙の担当はドラムであった。当然、扱っている物は違うのだが、それでも多少なりともノウハウを知っていれば、ゼロスタートでない分たいぶ違うだろう。
「うぅ……けど、結局あの時は途中で頓挫しちゃったから、あまり練習してなかったよ?」
「それでも、マシじゃない?完璧な未経験者よりは」
「うぅーーー………」
凪沙は恨めしそうに、隣の神田空へと視線を投げつけるが、もう一方に座っている上井咲が凪沙の肩を持って後ろを向かせて、他に聞こえない様に小声で会話し始める。
(それに、桜満さんと合法的に一緒に居られるチャンスでしょ!?)
(ふぇっ!!?)
(気付いてないとでも思った?皆知ってるから、こんな風に後押ししてるの!確かに、いのりさんは強敵だけど、何もしないで諦めたく無いでしょ!?)
(そ、それは……)
(はい、作戦会議終了!)
無理矢理に会話を切って、上井咲はクルリと元の体勢に戻る。
「すみませーん!凪沙ちゃんを説得してました!」
「凪沙、平気?」
「うぅ………や、やるよ!私もやる!」
凪沙の意思表示に、声楽部メンバーはヤンヤヤンヤと、声援を送る。当の本人は若干投げやり気味であるのが否めないが……
「こうなったら、巻き込めるだけ巻き込むよ!まず、声楽部の皆にはバックコーラスで出てもらうから!」
「「「「えぇぇぇ!?」」」」
「おぉ、面白そう!」
凪沙の提案に、声楽部のメンバーは驚きの声を上げる。若干1名、上井咲だけは楽しんでいるかの様だが。
「あと、雪菜ちゃんもこの際誘っちゃおう!いっつも、ギターケース背負ってるし。あと、浅葱ちゃんも!ピアノ弾いてた事があるって言ってたから、キーボードで出てもらう!」
トントン拍子で話が進み、今ここに居ない面々にまで、火の粉が被る形になってしまった。こと人の勢いとは恐ろしいものである。
だが、こうして急遽、『波朧院フェスタ オーシャンミュージック』へと参加するメンバーが決定したのであった。
いやはや、人の勢いは恐ろしいなぁ~(棒読み&遠い目・・・)
さて、という事でバンドに参戦です!メンバーは
Vocal:いのり
Guitar:古城&雪菜
Bass Guitar:集
Keyboard:浅葱
ってな感じですね。
さて、今回いのりを出させるために登場した声楽部メンバーですが、一応オリキャラという認識でお願いします。まぁ、名前の方は・・・(追記:さくら荘の登場人物がモチーフです)
さてさて、次回から新章突入です!基本的には原作ベースなんですが・・・『基本的には』
ちょーいと、イレギュラーがあるかもしれない章ですね。乞うご期待!
ではでは