違約・女神転生 A-DDS(Another Digital Devil Story) 作:mimimimi
ですが、だいたい、こんな雰囲気だった事は間違いないです。
アノ頃は良かった……色んな意味でw
<プロローグ:再誕する世界>
“東京受胎”
世界有数の大都会、首都東京は……たった一組の男女。一人の男と、一人の女の手によって、新世界を孕まされた。
母体となった旧世界を肉に、業深き人々の怨嗟、
煌天の輝きは、
創世の卵を求め、望む世界を創りだすことを夢見た、愚者共の争いが始まる……はずだった。
だが、それを良しとしない一介の……しかして、最強と
生まれいでるはずだった胎児は、胎児となる前に潰された。
かくして世界は、ひとつの終わりを迎え―――
―――未来を拒否した悪魔によって、
“
コレは、新しい世界の物語。
未来ではなく過去。
最強と成るはずだった悪魔の、混沌王と成るはずだった少年の、狂おしい望郷の念が引き起こした奇跡。
“未来”は“過去”と成り。
“過去”は“現在”と成った。
明けの明星の導きで、悪魔に堕とされた少年は―――
最強と成るはずだった力を捨て…最恐の敵で有り、最凶の友で有り、元凶たる星を道連れに、現世に帰還する。
―――西暦19**年
母校を失い、母を殺され、
世界の終わりと再生の儀に立ち会い、魔に堕とされ、友人知人を手にかけて、それでも抗い続けた―――創世の魔人となった少年。
事件の被害者であれど、それでも首謀者である兄を救おうと、己の身の危険を考えず、形振り構わず突き進む―――軽子坂高校、帰還者の少女。
文明が崩壊した大破壊後の世界、暴力が支配する世紀末的な世を嘆きながらも、魔道を修め、歪むこと無く正しく、逞しく生きる―――東京タワーの魔女。
かくして“彼ら”は、世界が終わったその日に……終わるはずだった世界に、舞い降りるのだった……。
――――
――
―
************
PC01:真1主人公
PC02:異1ヒロイン
PC03:雷堂ヒーロー
PC04:真3ヒーロー
PC05:真IFヒロイン
PC06:旧2ヒロイン
GM「……の予定だけど、キャラメイクはどんな感じ?」
PC01「真1だけだと芸がないんで、真1とIFのヒーローを混ぜてみた」
GM「カーン?」
PD01「設定は近い。軽子坂高校事件の生還者の一人で、アームターミナルくれた先生の勧めでメシア教と少し関わりがある」
GM「……って、ことは、PC5と関係あり?」
PC01「チャーリー選んでるからソレは無い」
GM「おkおk」
PC05「こちらも下ぼ……優しそうな人を選んだから無関係」
PC02「それでも、面識くらいあるんじゃないの? ぼっちの私と違って……」
PC03「いや、こっちは裏組織の人間だから重要人物の一人として、一方的だけど知ってるかもな」
GM「その辺は、PC側でテキトーに決めちゃっていいよ~」
PC06「大破壊後出身で、時代が違うので、どうあがいても、知ってる&知られてる要素が無いんだけど?」
PC04「それを言ったらこっちも、いわば夢オチ後なんで、裏も表も、世間的には一般人Aと変わらんがな」
PC03「一般人じゃなくて、野良悪魔Aだろ?
PC02「混沌王(LV:01)がWDで出てくるの? ……シュールだね!」
PC04「ちょ、出てたまるか!? オンリーワン! オレは、オンリーワンだから!!」
GM「はいはい、横道それすぎ。それに、どの道、導入後は知り合いになるんだから、無理に関連付ける必要はないよ~」
PC01「うん、無関係の方が、クロスオーバーとしては正しいから問題ない」
PC06「あれ? そっちはタイムスリッパーじゃないの?」
PC03「本人だと強すぎるし、弱体化イベントは好きじゃないんで、普通に子孫ってことにした」
GM「おや? GUMP持ちなのに、COMP適性無し? また、捻ったね~」
PC05「ドラゴンアームズで、
PC03「一応
PC04「意味ねえwww」
GM「はいはい、他のゲームの話はソコまで! ……じゃ、次、導入始めるよ~」
************
―
――
――――
<有り得ざる邂逅>
~新宿衛生病院。
時間帯のせいか、景気が悪いのか、患者もまばらな1Fのロビーに異質な風体の少年が姿を現した。
足をわずかに引き摺り、顔色も悪く浅くない怪我を追った少年。
だが刮目すべきは怪我ではなく、異質なその風貌。
片目を覆う無骨なゴーグル。
ソレとコードで繋がった、キーボードを貼り付けたような篭手。
そう、篭手としか称せない、片腕に半分以上被さった最新の軍用パーソナルコンピュータ。
“アームターミナル”を付けた少年が現れたのだ。
だがしかし、異質な風体の少年を見取った患者や医療関係者は、さほど驚くこともなく、一瞥しただけで済ませると。
淡々と受付を済ませ、ナースの問診を受けている少年に背を向け、各々は、雑談に、仕事に、TVの視聴へと日常へと戻っていった。
少年の姿は異質であるが……ソレは“日常”ではの話である。
ロビーに置かれたTVに映るは、角刈りの中年将校。
語られるは憂国と非常事態を知らせる宣言。
“東京戒厳令”
日常は、非日常へと変貌し……ソレを“日常”と人々は思い始めている。
―――時は世紀末。
不穏な世界情勢と、類初する凶悪犯罪。
そして極めつけの戒厳令。
人々はもはや、少年が変わった姿をしている程度では驚かない。
―――噂に上り、目撃者は語り、被害者は祈り、犠牲者は沈黙する。
見え隠れする“悪魔”の影に怯える人々にとっては、変わったファッション、その程度の事にすぎないからだ。
しかして、そんな傍観者らの目を引く男が現れた。
病院の奥から歩み出て、ロビーを抜けてエレベーターの前に立つ。
スーツ姿で、M時に切り込みの入った特徴的な髪型の中年男性。
本来取り立てて目立つ要素は無いはずだが、鋭すぎる眼光か、怜悧な雰囲気か、何れにせよ只者ではないと、そう感じたモノの目を引いた。
目を引かれたのは、
雑多な観客は、一度は眼を惹かれたが、何かに気づいたように目を逸らし日常に逃避する。
だが少年は、目を逸らさない。
視線に気づいた男もまた、少年の方を振り向く。
目線が合い、互いに怪訝な顔を浮かべ……静かに睨み合う。
互いに相手を値踏みするような視線を無遠慮にぶつけ合い、何かを確認するように、どちらからとも無く声をかけようとした瞬間。
「フツノ様~32番で、お待ちのフツノ・タカユキ様~4番の診察室へどうぞ~」
受付を終えてロビーで待っていた少年の名が呼ばれる。
同時に、チンっとエレベーターの到着を知らせる鐘が鳴った。
互いに視線が逸れた後、男は僅かな逡巡を見せたが、用事を優先して少年に背を向けた。
少年もまた、踏みだした一歩で傷が開き。僅かに顔を歪めると、男に背を向け、診察室に足を向け歩き出す。
「……そんな馬鹿な!? ココに入院してるはずですよ!!」
「いいえ、ですから入院患者名簿に、その人の名前はありません。
……ええ、はい。退院患者の記録にもありません。
―――失礼ですが、病院をお間違えになられたのではありませんか?」
そして、ロビーの受付で、同じ年頃の少年が騒ぐ声を背に、彼は診察室の扉を開き中に入った。
かくして現世に舞い降りた、
目の前に迫る、羽ばたく時を逃さぬために……。
――――
――
―
************
PC01「どう考えても氷川じゃないか。恨みは無いが敵だろ? ……とりあえず、声をかけるよ」
GM「先に診察を受けないと、HP回復しないけど良い?」
PC01「そうくるか……診察を受けるわ」
PC04「ほうほう、それじゃ次は、俺の番だな!」
GM「ちょい待ち。先に魔女の導入……と言うか前振りをやっとかないと」
PC04「にょろ~ん……」
PC03「ザマァwww」
PC06「お? 出番……じゃなくて、ハンドアウト説明って感じか……おkおk」
************
メタ部分のネタが、微妙に古いのは仕様です。
また、分かる人には分かる的なコアなネタを使ってるのも仕様です。
TRPG用語や、オリジナルシステムに関しては、本筋に関わる重要な部分のみ、解説を入れる予定です。