バトルスピリッツ アナザースターター   作:謙虚なハペロット

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新作ですよ、新作!
やらないやらないとか言っておきながらこれですよ!

内容はかなり試験的なものになっております。
途中ギブアッポ(未完)となる可能性が大きいものとなっております。
予め言っておきますと、この作品は『アルティメットバトル06、07』までとなっております。


拙い作品ですが、お時間ありましたらこの作品にお付き合いいただけたらと思います。


Step.00 『バトスピ…?』

『さぁバトルスピリッツ世界大会もいよいよ大詰め!

 決勝を争う二人は破竹の勢い!』

 

 

 『バトルスピリッツ』

 6つの色、カード達の命となるコアを使い対戦をするトレーディングカードゲーム。

 

 世界中を熱狂させる世界的TCGであり、そのバトルスピリッツには強さを分ける称号が存在する。

 

 プレイヤーは“カードバトラー”と呼ばれ、一般的な強さを“ランカー”。

そのランカーの中で、チャンピオンシップという規模の大きな大会で優秀な戦績を残したプレイヤーを“ハイランカー”。

 

 

『やはり誰もこの二人!

“灼熱”と“白銀”の二人を止めることはできない!』

 

 

 更には特別な枠として“輝石(きせき)”、“光主(ひかりぬし)”、“灼熱”、“白銀”といった『二つ名』が送られる。

 

 

 ……そして———

 

 

『二人の準備が整ったようだ!

 では皆、いつもの掛け声でバトル開始だ!』

 

 

 『 ゲートオープン!!

 

     界  放  !! 』

 

 

 

 

 

 

━━━━━━━。

 

 

 街は、いや世界はバトルスピリッツというカードゲーム一色。

大人にも子供にも大人気という…まぁありきたりなもの。

 

「キャー!“ゼロ”様ぁ〜!」

「………」

「ああっ!ライフがもう残り1つに! やっぱり“白ゼロ”様凄すぎ〜!」

 

 大人から子供と言ったけど、子供は小学生から大人は千差万別。把握なんてバカらしくなるくらい普及している。

 

「あっ、あっ!“凛々(りり)”!見た?!今の見た!? “赤ゼロ”様の!」

「姉さんうるさい」

 

 今テレビで生中継されているバトルスピリッツの世界大会決勝にかじりついてる私の姉も、その大人の一人だ。

赤だか白だか何か分からないけど、何が面白いんだか。

 

「…出掛けてくる」

「えっ!?良いとこなのに!?」

「知らない。…昼頃には戻るから」

「そう…。あ、携帯とお財布持った? お金大丈夫?」

「心配しすぎ。…大丈夫だから」

「うん。後でお昼食べながら観ようね! 録画してあるから!」

「見ないっての。……行ってきます」

「行ってらっしゃい。車とナゾオトナに気をつけてね〜。あっ!赤ゼロ様が押し返してる!キャー!二人とも頑張ってー!!」

 

 馬鹿姉はほっといて身支度を整えてさっさと家を出る。普段はちゃんとしてるのにアレのことになると途端にこれだから困る。

朝っぱらからたたき起こされて、終わってもあの調子じゃさすがに付き合ってられない。

 家を出てもバトルスピリッツは嫌でも目に耳に入ってくる。溜息しか出ない。…すぐさま鞄からイヤホンを取り出して耳に挿し音楽を流す。

 

「……何が面白いんだか」

 

 そうひとりごちる。

…私はバトルスピリッツに興味が無い。

周囲の友人な知人は皆やってる。やってないのは私だけ。

何かとやろうやろうと誘われるが、全部断った。別にゲームが嫌いな訳じゃない。……ただ。

 

 

『灼熱の猛攻!白銀の鉄壁!

 どちらも一進一退!目まぐるしく代わる攻防!

 スピリット同士、アルティメット同士の魂のぶつかり合いだぁっ!!』

 

 

 近くのスタジアムにあるスクリーンにも、対戦の様子が映し出されている。

その様子はハリウッド映画も真っ青な、正に“怪獣同士が戦っている”。

それが時に怪獣同士、時に人間自身に向かってくるんだ。…そんなの冗談じゃない。随分前に体験したけど、あんな怖い思いも痛い思いもするののどこが良いのか、私には理解に苦しむ。いや、理解出来ないしたくない。

 

 ……気晴らしに外をふらつこうと思って逆に気分が沈むって何なの。

なんか買って帰ろっかな…。

姉さんには……テキトーでいいか。パック?とかいうのを買ってってやればいいや。

 

「………?」

 

 コンビニに足を向けた矢先、通り過ぎようとしたカードショップにふと目をやる。…気まぐれに目を向けた先に“友人”が成人っぽい男性と何か揉めてるのが見え思わず立ち止まってしまう。しかも友人の後ろには困った顔をした友人。更には小さい女の子が今にも泣きそうな顔をしていた。

 

(これヤバいな…)

 

 私的に面倒事は御免だけど、さすがに高校生二人とはいえ女の子。言い争ってる方は男三人だ。どう考えても分が悪い。…まさか殴り合いとかにならないとは思うけど…と、気が付けば私はカードショップの入口をくぐり店内へ入っていった。

 

「アンタら大人気ないと思わないの!? こんな小さい子のカード盗るなんて!」

「なんのこったよ」

「俺らは合意の上でアンティやったのに悪者扱いとは、たまげたなぁ…」

「オレら強すぎっから間違われるのは。ま、多少はね?」

「ふ、ふざけんなっ!」

 

 これは完全にあいつらが悪いパターンだ。

終いには“深緒(みお)”の怒声に女の子も我慢の限界かとうとう涙が零れ出す始末。それを“羽月(はづき)”がなだめようとするが、今にも大泣きしそうだ。

……一発ぶん殴ってやらないといけないか。

 

「この……っ! “リンリン”!」

「リンリン言うな。……あんた、随分みっともないことやってんじゃん」

 

 まだ殴らない。いきなり殴りつけたらこっちが難癖付けられてしまう。こっちが気合いを込めてぶん殴るのは向こうから手を出してきた時だ。

 

「なんだお前?」

「こっちの二人の友人だよ。クズども」

「Foo。この娘パッチェ気強いっすよ?」

「子供相手にしか強がれないクズが何言ってんの?」

 

 とにかく時間を稼ぐよう挑発しまくる。

警察何なり呼んでもらえればそれでおしまいだし、手を出せば出したで憂さ晴らしもできる。

 

「おし。今からお前にお兄さん達を罵った罰を与えっからな」

「やっちゃいます?」

「おうやっちまおうぜ」

 

「リンリン…!」

「だからリンリン言うなって。羽月とその子連れて下がってて」

 

 これは暴力を振るうしかなくなるか。

…他二人のリーダーっぽいのが懐に手を入れる。おそらくナイフか何かの武器だろう。さすがに無傷とはいかなくなったが、姉さんから“無手で武器を扱う相手に対して対峙する術”は学んでいる。バッグを深緒に向かって放る。わたわたとだがキャッチしたのを横目で確認。羽月が何か言いたそうだが手首を軽く振り返事をする。

後は気兼ね無くやれる。店で騒ぎを起こして出入り禁止になるのは私とこのクズ共だけで済む———

 

「やっちゃうよぉ?」

「来なよ。手加減して手首折るくらいで済ましてあげるからさ」

「リアル暴力は止めてくれよ…」

「…は?」

「は?」

 

 ……固まる空気。

何この私が間違えてるみたいな空気。

 

「…喧嘩じゃないの?」

「冗談はよしてくれ(恐怖)」

「だってあんたら武器出そうと…」

「な、何で物騒なもの持ち歩く必要あるんですか?(蒼白)」

「じゃあその懐に入れた手は何」

「とぼけちゃって(震え声)。これだよ」

 

 リーダー格の男が冷や汗かきながら取り出したのは……何かのケース?

いや、一見無害に見えて中から催涙スプレーみたいのが飛び出すかもしれないから殴る構えを取る。

 

「あ待ってくださいよ!」

「ほれ、中身見ろよ見ろよ」

「ただのカードじゃんアゼルバイジャン」

 

 慌てた様子でケースを開けて中身を見せてくる三人組。中身はカードで、全部出して危険なものは何も持ってないことを確認させてきた。…いや上着脱いでバサバサしなくていいから。分かったから。

 

「…で?」

「バトスピでケリつけましょうよ」

「カードで? 馬鹿も休み休み言いな……」

 

 三人組に気付かれないよう素早く周囲を確認する。既に店の人が何処かに連絡をしているのが見えた。…なら奴らの話に乗って時間稼ぎも手か?

 

「……まぁ、悪くないか」

「ありがとナス!」

 

 さて了解したはいいがカードを持ってない。…買うにしても値が張るだろうし。どうしたものか。

 

「凛々、凛々!」

「うわっ…何?」

 

 突然深緒に腕を引っ張られよろけてしまう。コケはしなかったがちょっと危ない。

そんなのは関係無いと深緒が顔を寄せ、声を潜めて焦ったように話し掛けてきた。

 

(何?じゃないって! 凛々デッキ持ってんの!?)

(持ってないよ?)

(ば…馬鹿じゃないの!?)

(馬鹿って…。男三人に喧嘩しようとした深緒の方が馬鹿でしょ)

(うっさい!とにかくあたしのデッキ貸すから!ルールは?)

(本の少しだけしか…)

(っ〜〜〜!)

 

 そんなまずいのかな…。

この世の終わりみたいに頭抱えられても反応のしようが無い。

 

 

「待てぇぇい!!」

 

 

 突然店内に響き渡る声。

女性みたいだが…あの娘か。

お店の中央辺りで腰に手を当て右手を突き出し待てという意思表示を全身で表している。

今時の娘らしい格好にショートヘアでキリッとした目許に可愛いと言うよりかっこいい部類の娘だろうか。

 

「話は聞かせてもらった!」

「誰?」

「あなたには名乗るけどあの三人組に名乗る名前は無い!」

 

 ……おかしな娘に絡まれてしまったようだ。

どうしよう、反応に困る。三人組もどう反応したらいいか迷っているみたいだ。

 

 

「はいはいそこまでだよ。でしゃばるなって言ったのに…」

 

 

「むっ! “麗ちゃん”がモタモタしてたのがいけないんじゃん!」

「タイミングと言うものがあってね…。あぁすまないね邪魔をして」

 

 次いで現れたのは…男性…?いや、女性だ。…リアルで麗人って人、初めて見た。スラリとした長身だが、出るところは出ている大人だ。

 

「君の名前は?」

「え、あ……り、凛々」

「リリ君ね。聞けばデッキが無いとか?」

「は、はい…」

 

 間近で話されると同性の私でもドキリとするくらいの美人。名前を呼ばれるだけでこれとは…。

 

「これを使ってくれ」

「え、でも…」

「いいさ。キミにあげるよ」

「でも…」

「大丈夫。キミならやれるさ。…キミには“彼女”に似てる感じがするからね」

「はぁ…」

 

 

 

「もういいっすか?」

「ああ、そっちも待たせたね。しかし、お店で騒ぎを起こしたのは見過ごせない。こっちの子を泣かせたのもだ」

 

 そう言い涙目の女の子の頭を優しく撫でる謎の麗人。

 

「そこで、丸く治めるためリリ君とバトルしてもらおう」

「は!?」

「ちょ!? 麗ちゃん!」

「“早苗”は少し黙ってな。…そちらが勝ったら、店の好きなカードを私持ちで全てあげよう」

「マジっすか!?」

「ああ。しかし、彼女が勝ったら、この子から取ったものを返して、二度とこんな事はしないと誓ってくれ」

「あ^〜いいっすね〜」

 

 向こうは二つ返事で了解した。

勝つ自信があるのか。

 

「テーブルはここでいいね? バトルするのは、君か。ではこちら側に。リリ君はこちらでいいね?」

 

 私が座る椅子を引いて座り易くしてくれる。…お、大人だ。

 

「あなた!負けたら承知しないからね!」

「…なら代わる?」

「…いいの?」

「何でそこで尻込みすんの…」

 

 サナエとか呼ばれた娘がちょっとうるさいが、何とかして勝つしかない。…こんなことに巻き込まれるくらいなら、姉さんの話、少しは聞いておくべきだったかな。

 

 

「凛々ちゃん大丈夫かな…」

「大丈夫……不安しかないよはづきん…」

 

 

   鴇峯(ときみね) 凛々(りり)

   【???】

 

 

「いい凛々? ここがライフ、ここがリザーブ、ここがコアのトラッシュとカードのトラッシュ。このライフが0になったら負けだからね!」

(凛々リザーブ4)

 

「そこは大丈夫」

「じゃあ、デッキの上から4枚手札にして」

「うん。…4枚っと」

(凛々手札4)

 

「先攻は譲りますよ〜おう感謝するんだよ」

「…あ?」

「センセンシャル!」

 

<凛々・先攻第一ターン>

「スタート…ステップ?」

「プレイシートのここにある部分を見ながらステップを宣言するといいよ」

「ふーん…。先攻にコアステップ?が無いんだ。ならこのドローステップか」

(リザーブ4)

(手札4→5)

 

「リフレッシュステップも無しか。メインステップ?」

「ここで色々できるよ凛々ちゃん!」

「ん」

 

 “赤いカード”ばっかり。

たしか……何だっけ? この左上の数字が低いのから出してって、このリザーブにあるコアをやりくりしながら戦うんだっけ…。

 

「……この、気持ち悪い犬を出す」

「凛々君辛辣だねぇ…」

「えっと、1だから1つこっちに置いて…

「違う違う!カードを先に出してからコストを払うの!」

「あ、そうなんだ…。出してから1つ置く」

(手札5→4)

(リザーブ4→2)

(トラッシュ0→1)

[スラスト・シェパード コア1 レベル1 BP1000]

 

赤 スピリット

《スラスト・シェパード(きもちわるいいぬ)》

コスト1 軽減赤1 <皇獣>

<1> Lv1 BP1000

<2> Lv2 BP2000

シンボル:赤

Lv2『このスピリットのアタック時』

このスピリットをBP+3000する。

 

「これも、出せるよね」

(手札4→3)

(リザーブ2→0)

(トラッシュ1→3)

[燃える竜人の聖地 コア0 レベル1]

 

「…終わり」

 

 周りが安堵の息を吐いたのが聞こえた。何もそこまで不安にならなくてもいいんじゃないかな。

 

<男・後攻第二ターン>

「俺のターンいきますよ…いきますよ…」

(リザーブ4→5)

(手札4→5)

 

「バーストをセットするゾ」

(手札5→4)

{バースト:無し→セット}

 

「ネクサス《そびえる甲天城》を配置しますよ。じゃけんお城乗っ取りましょうね〜」

(手札4→3)

(リザーブ5→2)

(トラッシュ0→3)

 

「ターンエンドっすよ」

 

 

「相手は緑だったのか」

「あのネクサスなら何かはもう決まったも同然ね!」

「小さい子にあれぶつける大人ってどう思います?」

「ふむ…。この子は初心者なのかな?」

「はい。私達が教えてて、ちょっと目を離した隙に…」

「それは大人気ないねぇ」

 

 

<凛々・第三ターン>

「私の番。ここからコアを1つと、1枚引いて、コアをリザーブに…」

(リザーブ0→1)

(手札3→4)

(トラッシュ2→0)

(リザーブ1→3)

 

 

「あれ本当に大丈夫なの麗ちゃん?! カードの持ち方もコアの動かし方も危なかっしいよ!?」

「大丈夫さ」

「…勘?」

「ああ」

「勘って…。それであのデッキ渡しちゃうなんて、信じらんない」

 

 

「んっと…」

「凛々ちゃんの場に出てるカードの右下のマークの数だけ、手札のカードの左上のマークの数だけコストを減らして使えるよ!」

「ふ〜ん…。ならこれかな」

(手札4→3)

(リザーブ3→1)

(トラッシュ0→1)

[リューマン・チャージャー コア1 レベル1 BP2000]

 

「余ったこれは……こっちに乗せると良さそう」

(リザーブ1→0)

[燃える竜人の聖地 コア0→1 レベル1→2]

 

「…仕掛ける」

「ならアタックステップだよリンリン!」

「だからリンリンって言うなって言ってんでしょうが。…アタックステップ?」

 

 攻撃を仕掛けられた側はカードで防御するかしないかを選べるんだっけ。

ならがら空きだから……

 

「えっと…これの効果」

「自分の場の赤のスピリット、アルティメットのBPを3千上昇させるのよ! …良いカードじゃない」

 

赤 ネクサス

《燃える竜人の聖地》

コスト3 軽減赤2

<0> Lv1

<1> Lv2

Lv1・Lv2『お互いのアタックステップ』

カード名に「リューマン」と入っている自分のスピリット/アルティメットすべては、相手の効果で破壊されたとき、疲労状態でフィールドに残ることができる。

Lv2『自分のアタックステップ』

自分の赤のスピリット/アルティメットすべてをBP+3000する。

 

 

「わっ、良いカードじゃん」

「3コスで破壊耐性に1コアで3千バンプは強いね」

 

 

[スラスト・シェパード BP1000+3000=4000]

[リューマン・チャージャー BP2000+3000=5000]

「両ほ…」

「1体ずつだよ凛々ちゃん…!」

「…気持ち悪い犬で攻撃」

「シェパード涙目。あと凛々、アタックをしたならカードを横にするんだよ」

「ん。こう?」

「そうそう」

「ライフで受けますよぉ」

(男ライフ5→4)

(リザーブ2→3)

 

「こっちでも攻撃。…アタック時1枚ドロー?」

「デッキから1枚手札にするのさ」

「ふむ」

(凛々手札3→4)

 

赤 スピリット

《リューマン・チャージャー》

コスト3 軽減赤2 <竜人>

<1> Lv1 BP2000

<2> Lv2 BP3000

<4> Lv3 BP5000

シンボル:赤

Lv1・Lv2・Lv3『このスピリットのアタック時』

自分はデッキから1枚ドローする。

Lv2・Lv3

カード名に「リューマン」と入っている自分のスピリット/アルティメットすべてをBP+1000する。

 

「それも受けますよぉ」

(男ライフ4→3)

(リザーブ3→4)

 

「ライフが3になったからバーストが爆発しますよぉ!

 《始甲帝》で、出ますよ…」

{男バースト:セット→発動}

 

「発動したときにライフが3以下ならそっちのスピリット、アルティメット1体を疲労させるゾ。でもいないから意味無いゾ。そしてレベル2でバースト召喚するゾ」

{男バースト:発動→召喚}

(リザーブ4→0)

[始甲帝 コア4 レベル2 BP15000]

 

 何かキラキラ光ってる気持ち悪い赤い虫のカードが出て来た。…何か最近人型の虫が出てくる漫画読んだからそれが頭を過ぎる。

 

「…終わりで」

 

<男・第四ターン>

「自分ターンいきますよ…いきますよ…。甲天城の効果発揮すんよ〜」

 

「…どういう効果なの羽月?」

「あの人のスタートステップにデッキの1番上をめくって、そのカードに[四甲天]って入ってるスピリットカードならコストを支払わずに出せるって効果だよ」

「…インチキ臭い」

 

緑 ネクサス

《そびえる甲天城》

コスト3 軽減緑1

<0> Lv1

<2> Lv2

シンボル:緑

Lv1・Lv2『自分のスタートステップ』

自分のデッキを上から1枚オープンできる。それがカード名に「四甲天」と入ったスピリットカードのとき、コストを支払わずに召喚できる。

召喚しない、または、他のカードのときはデッキの上に戻す。

Lv2

カード名に「四甲天」と入っている自分のスピリットがいる間、このネクサスは、相手の効果で破壊されず、手札に戻らない。

 

「ほらいくどー」

●オープンされたカード

・《四甲天カメジュウジ》(スピリット)

 

「で、出ますよ」

[始甲帝 コア4→3 レベル2→1]

[四甲天カメジュウジ コア1 レベル1 BP1000]

 

「召喚時効果いきますよー。ボイドからコア1つ、カメジュウジに置くらなぁ〜」

[四甲天カメジュウジ コア1→2]

 

緑 スピリット

《四甲天カメジュウジ》

コスト3 軽減緑1 <殻人>

<1> Lv1 BP1000

<4> Lv2 BP2000

シンボル:緑

[四甲天カメジュウジ]はデッキに何枚でも入れることができる。

Lv1・Lv2『このスピリットの召喚時』

ボイドからコア1個をこのスピリットに置く。

 

「続けんよ〜」

(リザーブ0→1)

(手札3→4)

(トラッシュ3→0)

(リザーブ1→4)

 

「メイン入ります…。始甲帝をレベル2に戻してアタックステップいきますよ」

[四甲天カメジュウジ コア2→1]

[始甲帝 コア3→4 レベル1→2]

 

「始甲帝、オッスお願いしまーす」

「来た…」

「レベル2の効果発揮しますよー。手札の<殻人>スピリット1体をノーコストで喚び出すゾ。出すのは蜂ですよ〜蜂蜂。

 《蜂王フォン・ニード》をレベル2で出しますよ」

(手札4→3)

(リザーブ4→0)

[蜂王フォン・ニード コア4 レベル2 BP10000]

 

「さっきからインチキ臭いのばっかり…」

「あれが最近の緑の手だよリリ君。“白”にお株を取られてお冠なのか、踏み倒しまくるからね」

 

「召喚時効果発揮〜。ボイドからコア3つ蜂に乗せますよ〜」

[蜂王フォン・ニード コア4→7]

 

「そんでぇ、召喚できたんでぇ、始甲帝は回復しますよぉしますします」

[始甲帝 疲労→回復]

 

 深緒が小さく「ヤバい…」と呟くのが聞こえた。

相当私がピンチだって分かる。

 

緑 スピリット

《始甲天》

コスト8 軽減緑3 <殻人>

<1> Lv1 BP7000

<4> Lv2 BP15000

シンボル:緑緑

【バースト:自分のライフ減少後】

自分のライフが3以下のとき、相手のスピリット/アルティメット1体を疲労させる。

この効果発揮後、このスピリットカードを召喚する。

Lv2『このスピリットのアタック時』

ターンに1回、自分の手札にある系統:<殻人>を持つスピリットカード1枚を、コストを支払わずに召喚することで、このスピリットは回復する。

 

緑 スピリット

《蜂王フォン・ニード》

コスト7 軽減緑4 <殻人・怪虫>

<1>Lv1 6000 <4>Lv2 10000

Lv1・Lv2『このスピリットの召喚時』

ボイドからコア3個をこのスピリットに置く。

Lv1・Lv2『このスピリットのアタック時』

BP合計10000まで相手のスピリットを好きなだけ疲労させる。

Lv2『このスピリットのアタック時』

相手のライフを減らしたとき、このスピリットのコア3個を自分のトラッシュに置くことで、このスピリットは回復する。

 

「……防御しない。ライフのコアは、攻撃してるカードのマークの数だけ減らすから…2つか」

(凛々ライフ5→3)

(リザーブ0→2)

 

「もう一度始甲天でアタックしますよぉ」

「………」

 

 これを受けたら残りのライフが1つ。

相手には攻撃できるのが2体。…だけど深緒と羽月が見ていられないと視線を逸らした。負けたと思われてる。

 

「…たしか、これ使えるよね」

「…ほう。説明してないのにやるもんだね」

「やりますねぇ」

「えっと…《ドラゴニックウォール》。赤のマーク、シンボル?が3つだから…」

「コスト4引く2で2コストで使えるわよ」

「了解」

(凛々手札4→3)

(リザーブ2→0)

(トラッシュ1→3)

 

「『自分の赤のスピリットを破壊することで、このバトルが終了したとき、アタックステップを終了する。』だって。なら気持ち悪いのでいいか」

「スラスト・シェパードの不憫さに早苗も涙を禁じ得ないよ…」

[スラスト・シェパード 破壊]

(凛々リザーブ0→1)

 

「攻撃は防御しない」

(凛々ライフ3→1)

(リザーブ0→2)

 

赤 マジック

《ドラゴニックウォール》

コスト4 軽減赤2極1

【バースト:相手のスピリット/アルティメットのアタック後】

このターンの間、自分のスピリット/アルティメット1体をBP+5000する。

その後コストを支払うことで、このカードのフラッシュ効果を発揮する。

フラッシュ:

自分の赤のスピリット1体を破壊することで、このバトルが終了したとき、アタックステップを終了する。

この効果は、『相手のアタックステップ』でしか使えない。

 

「ターン終わりますよ〜」

 

<凛々・第五ターン>

「…私の番」

(リザーブ2→3)

(手札3→4)

(トラッシュ3→0)

(リザーブ3→6)

 

「…これを出せば変わるかな」

 

「っ!? 麗ちゃんあれ…!」

「使い熟せるかは、彼女次第さ」

 

「まず気持ち悪い犬を出して…」

「凛々ちゃん、スラスト・シェパード…」

(手札4→3)

(リザーブ6→5)

[スラスト・シェパード(2) コア1 レベル1 BP1000]

 

「次にこれを出す…! 置くのって、こっちのに乗ってるのを移してもいいんだよね深緒」

「っ! …そう!いけいけリンリン!」

「次リンリンって言ったら叩く。…赤のシンボルが3つあるから、コストを3つ減らして、レベル…3?」

(手札3→2)

(リザーブ5→2)

(トラッシュ0→3)

[燃える竜人の聖地 コア1→0 レベル2→1]

 

「えっと…けん、こう…?」

 

 見兼ねてサナエって娘が耳打ちしてくれる。…これそう読むんだ。

 

「《剣輝龍皇シャイニング・リューマン》を召喚」

[剣輝龍皇シャイニング・リューマン コア1 レベル3 BP10000]

 

「剣輝龍皇!?」

「わっ、かっこいい!」

「召喚時って出したときの効果だよね。『手札の系統:<剣刃>を持つブレイヴカードを合計コスト7まで出せる』? ブレイヴ……この2枚で調度7か」

(リザーブ2→0)

[火槍アルタイル コア1 レベル1 BP1000]

[太陽神剣ソルキャリバー コア1 レベル1 BP4000]

 

赤 アルティメット

剣輝龍皇(けんきりゅうおう)シャイニング・リューマン》

コスト6 軽減赤3極1 <次代・剣使・竜人>

【召喚条件:コスト3以上の自分のスピリット1体以上】

<1> Lv3 BP10000

<3> Lv4 BP14000

<5> Lv5 BP18000

シンボル:極

【U抜刀】Lv3・Lv4・Lv5『このアルティメットの召喚時』

自分の手札にある系統:<剣刃>を持つブレイヴカードをコスト合計7まで、コストを支払わずに好きなだけ召喚できる。

この効果でブレイヴが召喚されたとき、自分はデッキから1枚ドローする。

【合体時】Lv4・Lv5『このアルティメットの合体アタック時』

このターンの間、自分の合体アルティメットすべてをBP+3000する。

 

「これでブレイ“ブ”ってのを出せたから1枚引く」

(手札0→1)

 

「凛々、ブレイブじゃなくてブレイ“ヴ”だからね」

「何いきなり名前読んでるわけ?」

「苗字知らないし!」

「…“鴇峯”。」

「そう。じゃあ凛々、分かった?」

「結局呼び捨て…。まぁ、いいけど」

 

 出した…とはいえ、このブレイ…ヴ。シンボルが無い。てことはライフを減らせない。

 

「…合体?」

「そのブレイヴカードをスピリットに重ねるんだ」

「へぇ。じゃあこっちの剣を剣輝龍皇に…こう?」

「そう。重ねるときはどちらが上でも構わないが、コストと合体時効果が見えるように置くといいよ」

「ふむ…」

太陽神剣ソルキャリバー

  ↓ 合体

剣輝龍皇シャイニング・リューマン(合体)

 

「えっ!?」

「アルティメットって、合体できないんじゃ…?」

「ウン(相槌)」

 

「ふっふーん! この“鷲座の彦星”と“太陽の剣刃”はそんじょそこらのブレイヴとは違うのよ!」

「この2枚は“アルティメットと合体できるブレイヴ”なのさ」

 

[太陽神剣ソルキャリバー コア1→譲渡]

[剣輝龍皇シャイニング・リューマン(合体) コア1→2]

[コスト:6+0]

[BP:10000+4000=14000]

[合体時:追加]

[シンボル:極+赤=極赤]

 

赤 ブレイヴ

《火槍アルタイル》

コスト2 軽減無し <剣刃>

<1> Lv1 BP1000

<0> 合体 +1000

シンボル:なし

Lv1『自分のメインステップ』

このブレイヴがスピリット状態の間、このスピリットに赤のシンボル1つを追加する。

【合体条件:コスト3以上のアルティメット】

【合体時】『自分のメインステップ』

このアルティメットに赤のシンボル1つを追加する。

 

「アタックステップ。剣輝龍皇で攻げ「剣刃合体(ソードブレイヴ)アタックよ!」…攻撃」

「ちょっと!」

「えっと、こっちの効果で、BP4千以下のスピリットを破壊。じゃあその…カメムシ」

「あー↑」

[四甲天カメジュウジ BP1000 破壊]

(男リザーブ0→1)

 

「これのシンボルは…2つになってるの?」

「そうだよ凛々!ダブルシンボルだ!」

「受けますよぉ受ける受ける」

(男ライフ4→2)

(リザーブ1→3)

 

「…終わり」

「えっ!?」

「いいから」

 

 正直賭けになってる。

これを引いたら後はどうしようもない。

だけど……ここで負けるのは、気に入らない。

 

<男・第六ターン>

「勝ち確ですかねぇ。スタートステップ。甲天城使いますよ〜」

●オープンされたカード

・《双翼乱舞》

 

「じゃ、戻しますね…」

(リザーブ3→4)

(手札3→4)

 

「コアをフォン・ニードに乗せて決めますよ〜」

(リザーブ4→1)

[蜂王フォン・ニード コア7→10]

 

 どっちだ。どっちでアタックしてくる…。

 

「まず始甲帝でアタックするゾ。効果で手札の<殻人>スピリット、《金殻皇ローゼンベルグ》をノーコスト召喚して、回復するゾ」

(手札4→3)

(リザーブ1→0)

[金殻皇ローゼンベルグ コア1 レベル1 BP7000]

[始甲帝 疲労→回復]

 

「召喚時効果でコア3つ増やすゾ」

[金殻皇ローゼンベルグ コア1→4 レベル1→2 BP7000→9000]

 

「またシンボルが2つあるやつ…」

「いや強すぎっすよ〜」

「……気持ち悪い犬で防御」

「シェパードの扱いの悪さに涙がで、出ますよ…」

 

「ここ、しかないよね。

 《ドラゴニックウォール》!」

 

「ファッ!?」

 

「赤の気持ち悪い犬を破壊して、アタックステップを終了…できるよね」

「なかなか危なっかしいねぇキミも。その通りだ。既にブロックが成立しているからダメージは無し。スラスト・シェパードが破壊されても問題は無い」

(凛々手札1→0)

[剣輝龍皇シャイニング・リューマン(合体) コア2→1]

(トラッシュ3→4)

[スラスト・シェパード(2) 破壊]

(凛々リザーブ0→1)

 

 

「調子に乗ってアタックする順番間違えましたよ…」

「馬鹿じゃねぇの」

「わかる?この罪の重さ」

 

<凛々・第七ターン>

「こっちの番!」

(リザーブ1→2)

(手札0→1)

(トラッシュ4→0)

(リザーブ2→6)

 

「…これが、もう1枚の切り札っぽいね。

 《アルティメット・アーク》ってのを出すよ」

 

「アルティメット…アーク!?」

「名前的に、もしかして“シャイニング・アーク”のアルティメット!?」

 

「私、この早苗が解説!

 凛々の場には太陽剣、チャージャー、聖地。そしてスピリット状態のアルタイル! アルタイルはスピリット状態、またはアルティメットと合体している状態のメインステップに赤のシンボル1つが追加されるのよ!

よって!赤シンボル4つに究極シンボル1で最大軽減され2コストになる!」

「…早口で解説どうも」

「もっと有り難がってもいいのよ?」

「……とにかく召喚」

(手札1→0)

(リザーブ6→3)

(トラッシュ0→2)

[アルティメット・アーク コア1 レベル3 BP11000]

 

「あのさ深緒、この剣をこっちのアークに移動させるには?」

「移動先が合体可能ならそのままそれをアークに重ねればいいんだよ!」

「了解」

 

剣輝龍皇シャイニング・リューマン

  ↓ 分離

太陽神剣ソルキャリバー

  ↓ 合体

アルティメット・アーク(合体)

[コスト:7+0]

[BP:11000+4000=15000]

[合体時:追加、発揮]

[シンボル:極+赤=極赤]

 

「次に剣輝龍皇にアルタイルを重ね「合体(ブレイヴ)!」…重ねる」

「ちょっと!」

 

火槍アルタイル

  ↓ 合体

剣輝龍皇シャイニング・リューマン(合体)

[火槍アルタイル コア1→譲渡]

[剣輝龍皇シャイニング・リューマン(合体) コア2→3 レベル3→4 BP10000→14000+1000=15000]

[コスト:6+2=8]

[BP:10000+1000=11000]

[合体時:追加、発揮可能]

[シンボル:追加無し]

 

「アークにコアを2つ移して、聖地にも1つと…。多分これでいいんだよね」

(リザーブ3→0)

[アルティメット・アーク(合体) コア1→3 レベル3→4 BP11000→15000+4000=19000]

[燃える竜人の聖地 コア0→1 レベル1→2]

 

「……? 『【合体時】このアルティメットに赤のシンボル1つを追加する』?」

「ファッ!?」

[アルティメット・アーク(合体) シンボル極赤+赤=極赤赤]

 

「うえっ!? あのアーク、合体しただけでシンボル増えんの!?」

「そう!あれが次代のアルティメット、アルティメット・アークの力よ!」

「つまり、シンボルを持つブレイヴと合体すれば、“合体しただけで常時トリプルシンボル”になるのさ」

 

 シンボルが3つになったってことは、アークで攻撃すれば3つも破壊できるんだ。…へぇ、強いんだね。

 

「…アタックステップ。聖地の効果」

[リューマン・チャージャー BP2000+3000=5000]

[剣輝龍皇シャイニング・リューマン(合体) BP15000+3000=18000]

[アルティメット・アーク(合体) BP19000+3000=22000]

 

「チャージャーで攻撃。1枚引く」

(凛々手札0→1)

 

「し、始甲帝で守る守る」

「えっと、BPを比べて、負けてるから破壊されると」

[リューマン・チャージャー 破壊]

(凛々リザーブ0→1)

 

「アークで攻撃。…“【Uトリガー】”?」

「解っ説!

 Uトリガー、アルティメットトリガーは相手のデッキトップ1枚をめくり、そのカードのコストが現在アタックしているアルティメット・アークより低いコストならばヒット! Uトリガーの効果を発揮できるの!」

「ふーん」

「Uトリガーを使うときは『アルティメットトリガー、ロックオン!』って言うの!いい?」

 

 …無視無視。

 

「コスト3のスピリット《四甲天カメジュウジ》っすよ」

「当たりだよね。えっと…『ヒットしたときBP7000以下のスピリット1体を破壊する』」

「7千以下のスピリットはい、ないです」

「『このアルティメットの合体時、かわりにBP15000以下のスピリット/アルティメットを破壊する』…これは?」

「ファッ!?」

 

「これも何もテキスト通り! Uアークは合体しているからBP7以下破壊を行う代わりにBP1万5千以下のスピリットかアルティメット1体を破壊できるの!」

 

赤 アルティメット

《アルティメット・アーク》

コスト7 赤4極1 <新生・星竜>

【召喚条件:自分の赤スピリット1体以上】

<1> Lv3 BP11000

<3> Lv4 BP15000

<4> Lv5 BP21000

シンボル:極

【合体時】Lv3・Lv4・Lv5

このアルティメットに赤のシンボル1つを追加する。

【Uトリガー】Lv4・Lv5『このアルティメットのアタック時』

Uトリガーがヒットしたとき、BP7000以下の相手のスピリット1体を破壊する。

このアルティメットの合体時、かわりに、BP15000以下の相手のスピリット/アルティメット1体を破壊する。

 

「じゃあ、そこの蜂で」

「蜂王壊れちゃ↑〜う」

[蜂王フォン・ニード BP10000 破壊]

(男リザーブ0→10)

 

「シンボルが3つだけど」

「さすがに通せないですよ先輩!金殻皇でブロックしますよ!」

 

SwordBrave Attack!!

アルティメット・アーク+太陽神剣ソルキャリバー

BP15000+4000+3000=22000

  vs

金殻皇ローゼンベルグ

BP9000

 

「これでダメージ、ないです」

 

「……いや」

 

「?」

 

「これを使うよ。《サンブレイカー》。赤シンボル3つに金色のシンボルがあるから、使うのは1つだけだよね」

(凛々手札1→0)

(リザーブ1→0)

(トラッシュ2→3)

 

「えっと…。『このターンの、自分の合体スピリット、合体アルティメットがBPを比べて相手のスピリット、アルティメットだけを破壊したとき、相手のライフ1つをリザーブに置く』だって」

 

赤 マジック

《サンブレイカー》

コスト5 軽減赤3極1

【トリガーカウンター】

手札にあるこのマジックカードは、相手のUトリガーがヒットしたとき、ヒット効果発揮前に次の効果を使用できる。

■自分はデッキから2枚ドローする。さらに、ヒットしたカードが赤のカードならガードとする。

フラッシュ:

このターンの間、自分の合体スピリット/合体アルティメットがBPを比べ相手のスピリット/アルティメットだけを破壊したとき、相手のライフのコア1個を相手のリザーブに置く。

 

 

SwordBrave Attack!!

アルティメット・アーク+太陽神剣ソルキャリバー

BP15000+4000+3000=22000 →win!! & Smash Bonus!!

  vs

Defense!!

金殻皇ローゼンベルグ

BP9000 →Lose... Penetration!! 1Damage!!

 

「ライフ1つ、いただくよ」

「やべぇよ…やべぇよ…」

[金殻皇ローゼンベルグ 破壊]

(男ライフ2→1)

(リザーブ10→11→15)

 

「次、剣輝龍皇で攻撃。…合体アタック時効果。『このターン中、自分の合体アルティメットのBPを+3000』だって。じゃあ更に上がるんだ」

[剣輝龍皇シャイニング・リューマン(合体) BP18000+3000=21000]

[アルティメット・アーク(合体) BP22000+3000=25000]

 

「はぇ…これ負けますね…。始甲帝でブロックしますよ…」

 

SwordBrave Attack!!

剣輝龍皇シャイニング・リューマン+火槍アルタイル

BP14000+1000+3000+3000=21000 →win!! &Smash Bonus!!

  vs

Defense!!

始甲帝

BP15000 →Lose... Penetration!! 1Damage!!

 

「これで、勝ち…!」

 

「Fooooo〜!!」

 

(男ライフ1→0)

 

 

〔winner!! 鴇峯 凛々〕

 

 

 

 

「…ふう」

「初心者に負けるとかほんまつっかえ。辞めたらバトスピぃ」

「さて、君達。約束は覚えてるよね」

 

「「「センセンシャル!」」」

 

「うん。小さいレディもいいかな?」

「…うん」




駆け足の新編0話でした。
前作でキャラを作りすぎたと後悔している作者です。
ほぼお読みになっている方が知っている前提で書いているのはダメかなと思ってはいるのですが、また最初から説明しだすとダラダラ長くなってしまうので、すんごく端折りました。
許してください!なんでもしまむら!

ミス等ありましたら気軽にご指摘ください。



※余談枠
新主人公、捻りなさ過ぎて自分でも失笑してしまいます…。
非力な私を許してくれ…。
男キャラの喋らせ方、喋り方が全く解らない…。
解らないからといってクッソ汚い言語しゃべらてはいけない(反省)

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