バトルスピリッツ アナザースターター   作:謙虚なハペロット

7 / 23
超遅くなりました。
色々忙しかったので許してつかぁさい(土下座)
その上長くなってしまいました。


Step.05 『見ておきなさい!』

 

「凛々…」

「………」

 

 これ程悔しく思ったのは初めてだ。

こんなにも負けて悔しいと思ったのは。

早苗のときとは事情が違うし、デッキにだって多少の自信はあった。姉さん、深緒、羽月のアドバイス入りで、経験者の深緒に一応は勝ったんだ。だが今回は違った。

 

『不様』

 

 この一言に尽きる。

赤の他人にここまで切り捨てられるとは思いもよらなかった。

その言い放った本人は、デッキやらコアやらを片付けて既にお店にはいない。

周囲のギャラリーもただ事では無いのを察知したのか、静かに散っていった。

 

「凛々」

「………」

「今日は引き上げましょう」

「………」

 

 早苗が私のデッキを片付け、引きずられるように、逃げるようにしてお店を後にする。…途中聞こえてしまった。

 

『あれは可哀相』

『お粗末なのは初心者だから仕方ない』

『再起不能になるかも』

 

 などなど同情の声が。

 

 

 

 逃げ帰ってきた自宅。

姉さんはまだ帰ってきてないため、今いるのは私と早苗だけ。

 

「…さて」

「………」

「あれだけボロ負けした理由は?」

「…私が弱いから」

「ん。叱るから、泣かないこと」

 

 誰が泣くか。

 

「何なのあの腑抜けたプレイングは!」

「っ…」

「本当に2人に教えてもらったの!?」

「もらったよ…」

「にしては、あの子に言われた通りカードに振り回されていたようにしか見えないけど?」

「だ、だって…」

「だってじゃない!結果論だけど、何故あそこでベアードイーグルからコアを取ったの!次に続かないじゃない!」

 

 あの時か。…重ねた龍剣聖にコアを増やさなきゃ効果が使えない。ベアードイーグルはいっぱい引くためのものだって。

 

「おろかもの!」

「っ!?」

「スピリットはアルティメット召喚のための支え! 簡単に消すやつがあるか!」

「で…」

「でもじゃない! デッキ出せ!…って私が預かってた!」

 

 一人でツッコミ入れているあたり余裕が無いのか本当に怒ってるのか…。

バッグから私のデッキを取り出し、カードをテーブルに並べ始めた。

 

「なるほどデッキはまぁまぁ申し分は無い感じだけどスターターの領域を脱してないなら低コスト体を赤緑寄りに切り換えていやそうしたらこのデッキ自体を否定してしまうアルティメット主体ならやはりここは早出しから形勢を…」

 

 何やらぶつぶつ言い始める早苗。

デッキを見て何が悪いのかを考察しているみたいだが…。

 

「………」

「低コスト帯に問題有り…。この遺憾ともしがたい脆さを何とかするには………凛々!」

「っ!?」

 

 手持ち無沙汰になってどうしようかと思っていたところ、急に早苗に呼ばれびっくりしてしまう。

 

「ほら!受け取りなさい!」

「っ…。これ、あの“絶甲”とかいうのじゃん」

「最早悠長にあなたの成長を待ってる場合じゃなくなった!その他諸々黙って受け取れ!」

「う、うん…」

 

 鬼気迫る勢いで差し出されたのは、あの《絶甲氷盾》。しかも3枚も。それにたくさんのカード。

 

「凛々。あいつに負けて悔しくないの?」

「…悔しいに決まってる」

「ならば今日からスパルタで行くからそのつもりで!」

「お、おう」

「打倒!……あ」

「?」

「あの子の名前聞くの忘れた…」

「………」

 

 

 ——それから数時間。もう外も日が落ちた時間だ。

あれから現在進行形で早苗にとにかくデッキの動かし方を吐きそうになるくらい叩き込まれている。

 

「だ違う!今ルクスのコアをUアーク移してレベルを上げたら狙い撃ちにされるでしょう!」

「で、でもトリガーで厄介なのを退かせるでしょ?」

「前私と羽月にトリガーカウンターを喰らったのをもう忘れた?」

「…あ、あれか」

「あと、この《リューマン・ルクス》がいればリューマン系アルティメットの対象範囲をアルティメットにまで広げられるの。だから自壊させず、Uアークはあくまでトリプルシンボルを叩き込む決戦用として割り切る必要がある」

 

「ドローしまくるのは結構だけど、スピリットを失えば次のアルティメットに繋ぐ道を失うのよ。簡単に自壊させてはいけないわ」

「うん…」

 

「何だその腑抜けたアタックはぁ!今ので3回は負けてるわよ!」

「ただ龍剣聖で攻撃しただけなのに…」

 

 

 

 数時間、みっちりバトスピ浸けにされて頭がパンクしそうだ…。

 

「あら、もうこんな時間? …まぁ形にはなってきたけど、まだまだね」

「……ぁぃ」

 

 外は完全に日が落ちて夜。…ちょうど姉さんも帰宅したようだが、身体が上手く動かないし頭が重い。

 

「ただーいまー」

「お帰りなさーい!」

「おい」

「あら?凛々、お友達〜?」

 

 何で早苗が返事するの。いや私が多少グロッキーだからしょうがないけども。

 

「凛々ちょっと失礼」

「は?…わっ、ちょ!?」

 

 何をするのかと思えばいきなりの早苗が私にお姫様抱っこをして部屋を出た。な、何してくれてんの!? あれよあれよと言う間にリビングに降りて行き、しかも抱っこされている姿を姉さんに目撃される始末。

 

「あら〜」

「お邪魔してますお姉様!藍河 早苗です!凛々さんの親友です!」

「また親友ってレベルじゃない…!てか下ろせバカ!」

「あっあっ待って待って!今写真撮るから!」

「姉さんも撮らんでいい!」

 

 だから撮るな!早苗もポーズ決めんな!

 

 

「…で、早苗ちゃんは夕飯何がいいかしら?」

「はい!お姉様がお作りになるものなら何でも!」

「なら野菜の切れっぱしでもいいね」

「凛々も意地悪しないの」

 

 堂々と夕飯一緒、というか泊まる話になっている。…早過ぎる。しかもあの麗人さんから電話が着て、『迷惑掛けて申し訳ない。迷惑掛けるようなら連絡してくれ。すぐに引き取りに行く』とまで言われた。

……まぁ、礼儀正しいから大丈夫だとは思う。

 

「…お姉様、ひとついいですか?」

「はい?」

「お姉様は、凛々とバトスピでバトルはしましたか?」

「ううん、まだよ。デッキ構築でちょっとアドバイスしただけよ」

「そうですか…」

 

 …そういえば姉さんと対戦してなかったな。アドバイス貰うくらいで特にこれといって…。

 

「苦言を言うようですが、少々甘やかし過ぎなのでは?」

「…やっぱり」

「アドバイスは大いに結構なのですが、バトル面が甘過ぎます」

「う〜ん…」

「いくらデッキが良くても、扱うバトラーが未熟では宝の持ち腐れになってしまいます」

 

 宝の持ち腐れ、か…。

 

「強いカードは持ってれば嬉しいただのコレクションでは無いことは周知の事。……一部そういうのがあるかも知れませんが」

「そうねぇ…」

「ですので、よろしければ後で凛々とバトルしてほしいのです」

「………」

「勿論全力全開手加減無しで!」

 

 姉さんの本気とぶつかるとか勝てる気がしないんだけど…。

 

「凛々も勝つ気でやりなさい!」

「…善処する」

「もう!あんなこと言われて悔しくないの!?」

「悔しくよそりゃ」

「なら強くなるのよ!一緒に!」

「うん…」

 

 対戦したあの子は強かった。…いや、強いとか実感する以前に相手にされなかった。

その上、不様とまで言われたんだ。引き下がっては女が廃る。

 

「しかしお姉様の料理は最高ですね!おかわり!」

「おい」

「凛々もデュエルエナジーを消費してるんだからしっかり食べないと!」

「でゅ、デュエルエナジー…?」

 

 

 

「お風呂までいただいて寝間着まで貸していただき恐縮です!」

「凛々のはサイズが合わなかったから私のだけど、合ってよかったわ〜」

「………チッ」

 

 まさか早苗と2人してお風呂に入るとは思わなかった。まだ数日しか経ってないのに、早苗のコミュニケーション能力は高すぎる。

しかしお前の身体の成長具合はイレギュラーだ。いつか勝った暁には修正してやる…。

 

「さて!夜のバトスピ女子会といきましょう!」

「イエーイ♪」

「………」

 

 夜なんだから静かにね。…今更か。

 

「さて凛々。さっきまでの成果を…」

「あのさ、早苗」

「はい?」

 

 ちょっと疑問に思う事がある。

上手い人が私のデッキを使ったらどうなるんだろうって。私しか使って無いから気になった。

 

「私と姉さんが対戦するのは分かったんだけどさ、デッキをどう使えばいいのか教えてほしい」

「ふむ…」

 

 上級者ならどういう使い方をするのか、どういうやり方でをするのかを知りたい。言われてやるだけじゃ考え足らずの現状じゃあデッキが変わっても意味が薄い、と思う。

やってダメなら見て学べって聞いた覚えがある。いつ聞いたかは忘れたけど。

 

「一利ある。…お姉様、先にお手合わせ願えますか?」

「いいわよ〜。どう変わったのかも見てみたいしね〜」

「成立!では凛々、デッキを貸していただくわね」

「どうぞ、先輩」

「確かに。…凛々に先輩と言われると違和感あるわね」

 

 

    藍河 早苗

      VS

    鴇峯 沙夜

    【???】

 

 

「先攻は譲りますよ」

「あらいいの? じゃあ有り難くいただくわね」

 

 先攻を譲った? 二人の間にいるからお互いの手札は見えないけど、早苗の手札が悪いのか?

…それにしても姉さんと早苗の場は何だ。プレイシート?ってのじゃなくて、プレイマットっていうゴムに似たものでできているらしく、プレイシートより広く見やすく破れたりしにくいとか。聞けば布製のもあるとか。

両方自作らしく綺麗なイラストが描かれている。何が描かれているかは私には解らないが、バトスピ関連だろうきっと。

よく見れば姉さんの使うコアの色も違う。全部青じゃなくてピンクだ。

 

<沙夜・先攻第一ターン>

「さてぇどう行こうかしら。スタートステップ」

(リザーブ4)

(手札4→5)

 

「メインステップ。ここは、ネクサス《オールトの竜巣》を配置ね」

(手札5→4)

(リザーブ4→0)

(トラッシュ0→4)

 

「赤!しかも<星竜>ですか!」

「せいりゅう…?」

「星の竜って書いて<星竜>。赤の代表的な系統ねぇ」

「ふ〜ん…」

 

 姉さんも赤使うんだ…。

でも私の<竜人>だっけ。それとは違うのを使うのか。赤同士の対戦か…。

 

「次にバーストをセットして、ターンエンドっと」

(手札4→3)

{バースト:無し→セット}

 

<早苗・後攻第二ターン>

「これは少し急ぐ必要が出てきたわね…。叢空の第二ターン、スタートステップ!」

(リザーブ4→5)

(手札4→5)

 

 急ぐ必要…? あの紫みたいにヤバい部類なんだろうか。

 

「早速新たに投入したネクサス、《惑星十字直列》を配置!」

(手札5→4)

(リザーブ5→2)

(トラッシュ0→3)

 

「ふむふむ」

「そしてバーストをセットし、ターンエンド!」

(手札4→3)

{バースト:無し→セット}

 

「…ねぇ早苗」

「?」

「言われるままそのネクサス入れたけど、ドラグニックを全部抜いてまで入れる必要あったの?」

「まぁ見てなさい。今の凛々のデッキなら十分活躍は見込めるはずよ」

 

 そう、なのかなぁ…?

たしかレベル2の効果がデッキと合わなかったような気がするんだけど…いいの?

 

<沙夜・第三ターン>

「スタートステップ」

(リザーブ0→1)

(手札3→4)

(トラッシュ4→0)

(リザーブ1→5)

 

「メインステップ。《デブリ・ザード》を召喚ね」

(手札4→3)

(リザーブ5→4)

[デブリ・ザード コア1 レベル1 BP1000]

 

「次に《ムーンボウ・ドラゴン》も召喚」

(手札3→2)

(リザーブ4→3)

[ムーンボウ・ドラゴン コア1 レベル1 BP1000]

 

赤 スピリット

《ムーンボウ・ドラゴン》

コスト2 軽減赤2 <星竜>

<1> Lv1 BP1000

<2> Lv2 BP2000

<5> Lv3 BP5000

シンボル:赤

Lv1・Lv2・Lv3

このスピリットがスピリット/アルティメットの効果で消滅/破壊されたとき、自分はデッキから1枚ドローする。

 

「次に〜マジック《ブレイヴドロー》! デッキから2枚ドローして、トップを3枚オープン♪」

(手札2→1)

(リザーブ3→1)

(トラッシュ0→2)

(手札1→3)

●オープンされたカード

・《幻羅星龍ガイ・アスラ》

・《六分儀剣のルリ・オーサ》

・《星獣槍シリウス》

 

「っ!?」

「その中のブレイヴカード、シリウスを手札に加えるね〜♪」

(手札3→4)

 

 今姉さんが手札に加えたカードって深緒も使ってたカードか。…あと、最初にめくれたカードを見た早苗の表情が少しが歪んだ。マズいのが見えたって感じの。

 

「前言撤回、慎重に攻めなきゃならなくなったわ…」

「…?」

「残ったのはどっちでもいいからめくれた順で戻して〜」

 

赤 マジック

《ブレイヴドロー》

コスト5 軽減赤3

メイン:

自分はデッキから2枚ドローする。

その後、自分のデッキを上から3枚オープンし、その中のブレイヴカード1枚を手札に加える。

残ったカードは好きな順番でデッキの上に戻す。

フラッシュ:

このターンの間、スピリット1体をBP+2000する。

 

「更にマジック《スターリードロー》♪」

(手札4→3)

(リザーブ1→0)

(トラッシュ2→3)

 

「デッキトップを3枚オープン♪」

●オープンされたカード

・《六分儀剣のルリ・オーサ》(スピリット)

・《幻羅星龍ガイ・アスラ》(スピリット)

・《射手星鎧ブレイヴサジタリアス》(ブレイヴ)

 

「その中の系統:<光導>、<星魂>、<星竜>を持つスピリット、ブレイヴを全部手札に加える。

ルリ・オーサは<星魂>スピリット、裏射手座は<光導>ブレイヴ、ガイ・アスラは<星竜>スピリット。よって全部手札にするわね〜♪」

(手札3→6)

 

「うわ…」

「これでターンエンドよ♪」

 

赤 マジック

《スターリードロー》

コスト4 軽減赤3

メイン:

自分のデッキを上から3枚オープンする。

その中の系統:<光導>/<星魂>/<星竜>を持つスピリットカード/ブレイヴカードすべてを手札に加える。

残ったカードは破棄する。

フラッシュ:

このターンの間、スピリット1をBP+2000する。

 

<早苗・第四ターン>

「叢空の第四ターン、スタートステップ!」

(リザーブ2→3)

(手札3→4)

(トラッシュ3→0)

(リザーブ3→6)

 

「メインステップ! ……《リューマン・ルクス》を召喚!」

(手札4→3)

(リザーブ6→5)

[リューマン・ルクス コア1 レベル1 BP1000]

 

「続いて《龍剣聖リューマン・マスターエッジ》を召喚!」

(手札3→2)

(リザーブ5→2)

(トラッシュ0→2)

[龍剣聖リューマン・マスターエッジ コア1 レベル3 BP5000]

「更にマジック《ネオ・ダブルドロー》を使用! アルティメットである龍剣聖がいるため3枚ドロー!」

(手札2→1)

(リザーブ2→0)

(トラッシュ2→4)

(手札1→4)

 

「…アタックステップ! 龍剣聖でアタック!」

「ふむ」

 

 早苗が先に仕掛けた。

今一瞬何か考えたみたいだけど、何考えてたんだろ?

 

「アタック時効果により1枚ドロー!」

(手札4→5)

 

「アタックはライフで受けますよ〜」

(沙夜ライフ5→4)

(リザーブ0→1)

 

「ライフ減少でバースト発動。《救世神撃覇》!」

「っ!」

「まずバースト効果で合計BP6千まで好きなだけスピリットを破壊するわね。まぁ対象はルクスのみだけど」

{沙夜バースト:セット→発動}

[リューマン・ルクス BP1000 破壊]

(早苗リザーブ0→1)

 

「それで追加コスト。1枚ドローして、追加でバーストセット♪」

(リザーブ1→0)

(トラッシュ3→4)

(手札6→7→6)

{バースト:無し→セット}

 

「ターンエンドです」

 

<沙夜・第五ターン>

「はーいスタートステップ〜♪」

(リザーブ0→1)

(手札6→7)

(トラッシュ4→0)

(リザーブ1→5)

 

「メインステップ。ネクサス《ガイナロック大渓谷》を配置ね」

(手札7→6)

(リザーブ5→3)

(トラッシュ0→2)

 

「これで赤シンボル4つ。竜巣の効果! 私の手札にある系統:<星竜>スピリットに赤軽減を1つ追加! よって、4軽減!

 《北斗七星龍ジーク・アポロドラゴン》を召喚っと!」

(手札6→5)

(リザーブ3→0)

(トラッシュ2→4)

[北斗七星龍ジーク・アポロドラゴン(赤) コア1 レベル1 BP5000]

 

赤 ネクサス

《オールトの竜巣(りゅうそう)

コスト4 軽減赤2

<0> Lv1

<1> Lv2

シンボル:赤

Lv1・Lv2

自分の手札にある系統:<星竜>を持つスピリットカードすべてに軽減シンボル[赤]を与える。

Lv2『自分のアタックステップ』

自分の合体スピリットが、BPを比べ相手のスピリットだけを破壊したとき、自分のトラッシュにあるスピリットカード1枚を手札に戻す。

 

「赤北斗!」

「召喚時効果発揮!手札のブレイヴ1つをノーコスト召喚。召喚するのはさっき手札に加えた《星獣槍シリウス》を直接合体!」

(手札5→4)

 

星獣槍シリウス

  ↓ 直接合体

北斗七星龍ジーク・アポロドラゴン(合体)

[コスト:6+4=10]

[BP:5000+3000=8000]

[合体時:追加]

[シンボル:追加無し]

 

「ブレイヴをノーコストで出した…!?」

「あれが時代を席巻した北斗七星龍よ」

「今では1枚制限になってちょっと隠れがちになっちゃったけど、それでも十分強いカードよ♪ あ、ブレイヴの召喚に成功したから1枚ドローするね〜」

(手札4→5)

 

*(赤) スピリット

《北斗七星龍ジーク・アポロドラゴン》

コスト6 軽減*(赤)3 <神星・星竜>

<1> Lv1 BP5000

<3> Lv2 BP8000

<5> Lv3 BP11000

シンボル:*(赤)

Lv1・Lv2・Lv3『このスピリットの召喚時』

自分の手札にあるブレイヴカード1枚を、コストを支払わずに召喚できる。

この効果で自分のブレイヴが召喚されたとき、自分はデッキから1枚ドローする。

【合体時】Lv3『このスピリットのアタック時』

BPを比べ相手のスピリットだけを破壊したとき、相手のスピリット1体を破壊する。

 

「やはり狙いは…!」

「その通り♪ 本気でって話だからね。アタックステップ!」

 

 あのカードがどれだけヤバいのかまだ解らないけど、明らかに早苗が動揺してるのは解る。

 

「北斗七星龍で剣刃合体アタック。シリウスの合体アタック時効果で、ボイドからリザーブにコア1つ追加ね」

(リザーブ0→1)

 

「ライフで受けます!」

(早苗ライフ5→4)

(リザーブ1→2)

 

「バーストが無いならこのままターンエンド」

 

<早苗・第六ターン>

「早苗、勝てるのこれ…?」

「正直厳しい。…しかし!」

 

 不安になる私を他所に目がぎらつく早苗。

何でそんな楽しそうに笑うんだろうか…。

 

「こうでなくてはバトスピでは無い!

 叢空の第六ターン!スタートステップ!」

(リザーブ2→3)

(手札5→6)

(トラッシュ4→0)

(リザーブ3→7)

 

「メインステップ!2体目の《リューマン・ルクス》を召喚!」

(手札6→5)

(リザーブ7→6)

[リューマン・ルクス(2) コア1 レベル1 BP1000]

 

「更に《星騎槍ガクルックス》を龍剣聖へ直接合体!」

(手札5→4)

(リザーブ6→4)

(トラッシュ0→2)

星騎槍ガクルックス

  ↓ 直接合体

龍剣聖リューマン・マスターエッジ(合体)

[コスト:3+4=7]

[BP:5000+3000=8000]

[合体時:追加、発揮可能]

[シンボル:追加無し]

 

「ガクルックスの召喚時効果によってBP4千以下のスピリット、ここはデブリ・ザードを破壊!」

[デブリ・ザード BP1000 破壊]

(沙夜リザーブ1→2)

 

「……バーストは」

「ん〜。……無し」

「なら次に《大地穿つ石剣》を配置!」

(手札4→3)

(リザーブ4→2)

(トラッシュ2→4)

 

「次に龍剣聖のレベル4へ上げる!」

(リザーブ2→0)

[龍剣聖リューマン・マスターエッジ(合体) コア1→3 レベル3→4 BP5000→7000+3000=10000]

 

「“あれ”が来るまでに何としても体制を整える!アタックステップ!」

「ふむ」

「龍剣聖、剣刃合体アタック! 龍剣聖レベル1とガクルックスのアタック時効果により1枚ずつドロー!」

(手札3→5)

 

「更に合体アルティメットトリガー、ロックオン! こちらのコストは7!」

「——コスト3、スピリット《生還者ネオ・アーク》ね」

「ヒット! BPプラス5千、そして北斗七星龍に指定アタック!」

[龍剣聖リューマン・マスターエッジ(合体) BP10000+5000=15000]

 

 スピリットを狙った? 相手は防御に回れないし、残ってるのは弱いのばかりなんだから普通に攻撃しても良さそうだけど…。

 

「大型を残しておくのは愚策。叩けるならば叩いておくのが手よ。初めてバトルしたときのアレを思い返して見なさい」

 

 ……たしか、始甲帝、だったっけ。あいつからわんさか虫が湧いて来た記憶が。ライフを打つだけが戦術じゃないか…。

 

「何も無ければそのまま破壊!」

「ええ。破壊されましょう。シリウスは場に残すわね」

[北斗七星龍ジーク・アポロドラゴン 破壊]

[星獣槍シリウス 残留 コア1 レベル1 BP3000]

 

「ターンエンド」

 

<沙夜・第七ターン>

「うーん、凛々のデッキは初速の遅さが弱点かな?」

(リザーブ2→3)

(手札5→6)

(トラッシュ4→0)

(リザーブ3→7)

 

「メインステップ。ここは《六分儀剣のルリ・オーサ》をレベル2で召喚ね」

(手札6→5)

(リザーブ7→2)

(トラッシュ0→3)

[六分儀剣のルリ・オーサ コア2 レベル2 BP5000]

 

「召喚時効果で、私の赤のスピリット2体。ムーンボウ・ドラゴンと、レベル2から赤のスピリットとしても扱われるルリ・オーサにボイドからコア1つずつ追加っと」

[ムーンボウ・ドラゴン コア1→2]

[六分儀剣のルリ・オーサ コア2→3]

 

 また緑のスピリットでコアを増やした…。これが姉さん達が言ってた混色なのかな。

 

「次にマジック《リボーンフレイム》♪ メインの効果でトラッシュの北斗七星龍を手札に戻すわね〜♪」

(手札5→4)

(リザーブ2→0)

(トラッシュ3→5)

(手札5→6)

 

「なっ、渋いカードを使いなさる…」

「そうなの?」

「あれは20弾も前、【第七弾:天醒】カードよ」

「に、20弾…!?」

「あら、古くても使い方次第よ♪ 更にこのターン、私の手札にある系統:<星竜>を持つスピリットカードに、赤軽減1つを追加するね♪」

 

赤 マジック

《リボーンフレイム》

コスト4 軽減赤2

メイン:

自分のトラッシュにあるスピリットカード1枚を手札に戻す。

このターンの間、自分の手札にある系統:<星竜>を持つスピリットカードすべてに軽減シンボル[赤]を与える。

フラッシュ:

このターンの間、スピリット1体をBP+1000する。

 

「そして、ムーンボウ・ドラゴンのコア1つを大渓谷に移してレベル2へ」

[ムーンボウ・ドラゴン コア2→1]

[ガイナロック大渓谷 コア0→1 レベル1→2]

 

「大渓谷は、メインステップに私が【合体時】効果を持つスピリットを召喚する際、大渓谷に赤シンボルを2つ追加するの。これで赤シンボルは6つ」

 

「ということは、また来る…!」

「その通り♪ 再び《北斗七星龍ジーク・アポロドラゴン》を召喚! コストは大渓谷、レベルにはルリ・オーサから確保!」

(手札6→5)

[ガイナロック大渓谷 コア1→0 レベル2→1]

(トラッシュ5→6)

[六分儀剣のルリ・オーサ コア3→2]

[北斗七星龍ジーク・アポロドラゴン(赤) コア1 レベル1 BP5000]

 

「また出た…!」

「召喚時効果!手札のブレイヴ、《射手星鎧ブレイヴサジタリアス》をノーコストで北斗七星龍に直接合体!」

(手札4→3)

 

射手星鎧ブレイヴサジタリアス

  ↓ 直接合体

北斗七星龍ジーク・アポロドラゴン(合体)

[コスト:6+6=12]

[BP:5000+5000=10000]

[合体時:追加]

[シンボル:赤+赤=赤赤]

 

「遂に来たか裏射手座…!」

「何なの、あれ」

「端的に言えばアルティメット絶対殴るブレイヴよ」

 

 端的過ぎて全然解んないんだけど!とにかく何かマズいってことだけは解る。

 

「召喚に成功したから1枚ドロー。

次にシリウスをルリ・オーサに合体させて、シリウスとムーンボウ・ドラゴンのコアを北斗七星龍へ移してレベル2へ」

(手札3→4)

[ムーンボウ・ドラゴン コア1→0 消滅]

星獣槍シリウス

  ↓ 合体

六分儀剣のルリ・オーサ(合体)

[コスト:4+4=8]

[BP:5000+3000=8000]

[合体時:追加]

[シンボル:追加無し]

[星獣槍シリウス コア1→北斗七星龍へ]

[北斗七星龍ジーク・アポロドラゴン(合体) コア1→3 レベル1→2 BP5000→8000+5000=13000]

 

「アタックステップ。まずルリ・オーサで剣刃合体アタック! 合体アタック時効果でリザーブにコア1つ追加ね」

(リザーブ0→1)

 

「アタックはライフで受けます!」

(早苗ライフ4→3)

(リザーブ0→1)

 

「続けて北斗七星龍の合体アタックで、龍剣聖を指定アタック!」

「龍剣聖で強制ブロック!」

「指定アタックって、スピリットに対してだけじゃないの?」

「あの裏射手座はスピリットがアルティメットに対して指定アタックすることができるブレイヴなの。龍剣聖のようにパワーが低いアルティメットの場持ちが悪くなるのよ」

[龍剣聖リューマン・マスターエッジ 破壊]

(早苗リザーブ1→3)

 

「ガクルックスは場に残します!」

[星騎槍ガクルックス 残留 コア1 レベル1 BP3000]

 

「これでターンエンド。うん、順調順調♪」

 

「…早苗、これもう負けが見えてるんじゃない?」

「は?」

「だって、ここからひっくり返せる状況が思い浮かばいし…」

「冗談を。こんなの劣勢のうちにも入らないわ」

「マジで言ってんの…?」

「ふっ、マジも大マジ」

 

 あの気味悪いのが見えてる状況っ劣勢じゃないって、上級者って皆こんな思考してるの?

 

<早苗・第八ターン>

「叢空の第八ターン!スタートステップ!」

(リザーブ3→4)

 

「こういう時こそデッキを、カードを信じ、楽しむのがバトルスピリッツ!」

「何を…」

「ドローステップ! ……ほら♪」

「…嘘っ」

(手札5→6)

(トラッシュ4→0)

(リザーブ4→8)

 

「メインステップ! 石剣の効果! 私の場のシンボルを持たないブレイヴ1体につき、石剣に赤シンボル1つ追加!」

[大地穿つ石剣 シンボル赤+赤=赤赤]

 

「これで最大軽減!

 究極の輝き放つ光の龍!

 《アルティメット・シャイニングドラゴン》!

 レベル4で、召喚!!」

(手札6→5)

(リザーブ8→2)

(トラッシュ0→3)

[アルティメット・シャイニングドラゴン コア3 レベル4 BP14000]

 

「Uシャイニングかぁ…。じゃあ大渓谷の効果で2枚ドローさせてもらうからね」

(沙夜手札4→6)

 

「姉さんの手札増やしてどうするの…」

「そんなのは後でどうとでもなる! 更に《アルティメット・シュリケラプトル》を召喚! レベルにはリューマン・ルクスから確保!」

(手札5→4)

(リザーブ2→0)

(トラッシュ3→5)

[リューマン・ルクス(2) コア1→0 消滅]

[アルティメット・シュリケラプトル コア1 レベル3 BP9000]

「あら。また2枚ドローね」

(沙夜手札6→8)

 

「Uシュリケラプトルの召喚時効果!そちらの合体スピリットのブレイヴ1つを破壊する、狙いは勿論裏射手座!」

「あらら、まぁこれは仕方ないわね。手札の〜ってところかしら」

[射手星鎧ブレイヴサジタリアス 破壊]

 

「これでしばらくは“幻羅”に場を荒らされないで済む!」

「そんな警戒するものなんだ…」

 

 本当に切り返した。…一体何が早苗に味方してるんだろう。私の時はそうでも無かったのに。

 

「次にガクルックスをUシュリケラプトルに合体! ガクルックスのコアは石剣へと移す!」

星騎槍ガクルックス

  ↓ 合体

アルティメット・シュリケラプトル(合体)

[コスト:5+4=9]

[BP:9000+3000=12000]

[合体時:追加]

[シンボル:追加無し]

[星騎槍ガクルックス コア1→譲渡]

[大地穿つ石剣 コア0→1 レベル1→2]

 

「さあアタックステップ!」

「姉さんの手札が8枚もあるのに切り込むの?」

「ここで切り込まなかったらもっと負けが見えてくるわよ。Uシャイニング、アタック! アルティメットトリガー、ロックオン!」

「むっ。——コスト4、マジック《キャノンボール》」

「よしヒット!しかもいいのが落ちた!」

 

 …本当に楽しそうにやるなぁ早苗。

 

「カウンターが無ければヒット時効果! レベル4からのアタック時効果でトリガー効果の上限を1万上昇、よってBP1万5千以下の北斗七星龍を破壊!」

[北斗七星龍ジーク・アポロドラゴン 破壊]

(沙夜リザーブ1→4)

 

「破壊に成功!手札から喚び出したるは太陽の聖剣!

 《太陽神剣ソルキャリバー》をUシャイニングへ直接合体!」

(手札4→3)

太陽神剣ソルキャリバー

  ↓ 直接合体

アルティメット・シャイニングドラゴン(合体)

[コスト:6+0]

[BP:14000+4000=18000]

[合体時:追加]

[シンボル:赤+赤=赤赤]

 

「むむっ」

「更に石剣レベル2の効果により2枚ドロー! ——っ!」

(手札3→5)

 

「フラッシュタイミングはいただきます!」

「っ!」

「マジック《クリムゾンフレア》!」

(手札5→4)

[大地穿つ石剣 コア1→0 レベル2→1]

(トラッシュ5→6)

 

 っ! 入れ換えたマジックカード…。

 

「シンボル1つの合体スピリット2体破壊!」

「ほほう」

「今は合体スピリットは1体のみのため、ルリ・オーサを破壊!」

「………シリウスは一緒にトラッシュに落とすわ」

[六分儀剣のルリ・オーサ 破壊]

[星獣槍シリウス トラッシュへ]

(沙夜リザーブ4→6)

 

「…ちぃ。ではこのアタックはどうしますか!」

「こっちもフラッシュタイミング!」

「っ!」

「マジック《ミストバラッジ》!」

(沙夜手札8→7)

(リザーブ6→4)

(トラッシュ6→8)

 

「白のマジック…!」

「私のバーストがセットされてるから、Uシャイニングを指定。ターン中、Uシャイニングからダメージを受けない!」

「流石! 上手くやらせてはもらえないか…!」

「アタックはライフで受けます!ダメージは勿論無し!」

 

 受け流した…。姉さんも凄い…。

 

「ならばUシュリケラプトルで剣刃合体アタック! ガクルックスの合体アタック時効果で1枚ドローし、Uトリガーを発揮させずBPをプラス7千!」

(手札4→5)

[アルティメット・シュリケラプトル(合体) BP12000+7000=19000]

 

 Uシュリケラプトルのトリガーを使わなかった? 確かに今は防御する相手はいないし。…そういう使い方があるんだ。

 

「アタックは!」

「それはライフで受けます!」

(沙夜ライフ4→3)

(リザーブ4→5)

 

「ターンエンド!」

 

赤 アルティメット

《アルティメット・シュリケラプトル》

コスト5 軽減赤3 <新生・空牙>

【召喚条件:自分の赤スピリット1体以上】

<1> Lv3 BP9000

<3> Lv4 BP10000

<5> Lv5 BP15000

シンボル:極

Lv3・Lv4・Lv5『このアルティメットの召喚時』

相手の合体スピリットのブレイヴ1つを破壊する。

【Uトリガー】Lv3・Lv4・Lv5『このアルティメットのアタック時』

Uトリガーがヒットしたとき、相手は可能ならスピリット/アルティメットでブロックする。

相手のスピリットにブロックされたら、相手のライフのコア1個を相手のリザーブに置く。

 

<沙夜・第九ターン>

「…ふふっ、お姉ちゃん少し燃えてきちゃった。スタートステップ…!」

(手札7→8)

(リザーブ5→6)

(トラッシュ8→0)

(リザーブ6→14)

 

「メインステップ」

 

「こっちが追い詰めた…?」

「いいえ。逆にこちらが追い詰められたのよ。まぁそうしたのは私だけど」

 

 姉さんからいつもとは違う空気を感じる。

目付きも何だか妖しいというか何と言うか、早苗と同じ目になってる。

 

「さて…。

 かつて“六色の世界”において『最強』と謳われた『天の名を戴く竜達』の、命の煌めき。

 ご覧あれ。

 マジック、《ビッグバンエナジー》!」

(手札8→7)

(リザーブ14→12)

(トラッシュ0→2)

 

「遂にきた…!」

「何あれ…」

「このターン中、私の手札にある系統:<星竜>を持つスピリットのコストは、現在の私のライフと同じ値になるのよ」

 

赤 マジック

《ビッグバンエナジー》

コスト4 軽減赤2

メイン:

このターンの間、自分の手札にある系統:<星竜>を持つスピリットカードすべてのコストを、自分のライフと同じ数にする。

フラッシュ:

このターンの間、スピリット1番をBP+2000する。

 

「次に、大渓谷をレベル2に」

(リザーブ12→11)

[ガイナロック大渓谷 コア0→1 レベル1→2]

 

「そして、2枚目の《リボーンフレイム》を使用! 勿論回収するのはさっき破壊された《北斗七星龍ジーク・アポロドラゴン》!」

(手札7→6)

(リザーブ11→9)

(トラッシュ2→4)

(手札6→7)

 

「早苗ちゃんにも見えるでしょう? 赤く輝く七星の一つが!

 三度召喚!《北斗七星龍ジーク・アポロドラゴン》!」

(手札7→6)

 

「ビッグバンエナジーによって北斗七星龍のコストは3になり、竜巣やリボーンフレイム引っくるめて0コストで召喚!」

(リザーブ9→8)

[北斗七星龍ジーク・アポロドラゴン(赤) コア1 レベル1 BP5000]

 

「召喚時効果!手札のブレイヴ、《牙皇ケルベロード》をノーコスト召喚!」

(手札6→5)

(リザーブ8→7)

[牙皇ケルベロード コア1 レベル1 BP5000]

(手札5→6)

 

「ケルベロードまで…!」

 

「更に!

 顕れたるは母なる星より生まれし、星喰らう凶津星(まがつぼし)

 《幻羅星龍ガイ・アスラ》!

 闇き空より、降臨ッ!!」

(手札6→5)

(リザーブ7→6)

[幻羅星龍ガイ・アスラ コア1 レベル1 BP8000]

 

「ガイ・アスラは元々のコストは10。だけどさっきと同様、コストは3になってるため、軽減含めて0コスト!」

「ガイ・アスラ…!何度見ても恐ろしいカード!」

「何なのあれ。Xレアってやつなの…?」

 

「驚き、慄くのはまだ早い!

 ジーク・アポロドラゴンを、【転召】!!」

 

「えっ!?」

「何ぃっ!?」

 

「終わりを告げるは獅子の凶天!太陽の名は星へ還す羅喉の使徒!

 《幻羅獅龍アポロドラゴン・デネボラ》!!

 レベル2で、転 生 召 喚 !!」

(手札5→4)

[北斗七星龍ジーク・アポロドラゴン コア1→転召によりボイドへ→0 消滅]

(リザーブ6→2)

[幻羅獅龍アポロドラゴン・デネボラ コア4 レベル2 BP12000]

 

「“獅子の尾”のデネボラまで仕込んでいるとは…、全く予想してなかった…!」

「ちょ、ちょっと…!」

「ふふふっ…! デネボラに牙皇ケルベロードを合体!これでレベル3…!」

 

牙皇ケルベロード

  ↓ 合体

幻羅獅龍アポロドラゴン・デネボラ(合体)

[コスト:9+5=14]

[BP:12000+5000=17000]

[合体時:追加、発揮可能]

[シンボル:赤紫+青=赤紫青]

[牙皇ケルベロード コア1→譲渡]

[幻羅獅龍アポロドラゴン・デネボラ(合体) コア4→5 レベル2→3 BP12000→20000+5000=25000]

 

「BP2万5千のシンボル、3つ…!?」

「っ…」

 

「リザーブと大渓谷のコアをデネボラに移したところで。

 さぁ…。アタックステップと行きましょうねぇ…♪」

(リザーブ2→0)

[ガイナロック大渓谷 コア1→0 レベル2→1]

[幻羅獅龍アポロドラゴン・デネボラ コア5→8]

 

 ね、姉さんの目が完全に絶対相手をぶち殺す目をしてる…。姉さんのことをこんな怖いと思ったのは初めて…!

 

「デネボラ、合体アタック」

「っ!」

「ケルベロードの合体アタック時効果、私のデッキトップから5枚破棄」

●破棄されたカード

・《白き楯の長城》(ネクサス)

・《星獣槍シリウス(2)》(ブレイヴ)

・《アルティメット・ジークヴルム》(アルティメット)

・《宝瓶星鎧ブレイヴアクエリアス》(ブレイヴ)

・《バーニングサン》(マジック)

 

「そして回復」

[幻羅獅龍アポロドラゴン・デネボラ(合体) 疲労→回復]

 

「あれ反則でしょ…!?」

「あれがまかり通っているのだから反則じゃないのよ…!」

 

赤紫 スピリット

《幻羅獅龍アポロドラゴン・デネボラ》

コスト9 軽減赤3紫3 <神星・星竜>

<1> Lv1 BP7000

<3> Lv2 BP12000

<5> Lv3 BP20000

シンボル:赤紫

【転召:コスト5以上/ボイド】

召喚コスト支払い後、自分のコスト5以上のスピリット1体のコアすべてをボイドに置かなければならない。

Lv1・Lv2・Lv3『自分のアタックステップ』

自分のスピリットすべては、アタックするとき相手のスピリット1体を指定し、そのスピリットにアタックできる。

【合体時】Lv3『このスピリットの合体アタック時』

このバトルの間、破壊された相手のスピリットすべてのコアすべてはボイドに置かれる。

 

青 ブレイヴ

《牙皇ケルベロード》【1枚制限】

コスト5 軽減青2赤2 <異合・皇獣>

<1> Lv1 BP5000

<0> 合体 +5000

シンボル:青

【合体条件:コスト5以上】

【合体時】『このスピリットのアタック時』

ターンに1回、このスピリットは、自分のデッキを上から5枚破棄することで回復する。

 

「早苗ちゃんのライフは3つ。受けることはできないよ!」

 

「っ……ならば、フラッシュタイミング!マジック《ミストバラッジ》を使用! デネボラを指定し、このターン中、デネボラから受けるダメージを0に!」

(早苗手札5→4)

[アルティメット・シャイニングドラゴン(合体) コア3→1 レベル4→3]

(トラッシュ5→7)

 

「ふーん。なら、ガイ・アスラ、アタック」

「き、来たよ早苗…!」

「見りゃわかる!」

 

「フラッシュタイミング!

 凛々、見ててね。世の中にはこういう理不尽もあるってことを」

 

「な、何…?」

 

「幻羅星龍ガイ・アスラの【超覚醒】を発揮!

 デネボラからコア1つをガイ・アスラに移して、“回復”!」

[幻羅獅龍アポロドラゴン・デネボラ(合体) コア8→7]

[幻羅星龍ガイ・アスラ コア1→2 疲労→回復]

 

「はあっ!? コア移しただけで回復!?」

「あれが一部のスピリットのみが持つ禁忌の能力、【超覚醒】よ…!」

 

赤 スピリット

《幻羅星龍ガイ・アスラ》

コスト10 軽減赤6 <神星・星竜>

<1> Lv1 BP8000

<3> Lv2 BP10000

<6> Lv3 BP13000

<10> Lv4 BP30000

シンボル:赤

Lv1・Lv2・Lv3・Lv4

お互い、このスピリットのコアは取り除くことができない。

Lv1・Lv2・Lv3・Lv4:フラッシュ【超覚醒】

自分のスピリットから、コアを好きなだけこのスピリットに置くことができる。

この効果でコア1個以上を置かれるたび、このスピリットは回復する。

Lv4『このスピリットのアタック時』

このバトルの間、破壊された相手のスピリットすべてのコアすべてはボイドに置かれる。

 

 何なの本当に…!バトルスピリッツは反則的なのばっかで、もう対戦とかの次元じゃないでしょう!

 

「アタックはライフで受ける!」

(早苗ライフ3→2)

(リザーブ0→1)

 

「ガイ・アスラ、もう一度アタック! 【超覚醒】発揮!」

[幻羅獅龍アポロドラゴン・デネボラ(合体) コア7→4 レベル3→2]

[幻羅星龍ガイ・アスラ コア2→5 レベル1→2 BP8000→10000 疲労→回復]

 

「っ、それもライフで受ける!」

(早苗ライフ2→1)

(リザーブ1→2)

 

「あと、1つ」

「………」

「早苗…」

 

 もう、駄目だ…。

勝ち目が無くなった…。

 

「何勝手に諦めてる訳?」

 

「…?」

 

「私はまだ1ミリも、負けを確信していない!!」

 

「追い詰められすぎて頭おかしくなったの!? どう見たって…」

 

「勝手に俯いて、目を閉ざして、可能性を捨てるとは…。まったく、私とのバトルで何を学んだの?」

 

「…だ、だって」

 

「カードバトラーは!

 最期のライフの一瞬まで、諦めたりはしない!!」

 

「………」

 

「ライフ減少で、バースト発動!

 凛々!あなたにあげたカード、投入したカードは覚えているわね!」

 

「は…?」

 

「絶甲氷盾は確かにライフを増やし、アタックステップを強制終了させるある意味最強の防御カード。

しかし!今のように、絶甲の追加コストを支払うにはコアが足りないとき、救済措置として投入した、あのカードを!」

 

 ……早苗と特訓してる時、何回もあった。

こんな似たような状況で、絶甲氷盾を使っても、攻撃を終わらせるためのコアが足りなかった事が。

似たような《ドラゴニックウォール》も、スピリットがいなければ使えない。

 

「カバーするカード…。さすが早苗ちゃん。抜け目無いわね♪」

「06で出た“あちら”と迷ったんですけど、赤なのでこちらを優先しました。

 バーストは《アルティメットウォール》!!」

{早苗バースト:セット→発動}

 

「バースト効果により、アタックステップを強制終了させる!!」

 

白 マジック

《アルティメットウォール》

コスト4 軽減白2

【バースト:自分のライフ減少後】

このバトルが終了したとき、アタックステップを終了する。

その後コストを支払うことで、このカードのフラッシュ効果を発揮する。

フラッシュ:

コスト3以下の相手のスピリット3体を手札に戻す。

 

「…あ!それ!」

「まったく…。投入したカードを忘れてたの?」

 

 正直言って忘れてました…。

焦りやら絶望感に完全に思考が諦めてて何も考える気が起きなかった…。

 

「あらら〜。ならターンエンドしかないわねぇ」

 

 番が回ってきたけど、この状況どうするのさ?

無限回復するやつに、シンボル3つを叩き込んでくるやつが仁王立ちしてるんだよ?

 

<早苗・第十ターン>

「叢空の、ファイナルターン!」

「ファイナルって…」

「何であろうとここでどうにかしなければ敗北は必至。正真正銘のラストターンよ!」

(リザーブ2→3)

(手札4→5)

(トラッシュ7→0)

(リザーブ3→10)

 

「メインステップ!」

 

 どうしよう…。早苗の手札を覗いて見たけど、ブレイヴが無い。Uシャイニングの効果は手札から出せるブレイヴが、姉さんの場に破壊できるスピリットがいないと発揮すらできない。太陽神剣も破壊できる範囲が小さすぎて破壊できる訳が無い。

Uシュリケラプトルは、スピリットにぶつかればライフを1つ奪えるけど、それじゃ解決にならない…。どうする、どうする…!

 

「そうよ凛々。その打開しようと、光明を探り当てるその姿勢が大事なの」

「探り、当てる…」

「今私が引かなければならないカードは2つ!」

「2つ…」

「それをこのドローに賭ける!

 マジック《フェイタルドロー》!」

(手札5→4)

(リザーブ10→8)

(トラッシュ0→2)

 

「これで引けなければ、完全敗北…!

 私のライフが3以下のため、3枚…ドローッ!!」

(手札4→7)

 

 

 

「………」

 

 

「………ふっ」

 

 …笑った?

 

 

「凛々。どんな凶悪な力にも、必ず弱点はあるの。……白は別として」

「う…うん?」

「デッキを、カードを信じ、あなたの戦友(とも)の姿を見ておきなさい!」

「早苗ちゃん、引き当てたのねぇ♪」

「ええ!では、攻略開始! まず一度、Uシュリケラプトルからガクルックスを分離させ、スピリット状態とする!これで召喚条件は達成!」

(リザーブ8→7)

[星騎槍ガクルックス コア1 レベル1]

 

「念のため補足!

アルティメットの召喚条件であるスピリットは、スピリット状態となっているブレイヴでも条件を満たすことができる!」

 

 てことは…!

 

「輝ける究極の聖鎧を纏い、今再び、聖域より降臨!

 《アルティメット・アーク》!

 レベル3で、召ッ喚!!」

(手札7→6)

(リザーブ7→4)

(トラッシュ2→4)

[アルティメット・アーク コア1 レベル3 BP11000]

(沙夜手札4→6)

 

「アーク…!」

「更に、《アルティメット・ブロンズ・ヴルム》をレベル4で召喚!」

(手札6→5)

(リザーブ4→1)

(トラッシュ4→5)

[アルティメット・ブロンズ・ヴルム コア2 レベル4 BP7000]

(沙夜手札6→8)

 

「最後に再度Uシュリケラプトルにガクルックスを合体され、残ったリザーブのコアとガクルックスのコアをUシャイニングへ渡し、レベル4へ!」

星騎槍ガクルックス

  ↓ 合体

アルティメット・シュリケラプトル(合体)

(リザーブ1→0)

[アルティメット・シュリケラプトル(合体) コア2→1]

[アルティメット・シャイニングドラゴン コア1→3 レベル3→4]

 

「最後のアタックステップ!

Uシャイニング、アタック!アルティメットトリガー、ロックオン!」

「——コスト4、スピリット《ダークマター・ドラゴン》!」

「っ!薄々そんな予感はしてましたが、そのカードがあるということは、《アルティメット・ガイ・アスラ》も入っているということですね…」

「勿論♪」

「危なかった…。出されていたら玉砕レベルでした。石剣の効果で2枚ドロー!」

(手札5→7)

 

 玉砕って、出されなかった事自体幸運なのかな。早苗が冷や汗拭う真似をしたってことはそうなんだろう。

 

「とにかくヒット! レベル4からの上限アップに加え、Uブロンズレベル4の上限アップも追加し、BP1万7千以下のスピリットを破壊!」

「っ!」

 

赤 アルティメット

《アルティメット・ブロンズ・ヴルム》

コスト3 軽減赤1極1 <新生・星竜>

【召喚条件:自分の赤スピリット1体以上】

<1> Lv3 BP5000

<2> Lv4 BP7000

シンボル:極

【Uトリガー】Lv3・Lv4『このアルティメットのアタック時』

Uトリガーがヒットしたとき、相手は可能ならブロックする。ただし、アルティメットはブロックしなくてもよい。

相手のスピリットにブロックされたら、相手のライフのコア1個を相手のリザーブに置く。

Lv4

自分のアルティメットの「BP破壊効果」の上限を+2000する。

 

「対象は、ぴったり1万7千のデネボラ!」

「…ケルベロードは残す!」

[幻羅獅龍アポロドラゴン・デネボラ(合体) BP17000 破壊]

[牙皇ケルベロード 残留 コア4 レベル1 BP5000]

 

「そして!破壊に成功したことにより、手札から赤のブレイヴ、《炎星斧エルナト》をUアークに直接合体!」

(手札7→6)

炎星斧エルナト

  ↓ 直接合体

アルティメット・アーク(合体)

[コスト:7+4=11]

[BP:11000+3000=14000]

[合体時:追加]

[シンボル:追加無し]

 

「エルナトの召喚時効果により、トラッシュの龍剣聖を手札に回収し、Uアークの合体時効果により赤シンボルを追加!」

(手札6→7)

[アルティメット・アーク シンボル極+赤=極赤]

 

「ダブルシンボルのアルティメットが2体…」

「続けて太陽神剣の合体アタック時効果! Uブロンズの効果を受けてBP6千以下のスピリット1体、ケルベロードを破壊!」

[牙皇ケルベロード BP5000 破壊]

(沙夜リザーブ0→3)

 

「Uシャイニングはダブルシンボル!」

「…フラッシュ! 《メガ・ネウラー》を【神速】召喚!」

(沙夜手札8→7)

(リザーブ4→0)

(トラッシュ4→6)

[メガ・ネウラー コア2 レベル1 BP3000]

 

「召喚時効果。私の赤のスピリット、ガイ・アスラにボイドからコア1つを追加!」

[幻羅星龍ガイ・アスラ コア5→6 レベル2→3 BP10000→13000]

 

緑 スピリット

《メガ・ネウラー》

コスト3 軽減緑1赤1 <怪虫>

<1> Lv1 BP3000

<3> Lv2 BP4000

<4> Lv3 BP5000

シンボル:緑

フラッシュ【神速】

手札にあるこのスピリットカードは、召喚コストの支払いと上に置くコアをリザーブから使用することで召喚できる。

Lv1・Lv2・Lv3『このスピリットの召喚時』

ボイドからコア1個を自分の赤/白のスピリットに置く。

 

「これで——」

 

「それを待ってた!!」

 

「っ!?」

 

「フラッシュタイミング!

 マジック《フレイムスパーク》!!」

 

「っ、しまった…!」

 

「コストはUシャイニングから確保!」

(早苗手札7→6)

[アルティメット・シャイニングドラゴン コア3→1 レベル4→3]

(トラッシュ5→7)

 

「合計BP5千まで、メガ・ネウラーを破壊! ガイ・アスラをレベル4にはさせない!」

「っ…」

[メガ・ネウラー BP3000 破壊]

(沙夜リザーブ0→2)

 

「これで破壊したことにより、トラッシュにあるリューマン・ルクスを回収!」

(手札6→7)

 

「見たか凛々!」

「うん。見た…!」

「やられちゃったわねぇ…」

「これが【超覚醒】の弱点! 命を喰らう龍は、喰らう者がいなければ力は発揮できない!」

 

 状況を切り返した…。あれを気合で跳ね退けたような感じだけど、私のデッキでこんなことまでやってのけたのも驚いた。

 

「改めて、このアタックはいかがしますか!」

「……ライフで受ける!」

(沙夜ライフ3→1)

(リザーブ2→4)

 

「次!Uアーク、剣刃合体アタック!! アルティメットトリガーロックオン!」

「——コスト8、《アルティメット・ガイ・アスラ》。ガードね」

「エルナトの合体アタック時効果、相手のネクサス1つを破壊する。オールトの竜巣を指定!」

[オールトの竜巣 破壊]

 

「ガイ・アスラでブロック!」

 

SwordBrave Attack!!

アルティメット・アーク+炎星斧エルナト

BP11000+3000=14000

  vs

Defense!!

幻羅星龍ガイ・アスラ

BP13000

 

「フラッシュ! マジック、3枚目の《リボーンフレイム》!ガイ・アスラのBPをプラス1千!」

(沙夜手札7→6)

(リザーブ4→2)

(トラッシュ6→8)

[幻羅星龍ガイ・アスラ BP13000+1000=14000]

 

SwordBrave Attack!!

アルティメット・アーク+炎星斧エルナト

BP11000+3000=14000

  vs

Defense!!

幻羅星龍ガイ・アスラ

BP13000+1000=14000

 

 BPがUアークと並んだ…! 姉さん、相討ちに持っていくつもりなんだ。

 

「お姉様の狙いはガイ・アスラのコアでしょう」

「あら、バレた?」

「【超覚醒】を持つ者の定めとして、乗せたコアを動かすことができない致命的なデメリットを持っています。ここでUアークと相討てば、《サンブレイカー》を封じながら次のコアも確保できると」

 

 てことは…詰んだ?

Uアークを道連れにされたら残るのはUシュリケラプトルだけ。姉さんの手札には何か対策も握ってるはず。…ここまで?

 

「ふっ…。かの“ラスボス”と相討つのならUアークも本望、と言いたいところですが……フラッシュタイミング!」

「っ!」

「マジック、《サンブレイカー》を使用!! 使用コストはUシャイニングから確保!」

(早苗手札7→6)

[アルティメット・シャイニングドラゴン(合体) コア1→0消滅]

(トラッシュ7→8)

 

「えっ!?」

「私の合体スピリット、合体アルティメットがBPを比べ相手のみを打ち果たしたとき、ライフ1つを砕く!」

 

 ちょ!? 今までの流れ無視してそれを使うの!?相討ちになったら発揮しないのは解ってるんでしょう!?

 

「今が絶好の好機!この機を絶対に逃さない! 更にフラッシュタイミング!」

「っ!」

「マジック《ネオ・ダブルドロー》!!

 使用コストはUブロンズから確保してフラッシュ効果!UアークのBPをプラス1千!」

(早苗手札6→5)

[アルティメット・ブロンズ・ヴルム コア2→0 消滅]

(トラッシュ8→10)

 

SwordBrave Attack!!

アルティメット・アーク+炎星斧エルナト

BP11000+3000+1000=15000 →win!!

  vs

Defense!!

幻羅星龍ガイ・アスラ

BP13000+1000=14000 →Lose...

 

「これは…!」

「断ち斬れ!ソードブレイヴアルティメット!!」

[幻羅星龍ガイ・アスラ 破壊]

(沙夜リザーブ2→8)

 

「サンブレイカーの効果発動! ライフ1つを、砕かせてもらう!!」

「うわちゃ〜!負けたぁ〜!」

(沙夜ライフ1→0)

 

 

 

〔winner!! 藍河 早苗〕

 

 

 

「勝ったああぁぁっっ!!!」

「すごっ…」

「良い感じだったけど、勝負焦っちゃったわねぇ。早苗ちゃんが一枚上手だったか〜」




長くなってしまい申し訳ありません。赤(借り物)vs赤でした。
使う人が違うと動きも変わる~みたいな感じにしてみたかったのです…。
主人公のデッキ「とりあえずぶち込め!」感が強いですがそれなりに厳選?入れ替えはされてたり。
姉のデッキはただのロマンの塊です(白状)
今でももっと輝ける!…はず(願望)
アポロデネボラは作者の魂の相棒。


またミス等ありましたら、気軽にご指摘ください。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。