ベルの大冒険   作:通りすがりの中二病

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使徒

 

 

夕日の前にバーンが誓いを立てて数日、特に何かが変わった…という事は一切無かった

今のバーンは年相応の老人程の体力しかない、故に先ずは体調を万全の状態に整えてから…というのがバーンが出した結論だった。

失った筈の命を惜しむ理由はない、だが無駄に失う理由は更にない

命を賭ける事と命を投げ捨てる事は、全く以て意味は異なる

 

闇雲に無闇やたらに急いでも、物事は上手く行かない

物事には順序がある、何を為すにしても先ずは体からだ

下手な負担を掛けて全て台無しにしてしまったら、それこそ目も当てられない結果になるだろう。

きちんと食事をとり、良く眠る

時折体を動かして、徐々にその質と量を上げていく。

 

魔族の再生能力は高い、それが魔王クラスともなれば尚更だ

下手に回復呪文をかけるよりも自然治癒に任せた方が、肉体への負担もずっと少ない

それに今の自分は「衰弱」「疲労」という要因が大きい、回復呪文を使ってもそれは過剰効果となり…下手をすれば何時かの様に手や足を切り落とす事になるだろう。

 

……まあ、それでも失った物はあるが……

 

幸いにも体に後遺症らしいものはなかったが、やはり鬼眼の力や若き肉体は諦めるしかないだろう

微弱ではあるが、静養するに連れて着実に体力は戻っている

そして取り戻した体力に呼応して、魔力も着実に回復していった。

恐らく『鬼眼そのもの』が必要になる進化の力等は、もう二度と使えないだろう

だがしかし、魔力そのものが躰に宿っていればそんなものは些細な問題だ。

……嘗ての様に戦える様になるまで…凡そ数年、と言った所か……

今までの回復速度から、ざっと当りをつける。

 

嘗ての様に闘気を奮い、魔力を操り、思考を走らせ、自らの体で闘う

実戦や戦闘は、それだけで模擬戦や鍛錬とは桁違いの体力・精神力を消耗する

自分は相手を本気で殺そうとし、相手もまた自分を殺そうとする

その緊張感や緊迫感が生み出す心身への負担は、それ自体が桁外れにでかいからだ。

嘗て勇者に破れ自分が救った『魔王』も、その回復に十年以上の時間を要した

嘗て伝説の名工は、砕けた両腕の再生だけで七十年かかったという話だから…それ等を考えれば大分マシな方だろう。

……しかし、かと言ってあまり長い時間も掛けてはいられん……

人間の身体能力、個人差はあれどその最盛期は二十代半ばから精々三十そこそこ…と聞く

無論、戦いは身体能力一つで決まる程単純なモノではないが、自ら前に出る前衛タイプではその影響は大きいだろう。

……確か年の頃は、十二か十三程だったな……

 

相手はあの『竜の騎士』、普通の人間よりも肉体の最盛期は長いだろうが…それでもかけられる時間は長くて二十年程だろう

如何に自分の最終目標が魔界に太陽を照らす事だとしても、そこに嘗ての勇者一行が居なければならない。

互いに全力で正々堂々…等と言う綺麗事を口にする気はない

だが、相手が『劣化品』では意味がない…あの最終決戦以上の力を宿した勇者達でなければ、意味がないのだ。

 

自分を負かした相手を、自らの手で打ち倒す

如何に最終目標はあれど、これだけはバーンの中で決して譲れないものになっていた。

……それに、やる事も考える事も山積みだ……

なにせ自分にとって全てが未知の世界、故に金も無ければ家もない

そして何より、自分はこの世界に関しての知識が足りなすぎる。

 

知識とは誰でも所持する事が許された道具であり、時に名剣をも上回る武器になり、時に鎧以上の防具になる

力こそが全て、だが単純な力だけではただの魔物と変わらない

体力、魔力、知力、財力、武力…それら全てが『力』であり、故に自分が『大魔王』と成れた理由と言っても良いだろう。

だがしかし、世界そのものが変わったとすれば話は変わる

今の自分はこの世界において知らない事が多すぎる、それは決して無視できない事だろう。

そして何より

 

 

……余自身も興味がある……

 

 

数千年の時を生きた自分すらも把握していない、完全なる未知の世界

人間や亜人にエルフに加え、神々すらもが地上に降り共存し、作ってきた世界と歴史

年甲斐もなく気持ちが昂ぶり、もはや思い出せない童心を取り戻した様に精神は滾っていた

体が万全なら今すぐにでも世界中を見て回りたいが、それはまあ後の楽しみ…というヤツだ。

「しかし…降りてきた神々の殆どが迷宮都市に居を構えているとはな」

娯楽を見出した神々が集い、それぞれが認め『恩恵』を授けた人間達が集いし『迷宮都市』

間違いなく、この世界に於ける主要都市の一つと考えて良いだろう

それに世界は違えど、数多の神々を集める程の『ダンジョン』、これに関しても興味が尽きなかった。

 

そしてバーンはその情報が記載されている本を、半ばほど読み終えて

 

 

「バーン様ー見てください!こんなにリンゴ貰っちゃいましたー!一緒に食べましょう!」

 

 

読書の時間は少しの休憩に入った。

 

 

 

 

 

 

 

「…んー!甘い!」

「うむ、自然そのものが持つ旨味…悪くない」

「でもバーン様、本当に切らなくて良かったんですか?」

「良い、時にはこういう飾らない食し方も悪くない」

 

しゃくり、ざくり、と並んだ二人の口元からそんな音が響いていた

音の正体は、二人がリンゴを食する音…それも豪快に、皮付きの丸噛じりだった。

 

やや大きめに口を開いて果実に噛り付き、咀嚼するバーンを見て

『前歯全部もって行かれるんじゃあ…』と、少しだけ思っていたベルの心配もどうやら杞憂だった様だ

そしてベルもまたリンゴに噛り付く。

 

噛んだ瞬間、口の中を一瞬で満たして鼻へと吹き抜ける風味

シャクシャクと小気味良い歯応えに、芳醇な甘味とそこに潜む僅かな酸味

まさに『食べ頃』と思われるその味は、ベルは元より大魔王にも好評な様だ。

 

そして二人共芯以外を食べ終わり、軽く口元と手を布で拭い

 

「そう言えば、バーン様ってエルフなんですか? 皆は似てる似てるって言ってましたけど?」

「フム、確かに外見上の特徴は一致しているが、余はエルフではなく魔族だ」

「魔族? 御伽噺とかで出てくる悪魔の一つの?」

「…まあ、今はその程度の解釈で問題ないだろう。最も余は魔族を統べる魔王である訳だが」

 

「でも、村の皆は違うって言うんですよねー。皆はバーン様の事をエルフのお爺さんって思ってるんですよー、何で信じないだろ?」

「それが普通の反応だ。実際今の余は年相応の老人と大して変わらぬ…故に少々不思議に思う、ベルよ…其方はどうして余の言葉を疑いなく信じた?」

 

「だって神様がいるんなら、魔王だっていてもおかしくないと思います」

「フム、道理だな。だが長い歴史の中でも神こそ現れど、魔王という存在は今まで現れていなかった記されていた…これはどう思う?」

「歴史が変わった瞬間ですね!」

「…確かに、その通りだ」

 

自分の質問に大して屈託のない笑顔と共に返された答えを聞いて、バーンも思わず小さく笑う

子供ゆえの純真さ、無邪気さというのもあるのだろうが…中々どうして、答えには幼子なりの筋が通っている

それにこのベルという少年、自分が指定した訳でもないのに自分の事を「バーン様」と呼んでいる

人間特有の狡猾さやズル賢さを感じさせないその響き、恐らくこの少年は自分の事を本当に心から『大魔王』であるという事を信じているのだろう。

 

そしてバーンは、今後の事を改めて考える。

 

 

――あと数日もすれば、体の自由を取り戻せる――

 

 

その時は自分は退院という事になるだろうから、先立って医療費の支払い…つまり、金の問題が出てくる

それに今後の生活を考えると、やはり金の問題は避けられないだろう。

 

――ベルの話では、ダンジョン以外でも魔物は出没するという話だったな――

 

迷宮都市はここから遠く離れた場所ではあるが、ダンジョンから生まれたモンスターは稀に地上に出てくる事もあるという

稀ではあるがその数は決して少ないという訳ではなく、時折群れをなして商隊や旅の一団を襲ったり田畑を荒らす事もあるという

そして魔物は死ぬとその屍は消失し核たる『魔石』が残り、稀に肉体の一部が『ドロップアイテム』となって残り冒険者達はそれを換金するという。

 

――リハビリも兼ねて、当面は資金調達に勤しむとするか――

 

地獄の沙汰も金次第、どうやらそのルールにおいては大魔王も例外ではない様だ。

 

 

――余自らが資金集めなど…果たして何千年振りだろうか?――

 

 

もうどれほど前になるだろう?

自分が嘗ての臣下やかの冥竜王と知り合うよりも遥か昔、まだ何も為し得ていない一人の魔族だった時以来だろう。

 

 

「…成程、初心忘れるべからず…か」

 

 

――と、どこか感心したかの様に

そしてどこか面白そうにその声は響いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…よーっし、洗濯終わり!」

 

吊るし上がった洗濯物を見て、満足げにベルは呟く

バーンと名乗った老人が目を覚まして、今日で二週間ほど経つ

既に本人もベッドから自由に降りる事ができ、散歩等の運動をしている

先日、医者と医療費や入院費の支払いについて話していたから、恐らくそう遠くない内に退院するだろう。

 

……色々あったなー……

 

ベルはこの二週間の事を思い出して、感慨深く息を吐き出す

例えば十日ほど前、ベルの祖父が遠出の用から帰ってきた。

 

そして自分が助けたバーンの事を知り興味を持ったので、バーンに祖父を紹介した時の事だ。

バーンは祖父の姿を、少しだけ注視して

 

 

『――成程、其方が神か――』

 

 

等と言い、そしてその言葉に対して祖父も…

 

 

『――よくぞ見破った大魔王!ワシこそが神じゃあぁ!――』

 

 

と、悪ノリを始める始末

ちなみにその直後二人はお互い大声で笑い出し、村医者から「うるっせえぞ爺ども!」ときつく注意されていた…のだが

 

「結局、お医者さんも一緒に酒盛りしてたもんなー」

 

帰って早々、二日酔いで死にそうになっていた祖父の姿は記憶に新しい

ちなみにその一件のおかげで二人は打ち解けたらしく、よく病室でチェスやカードをしている。

 

 

「…そう言えば、バーン様って退院したらどうするんだろ?」

 

 

何気なく、ベルはその事を考える

話では自分の城や家は全て『勇者一行』に破壊され、帰る場所もない『ホームレス』らしい

退院後はこの村に居を作るか、それとも村の外に出るのかは本人も考え中との事

 

本人曰く、近い内に世界を見て周りたいと言っていたので、そこまで村に長居するつもりはない様だ。

 

 

「…………」

 

 

何となく、だが…ベルは嫌だと思った

バーンと話した時間はそれこそ二週間程度、しかしその短い間で感じた事は正に『衝撃』の一言に尽きる。

 

ある時は話しているだけで、木漏れ日の中で緑森の中を歩いている様に思えた

ある時は傍に居るだけで、川の流れに身を任せて緩やかに漂っている様に感じた

 

話せば話すほどに、この老人について知りたくなる

知れば知るほどに、この老人に魅せられ惹きつけられていく

 

魅せられれば魅せられる程に、遥か遠い存在だと思った

惹きつけられれば惹きつけられる程、見上げる程に天高い存在だと感じた

 

もっと話したい、もっと知りたい、もっと近づきたい

もっともっと話したい、もっともっと知りたい、もっともっと近づきたい

 

 

だが、歯止めがかかる。

 

 

「………」

 

 

ベル自身、何となくだが理解している…『今の』自分が踏み込めるのは、ここまでだ

大魔王の退屈しのぎの世間話に付き合い、茶請け代わりに会話を提供する…それがベル・クラネルの限界だ。

 

もしも、そこから先に踏み込むのなら…今までの様にはいかない。

 

暖かい火も、近づき過ぎれば身を焦がす

太陽の光も、ずっと見ていれば目を焼く

 

あの『大魔王』から感じる魅力はそれと同じ類のものであり、下手に踏み込めば『その程度』では済まない

子供ながらに、ベルはその事を漠然と理解していた。

 

「…ま、仕方がない…か」

 

自分に言い聞かせるようにベルは呟く。

相手は大魔王、元より自分にとって住む場所居る位置が根本的に違う存在

それこそ御伽噺で出てくる『勇者』や『英雄』でない限り、踏み込めない領域にいる存在

 

だから、今はこのままでいい

未来や将来はどうだか分からないが、『今は』このままでいい…そんな風に思っていた。

 

 

――その日が来るまでは。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「バーン様、どこまで行かれるんですか?」

「其方も良く知っている場所だ」

 

それは満月が良く見える夜だった。

ベルは自宅からこっそりと抜け出して、バーンと共に夜道を歩いていた

夜道を歩くバーンの足取りはしっかりと安定していて、ベルから見ても既に杖などは必要ない程までに回復している事は明白だった。

 

二人が歩いているのは、ベルも良く知る道

そしてその道を辿って行く内に、何となくだがバーンの目的地が分かってきた。

 

「到着だ」

 

バーンが応える、そこは二人にとっての始まりの場所

あの日、死に掛けていたバーンを見つけた水場だった

 

「――ベル・クラネルよ、改めて礼を言おう。其方が居なければ、余はあの日命を落としていただろう…志半ばで朽ち果てていただろう」

 

星空を映し出す水面を見つめながら、バーンは語る。

 

「其方にはどれだけの言葉を尽くそうとも、余の気持ちを伝えきる事はできん。其方への感謝の念が尽きる事はない」

「ば、バーン、様?」

 

 

「故に、改めて言わせて欲しい…ありがとう、余は其方に救われた」

 

 

――感無量とは、正に今のベルの事を指すのであろう

もはや言葉に出せなかった、その気持ち、その衝動、その感動

例えどれだけの言葉を尽くしても絶対に言い表す事はできない程のものだった。

 

「何か其方に褒美を、と考えたのだが…生憎今の余は無一文ゆえ、形ある物で其方に礼を返すのは少々難しい

こちらは後で改めて其方に贈ろうと思う」

「は、はい!おっおきょこりょじゅかい!かん、しゃ!いたし…ます!」

「無理に返さなくともよい」

 

顔を真っ赤にしてガチガチに緊張しているベルを見て、バーンは面白そうに呟く。

 

 

 

「故に、余は今の余で其方の恩に報いる方法を考えた」

 

 

 

その瞬間、空気が変わる。

 

「故に余は其方にだけ見せよう…我が力の一端を」

 

その瞬間、光が変わる。

 

「故に余は其方にだけ見せよう…我が大魔王の力の一片を」

 

ベルは見る、バーンの姿を、バーンの両手に宿るその輝きを

 

大魔王の掌に宿る光の正体…それは炎

そしてその炎は、ベルが知る火や炎とは明らかに存在が異なる

 

恐らく少しでも触れれば、どんな人間でも一瞬で灰になるだろう

あの炎に包まれれば、例え魂すらも塵一つ残らず燃え尽きるだろう

熱さが違う、色が違う、燃え方が違う…そんなレベルの話ではなかった。

 

常識が違う、次元が違う、世界が違う…そんな言葉でも足りなかった。

 

「ベル・クラネルよ…しかとその眼に焼きつけよ」

 

次の瞬間、炎が変わる…ソレを形作っていく

激しい炎から双翼が生まれる、触れるモノを全てを灰にする炎からソレは生まれる。

 

それは強く大きく禍々しく、それは激しく美しく神々しく…大魔王の掌から産声を上げる。

 

「これが大魔王が宿す炎…大魔王が放つ焔だ」

 

そして大魔王がその名を呟く、その炎が羽ばたく。

 

 

 

 

 

「――カイザーフェニックス――」

 

 

 

 

 

 

そしてベルは『伝説』を、あるいは『神話』を見る

神炎の不死鳥は大魔王の掌から飛び立つ

 

紅蓮の軌跡を描いて雄々しく羽ばたく、夜空を翔け、星空を舞い、月夜に飛ぶ…そして空高く舞い上がり爆ぜた。

 

「フム、試し撃ちも兼ねてだったが…両手を使っても溜めにかなり時間が掛かる上に、威力・速度も半減とは…やはり早々上手くは行かぬか」

 

その呟きは、最早ベルには届いていない

その心は既に別の感情で埋め尽くされていたからだ。

 

ベル・クラネルは、その正体を垣間見た気がした

なぜ自分がこの老人にこれ程まで魅せられたのか

なぜ自分がこの大魔王にこれ程までに惹きつけられていたのか

 

今まで漠然としてた物の欠片を、一端を、輪郭を、この時確かに垣間見た。

 

 

――そして見てしまった以上、もう止まれない。

 

 

今まで見えてない物が見えてしまった以上、今まで知らなかった物を知ってしまった以上

ベルは自分の中で湧き上がる激情と衝動を、制御する術は知らない。

 

今までベルが踏み込めなかった領域

踏み込む為に足りなかったピースが、パチリと嵌まった様な感覚

 

後はベル次第だった

その最初の一歩を踏み出す、その領域に踏み込むのか否か

 

「…バーン様…」

 

もしも世界や運命に分岐点があるとすれば、それは正にこの時だっただろう

 

「…ぼ、ぼくは…」

 

もしもこの世界に大魔王というイレギュラーが現れなければ、この可能性は生まれなかっただろう

 

「…ぼ、僕に…」

 

しかし傾いてしまった、その選択に、分岐点に、可能性に

 

「――僕を!」

 

ベル・クラネルの運命は、傾いてしまった。

 

 

 

 

 

「――僕を!弟子にして下さい!――」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





アバンの使徒がいるなら、バーンの使徒だっていたっていいじゃないか!(迫真)
とまあ、第三話も何とか投稿できました。
三話目にしてカイザーフェニックス炸裂…果たして大丈夫なのだろうか?(ネタのストック的に)
ちなみにバーン様がベル君にカイザーフェニックスを見せた理由としては、恩返しと試し撃ちを兼ねてのもの、わざわざカイザーフェニックスを選んだ理由としてはちょっとしたファンサービスみたいなものです。メジャーリーガーが自分のファンの子にサインボールをプレゼントする様な感じだと思って下さい。

……そして今回の主役はやはりベルくん、一話でも名言してありますが作者は原作ベルくんが大好きなのでベルくんのキャラや性格を改変するつもりはありません。そこだけは予めご了承ください。
それでは次回に続きます。

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