魔法少女リリカルなのは ~若草色の妖精~   作:八九寺

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更新が2ヶ月以上空いてしまい申し訳在りませんでした。

理由(言い訳)はあとがきにて……orz



無印編→A's編『合間の物語』
44:授業参観と月村のお嬢様


44:授業参観と月村のお嬢様

 

「これは……私としたことが、しくじりましたな」

「鮫島、何か問題が?」

 

 先程、学校へアリサを送り届けて屋敷へと戻り、車を磨いていた鮫島がしまったと言わんばかりに眉をしかめた。

 珍しい鮫島の声音と表情に、近くで屋敷防護用の魔法式を調整していた僕が声をかける。

 

「はい、先程お嬢様を送り届けたのは知っての通りだと思いますが……お嬢様が御弁当をお忘れになっていたことに気がつきまして……。

私としたことが、不覚でございます」

「いや、自分の食料を責任をもって確認していなかったアリサが悪い。鮫島が気に病む必要ない」

 

 ふぅむ、食料の重要性を教え込むために、砂漠かどこかで絶食訓練でもさせるか……。

 まぁそれは追って考えるとして、今は目の前のお弁当が先決だ。

 

「ジーク坊っちゃま、申し訳ありませんがお嬢様のもとへお弁当を届けに行って頂いても宜しいですかな?

私はこれから旦那様の御付きとして、出掛けねばなりません故に……」

「ん、分かった」

 

 僕は頷いてお弁当を受けとる。

 

「ありがとうございます。学校の方へは私から連絡を――」

「――いや、巧く潜入するから学校への連絡はいい」

 

 お弁当を忘れたとか、プライドの高いアリサにしたら割りと恥ずかしい事だろう。

 なるべく内密に決着をつけたい。

 

「左様でございますか、ではお願い致します」

「任された」

 

 僕は頷いて、潜入の算段をたて始めるのだった。

 

 

◇◇◇

 

 

――しゅとっ

 

 敷地を囲むように設置されている柵と、警備員の目を掻い潜り問題なく校庭へと侵入を遂げた。

 

「潜入成功、他愛もない」

 

 時は昼前、鮫島からの前情報によると4時間目とやらが始まって少しである。

 本来ならばもう少し遅め、昼食時間ギリギリに動こうと思っていたのだが、デビッドさんからの『そっとアリサの様子を窺って、気づかれないよう授業参観してくれ』との指示があり、このタイミングで潜入した次第だ。

 

 鮫島メモによれば、現時間のアリサは『体育』で屋外か体育館とやらにいるらしいが――いた。

 

「そぉぉぉおおおりゃぁぁああああ!!」

「避けろぉおお! 当たったら死ぬ――ぷべっ!?」

「おぉ……」

 

 白線に囲まれた四角の内から、アリサの投げたボールが直撃した男子がすごい回転をしながら吹っ飛ばされた。

 これはあれか、世に聴く『ドッジボール』とやらか。

 ちょうどいい、デビッドさんへの報告用に、ケータイで動画撮っておこう。

 

「縦列陣形だ、縦列陣形で先頭が吹っ飛ばされないよう押さえるんだ!」

「おいバカやめろ! 吹っ飛んで勢い殺せないぶん、先頭の奴が死ぬぞ!?」

「私に腹案がある!」

「何だ!」

「顔面に当たればセーフだ、顔面で受け止め空中に球を浮かせ、それを捕れば問題ない!」

「「「「それだ!!」」」」

 

 ……それ、首から上が曲がっちゃいけない角度に曲がるんではなかろうか?

 

「作戦会議は終了?」

 

 余裕の笑みを見せつつ、アリサが挑発的にそう声をかけた。

 

「「「「「か、かかってこいやぁ!」」」」」

「無駄無駄無駄ァ! 必殺『炎のシュート』ォオオオオオオオ!」

「「「「「さばげぶっ!?」」」」」

 

 必殺なのに死んでないじゃないか、とは言わない方がいいんだろう。

 見事5人を吹っ飛ばしているが、先頭にしか当たってないから枠外に出るのは1人なのだけど――――

 

「……ダメだ、5人とも完全に意識が飛んでる」

 

 ――――敵陣で駆け寄った一人が沈痛の面もちで首を振った。

 

「運が悪かったわね、コラテラル・ダメージって奴よ」

 

 んむんむ、ルール上はどうあれ敵戦力を“合法的”に削る良い手だ、師匠として鼻が高い。

 勝てば官軍、という諺がこの国にはある。勝てば良かろうなのだ。

 

「くそぅ……月村さんが居れば……!」

 

 相手陣営が何か言っているが、無い物ねだりをしても仕方あるまい。

 大勢は決したようなので、僕は動画撮影を打ち切り校庭を後にして校舎内へ歩を進める。

 

 

 それにしても『月村』か、偶然の一致なんだろうか?

 

 

◇◇◇

 

 

「(ふむふむ)」

 

 僕は透明化の魔法を使いつつ校内を探検する。

 足音や気配を殺して動けば十分だと思っていたら、そこかしこに防犯カメラが設置されていたので急遽予定変更だ。

 

 それにしてもアリサの話や本なんかでしか知らなかったものだけど、学校とはこういうものなのか。

 見るもの全てが新鮮で、いろいろと観察しながらしばし歩く。

 

「(――っと)」

 

 目の前の『保健室』と書かれた部屋のドアが開かれて人が出てきたため、音も立てずに壁際に身を寄せる。

 その際に壁の木の部分のささくれに指を引っかけて僅かに血が滲む――が治療するほどでもない。

 

 出てきたのは制服を着た、僕やアリサと同じくらいの女の子。

 第一印象は『お淑やか』って感じだ。

 

 その女の子がふとこちらに顔を向けた瞬間に、驚愕と不審の入り交じった表情を浮かべながら、姿の見えないはず(・・・・・・・・)の僕から距離をとる。

 

「……そこに隠れてるのは、誰……ですか?」

「……!」

 

 ――驚いた、割と本気で。

 

 気配を消して静かに移動してみたけど、彼女の目は確かに僕の姿を追い続けている。

 瞬動で逃げ切ろうとも思ったけど、僕はふと脳裏によぎった直感を信じ、彼女の前に姿を見せた。

 

「――初めまして、驚かせて申し訳ない。月並みな言葉だと思うけど、『怪しい者じゃない』よ」

 

 僕は慇懃(いんぎん)に鮫島に教わったとおりの礼をする。

 姿を現したのが同年代の僕だったからか、彼女の警戒心が若干だけど薄くなった。

 

「間違いだったら申し訳ないのだけど、もしかして月村家ゆかりの方だろうか? 僕は月村忍さんと高町恭也さんの……知人、みたいな者」

「お姉ちゃんと恭也さんの……?」

 

 そう答えつつも、ジリジリと非常ベルに近づく彼女。押されたらアリサの授業を妨害することになるので、それを手で制す。

 

「ん、二人の知り合い。だけどここへ来たのは別件、用事が済めば直ぐにお(いとま)するので、押さないで貰えるとありがたい」

「……学校に何のご用ですか?」

 

 尤もな質問に、僕は大きく頷いてお弁当の包みを見せつけた。

 

「ウチのアリサお嬢様に、ちょっとお弁当をお届けに」

「…………へ?」

 

 彼女は虚を突かれたかのように、変な声を上げるのだった。

 

 

◇◇◇

 

 

「じゃあお姉ちゃんや恭也さんの言ってた『ジーク君』と、アリサちゃんの言ってた『ウチに来てる事情持ちの留学生』って貴方の事だったんだね。……その“事情”が『魔法』っていうのは予想外だったけど」

「ん、そういうことになる」

「じゃあ改めまして、月村忍の妹の『月村すずか』です。呼ぶときはお姉ちゃんと同じで分かり難いから『すずか』でいいよ」

「バニングス家護衛兼執事見習い、ジーク・アントワーク、呼び方はお任せする」

「じゃあ『ジーク君』で」

「ん、了解。じゃあ僕は『すずか』、と」

 

 幸いにも直ぐに誤解は解け、僕はすずかに連れられて彼女が先ほどまで休んでいた“保健室”とやらにお邪魔していた。

 本当はここに教員の方が在室しているらしいのだが、偶然にも今日は出張で不在とのことだ。

 

 お互いに二つ三つ、主にアリサや忍さん関係の取り留めもない会話を交わしたところで、僕は気になっていたことを聞く。

 

「そういえば、さっきはなんで僕に気づけたの?」

「えっと……ジーク君は私たちの家の事情はどのくらい知ってる?」

「ん、いや全く知らないけど、特殊な事情が有りそうだな、とは」

 

 僕がせいぜい把握してるのは、屋敷の異常なまでの警備体制と、忍さんと恭也が恋仲である事くらいか。

 そもそもが、出会う機会が翠屋で僕がお茶している時に、恭也目当てでやってくる忍さん(店で働いてもいるらしいけど)と話すくらいの間柄である。

 

 僕もあちらもお互い特殊な事情が有りそうだと察しは付いているので、それに触れないよう注意はしているが。

 

「そっ……か。ちょっと待って」

 

 そう一言断りを入れた彼女が何やらケータイをポチポチいじると、ほぼ間を置かずに手の中のケータイが小刻みにバイブした。

 

「えっと、細かな事情はお姉ちゃんが後で説明するから、都合の良い時に私のウチに来て……って」

「ん。じゃあ恭也に会ったときに適当な日時を幾つか伝えるから、その中から選ぶ感じで」

「うん、そうお姉ちゃんに伝えておくね。…………えっと、それで、さっきジーク君に気づいた理由なんだけど――」

 

 僕の回答に頷いた彼女は、いったん間を置いて居住まいを正すと、言葉を慎重に選ぶようにゆっくりと口を開く。

 

「――私たちの一族はちょっと特殊で、月の満ち欠けの周期で力……というか能力が強くなると言うか…………ともかく、ちょうど今日は能力が強くなる日なんだけど……ジーク君、今日何処か怪我したりしなかった?」

「むぅ……? 怪我というか、ちょっと前に薄皮一枚剥けて血が滲んだくらい」

 

 僕の答えに得心がいったのか、すずかが小さく頷く。

 

「うん、たぶんそれかな。血の匂い(・・・・)がすぐそばでするのに、姿が見えなかったから、誰か隠れてるのかな……って」

「ふむ、そゆことか」

 

 かすり傷程度でこれなら、血煙漂う戦場に行こうものなら大変だろうなぁ……と益体(やくたい)もないことを考える。

 

「いま私が話せることはこのくらい、かな。後はお姉ちゃんが説明してくれると思う」

「んむ、それだけ分かれば充分」

 

 さすがにたったこれだけの出血で感づかれるとは想定外だ。とりあえずこれからは消臭系の魔法も組み込むべきかと頭の片隅に留めておく。

 

「あ、授業終わっちゃった」

「……む、これがチャイムって奴か」

 

 僕は頭上のスピーカーから響く鐘の音に目を細めた。

 

 チャイムの終了と同時に、校内が一気にざわざわと騒がしくなる。

 

「むぅ、お弁当アリサに渡さねば」

「あ、私がアリサちゃんに渡そうか? それともアリサちゃんを呼んだ方がいい?」

「ん……直接手渡しがいい」

 

 僕に託された届け物だ、直接渡すのが筋ってものだろう。

 

「そっか。……じゃあ、ジーク君は階段を登って屋上で待ってて? いつもアリサちゃんとは、そこでお昼ご飯だから」

「んむ、ありがとう、手間取らせて申し訳ない」

「気にしないで。……じゃあ屋上で」

「ん」

 

 僕は彼女に頷いて再度姿を消すと、そのまま静かに屋上へ向かうのだった。

 

 

◇◇◇

 

 

「な、なんでジーク君がここにいるの!?」

「仕事だ。というかアリサとすずかはいいけど、高町はお呼びでない」

「酷い言われようなの!?」

 

 屋上にアリサとその同行者以外を人払いする魔法を掛けて待っていたら、アリサとすずかに加えて高町がオマケで付いてきた。

 

「アンタ達、いい加減仲良くなりなさいよ全くもう……ジークお弁当ありがとう、助かったわ」

「ん、以後気をつけるように」

 

 最初こそやれやれと言わんばかりにため息を吐いたアリサが、両手を合わせつつウィンクしながら小さく舌を出して僕に頭を下げる。

 僕も鷹揚にうなずき返してアリサにお弁当を手渡した。

 

「それにしても、今日は屋上が私たちの貸し切りね。いつもはもっと人がいるのに、珍しい」

「ちょっと細工したから」

 

 アリサに微笑みつつ片目をつむる、つまりはそういうことだ。

 

「ふぅん? ……帰ったら教えてね」

「ん」

 

 僕はアリサに首肯すると、その場を去ろうと口を開く。

 

「じゃ、僕はそろそろ――――」

「え、帰っちゃうの? せっかく来たんだから一緒にお昼食べなさいよ。お弁当は私のを分けたげるから」

「そうだよ、私のも分けてあげるから」

「むぅ――――」

 

 ここまで言われて、帰るのも悪いか。

 

「――――今日だけ、特別」

 

 

◇◇◇

 

 

「ふふ♪」

「どしたの?」

 

 食後のデザートと言うタイミングで、先ほどから上機嫌なアリサに疑問の目を向ける。

 

「んー、ジークと一緒に学校通えたら、こんな感じなのかなぁ……って」

「ん、きっとこんな感じ」

 

 僕は頷きつつ、デザートのイチゴをフォークに刺してアリサに差し出す。

 

「あむ♪」

 

 イチゴを頬張ったアリサは僕へと寄り添って、何処か楽しそうだ。

 

「――――ふふ♪ やっぱり♪」

 

 その様子を見ていたすずかが、得心が行ったと言わんばかりに笑みをこぼした。

 僕とアリサはその様子に目を見合わせて静観する。

 

「どうしたの、すずかちゃん?」

「ん……っと、なのはちゃんは少し前からアリサちゃんの雰囲気が変わったの気が付いてた?」

 

 高町の問いにすずかが疑問で返す。

 

「ふぇ、いつ頃から?」

「たぶん4月過ぎくらい」

「うーん……?」

 

 高町はすずかの言わんとすることが解らないらしい。僕は僕でアリサと初めて会ったのがそれくらいだなぁ、と思いを馳せる。

 対するアリサは何か心当たりが有るのか、ボッと顔を赤く染めた

 

「ちょ、すずかストップ、ちょっとあっちで話しましょう? ね?」

「ふふ、大丈夫だよアリサちゃん、そんなに怖い顔しないで」

「いーからこっち!」

「はいはい」

 

 すずかの腕をつかんだアリサが、半ば強引に物陰へと引き釣り込んだ。

 物陰からは二人の会話が漏れ聞こえるけど、細かいことは聞き取れない。

 

「……アリサとすずかはどうしたの?」

「わ、私に聞かれても」

 

 むぅ、高町に聞いた僕が悪かった。

 

「お待たせ。なのはちゃん、ジーク君」

「二人で何を?」

「じ、ジークは知らなくていいわ!」

「?」

 

 どうやら話の内容は秘密らしい。

 戻ってきたアリサは再び僕の隣へ陣取ったが、ぴったり寄り添っていた先ほどまでより若干の距離がある。いつもは自分から近寄ってくるから、そんなこと無いのに珍しい。

 

 首を傾げて、僕の方から距離を詰めてみた。

 

「――――ちょッ!?」

 

 それだけ言って口を数度パクパクさせたアリサは、そのまま頬を染めて黙り込んでしまう。だけど今度は離れたりしない。

 

「アリサちゃん、私はアリサちゃんのこと応援するからね♪」

 

 グッと拳を握ったすずかが、……何というか楽しそうな笑みを浮かべて宣言してるけど何のことだろう。

 

「…………ありがと」

「「?」」

 

 何か言おうとしたアリサがいったん口をつぐみ、すずかから目を逸らしてポツリと礼を言う。

 状況の飲み込めない僕と高町、お互いに目を見合わせると同時に首を傾げたのだった。

 

 

◇◇◇

 

 

 あの昼食後に学校を辞した僕は、屋敷へと舞い戻る。ほぼ同時に、内ポケットのケータイが細かに振動した。

 

 届いたメールの送り主はデビッドさん、内容は今日の“授業参観”に関しての報告要請だ。

 

「ふむ」

 

 僕は今日の授業風景を思い起こしポチポチと感想を打ち込んで、撮影した動画を添付し返送した。その報告に返信が帰ってこなかったけど、デビッドさんは急がしい身の上だから良くあることだ。

 ちなみに送ったメールの末文はこうだ――――

 

『師匠として勝ちを褒めてやりたいけど、女の子としてはお淑やかさに欠けすぎる戦いだと思います』

 

 僕は送信を終えたケータイを閉じると、通常の仕事に復帰する。

 

 そして数時間後――――

 

「ジーク! パパに何てメール送ったのぉおおおおお!?」

 

 ――――帰宅したアリサに(すね)を蹴飛ばされるとは思いもしない僕なのであった。

 




2ヶ月ほど間が空いてしまい申し訳在りませんでした……orz

ちょっと“学校”のほうでテスト等色々とありまして、暇がありませんでした……。
今月末には卒業し、第一線に配属される予定です。

では、何時も通り補足等です。

>「これは……私としたことが、しくじりましたな」
デビッドさんによる、鮫島への指令です。
アリサがお弁当を忘れた場合、鮫島はそれを見逃してジークに届けさせる……という内容です。
ジークに『学校にいってみたい』と思わせるようにする策略の一環だったり。

>「顔面に当たればセーフだ、顔面で受け止め空中に球を浮かせ、それを捕れば問題ない!」
私の地元では顔面セーフでした。
サッカー部がヘディングで受けて取る……という技を披露していたことがありました。

>「無駄無駄無駄ァ! 必殺『炎のシュート』ォオオオオオオオ!」
元ネタは『炎の闘球児 ドッジ弾平』より。

>「「「「「さばげぶっ!?」」」」」
作者は忙しくて視聴できませんでした。orz

>コラテラル・ダメージ
シュワちゃんの某映画タイトルより、意味は『副次的な犠牲』。

>そこかしこに防犯カメラ
月村印の高性能品。

>「えっと、細かな事情はお姉ちゃんが後で説明するから、都合の良い時に私のウチに来て……って」
来訪フラグ立てました。(作者が忘れないようここに記載

> 僕は頷きつつ、デザートのイチゴをフォークに刺してアリサに差し出す。
お弁当はアリサがジークに『あーん』をしたので、逆にデザートではジークがアリサに『あーん』してる設定。

>「ん……っと、なのはちゃんは少し前からアリサちゃんの雰囲気が変わったの気が付いてた?」
本作のすずかさんには恋愛カウンターが装備されています。

>物陰からは二人の会話が漏れ聞こえるけど、細かいことは聞き取れない。
聞こうと思えば聞けるけど、聞いたらデリカシー的に不味いんじゃないかと言う思考が出来るようになった主人公の進歩。

>「アリサちゃん、私はアリサちゃんのこと応援するからね♪」
すずかはヒロイン候補ではありません、念のため。
アリサの恋愛成就のために、全力でサポートする気満々です。

これくらいですかね。
ではご意見ご感想、誤字脱字報告、作者への激励などお待ちしています。

現在45~47を平行作業で執筆中なので、今度は近いうちに更新できると思います。
R18版は7割ほど完成しました(小声

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